月末の本番に向けた実戦練習を続けています。
今回は、SPDC 9.07です。
SPDCシーズン9マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3044
SPDC 9.07= http://forums.gleemax.com/showthread.php?t=1214758

参加者は37名。
スイス・ラウンド4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションがあります。
4連勝ならトップ8当確。3勝1敗組9名前後から5名程度が抜けられる計算です。

今回の使用デッキですが。
当初はSteelを評価しようかと思っていたのですが、いつの間にかSteelはこの環境のトップ・メタの一角に挙げられるまでに成長してしまいました。
開始前の雑談でも、Steelにはどんなカードが効くかなんていうハナシをみんなでしたりしています。
今ここでSteelを使わなくても、合間に他の人の対戦を見てれば少しは様子が分かるだろうということで、今回はパスすることに。
Steelの他にもう二つ、ちょっと思いついたデッキがあったのですが、そのうちの1つを試してみることにしました。
レシピはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8904

最初は、「《掛け鍵のフェアリー》に《天主の勢力》つけて殴ったらツエンジャネ?」という発想で作り始めました。
確かにそれは対ビートダウンでは非常に強かったのですが、メイン・フェイズに動かないといけないのと、《天主の勢力》がついた状態でタフネスが2しかないのは対コントロールでちょっと厳しい(この環境のコントロールは、パワー2の飛行を良く使うのです)ということで、メイン・ターゲットを《露滴のスパイ》に替えたのがこれです。
《小川跳ね》に《天主の勢力》が付いたのがあんだけ強いんですから、《露滴のスパイ》に付けたって同じくらい強いはず。
サイドボードは、墓地対策に《亡霊招き》、《大霊の盾》対策(と、ターン2の《小川跳ね》《天主の勢力》対策)に《送還》、ビートダウン対策に《恐怖》、コントロール対策に追加の《否認》と《妖精の計略》というふうにしてみました。
所詮はちょっと思いついただけのデッキなのでどのくらいやれるか分かりませんが。

■第1ラウンド vs plateddragon
このお相手、SPDC 9.06までの時点で、累計シーズン・ポイント第8位の方です。
いきなりですなー。
…まあ、わたしは第4位なんですけども。
http://tinyurl.com/spdc9points

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも島《エスパーの全景》《広漠なる変幻地》の7枚をキープです。

