SPDC 9.08参加報告
2009年7月18日 ゲームその前に7周年イベントの「テンペスト」ウィークはどうなったんだっていうハナシなんですが。
「テンペスト」ブロックのシールド戦、わたしは比較的得意分野なので、できるだけ参加したかったのですが。
それと前後して、オラクルの大きな変更があったんですよね。
それで、わたしの運営しているカード検索データベースを、新しいオラクルに対応するようにデータの取り込み作業を始めたのです。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/carddb.php
ところが、変更されたのはオラクルの文章だけではなく、データ・ソースであるGathererの格納形式も微妙に変わっていて、プログラムを修正しないと取り込めない事態になっていたんですよ。
そのための作業をしていて、7周年イベントの方は諦めざるを得ず。
残念でした。
どうでもいいハナシのついでにもっとどうでもいいハナシ。
6/19発表7/1発効のヴィンテージ・フォーマットの制限カードの変更が、まだGathererに反映されていないので取り込めないという。
一体いつになったら反映されるのか。
手作業でパッチしてしまおうかしら。
そんなことをやりつつも、月末の本番に向けた実戦練習を続けています。
今回はSPDC 9.08です。
SPDCシーズン9マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3044
SPDC 9.08= http://forums.gleemax.com/showthread.php?t=1217560
参加者は36名。
スイス4ラウンドの後、トップ8によるシングル・エリミネーションがあります。
4連勝ならトップ8確定。3勝1敗9名前後から5名程度が抜けられる計算です。
最初に負けるとシンドイことになりますなー。
■今回の使用デッキ
MPDC 6.08で使う予定だったNo Steelを今回も使うつもりで調整していたのですが、どうやってもDark Starに勝てないことが分かってきたので、今回はパスです。
Dark Starが環境最強デッキではないかと疑っているわたしとしては、Dark Starに勝てないデッキを試す意味はあんまりないんです。
じゃあ、どのデッキでいこうかしら。
と思って、ここ最近のメタゲームを見直してみたのですが…。
あれ? なんていうか、ビートダウンに勝てないデッキが多くない?
Dark Starも、本来はビートダウンには強いデッキのはずなんですけど、最近はメインから《至福の休息》を抜いて《否認》を入れたタイプが流行ってたりして、ビートダウン耐性は下がっている傾向にあるようです。
黒赤やDDW系の台頭で、環境から純然たるビートダウンが駆逐されてしまった自然な帰結としてそうなっているんでしょうかね。
現在ただ今の時点で、ビートダウンがどこまでやれるのか、一度検証しといてもいいのかも。
というわけで、今日はステロイドを使うことにしました。
レシピはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8959
環境にはあまりビートダウンがいないという前提ですから、メインから《枝細工下げの古老》を積んで、《火葬》はサイド。
《器用な決闘者》を乗り越えるための《巨大化》系呪文を火力よりもたくさん入れています。
サイドには墓地対策と、《ヴィダルケンの異国者》を倒せる《帰化》と、万が一ビートダウンに当たったときのための《火葬》と《ボガーダンの炎魔》です。
どうなりますかなー。
■第1ラウンド vs hokusai22
いきなりビートダウン使いと当たってしまいました。
この方はここのところずっとステロイドを使っている方です。
今回のデッキはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=8962&mode=view
あんまりいないはずのビートダウンと初戦でミラー・マッチ。
わたしがメタゲームを読むと、大抵その反対になるんですよね。
先が思い遣られます。
・第1ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
こちらも森2枚だけの初手をキープできずに、森森山の6枚をキープです。
ところがこのゲーム、あちらが《ドラゴンの餌》でどんどんパーマネントを増やしてくるのに、こちらは土地9枚呪文7枚とフラッドしてしまいました。
しかも、生物を3枚しか引けていません。
《巨人釣り》を2発撃たれて参りました。
なるほど、環境にビートダウンが少ないと思えば、《ロウクスの粗暴者》なんかよりも、《ドラゴンの餌》と《巨人釣り》の方がいいかもしんないですね。
小癪な《魂の操作》に《熟考漂い》を戻しながらカウンターされたりしないですし。
ともあれ、予定のサイドボーディングを。
IN: 《ボガーダンの炎魔》*3《火葬》4
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》*4《途方もない力》*3
・第2ゲーム
先手を選んで《火荒の境界石》だけの初手をマリガン。
森《火荒の境界石》の6枚をキープ。
あちらも1マリガン。
