MPDC 6.08参加報告
2009年7月22日 ゲームいよいよ今週末に迫った本番に向けて実戦練習を続けています。
今回は、前回流会になったMPDC 6.08です。
MPDCシーズン6マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3041
定刻にMPDC部屋に集まってみると、珍しくZeroFusionが来ていました。
彼がMPDCのホストなのですが、近頃忙しく、普段は来ないんです。
それで、彼が不在の間、ホストの仕事は代理のparadjikovicがやる手はずになっているのですが。
「あのさー。paradjikovicと連絡取れないんだけど、誰か何か聞いてる?」
ありゃりゃ。
先週も来なかったんですけど。
インターネットでつながってるだけの我々。もちろん事情を知る者など誰もいません。
7月初めにメイルがあったのを最後に、音信不通なのだとか。
もしやparadjikovicの身に何かあったんでしょうか。
「しょうがないなー。誰か代わりにホストやってくんない?」
というわけで、今週はmaddog4000012がホストをやることに。
「普通maddogって口から泡吹いて吠えてるもんだけど、ホストをやるとは知らなかった。」
わたしも知らなかった。
しかし、まだシーズン半ばだというのに(MPDCシーズン6は、「ゼンディカー」のリリースまで続きます)こんな調子でだいじょぶなんですかなー。
定刻よりも30分遅れて登録が始まり、23名が集まりました。
スイス4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。
4戦全勝と3勝1敗はカット・オフを通過できますが、2勝2敗で通過できる者がいるかどうかは状況次第というところです。
■今回の使用デッキ
そんなわけで今回もやっぱりGatherlingに登録できるのは先になりそうなので、ここにリストを載せることにします。
「No Steel」
土地 (18)
1 《エスパーの全景/Esper Panorama》
5 《島/Island》
5 《平地/Plains》
3 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (17)
4 《器用な決闘者/Deft Duelist》
3 《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa》
3 《最前線の賢者/Frontline Sage》
3 《やっかい児/Pestermite》
4 《風生みの魔道士/Windwright Mage》
その他の呪文 (25)
3 《天主の勢力/Clout of the Dominus》
4 《急使の薬包/Courier’s Capsule》
2 《否認/Negate》
4 《苦悶のねじれ/Agony Warp》
3 《忘却の輪/Oblivion Ring》
3 《損ない/Unmake》
2 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
サイドボード (15)
2 《祓い士の薬包/Dispeller’s Capsule》
3 《亡霊招き/Beckon Apparition》
2 《否認/Negate》
4 《霊魂放逐/Remove Soul》
4 《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
「《風生みの魔道士》に《天主の勢力》つけて賛美して殴ったらツエンジャネ?」デッキその2。
前回これを使ったのは一週間前で、そのときはDDWとDark Starに負けたんでした。
そこで、DDW対策カードとして《損ない》と《忘却の輪》を増量し、Dark Star対策として《やっかい児》を入れました。
そうした対策カードへのアクセスを増やすべく、《最前線の賢者》も増量。
結果、《聖域のガーゴイル》が抜けることになりました。
前回のSPDC 9.08にはDark Star対策が間に合わなかったので回避したんですが、まあ先手さえ取れればこれでいけるだろうという感触を得て、今回再度のテストです。
DDWがこれで抑えられるのかどうかは不明、っていうか、相手の引きの問題の方が大きい気が。
■第1ラウンド vs Auroradragon
彼が、いわゆるBog Rock以外のデッキを使っているところを見たことがありません。
今回も多分そうでしょう。
だいたいこんな感じのデッキです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8785