あちらは、《森》、《ジャンドの全景》を使ってターン2に《沼》、《山》を置いたターン3に《燃えさしの織り手》。
これは直ちに《名も無き転置》しました。
続くターン4の《朽ちゆくヒル》には《魂の操作》。
こちらが後手なので、ターン3に《朽ちゆくヒル》を出されていたらすぐには対処できないところでした。
指運と言えばそれまでですが、ビートダウンとしてはプレイの順序は難しいところですね。
《霊魂放逐》1枚しか持ってないことだってあるわけで、どちらが正解とはなかなか言い難いところです。
ところがターン5に手札4枚と3色5マナから何も動きがありません。
普通のジャンド・ビートダウンかと思ってましたが、どうもそういうわけでもないんでしょうか。
ターン6も動きなし。
その間こちらは《思案》2発とフェッチ土地でマナを整備して、ターン6の裏に《やっかい児》で様子を窺ってみましたが、これは直ちに《火葬》。
すると残る3枚のハンドも、火力や《途方もない力》などなのかしら。
ターン7も動きなし。
ようやく6マナ揃ったこちらは、《魂の操作》のための3マナを残しつつ、《泥棒スプライト》。
《森》が公開されたので捨てさせます。
フラッドしてるのかもしれません。
ターン8に《暴力的な突発》。
このカード、入れてる人も多いんですけど、わたしはあんまり評価してません。
このときも《火葬》がめくれて本体に3点のみ。
多分あちらが期待していたカードではなかったことでしょう。
返しに2ターン連続となる《泥棒スプライト》。
今度は《火葬》《暴力的な突発》と出てきました。
こちらはハンドに《魂の操作》と《天主の勢力》を握っているので、ここは《火葬》でしょうかね。
あちらの残りハンドは2枚になりました。
ターン9は動きなし。持ってるはずの《暴力的な突発》も撃ってきません。
攻撃してライフを17-17のイーブンにしてから、3ターン連続の《泥棒スプライト》。
これで手札をすべて覗けます。何を持ってるのか見せて欲しいんですなー。
これに対応して《暴力的な突発》がプレイされました。
あちらは《山》を1枚しかコントロールしていないので、3枚ある手札の中で、この《暴力的な突発》が、捨てさせられると最も具合の悪いカードだということです。
とにかく何かクリーチャーを出したいということなんでしょうか。
続唱が誘発し、《護民官の道探し》に続いて《貪欲なるネズミ》がめくれました。
なんと、ジャンド・ビートダウンではなく、ジャンド・コントロールですねこれ。
デッキがGatherlingにアップされていないので、詳細は良く分からないのですが、おそらく、マナを伸ばしつつ火力とハンデスで相手を減速して、大型のクリーチャーと《圧倒する雷》でトドメを刺すデッキです。
すると、カウンターしなくてはならないのは《護民官の道探し》で、ネズミをカウンターしている余裕はありません。
幸いハンドにはすぐには使わないカードもあるので、ネズミは通して2枚ある《天主の勢力》のうちの1枚を捨てました。
《泥棒スプライト》の能力が解決されて出てきたカードは《圧倒する雷》が2枚。
ここまでにちゃんと2枚引いてるのは運がいいですね。ここで捨てなくてはならないのは運が悪いですが。
ターン10、あちらは7枚目の土地である沼をセット。
こうなると、最初の《泥棒スプライト》で《森》を捨ててしまったのが響きます。
3点と1点で殴り合って、ターン11に《ロウクスの粗暴者》。これは《魂の操作》でカウンターしつつ《やっかい児》を拾ってすぐプレイ。
あちらの唯一の手札は《圧倒する雷》であることが分かっているので、唯一の赤マナ源である《山》がタップしているこの状況では、対応は不可能です。
返しに悠々と《やっかい児》に《天主の勢力》をつけられますなー、とか思ってたら、ここであちらが投了でした。
結局土地は7枚止まり。
この辺も難しいところです。

このマッチ・アップはこちらが圧倒的に有利です。
《ロウクスの粗暴者》用にちょっと対策しますか。
IN: 《恐怖》*3
OUT:《やっかい児》*3

・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。こちらは島《エスパーの全景》の初手をキープ。

あちらはターン1から3ターン連続で境界石(火荒、脈火、火荒)。
あちらのターン4のエンドの《露滴のスパイ》がこのゲームの実質的な初動になりました。
アグロ・デッキ相手にフェアリーが先に動くとか珍しいですね。
ライブラリー・トップは《貪欲なるネズミ》だったので、ターン4は殴るだけに。
ターン5にやっぱり《貪欲なるネズミ》が出てきたので《呪文づまりのスプライト》。
そしてあちらは3色3マナと手札4枚を残してそれ以上の動きはなし。
さっきもそんな感じでしたし、これはうまく回ってないわけじゃなくて、そういうデッキなんでしょうか。
ターン5に土地を置けなかったわたしは《熟考漂い》を想起して島を補充。
5マナに到達しましたが、このデッキが動き始めるためにはあと1マナ必要です。
ターン6に《カラスの罪》が来ました。
フェアリー相手にハンデスするのは理に適ってはいますが、あちらは8枚の土地を並べないといけないデッキです。
《荒廃稲妻》の方がいいんじゃないかなぁ。見てないだけで入ってるのかもしれませんが。
こちらは、《否認》を温存して、2枚の《泥棒スプライト》から1枚をディスカード。
…したんですが、除去は《苦悶のねじれ》と《恐怖》があったし、《魂の操作》も持っていたので、ここは《苦悶のねじれ》でした。
《圧倒する雷》を手札にあるうちに抜いてしまいたい/使わせてしまいたいこちらとしては、《泥棒スプライト》はいっぱいあった方が良さそうです。
あちらは暫く手札が減りそうにないですし。
そのあちらはターン6、ターン7と土地を置けません。
こちらはターン7に島を引いていよいよ6マナに到達。
まずは《泥棒スプライト》2号で5枚のうちの3枚を覗かせてもらいましょう。
すると何故か、切り札のはずの《圧倒する雷》が3枚。
なるほど。
5枚の中から3枚ですから、どう公開しようが、どうせ《圧倒する雷》を捨てさせられるわけで、だったら他のカードを公開する意味はないですよね。
さすがにライフ・プレッシャーがきつくなったのか、《露滴のスパイ》に《火葬》が来ました。これは《否認》せずにマナを温存します。
そしてターン8の《燃えさしの織り手》に、温存したマナから《魂の操作》。《熟考漂い》を戻します。
こちらのターン8はそれまでに引いていた《泥棒スプライト》3号。
全部見せて下さいなー。
すると、3枚の手札はすべて《圧倒する雷》でした。
つまり、さっきは5枚中4枚が《圧倒する雷》だったっていうことですね(《燃えさしの織り手》をプレイせずに隠し持っていたのでない限り)。
引きはいいけど運は悪いですね…。
攻撃でライフは20-9。
《魂の操作》を切らしたので3マナ残す意味がなくなったこちらが《思案》をプレイしたところで、あちら投了でした。