今度はしかし、序盤2マナしか出ずに、ハンドの3マナ4マナのクリーチャーを出せずに弱ります。
《巨人釣り》を1発くらって残りライフ6。
火力を引かれたら終了という状況であちらの引きがぬるく、土地が伸びたこちらがそこからまくって勝ちました。
どうもマナ基盤が安定しませんね。
相手がビートダウンだということもあるので、少しマナ域を下げてみましょうか。
OUT:《枝細工下げの古老》3
IN: 《切り裂き隊の壊し屋》1《途方もない力》2
・第3ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは森森山山山山の初手をキープできず、森森《広漠なる変幻地》の6枚をキープ。
ところがこれが土地8枚呪文5枚の壮絶なフラッドになってしまい、生物すべて除去されて《巨人釣り》1発で終了でした。
どうもビートダウンはマナが難しいですね、やっぱり。
特に対ビートダウンのときは、ゆっくりしていられないのでそう感じます。
初戦負けで、トップ8進出の可能性はほぼなくなりました。
hokusai22に残り全勝してもらうしか。
■第2ラウンド vs foggyplanet
ところがいつまで経ってもお相手がやってきません。
ログインはしているようなのですが、PMしても反応なし。
10分経ったので、no showで2-0勝ち、と報告しようとしたまさにその瞬間にPMが返ってきました。
もう10分過ぎてるので、規則上はわたしの勝ちなんですけども。
こちらは実戦練習のためにここにいるので、トップ8の目がほぼなくなった現在、ここで不戦勝をもらってもあんまり意味はないんですよね。
という計算をして、何も言わずに対戦することに。
・第1ゲーム
先手を選んで森山《火荒の境界石》の初手をキープ。あちらもキープ。
あちらのデッキはDark Starでした。
しかも《意思切る者》が入ってる、わりとオーソドックスなタイプのやつですね。
となると、《至福の休息》も入ってるかもしれません。
とか思いながらやってたのですが、展開的には序盤から生物を畳み掛けて、あちらの態勢が整う前に殴り勝ちました。
Dark Starは、後手だと、ステロイドに対して除去が追いつかないことがままあります。
つまり、こちらが後手になる第2ゲームは、ちょっと厳しくなるということです。
IN: 《大祖始の遺産》2
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》*2
・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
こちらは森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》に《大祖始の遺産》が2枚という手で、どうしようか悩みましたが、サイド・カードが2枚もあるのは悪くはないはず、と大胆キープ。
ところがこれが大正解ですなー。
あちらは《急使の薬包》《エーテル宣誓会の盾魔道士》《意思切る者》に、《聖域のガーゴイル》を3枚も引いていて、序盤に《大祖始の遺産》を並べていなかったらどうなったことやら。
アドバンテージを取らせないプレイングを続け、《燃えさしの織り手》2体と《ロウクスの粗暴者》を並べ、《苦悶のねじれ》を連発されながらもごりごり殴って勝ちました。
■第3ラウンド vs Arnnaria
こちらの方は、いつもShield of Valeronを使っている方です。
今回のリストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8960
《ヴァレロンに仕える者》が入ってないので、デッキ名は「緑白アグロ」となってますけれど。
わたしもShield of Valeronは作って持っているのですが。
《大霊の盾》のターゲットとして、スで警戒を持っている《ヴァレロンに仕える者》は、《安寧砦の二人組》以上に最適だと思うんですがどうでしょう。
「アラーラ再誕」で優秀な2マナ緑白生物が増えたのは確かなのですが、だからと言って抜くなら《ヴァレロンに仕える者》じゃなくて、《安寧砦の二人組》の方ではないかと思うんですけども。
でも、Shield of ValeronのスペシャリストであるArnnariaはそういう選択をしていないので、つまりわたしはセンスがないってことです。なんてこった。
・第1ゲーム
先手を選んで森森森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の初手をキープできず、《森》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の6枚をキープ。
あちらはキープでした。
最初に出てきた《安寧砦の精鋭》は、《切り裂き隊の壊し屋》で突っかけて相討ちに。
その1/1《安寧砦の精鋭》に《大霊の盾》がついて3/3になりました。
《燃えさしの織り手》は《忘却の輪》されてしまいましたが、そこに《枝細工下げの古老》。
返しにあちらも《枝細工下げの古老》を出してきましたけど、こちらが先手の利を活かし、先に殴ってブロックさせてから《途方もない力》。《大霊の盾》と4/4をいっぺんに失ったあちらには挽回する力は残っていませんでした。
てゆーかビートダウン多い?