本来は《沼うろつきのトネリコ》の入った緑青黒の中速コントロールなのですが(だから「Bog」)、最近のものはそれに白を足すようになっています。
でないと、《ヴァレロンの異国者》に手も足も出なくなりますので。
昔からあるアーキタイプなんですが、最近台頭著しい白青Steelに対して滅法強いので、ここのところ使用者が微妙に増えてるような気も。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも平地平地《原霧の境界石》《霧脈の境界石》をキープ。
途中までは、あちらの脅威を除去しつつのらりくらりとやってたのですが。
マナが全く伸びないところに《枝細工下げの古老》を2つ出されて、境界石を2つ壊されてみると白マナしか出ません。
呪文を唱えられなくなって参りました。
まあ、これは事故みたいなもんです。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《霊魂放逐》4
OUT:《否認》2《忘却の輪》2
良く良く考えてみれば、《霊魂放逐》はメインだったかも。
・第2ゲーム
先手を選んで島《広漠なる変幻地》《原霧の境界石》×2の初手をキープ。あちらもキープです。
序盤に出た《器用な決闘者》で地上を止めている間に、《やっかい児》を賛美して上から延々殴って勝ちました。
あちらはどうやらフラッドしたようで、除去も、追加のクリーチャーも引けなかった模様。
《巣穴のこそ泥》と《至福の休息》を見たので、再び少しサイドボーディングを。
IN: 《亡霊招き》1《忘却の輪》1
OUT:《風生みの魔道士》1《天主の勢力》1
・第3ゲーム
あちらが後手を選んだので、平地平地平地《エスパーの全景》の初手をキープ。あちらもキープ。
《器用な決闘者》を賛美して快調にビートダウンします。
《熟考漂い》には《霊魂放逐》。
更に《器用な決闘者》2号を盤面に追加したところで《膿絡み》が来ました。
これをカウンターできず、攻勢が止まります。
続いて《やっかい児》を賛美して殴り始めたら《至福の休息》。
後続を出せないまま、《カラスの罪》で手札のクリーチャー除去を根こそぎ落とされた後にクリーチャーを展開されて参りました。
言われてみれば《膿絡み》も《カラスの罪》も、自分のRockのサイドボードにはちゃんと入ってるカードです。
油断しましたなー。
あっさり負けて、トップ8に残るには、残り全部勝つしかなくなりました。
■第2ラウンド vs GatorG
・第1ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。こちらは平地平地という初手を見てちょっと考えたものの、2枚の《急使の薬包》に期待してキープ。
ところがどっこい、その後一切土地を引けず、呪文を1つも唱えることなく7ターン連続してディスカードして参りました。
あちらのデッキは緑白青黒Bog Rockでした。
でも《貪欲なるネズミ》を見かけなかったのと、《天球儀》が入ってるのが意外でした。
最初はドメインなのかと思ったー。
ちょっと普通のBog Rockとは違いそうですね。
ネズミも入ってないようですし、若干アグロ寄りであることを想定してサイドボーディング。
IN: 《霊魂放逐》4
OUT:《天主の勢力》1《やっかい児》2《苦悶のねじれ》1
・第2ゲーム
先手を選んで島平地《広漠なる変幻地》《霧脈の境界石》の初手をキープ。あちらは1マリガンでした。
序盤から《器用な決闘者》を2枚並べることができ、豊富な除去でバック・アップしながら休まず殴り続けて勝ちました。
どうもあちらはクリーチャー主体で除去の類は少ないようです。
さらに少し調整を
IN: 《苦悶のねじれ》《やっかい児》
OUT:《否認》2
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。こちらも島平地《原霧の境界石》《霧脈の境界石》の初手をキープ。
今度は《アクラサの守護者》を3体並べて、5/4《やっかい児》で殴って勝ちました。
除去は《苦悶のねじれ》を1枚見たきりで、それ以外は全く引けなかったようです。
白をタッチしていることからも、《忘却の輪》か《至福の休息》を入れているはずだと思うのですが、一切見ませんでしたなー。
運が良かったんでしょう。
■第3ラウンド vs olstyn
・第1ゲーム
先手を選んで島平地平地《広漠なる変幻地》《原霧の境界石》をキープ。あちらもキープです。
あちらは山山と並べて《川滝のミミック》。DDWですなー。
DDW対策はしたつもりなので、その真価が問われるマッチアップになりました。
除去はいっぱい持ってるこちらは、出てくるクリーチャーに順番に対処していきます。