plateddragonさんはここでトーナメントをドロップです。
試験的なデッキだったんでしょうか。
しかし、ラウンド1の対戦相手がドロップしてしまうというのは、あまりいいニュースではありません。

■第2ラウンド vs gonegold75
2回戦も強豪ですなー。
SPDC 9.06までの累計でシーズン・ポイント10位で、ここ2回は連続でトップ8に残っています。

あちらのデッキはDark Star。
レシピはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8913
gonegold75さんは、スタンダード・コモン構築のイベントではここのところDark Starを良く使っているようです。
レシピを見ると、サイドボードの《影餌付け》が新たな工夫ですね。
元々《大祖始の遺産》派だったのですが、宗旨替えでしょうか。
Dark Starは自分もけっこう墓地を使いますから、できれば遺産は使いたくないところです。
墓地対策を必要とするような相手は主にコントロールなので、ライフよりはクリーチャーが出た方がうれしいという理由でわたしは《亡霊招き》を使っています。
白マナでも使えますしね。
《影餌付け》が役に立ったかどうか、次回機会があったら聞いてみようかな。
あと、やはり《至福の休息》を外して《否認》4枚を積んでいます。

・第1ゲーム
あちらが先手を選んでダブル・マリガン。
こちらは島《エスパーの全景》の初手をキープ。
ダブル・マリガンだから楽勝だろうと思ったら、あちらは順調に土地を伸ばして《熟考漂い》2発。
一方こちらは2マナから伸びずにディスカードを続ける有様です。
その間も《器用な決闘者》で殴られ続けています。
マナが伸びてからも、カウンターを全く引けずに除去ばかりで、《熟考漂い》が出てきては除去し、それを《魂の操作》で戻されて、を繰り返してばかり。
除去が5枚もハンドで腐っている間に《器用な決闘者》で殴り切られてしまいました。

あちらには、「てっきりSteelかと思ってたよ」というようなことを言われました。
gonegold75さんとは、イベントの開始前にちょっとスパーリングしたのですが、そのときわたしは、ちょっとSteelに似た感じの新作のデッキを使っていたのでそう思ったのでしょう。
このデッキもそのうち試せるといいんですが。

フェアリーは、普通のビートダウンよりはDark Starに対しては強いと思うのですが、それでも有利と言えるマッチ・アップではありません。
やっぱり5割以上は負けじゃないでしょうか。
今回のわたしのデッキは、《天主の勢力》を入れている分、カウンターの手数が減っているので、普通のフェアリーよりも多分ちょっと不利になっていると思われます。
Dark Star向けのサイドボーディング。
IN: 《否認》*2《妖精の計略》*2《亡霊招き》*2
OUT:《苦悶のねじれ》*4《やっかい児》*2