IN: 《火葬》4《帰化》2
OUT:《ロウクスの粗暴者》2《切り裂き隊の壊し屋》4
《ボガーダンの炎魔》は緑白にはいまいち効きが悪いので入れませんでした。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは森1枚の初手をマリガンして、森山の6枚をキープ。
つか全然初手キープできないんだけど…。
ここまで7ゲームで5回マリガンしてます。
マナ基盤24枚入れてるのにねー。
それはともかく、あちらのクリーチャーを、火力と《巨大化》系呪文で除去しまくって、一方的に残ったクリーチャーで殴りまくって勝ちました。
ハンドに《巨大化》系呪文しかない状態で、場に《ナヤの静刃》と《ジャンドの斬刃》がいるときに、《火荒の境界石》をわざと出さずにおいて、《ジャンドの斬刃》を除去させて被覆のなくなった《ナヤの静刃》に《巨大化》して残りの5点を殴り切る、なんていう技も使ってみました。
ラウンド3終了時点のStandingsを細かくチェック。
9点組4名は確定です。
6点組が13名いるのですが、オポの関係で、わたしはその中で10位。
わたしよりも上位の9名のうち4名がわたしとわたしより下位の3名に負けてくれて、残りの5名のうち2名だけが勝つというパターンだと、わたしは7位になるケースまでありそうです。
どうなることかとワクワクして待っていたのですが…。
第4ラウンドの組み合わせを見て初めて気がついたんですけど、SPDCって、順位順に組み合わせるんですね。
従来のマジックのトーナメント主催者ハンド・ブックに規定されていた組み合わせ方法では、同じMPを持つプレイヤーどうしはランダムに組み合わせることになっていました。
ところが、SPDCでは、ランダムではなく、その時点でタイブレーカーを適用して求めた順位が上位の方から組み合わせていくシステムになっているようなのです。
よって、わたしより上位のプレイヤーがわたしより下位のプレイヤーに負けるという状況は絶対に生じません。
わたしが8位以上に上がるためには、6点組6-7位、または7-8位の組み合わせの勝者のオポが、このラウンドの結果で下がることを期待するしかない、ということのようです。
■第4ラウンド vs maddog4000012
まあ、それもこれも、わたしがこのラウンドで勝たないと意味がありません。
頑張りますよう。
・第1ゲーム
先手を選んで森《広漠なる変幻地》《広漠なる変幻地》の初手をキープ。あちらもキープ。
ところが何故か先手第2ターンに《切り裂き隊の壊し屋》をプレイしておきながらアタックしないミス。
何をやってるんだか…。
あちらのデッキは黒赤ですが、《燃えさし打ちの二人組》が出てきました。
こいつはほっとくと《亜神の拳》とかがついちゃってよろしくないので、あちらのターン3に《グリクシスの邪刃》がプレイされたのに対応して除去。
その《グリクシスの邪刃》も除去しますが、こちらは3マナからマナが伸びておらず、火力を使った分クリーチャーの展開が遅れています。
あちらは《燃えさし打ちの二人組》弐号機を出してきて、とうとう《亜神の拳》がついちゃいました。
毎ターン5点くらいずつ殴られて、火力でトドメを刺されて参りました。
最後まで3マナしか出なかった…。
どうもマナのトラブルで負けるのが多くてかないません。
ともあれ、《亜神の拳》入り黒赤ビートダウン、ということですよね。
IN: 《ボガーダンの炎魔》3《火葬》4《帰化》2
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》4《ロウクスの粗暴者》1《ショック》2《途方もない力》2
こんなもんでしょうか。
・第2ゲーム
先手を選んで森森山《火荒の境界石》をキープ。
あちらはトリプル・マリガンでした。
ところがこちらはその後も順調に土地を引きつづけ、呪文4枚土地7枚の大洪水に。
トリプル・マリガンの割にとても良く回っているあちらに対して随分梃子摺りましたが、相討ちを強要しながらむりくり攻め立て、火力で仕留めました。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも森森山の初手をキープです。
今度はこちらがぶん回りました。
生物をどんどん引いてどんどんプレイ。
あちらの除去が不足して勝ちました。
3勝1敗の9MPですが、結果はどうだったかというと。
なんと、(オポーネント・マッチ勝率ではなしに)オポーネント・ゲーム勝率が4.4%不足しての9位でした。
ということは、最後のラウンド、2-0勝ちなら8位だったってことです(同点だったゲーム勝率で上回ることになるから)。
つくづく最初のアタックし忘れが悔やまれます…。
規定により、8位のプレイヤーとMP同点でトップ8を逃したプレイヤーには1SPが与えられることになっているので、参加賞の1SPと合わせて2SPをゲットしました。
SPDCは、次回7/23のSPDC 9.09が、今シーズン最後のレギュラー・イベントになるそうです。
その次の次の週には「基本セット2010」がリリースされますので、再来週の7/30は、招待制のワールド・チャンピオンシップが開催されます。
これは、シーズン中の獲得SP上位32名が招待されるのですが、わたしは既に累積20SPで、現在32位のヒトが次の週優勝してもわたしを抜けないため、出場権を確定しています。
どのデッキで出るか考えとかないといけませんね。
■ステロイドはどうでした?