あちらは土地が山3枚で止まっていて、クリーチャーを全部除去されたのに、満載の手札を抱えて動きがありません。
こちらは《器用な決闘者》を出して殴り始めたのですが…。
そこからものすごい勢いで本体に火力連射を食らい、最後は《欠片の飛来》連発で仕留められました。
どうやら満載の手札は、火力と土地(《炎の突き》で火力になる)だったようです。
久しぶりに、赤単のDDWとの対戦です。
それ用にサイドボーディングしましょう。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4《亡霊招き》3《否認》2
OUT:《アクラサの守護者》2《最前線の賢者》3《天主の勢力》1《損ない》3
これでそうそう負けないでしょう。
・第2ゲーム
先手を選びますが、《霧脈の境界石》だけの初手をキープできず、平地《広漠なる変幻地》の6枚をキープ。
あちらはキープ。
ところがいきなり《広漠なる変幻地》から《沼》が出てきました。
サイド・インしたのか元々なのかは分かりませんが、実は黒赤DDWだったようです。
《急使の薬包》でマナを伸ばそうと画策したら、直ちに《粉々》が飛んできてうまくありません。
除去を持たずにクリーチャーばかりのこちらは、《ヴィダルケンの異国者》を《アクラサの守護者》で賛美して殴り始めましたが、あちらの《川滝のミミック》2体に殴り返されてダメージ・レースは遅れをとっています。
《やっかい児》でタップして相討ち、なんてことを2回ほどしていたら、《荒廃稲妻》を食らって、ハンドの《ヴィダルケンの異国者》と《器用な決闘者》を落とされてしまいました。
3マナから一向に増えてくれないこちらがようやく引いた《霧脈の境界石》も出した返しに《粉々》されてうまくありません。
4枚入ってるはずの《否認》を一切引かないまま火力に焼き殺されて終了でした。
《粉々》のせいで思うようにマナが伸びず、ハンドのアンタッチャブル・クリーチャーをダンプできなかったのが負けにつながりました。
《大祖始の遺産》で墓地を掃除されても《風生みの魔道士》が飛べるように、《急使の薬包》4枚の他に、《最前線の賢者》で境界石を捨てることもできるようにしているのですが、今回はそれが仇になってしまいました。
マナ食いのDark Starなんかは、アーティファクト破壊でランデスされるのを避けるために、境界石を入れないことが多いのですが、このデッキの場合はなかなかそうもいかないんですよね。
デッキの構成上ハンデスには元来弱いですが、それにランデスも加わってしまうと余計にうまくありません。
《アクラサの守護者》を《エーテル階級の騎士》に戻すか、《聖域のガーゴイル》を戻すかして、境界石を減らす方向ですかなー。
でも《エーテル階級の騎士》ではパワー3の地上クリーチャーが止まらないんですよねぇ…。
さて、これでトップ8の目がなくなりました。
が、MPDCに参加しているのは元々実戦練習のためですので、最終ラウンドも続けます。
■第4ラウンド vs gonegold75
おっと、このヒトがこんなところにいるとは驚きですなー。
…と思ったら、6MP以上のプレイヤーが奇数であるために下当たりになったのですね。
それは不運ですね…(あちらが)。
それで、gonegold75はこの日記にも何度か登場していますけれど、Dark Starの使い手です。名手と言っていいでしょう。
それも、《否認》が入って《至福の休息》が入らない新世代Dark Starです。
これに勝てるように調整してきたわけですが、どうなりますやら。
このマッチ・アップは、《器用な決闘者》を先にいっぱい引いた方が勝ち、という側面があります。
こちらの狙いは、相手がその《器用な決闘者》を出そうとしたり、引くためにドロー・ソースを使おうとした隙にうまいこと《やっかい児》を合わせてマナを縛り、表のターンで《風生みの魔道士》《天主の勢力》を完成させるというところにあります。
まあ、気の長いハナシですね。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも平地《エスパーの全景》《広漠なる変幻地》をキープ。
今回はあちらの引きが芳しくなかったようで、こちらが序盤に出した《器用な決闘者》が殴り切って勝ちました。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《亡霊招き》2《否認》2《霊魂放逐》4
OUT:《苦悶のねじれ》4《最前線の賢者》3《天主の勢力》1
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらは沼1枚の初手をキープできず、平地平地《広漠なる変幻地》の6枚をキープです。