《聖域のガーゴイル》も《熟考漂い》も、そもそも場に出したらダメだし、《器用な決闘者》には除去は通用しないので、《苦悶のねじれ》は落としてしまったんですが。
これは良くなかったかもしれません。
どちらかというと、《やっかい児》の方がいらない子ですよね。
《天主の勢力》を貼っても《熟考漂い》がいるだけで殴れなくなっちゃいますし、《器用な決闘者》を止めることもできませんし。

・第2ゲーム
先手を選んで沼《エスパーの全景》《広漠なる変幻地》をキープ。あちらもキープです。
あちらが沼島と並べたターン2に《急使の薬包》を置いたので、あちらのターン3のアップキープに《やっかい児》。
するとあちらはこれをカウンターできず、薬包を起動してドロー。
《平地》を置いてターンを終えるしかなく、《急使の薬包》2号がディスカードされます。
つまり、《急使の薬包》2枚がカード1枚と交換になったわけで、こりゃもしかしてうまくやったんじゃないの?
しかし、実はこちらのハンドにはカウンターが一切ありません。
ターン4は《やっかい児》で殴った後、《露滴のスパイ》に《天主の勢力》をつけてタップ・アウト。
覗いたあちらのライブラリー・トップは《聖域のガーゴイル》です…。
返しに当然そいつが出てきて《急使の薬包》を戻されます。
ターン5は《思案》でトップを覗きますが、欲しい除去もカウンターもなし。
しかし、ハンドに《広漠なる変幻地》があったので、ライブラリーはシャッフルしないで《やっかい児》を引き、それを出してガーゴイルをタップして殴って20-13。
ああ、この《やっかい児》が《苦悶のねじれ》だったら…。
続いて《広漠なる変幻地》を出してライブラリーをシャッフルします。
またしてもタップ・アウト。
返しにあちらは《熟考漂い》を素出しして、ブロッカーが揃ってしまいました。
ディスカードは《脳噛みつき》。いいカードですが、それを使ってる余裕は向こうにもないでしょうね。
こちらもここで除去引けないとピンチですなー。
しかし、ドローは《熟考漂い》。素出ししてドローに賭けたところ、《熟考漂い》《妖精の計略》と引きました。
単に除去を撃っても《否認》されるだけなので、カウンターは必要です。
が、それも除去があってこそ。
あちらは更に《聖域のガーゴイル》2号を盤面に追加して、墓地の《急使の薬包》は全量回収されてしまいました。
以下、あちらはマナを伸ばしながら《急使の薬包》でどんどんドローを進め、こちらのクリーチャーも、それに対するカウンターに対するカウンターも、それに対するカウンターに対するカウンターも悉くカウンターされ、何もできない状態になりました。
あちらの除去でこちらのクリーチャーは徐々に減っていきます。
ターン10に《意思切る者》が出てきて、5回殴られて参りました。

第2ラウンドで負けて、俄然厳しくなりました。
第1ラウンドの相手がドロップしてしまってますからなー。
gonegold75さんがこの後も勝ってくれることを期待するしか。

■第3ラウンド vs kehmesis
SPDCでは、すべてのマッチを観戦可能にセットしなくてはならない決まりがあります。
ところが前のラウンドでこの方はその規則違反をしたので、周囲から非難ごうごうでした。
当然両者マッチ・ロスかと思いきや、特にお咎めなし。
まあ、PREですからその辺は甘いところがあります。