この環境の高速ビートダウンの特徴として、マナ経営が難しいですね…。
ろくろく回らないのが普通という感じです。
他のデッキを使っていてステロイドを相手にしている場合、相手が勝手に自滅してくれるように感じることがけっこうあるのですが、今回何故そうなるのか非常に良く分かった気がします。
デッキのポテンシャルもさることながら、直球のビートダウンが若干軽視され過ぎてるような気がする現在のSPDCの環境にはマッチしているように思いました。
とはいえこのデッキをこのまま使うのはちょっと冒険かもしれません。
ステロイドのスペシャリスト、hokusai22が使ってた、《巨人釣り》型の方がいいのかな。
あれなら少し赤に寄せられて、もうちょっとマナ経営が楽な気がしますし。
次回はどうしますかなー。
追記:
>ところが、SPDCでは、ランダムではなく、その時点でタイブレーカーを適用して求めた順位が上位の方から組み合わせていくシステムになっているようなのです。
ホストのjamuraaによれば、これをやるのは最終ラウンドだけで、それより前のラウンドはランダムに組み合わせるんだそうです。
というわけで訂正します。
「テンペスト」ブロックのシールド戦、わたしは比較的得意分野なので、できるだけ参加したかったのですが。
それと前後して、オラクルの大きな変更があったんですよね。
それで、わたしの運営しているカード検索データベースを、新しいオラクルに対応するようにデータの取り込み作業を始めたのです。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/carddb.php
ところが、変更されたのはオラクルの文章だけではなく、データ・ソースであるGathererの格納形式も微妙に変わっていて、プログラムを修正しないと取り込めない事態になっていたんですよ。
そのための作業をしていて、7周年イベントの方は諦めざるを得ず。
残念でした。
どうでもいいハナシのついでにもっとどうでもいいハナシ。
6/19発表7/1発効のヴィンテージ・フォーマットの制限カードの変更が、まだGathererに反映されていないので取り込めないという。
一体いつになったら反映されるのか。
手作業でパッチしてしまおうかしら。
そんなことをやりつつも、月末の本番に向けた実戦練習を続けています。
今回はSPDC 9.08です。
SPDCシーズン9マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3044
SPDC 9.08= http://forums.gleemax.com/showthread.php?t=1217560
参加者は36名。
スイス4ラウンドの後、トップ8によるシングル・エリミネーションがあります。
4連勝ならトップ8確定。3勝1敗9名前後から5名程度が抜けられる計算です。
最初に負けるとシンドイことになりますなー。
■今回の使用デッキ
MPDC 6.08で使う予定だったNo Steelを今回も使うつもりで調整していたのですが、どうやってもDark Starに勝てないことが分かってきたので、今回はパスです。
Dark Starが環境最強デッキではないかと疑っているわたしとしては、Dark Starに勝てないデッキを試す意味はあんまりないんです。
じゃあ、どのデッキでいこうかしら。
と思って、ここ最近のメタゲームを見直してみたのですが…。
あれ? なんていうか、ビートダウンに勝てないデッキが多くない?