今回も、先に《器用な決闘者》を引いたのはこちらでした。
が、すぐにあちらにも引かれて、打消し合戦に負けて出されてしまいます。
他にどうしようもないのでこれは殴って相討ちさせざるを得ません。
長引いてあちらが《意思切る者》やら《器用な決闘者》弐号機やらを出してきたら、相討ちもしてもらえなくなります。
そして、次に《器用な決闘者》を引いたのもあちらで、こちらはこれもカウンターできず、そのまま殴り切られてしまいました。
・第3ゲーム
先手を選んで平地《霧脈の境界石》の初手をキープ。あちらもキープ。
今回は、3マナ揃えてあちらのターン・エンドに《やっかい児》をプレイし、あちらの唯一の青マナ源である《島》をタップしようとするところから始めました。
その《やっかい児》には《苦悶のねじれ》を撃たれてしまいますが、その結果、あちらが(白)しか出せない隙を作ることに成功しました。
返しのターンに《器用な決闘者》を出し、早速ビートダウン開始です。
あちらはこれに対処しなくてはならないのですが、土地が5枚で詰まってしまっていて思うようにいかないようです。
おそらく満載の手札には除去やカウンターがたくさんあるんでしょうが、こちらはそれを使わせないためにも、一切動きません。
ここで何かしないとディスカードするハメになる、というターンに、とうとう痺れを切らしたあちらが《熟考漂い》想起を仕掛けてきました。
《霊魂放逐》は《否認》されますが、更に《霊魂放逐》し、墓地に落ちた《熟考漂い》は《亡霊招き》で掃除します。
あちらがタップ・アウトした隙に、こちらは悠々と《風生みの魔道士》《天主の勢力》を完成させました。
残りライフ6のあちらはこれをどうすることもできず、投了でした。
2勝2敗の6MPでスイス・ラウンドを終了しました。
結局、6MPから2名がカット・オフを通過したのですが、わたしは初戦負けなのでオポが悪く、11位に沈みました。
■このデッキどうですか?
作戦どおりに運んでDark Starを倒すことができたのは良かったと思います。
一つの課題はクリアできたんじゃないでしょうか。
ですが、ハンデスにからっきし弱いのはどうにかしないといけませんなー。
環境にハンデスがいないならいいんですが、黒赤《荒廃稲妻》や、黒赤-DDWはまだまだ使われてますし。
Dark Starもそれらのデッキには比較的弱いところがあるのですが、《妖精の計略》をサイド・インしたりして対処できる幅があります。
No Steelは、メイン・デッキに必須パーツが多くて、そうした対策の余地をあんまり残せないのが問題です。
例えば、《荒廃稲妻》を入れるデッキに対してサイド・インするカードとしては、《ヴィダルケンの異国者》の方が優先度が高いわけで、なかなか《妖精の計略》まで積めません。
「いい線行ってるんだけど実戦では使いにくい」レベルですかなー。
前回のクラン大会でわたしはDark Starで出て黒赤-DDWに負けてるので、それが苦手なデッキはあんまり使いたくないですし。
本番前の実戦練習も残すところ後1回のみ。
何を使いますかなー。
今回は、前回流会になったMPDC 6.08です。
MPDCシーズン6マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3041
定刻にMPDC部屋に集まってみると、珍しくZeroFusionが来ていました。
彼がMPDCのホストなのですが、近頃忙しく、普段は来ないんです。
それで、彼が不在の間、ホストの仕事は代理のparadjikovicがやる手はずになっているのですが。
「あのさー。paradjikovicと連絡取れないんだけど、誰か何か聞いてる?」
ありゃりゃ。
先週も来なかったんですけど。
インターネットでつながってるだけの我々。もちろん事情を知る者など誰もいません。
7月初めにメイルがあったのを最後に、音信不通なのだとか。
もしやparadjikovicの身に何かあったんでしょうか。
「しょうがないなー。誰か代わりにホストやってくんない?」
というわけで、今週はmaddog4000012がホストをやることに。
「普通maddogって口から泡吹いて吠えてるもんだけど、ホストをやるとは知らなかった。」
わたしも知らなかった。
しかし、まだシーズン半ばだというのに(MPDCシーズン6は、「ゼンディカー」のリリースまで続きます)こんな調子でだいじょぶなんですかなー。
定刻よりも30分遅れて登録が始まり、23名が集まりました。
スイス4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。