・第1ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらは島1枚と《思案》のある初手をキープ。
なんとか第1ターンに2枚の《エスパーの全景》を確保できました。
あちらは、島沼山と置いて、初動はターン3の《思案》。
まだどんなデッキなのかさっぱり分かりません。
こちらは土地が3枚でストップしてしまい、ターン4には仕方なくメイン・フェイズに《露滴のスパイ》。これが《砕けた野望》を食らいます。
お互い《島》がめくれてこちらは一安心。
ターン5のこちらのエンドに、あちらは《意思切る者》をサイクリング。
色の割に、意外なカードがいろいろと入ってますね。
土地から、黒赤《荒廃稲妻》に青をタッチしたようなデッキを想像したのですが、ここまでは青黒コントロールに赤をタッチしたような感じです。
ターン6にあちらは土地を置けず、キレ《熟考漂い》。
当然《魂の操作》でカウンターして、《露滴のスパイ》を戻します。
ところがターン7に、先に6マナに到達したあちらから《荒廃稲妻》。あー、やっぱ入ってますかそれ。
つまり、コントロール・メタのコントロール・デッキですね。
フェアリーに強いのはもちろんとして、おそらくDark Starあたりを食うのが狙いなのでしょう。
カウンターできないこちらは、2枚ずつあった《苦悶のねじれ》と《呪文づまりのスプライト》から1枚ずつをディスカード。
しかしこれは《苦悶のねじれ》2枚を捨てるべきでしたかなー。
除去はなくなっちゃいますが、まだもう一枚《魂の操作》がありますし、あちらはあんまりクリーチャーがたくさん出てきそうな感じではないですし。
エンドに《露滴のスパイ》をプレイしてみました。
ここで《魂の操作》を食らったら目も当てられないわけですが、幸いそれはなく、場に出ます。あちらのトップは《思案》。
《魂の操作》を持ってないならここが攻め時、ということで、返しに《熟考漂い》を素出し。
6枚目の土地と《泥棒スプライト》が手に入って、楽しみが増えました。
あちらは《苦悶のねじれ》で《露滴のスパイ》を取り除き、返しに《思案》から《熟考漂い》素出し。再びアドバンテージを取られます。
こちらはそれを《苦悶のねじれ》で除去して攻撃。17-16。
その裏は動きなく、エンドの《やっかい児》は《魂の操作》されてしまい、《熟考漂い》が戻されます。
殴って17-14。エンドに《苦悶のねじれ》されますが、次のターンはカウンター合戦になる気がしたのでこれはスルー。
ところがあちらは7枚目の土地を置いてゴー。《魂の操作》に対するカウンターがないので、動けないんですね。
そこでエンドに《呪文づまりのスプライト》を出してみました。
これが通って攻撃。17-13。エンドに《終止》。これも通す他ありません。こんなんばっかですなー。
お互い土地置いてゴーが続きますが、ターン12に8マナ貯めたこちらが《泥棒スプライト》。
5マナ立てておければカウンター2発撃てるので。
するとこれにはX=6の《砕けた野望》。
ちょっと迷いましたが、スプライトはアドバンテージ呪文なので、ムリしても通すことに。
《否認》して場に出します。《終止》を捨てさせました。
しかしこれは良くありませんでした。
あちらがここで満を持して《熟考漂い》。それには用意の《魂の操作》を合わせましたが、そこにX=1の《砕けた野望》。持ってました。
さっきの分をお釣り付きで取り返されてしまいました。
あちらのライブラリー・トップは《霊魂放逐》で、これをトップに残します。
だからと言って、あちらの残る1枚のハンドが《霊魂放逐》でない保証はありません。
いちかばちかで《魂の操作》で《熟考漂い》を拾ってプレイするか、《熟考漂い》を除去して殴るかの選択で、慎重に後者を選びました。
一応この選択は正解。
というのは次のターン14にあちらは《熟考漂い》をプレイしたので、こちらはそれを《魂の操作》で打ち消して《熟考漂い》を戻せましたので。
しかし、相手が《霊魂放逐》を握っているのが分かっているのに《熟考漂い》をプレイするわけにもいかず、攻撃してターンを返すのみ。17-11。
次のターン、ラッキーにも2枚目の《熟考漂い》を引きました。
《泥棒スプライト》の攻撃には《マグマのしぶき》を合わせられます。
あちらの残り手札は2枚。ならば攻めてみますか。
まずは《熟考漂い》1枚想起。当然《霊魂放逐》。
そして2枚目を素出ししようとしたら、果たせるかな《霊魂放逐》。
あちらの手札を空にはできましたが、こちらの手札も島1枚だけ。トップ勝負になりました。
まずはあちらが《荒廃稲妻》。《島》を叩き落されて、状況はあちらにも明らかに。
こちらは《否認》を引いて、続いて《熟考漂い》。これをすぐ素出し。
あちらは唯一の手札から《魂の操作》。良くそんなの引いてますなー。ですがこちらもそれを《否認》。人のことは言えません。
《やっかい児》と《魂の操作》を引いて、勝ったと思いました。
ところが次のあちらのドローは3枚目の《荒廃稲妻》。11-11。再びトップ勝負。
2回殴ったところで、4枚目の《荒廃稲妻》。《島》と《名も無き転置》を捨てさせられ、8-7。
更に1回殴った次に《思案》を引かれて《熟考漂い》。
こちらのハンドは《島》のみ。
引いた《マグマのしぶき》でこちらの《熟考漂い》を除去された次のこちらのドローが《天主の勢力》でした…。
その後少しだけ攻防がありましたが、手数に勝るあちらに悉く対処された後、《意思切る者》が立て続けに出てきて投了です。