Dark Starも、本来はビートダウンには強いデッキのはずなんですけど、最近はメインから《至福の休息》を抜いて《否認》を入れたタイプが流行ってたりして、ビートダウン耐性は下がっている傾向にあるようです。
黒赤やDDW系の台頭で、環境から純然たるビートダウンが駆逐されてしまった自然な帰結としてそうなっているんでしょうかね。
現在ただ今の時点で、ビートダウンがどこまでやれるのか、一度検証しといてもいいのかも。
というわけで、今日はステロイドを使うことにしました。
レシピはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8959
環境にはあまりビートダウンがいないという前提ですから、メインから《枝細工下げの古老》を積んで、《火葬》はサイド。
《器用な決闘者》を乗り越えるための《巨大化》系呪文を火力よりもたくさん入れています。
サイドには墓地対策と、《ヴィダルケンの異国者》を倒せる《帰化》と、万が一ビートダウンに当たったときのための《火葬》と《ボガーダンの炎魔》です。
どうなりますかなー。
■第1ラウンド vs hokusai22
いきなりビートダウン使いと当たってしまいました。
この方はここのところずっとステロイドを使っている方です。
今回のデッキはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=8962&mode=view
あんまりいないはずのビートダウンと初戦でミラー・マッチ。
わたしがメタゲームを読むと、大抵その反対になるんですよね。
先が思い遣られます。
・第1ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
こちらも森2枚だけの初手をキープできずに、森森山の6枚をキープです。
ところがこのゲーム、あちらが《ドラゴンの餌》でどんどんパーマネントを増やしてくるのに、こちらは土地9枚呪文7枚とフラッドしてしまいました。
しかも、生物を3枚しか引けていません。
《巨人釣り》を2発撃たれて参りました。
なるほど、環境にビートダウンが少ないと思えば、《ロウクスの粗暴者》なんかよりも、《ドラゴンの餌》と《巨人釣り》の方がいいかもしんないですね。
小癪な《魂の操作》に《熟考漂い》を戻しながらカウンターされたりしないですし。
ともあれ、予定のサイドボーディングを。
IN: 《ボガーダンの炎魔》*3《火葬》4
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》*4《途方もない力》*3
・第2ゲーム
先手を選んで《火荒の境界石》だけの初手をマリガン。
森《火荒の境界石》の6枚をキープ。
あちらも1マリガン。
今度はしかし、序盤2マナしか出ずに、ハンドの3マナ4マナのクリーチャーを出せずに弱ります。
《巨人釣り》を1発くらって残りライフ6。
火力を引かれたら終了という状況であちらの引きがぬるく、土地が伸びたこちらがそこからまくって勝ちました。
どうもマナ基盤が安定しませんね。
相手がビートダウンだということもあるので、少しマナ域を下げてみましょうか。
OUT:《枝細工下げの古老》3
IN: 《切り裂き隊の壊し屋》1《途方もない力》2
・第3ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは森森山山山山の初手をキープできず、森森《広漠なる変幻地》の6枚をキープ。
ところがこれが土地8枚呪文5枚の壮絶なフラッドになってしまい、生物すべて除去されて《巨人釣り》1発で終了でした。
どうもビートダウンはマナが難しいですね、やっぱり。
特に対ビートダウンのときは、ゆっくりしていられないのでそう感じます。
初戦負けで、トップ8進出の可能性はほぼなくなりました。
hokusai22に残り全勝してもらうしか。
■第2ラウンド vs foggyplanet
ところがいつまで経ってもお相手がやってきません。
ログインはしているようなのですが、PMしても反応なし。
10分経ったので、no showで2-0勝ち、と報告しようとしたまさにその瞬間にPMが返ってきました。
もう10分過ぎてるので、規則上はわたしの勝ちなんですけども。
こちらは実戦練習のためにここにいるので、トップ8の目がほぼなくなった現在、ここで不戦勝をもらってもあんまり意味はないんですよね。
という計算をして、何も言わずに対戦することに。
・第1ゲーム
先手を選んで森山《火荒の境界石》の初手をキープ。あちらもキープ。
あちらのデッキはDark Starでした。
しかも《意思切る者》が入ってる、わりとオーソドックスなタイプのやつですね。
となると、《至福の休息》も入ってるかもしれません。
とか思いながらやってたのですが、展開的には序盤から生物を畳み掛けて、あちらの態勢が整う前に殴り勝ちました。