4戦全勝と3勝1敗はカット・オフを通過できますが、2勝2敗で通過できる者がいるかどうかは状況次第というところです。
■今回の使用デッキ
そんなわけで今回もやっぱりGatherlingに登録できるのは先になりそうなので、ここにリストを載せることにします。
「No Steel」
土地 (18)
1 《エスパーの全景/Esper Panorama》
5 《島/Island》
5 《平地/Plains》
3 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (17)
4 《器用な決闘者/Deft Duelist》
3 《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa》
3 《最前線の賢者/Frontline Sage》
3 《やっかい児/Pestermite》
4 《風生みの魔道士/Windwright Mage》
その他の呪文 (25)
3 《天主の勢力/Clout of the Dominus》
4 《急使の薬包/Courier’s Capsule》
2 《否認/Negate》
4 《苦悶のねじれ/Agony Warp》
3 《忘却の輪/Oblivion Ring》
3 《損ない/Unmake》
2 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
サイドボード (15)
2 《祓い士の薬包/Dispeller’s Capsule》
3 《亡霊招き/Beckon Apparition》
2 《否認/Negate》
4 《霊魂放逐/Remove Soul》
4 《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
「《風生みの魔道士》に《天主の勢力》つけて賛美して殴ったらツエンジャネ?」デッキその2。
前回これを使ったのは一週間前で、そのときはDDWとDark Starに負けたんでした。
そこで、DDW対策カードとして《損ない》と《忘却の輪》を増量し、Dark Star対策として《やっかい児》を入れました。
そうした対策カードへのアクセスを増やすべく、《最前線の賢者》も増量。
結果、《聖域のガーゴイル》が抜けることになりました。
前回のSPDC 9.08にはDark Star対策が間に合わなかったので回避したんですが、まあ先手さえ取れればこれでいけるだろうという感触を得て、今回再度のテストです。
DDWがこれで抑えられるのかどうかは不明、っていうか、相手の引きの問題の方が大きい気が。
■第1ラウンド vs Auroradragon
彼が、いわゆるBog Rock以外のデッキを使っているところを見たことがありません。
今回も多分そうでしょう。
だいたいこんな感じのデッキです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8785
本来は《沼うろつきのトネリコ》の入った緑青黒の中速コントロールなのですが(だから「Bog」)、最近のものはそれに白を足すようになっています。
でないと、《ヴァレロンの異国者》に手も足も出なくなりますので。
昔からあるアーキタイプなんですが、最近台頭著しい白青Steelに対して滅法強いので、ここのところ使用者が微妙に増えてるような気も。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも平地平地《原霧の境界石》《霧脈の境界石》をキープ。
途中までは、あちらの脅威を除去しつつのらりくらりとやってたのですが。
マナが全く伸びないところに《枝細工下げの古老》を2つ出されて、境界石を2つ壊されてみると白マナしか出ません。
呪文を唱えられなくなって参りました。
まあ、これは事故みたいなもんです。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《霊魂放逐》4
OUT:《否認》2《忘却の輪》2
良く良く考えてみれば、《霊魂放逐》はメインだったかも。
・第2ゲーム
先手を選んで島《広漠なる変幻地》《原霧の境界石》×2の初手をキープ。あちらもキープです。
序盤に出た《器用な決闘者》で地上を止めている間に、《やっかい児》を賛美して上から延々殴って勝ちました。
あちらはどうやらフラッドしたようで、除去も、追加のクリーチャーも引けなかった模様。
《巣穴のこそ泥》と《至福の休息》を見たので、再び少しサイドボーディングを。
IN: 《亡霊招き》1《忘却の輪》1
OUT:《風生みの魔道士》1《天主の勢力》1
・第3ゲーム
あちらが後手を選んだので、平地平地平地《エスパーの全景》の初手をキープ。あちらもキープ。