これはもう何というか、目の仇状態のマッチアップで、とても勝てる要素があるとは思えませんが…。
まあ一応。
IN: 《亡霊招き》*2《否認》*2《妖精の計略》*2
OUT:《やっかい児》*2《泥棒スプライト》*4

とにかく手数を増やすことを考えてこうしました。
コントロールにはハンデスがいいのはその通りですが、《泥棒スプライト》は《魂の操作》のいい的で、通すだけでエネルギーを使い、カウンターのマナを残せません。
貴重なアタッカーの《やっかい児》は本当は残したいところです。
代わりに《苦悶のねじれ》なんかを抜きたいところなんですが、《意思切る者》を押し通されるとちょっとどうしようもなさそうなのでそれもできず。

・第2ゲーム
先手を選んで島沼沼《エスパーの全景》の初手をキープ。あちらもキープです。
お互いに《思案》からスタート。
あちらのターン3のエンドに《やっかい児》を打ち消させてからターン4に《熟考漂い》想起で先にアドバンテージを取ります。
マナの伸びないこのあたりは、瞬速生物を持つフェアリーも多少自由に動けるのですが。
後続が続かず、お互いにマナ基盤の整備だけが続きます。
ターン7にあちらが《荒廃稲妻》を撃ち、島島沼3枚だけになったところで、こちらから仕掛けました。
まず、その《荒廃稲妻》には《否認》。
続いて《魂の操作》で《やっかい児》を拾おうとします。
これは《亡霊招き》で妨害されました。うーん。《荒廃稲妻》を《否認》すべきじゃなかったか。
何らかの妨害があることは折込済みでしたが、本命は《熟考漂い》の方で、そちらがうまくいくかどうか。
ターン8に引き続き《熟考漂い》に《魂の操作》。そして素出ししようとしましたが、これが《霊魂放逐》。
3マナから2発レスポンスされて3枚分のアドバンテージを失ってはとても勝てません。
返しに《荒廃稲妻》で手札を空にされ、ここで投了でした。

最終ラウンドを待たずしてトップ8の目がなくなるのはこれまでで最低の成績です。
が、最後のラウンドまでちゃんとプレイすると、ドア・プライズの受賞資格が得られるので、次の最終ラウンドもやることに。

■第4ラウンド vs xarik
このラウンドに入る前に、しきりにぼやいてました。
間違ったカードを入れてしまった、デッキをもっと調整しないと、とかなんとか。
どうもこのフォーマットは初めてのようです。
さっきちょっと見学したところでは、確かに普通あまり見ないカードがいくつか使われているようです。
緑白青の賛美ビートダウンなのですが、《灰毛のレオトー》とか《雄々しい守備兵》とかが入っています。
地上クリーチャーのいないこちらにはあまり効かないクリーチャーです。
もしかしたら《大霊の盾》も入っているのかもしれませんが、それは確認できませんでした。