Dark Starは、後手だと、ステロイドに対して除去が追いつかないことがままあります。
つまり、こちらが後手になる第2ゲームは、ちょっと厳しくなるということです。
IN: 《大祖始の遺産》2
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》*2
・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
こちらは森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》に《大祖始の遺産》が2枚という手で、どうしようか悩みましたが、サイド・カードが2枚もあるのは悪くはないはず、と大胆キープ。
ところがこれが大正解ですなー。
あちらは《急使の薬包》《エーテル宣誓会の盾魔道士》《意思切る者》に、《聖域のガーゴイル》を3枚も引いていて、序盤に《大祖始の遺産》を並べていなかったらどうなったことやら。
アドバンテージを取らせないプレイングを続け、《燃えさしの織り手》2体と《ロウクスの粗暴者》を並べ、《苦悶のねじれ》を連発されながらもごりごり殴って勝ちました。
■第3ラウンド vs Arnnaria
こちらの方は、いつもShield of Valeronを使っている方です。
今回のリストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8960
《ヴァレロンに仕える者》が入ってないので、デッキ名は「緑白アグロ」となってますけれど。
わたしもShield of Valeronは作って持っているのですが。
《大霊の盾》のターゲットとして、スで警戒を持っている《ヴァレロンに仕える者》は、《安寧砦の二人組》以上に最適だと思うんですがどうでしょう。
「アラーラ再誕」で優秀な2マナ緑白生物が増えたのは確かなのですが、だからと言って抜くなら《ヴァレロンに仕える者》じゃなくて、《安寧砦の二人組》の方ではないかと思うんですけども。
でも、Shield of ValeronのスペシャリストであるArnnariaはそういう選択をしていないので、つまりわたしはセンスがないってことです。なんてこった。
・第1ゲーム
先手を選んで森森森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の初手をキープできず、《森》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の6枚をキープ。
あちらはキープでした。
最初に出てきた《安寧砦の精鋭》は、《切り裂き隊の壊し屋》で突っかけて相討ちに。
その1/1《安寧砦の精鋭》に《大霊の盾》がついて3/3になりました。
《燃えさしの織り手》は《忘却の輪》されてしまいましたが、そこに《枝細工下げの古老》。
返しにあちらも《枝細工下げの古老》を出してきましたけど、こちらが先手の利を活かし、先に殴ってブロックさせてから《途方もない力》。《大霊の盾》と4/4をいっぺんに失ったあちらには挽回する力は残っていませんでした。
てゆーかビートダウン多い?
IN: 《火葬》4《帰化》2
OUT:《ロウクスの粗暴者》2《切り裂き隊の壊し屋》4
《ボガーダンの炎魔》は緑白にはいまいち効きが悪いので入れませんでした。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは森1枚の初手をマリガンして、森山の6枚をキープ。
つか全然初手キープできないんだけど…。
ここまで7ゲームで5回マリガンしてます。
マナ基盤24枚入れてるのにねー。
それはともかく、あちらのクリーチャーを、火力と《巨大化》系呪文で除去しまくって、一方的に残ったクリーチャーで殴りまくって勝ちました。
ハンドに《巨大化》系呪文しかない状態で、場に《ナヤの静刃》と《ジャンドの斬刃》がいるときに、《火荒の境界石》をわざと出さずにおいて、《ジャンドの斬刃》を除去させて被覆のなくなった《ナヤの静刃》に《巨大化》して残りの5点を殴り切る、なんていう技も使ってみました。
ラウンド3終了時点のStandingsを細かくチェック。
9点組4名は確定です。
6点組が13名いるのですが、オポの関係で、わたしはその中で10位。
わたしよりも上位の9名のうち4名がわたしとわたしより下位の3名に負けてくれて、残りの5名のうち2名だけが勝つというパターンだと、わたしは7位になるケースまでありそうです。
どうなることかとワクワクして待っていたのですが…。
第4ラウンドの組み合わせを見て初めて気がついたんですけど、SPDCって、順位順に組み合わせるんですね。
従来のマジックのトーナメント主催者ハンド・ブックに規定されていた組み合わせ方法では、同じMPを持つプレイヤーどうしはランダムに組み合わせることになっていました。