《器用な決闘者》を賛美して快調にビートダウンします。
《熟考漂い》には《霊魂放逐》。
更に《器用な決闘者》2号を盤面に追加したところで《膿絡み》が来ました。
これをカウンターできず、攻勢が止まります。
続いて《やっかい児》を賛美して殴り始めたら《至福の休息》。
後続を出せないまま、《カラスの罪》で手札のクリーチャー除去を根こそぎ落とされた後にクリーチャーを展開されて参りました。
言われてみれば《膿絡み》も《カラスの罪》も、自分のRockのサイドボードにはちゃんと入ってるカードです。
油断しましたなー。
あっさり負けて、トップ8に残るには、残り全部勝つしかなくなりました。
■第2ラウンド vs GatorG
・第1ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。こちらは平地平地という初手を見てちょっと考えたものの、2枚の《急使の薬包》に期待してキープ。
ところがどっこい、その後一切土地を引けず、呪文を1つも唱えることなく7ターン連続してディスカードして参りました。
あちらのデッキは緑白青黒Bog Rockでした。
でも《貪欲なるネズミ》を見かけなかったのと、《天球儀》が入ってるのが意外でした。
最初はドメインなのかと思ったー。
ちょっと普通のBog Rockとは違いそうですね。
ネズミも入ってないようですし、若干アグロ寄りであることを想定してサイドボーディング。
IN: 《霊魂放逐》4
OUT:《天主の勢力》1《やっかい児》2《苦悶のねじれ》1
・第2ゲーム
先手を選んで島平地《広漠なる変幻地》《霧脈の境界石》の初手をキープ。あちらは1マリガンでした。
序盤から《器用な決闘者》を2枚並べることができ、豊富な除去でバック・アップしながら休まず殴り続けて勝ちました。
どうもあちらはクリーチャー主体で除去の類は少ないようです。
さらに少し調整を
IN: 《苦悶のねじれ》《やっかい児》
OUT:《否認》2
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。こちらも島平地《原霧の境界石》《霧脈の境界石》の初手をキープ。
今度は《アクラサの守護者》を3体並べて、5/4《やっかい児》で殴って勝ちました。
除去は《苦悶のねじれ》を1枚見たきりで、それ以外は全く引けなかったようです。
白をタッチしていることからも、《忘却の輪》か《至福の休息》を入れているはずだと思うのですが、一切見ませんでしたなー。
運が良かったんでしょう。
■第3ラウンド vs olstyn
・第1ゲーム
先手を選んで島平地平地《広漠なる変幻地》《原霧の境界石》をキープ。あちらもキープです。
あちらは山山と並べて《川滝のミミック》。DDWですなー。
DDW対策はしたつもりなので、その真価が問われるマッチアップになりました。
除去はいっぱい持ってるこちらは、出てくるクリーチャーに順番に対処していきます。
あちらは土地が山3枚で止まっていて、クリーチャーを全部除去されたのに、満載の手札を抱えて動きがありません。
こちらは《器用な決闘者》を出して殴り始めたのですが…。
そこからものすごい勢いで本体に火力連射を食らい、最後は《欠片の飛来》連発で仕留められました。
どうやら満載の手札は、火力と土地(《炎の突き》で火力になる)だったようです。
久しぶりに、赤単のDDWとの対戦です。
それ用にサイドボーディングしましょう。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4《亡霊招き》3《否認》2
OUT:《アクラサの守護者》2《最前線の賢者》3《天主の勢力》1《損ない》3
これでそうそう負けないでしょう。
・第2ゲーム
先手を選びますが、《霧脈の境界石》だけの初手をキープできず、平地《広漠なる変幻地》の6枚をキープ。
あちらはキープ。
ところがいきなり《広漠なる変幻地》から《沼》が出てきました。
サイド・インしたのか元々なのかは分かりませんが、実は黒赤DDWだったようです。
《急使の薬包》でマナを伸ばそうと画策したら、直ちに《粉々》が飛んできてうまくありません。
除去を持たずにクリーチャーばかりのこちらは、《ヴィダルケンの異国者》を《アクラサの守護者》で賛美して殴り始めましたが、あちらの《川滝のミミック》2体に殴り返されてダメージ・レースは遅れをとっています。
《やっかい児》でタップして相討ち、なんてことを2回ほどしていたら、《荒廃稲妻》を食らって、ハンドの《ヴィダルケンの異国者》と《器用な決闘者》を落とされてしまいました。
3マナから一向に増えてくれないこちらがようやく引いた《霧脈の境界石》も出した返しに《粉々》されてうまくありません。