・第1ゲーム
先手を選んで島《エスパーの全景》《広漠なる変幻地》の初手をキープ。
あちらは1マリガンでした。
初動は、平地、森と置いたあちらターン2の《バントの信刃》で、これには《苦悶のねじれ》。
あちらターン3のアップキープに《やっかい児》で平地をタップしたら、平地を置いて《結晶化》が来ました。
森の方にすればよかったかな。
でも森も持ってたかもしれません。
続いてはターン4に《雄々しい守備兵》。
それは通しますが、次の《器用な決闘者》には《魂の操作》です。
ターン5は動き無く、どうやら弾切れのようです。
ターン6に《アクラサの従者》。通します。
ターン7のアップキープに《やっかい児》であちらの唯一の青マナ源の《島》をタップ。
でも《アクラサの従者》2号がプレイされてあんまり関係ありませんでした。
《アクラサの従者》1号の攻撃に《苦悶のねじれ》を合わせて討ち取ります。
こちらは《思案》で《呪文づまりのスプライト》を引けたので、ターン8のあちらが《アクラサの従者》の攻撃だけであることを確認し、エンドに《名も無き転置》で従者を除去。
ターン9に《熟考漂い》が引けて勝負ありましたかなー。
空中から4点殴り、《バントの信刃》を《呪文づまりのスプライト》で打ち消してクロックを5点に増やし。
《アクラサの従者》《アクラサの守護者》と、クロック速度の上がらない相手よりも先に殴り切りました。

一応サイドボーディングしましょうか。
IN: 《恐怖》*3
OUT:《泥棒スプライト》*3

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも島沼《エスパーの全景》*2《広漠なる変幻地》の初手をゆとりキープ。
今回は先手の利を活かして、ターン3にあちらの《器用な決闘者》が場に出てしまいます。
こっちはマナはいっぱいあるので、《露滴のスパイ》を出して、殴り合いに行きました。
あちらは《灰毛のレオトー》を追加。しかし、後続が続きません。
こちらは《露滴のスパイ》2号を追加。クロックを逆転…と思ったら、1号に《送還》が来ました。
なるほど。3色5マナで手札4枚に何を持っているのかと思ってましたが。
ターン5にこちらは《熟考漂い》が引けたので、あちらに有効打がない間にカードを補充。ライフは15-16に。
あちらは更に《露滴のスパイ》を《送還》しつつ、《バントの信刃》。残る手札は1枚です。
《バントの信刃》はちょっとマズイので《名も無き転置》して、《熟考漂い》はブロックに回しました。
あちらは《平地》を置いてから手札1枚を抱えたまま、《器用な決闘者》と《灰毛のレオトー》で攻撃。
えーと、この環境に、この色で、《器用な決闘者》のパワーを+2できるようなインスタントは確かなかったはず。
ちょっとだけ自信がなかったのですが、おっかなびっくりスパイを出して《熟考漂い》とダブルで決闘者をブロック。
やっぱり何もなくて、《露滴のスパイ》と《器用な決闘者》が相討ちとなりました。
最も厄介なのが消えてくれたので、ひと安心。
《クァーサルの群れ魔道士》は、《露滴のスパイ》《呪文づまりのスプライト》と出して打ち消し。
《アクラサの従者》も《呪文づまりのスプライト》。
クロックが6点になり、続く2ターンで殴り切りました。

終了後xarikさんが、「青黒コン見るのもイヤだ」的なことを言っていたのですが、「ごめんね」と言うしかありませんなー。

2勝2敗の6MPですが、やっぱりオポが悪く、最終成績は17位でした。
ちょびっと期待していたドア・プライズもはずれ。
今日の収穫はシーズン・ポイント1点だけでしたー。

■デッキはどうでした?

やっぱり思いつきのデッキではダメでしたか。
良くよくデッキを眺めてみると、《天主の勢力》を付けたら勝ち、というわけでもないにも関わらず3枚分のスペースの食ってるのがダメのようです。
けっこう手札で腐ってましたし…。
つまり、コンセプトがそもそも成立していないようです。
DDWが《小川跳ね》に《天主の勢力》をつけても勝てるのは、火力のサポートがあるからなんですよね、考えてみれば。
《小川跳ね》が7回殴るわけじゃないんです。
というわけで、このコンセプトは一旦忘れて、次回は別のデッキを試してみたいと思います。

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