ところが、SPDCでは、ランダムではなく、その時点でタイブレーカーを適用して求めた順位が上位の方から組み合わせていくシステムになっているようなのです。
よって、わたしより上位のプレイヤーがわたしより下位のプレイヤーに負けるという状況は絶対に生じません。
わたしが8位以上に上がるためには、6点組6-7位、または7-8位の組み合わせの勝者のオポが、このラウンドの結果で下がることを期待するしかない、ということのようです。
■第4ラウンド vs maddog4000012
まあ、それもこれも、わたしがこのラウンドで勝たないと意味がありません。
頑張りますよう。
・第1ゲーム
先手を選んで森《広漠なる変幻地》《広漠なる変幻地》の初手をキープ。あちらもキープ。
ところが何故か先手第2ターンに《切り裂き隊の壊し屋》をプレイしておきながらアタックしないミス。
何をやってるんだか…。
あちらのデッキは黒赤ですが、《燃えさし打ちの二人組》が出てきました。
こいつはほっとくと《亜神の拳》とかがついちゃってよろしくないので、あちらのターン3に《グリクシスの邪刃》がプレイされたのに対応して除去。
その《グリクシスの邪刃》も除去しますが、こちらは3マナからマナが伸びておらず、火力を使った分クリーチャーの展開が遅れています。
あちらは《燃えさし打ちの二人組》弐号機を出してきて、とうとう《亜神の拳》がついちゃいました。
毎ターン5点くらいずつ殴られて、火力でトドメを刺されて参りました。
最後まで3マナしか出なかった…。
どうもマナのトラブルで負けるのが多くてかないません。
ともあれ、《亜神の拳》入り黒赤ビートダウン、ということですよね。
IN: 《ボガーダンの炎魔》3《火葬》4《帰化》2
OUT:《切り裂き隊の壊し屋》4《ロウクスの粗暴者》1《ショック》2《途方もない力》2
こんなもんでしょうか。
・第2ゲーム
先手を選んで森森山《火荒の境界石》をキープ。
あちらはトリプル・マリガンでした。
ところがこちらはその後も順調に土地を引きつづけ、呪文4枚土地7枚の大洪水に。
トリプル・マリガンの割にとても良く回っているあちらに対して随分梃子摺りましたが、相討ちを強要しながらむりくり攻め立て、火力で仕留めました。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも森森山の初手をキープです。
今度はこちらがぶん回りました。
生物をどんどん引いてどんどんプレイ。
あちらの除去が不足して勝ちました。
3勝1敗の9MPですが、結果はどうだったかというと。
なんと、(オポーネント・マッチ勝率ではなしに)オポーネント・ゲーム勝率が4.4%不足しての9位でした。
ということは、最後のラウンド、2-0勝ちなら8位だったってことです(同点だったゲーム勝率で上回ることになるから)。
つくづく最初のアタックし忘れが悔やまれます…。
規定により、8位のプレイヤーとMP同点でトップ8を逃したプレイヤーには1SPが与えられることになっているので、参加賞の1SPと合わせて2SPをゲットしました。
SPDCは、次回7/23のSPDC 9.09が、今シーズン最後のレギュラー・イベントになるそうです。
その次の次の週には「基本セット2010」がリリースされますので、再来週の7/30は、招待制のワールド・チャンピオンシップが開催されます。
これは、シーズン中の獲得SP上位32名が招待されるのですが、わたしは既に累積20SPで、現在32位のヒトが次の週優勝してもわたしを抜けないため、出場権を確定しています。
どのデッキで出るか考えとかないといけませんね。
■ステロイドはどうでした?
この環境の高速ビートダウンの特徴として、マナ経営が難しいですね…。
ろくろく回らないのが普通という感じです。
他のデッキを使っていてステロイドを相手にしている場合、相手が勝手に自滅してくれるように感じることがけっこうあるのですが、今回何故そうなるのか非常に良く分かった気がします。
デッキのポテンシャルもさることながら、直球のビートダウンが若干軽視され過ぎてるような気がする現在のSPDCの環境にはマッチしているように思いました。
とはいえこのデッキをこのまま使うのはちょっと冒険かもしれません。
ステロイドのスペシャリスト、hokusai22が使ってた、《巨人釣り》型の方がいいのかな。
あれなら少し赤に寄せられて、もうちょっとマナ経営が楽な気がしますし。
次回はどうしますかなー。
追記:
>ところが、SPDCでは、ランダムではなく、その時点でタイブレーカーを適用して求めた順位が上位の方から組み合わせていくシステムになっているようなのです。
ホストのjamuraaによれば、これをやるのは最終ラウンドだけで、それより前のラウンドはランダムに組み合わせるんだそうです。
というわけで訂正します。
コメント