4枚入ってるはずの《否認》を一切引かないまま火力に焼き殺されて終了でした。
《粉々》のせいで思うようにマナが伸びず、ハンドのアンタッチャブル・クリーチャーをダンプできなかったのが負けにつながりました。
《大祖始の遺産》で墓地を掃除されても《風生みの魔道士》が飛べるように、《急使の薬包》4枚の他に、《最前線の賢者》で境界石を捨てることもできるようにしているのですが、今回はそれが仇になってしまいました。
マナ食いのDark Starなんかは、アーティファクト破壊でランデスされるのを避けるために、境界石を入れないことが多いのですが、このデッキの場合はなかなかそうもいかないんですよね。
デッキの構成上ハンデスには元来弱いですが、それにランデスも加わってしまうと余計にうまくありません。
《アクラサの守護者》を《エーテル階級の騎士》に戻すか、《聖域のガーゴイル》を戻すかして、境界石を減らす方向ですかなー。
でも《エーテル階級の騎士》ではパワー3の地上クリーチャーが止まらないんですよねぇ…。
さて、これでトップ8の目がなくなりました。
が、MPDCに参加しているのは元々実戦練習のためですので、最終ラウンドも続けます。
■第4ラウンド vs gonegold75
おっと、このヒトがこんなところにいるとは驚きですなー。
…と思ったら、6MP以上のプレイヤーが奇数であるために下当たりになったのですね。
それは不運ですね…(あちらが)。
それで、gonegold75はこの日記にも何度か登場していますけれど、Dark Starの使い手です。名手と言っていいでしょう。
それも、《否認》が入って《至福の休息》が入らない新世代Dark Starです。
これに勝てるように調整してきたわけですが、どうなりますやら。
このマッチ・アップは、《器用な決闘者》を先にいっぱい引いた方が勝ち、という側面があります。
こちらの狙いは、相手がその《器用な決闘者》を出そうとしたり、引くためにドロー・ソースを使おうとした隙にうまいこと《やっかい児》を合わせてマナを縛り、表のターンで《風生みの魔道士》《天主の勢力》を完成させるというところにあります。
まあ、気の長いハナシですね。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも平地《エスパーの全景》《広漠なる変幻地》をキープ。
今回はあちらの引きが芳しくなかったようで、こちらが序盤に出した《器用な決闘者》が殴り切って勝ちました。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《亡霊招き》2《否認》2《霊魂放逐》4
OUT:《苦悶のねじれ》4《最前線の賢者》3《天主の勢力》1
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらは沼1枚の初手をキープできず、平地平地《広漠なる変幻地》の6枚をキープです。
今回も、先に《器用な決闘者》を引いたのはこちらでした。
が、すぐにあちらにも引かれて、打消し合戦に負けて出されてしまいます。
他にどうしようもないのでこれは殴って相討ちさせざるを得ません。
長引いてあちらが《意思切る者》やら《器用な決闘者》弐号機やらを出してきたら、相討ちもしてもらえなくなります。
そして、次に《器用な決闘者》を引いたのもあちらで、こちらはこれもカウンターできず、そのまま殴り切られてしまいました。
・第3ゲーム
先手を選んで平地《霧脈の境界石》の初手をキープ。あちらもキープ。
今回は、3マナ揃えてあちらのターン・エンドに《やっかい児》をプレイし、あちらの唯一の青マナ源である《島》をタップしようとするところから始めました。
その《やっかい児》には《苦悶のねじれ》を撃たれてしまいますが、その結果、あちらが(白)しか出せない隙を作ることに成功しました。
返しのターンに《器用な決闘者》を出し、早速ビートダウン開始です。
あちらはこれに対処しなくてはならないのですが、土地が5枚で詰まってしまっていて思うようにいかないようです。
おそらく満載の手札には除去やカウンターがたくさんあるんでしょうが、こちらはそれを使わせないためにも、一切動きません。
ここで何かしないとディスカードするハメになる、というターンに、とうとう痺れを切らしたあちらが《熟考漂い》想起を仕掛けてきました。
《霊魂放逐》は《否認》されますが、更に《霊魂放逐》し、墓地に落ちた《熟考漂い》は《亡霊招き》で掃除します。
あちらがタップ・アウトした隙に、こちらは悠々と《風生みの魔道士》《天主の勢力》を完成させました。
残りライフ6のあちらはこれをどうすることもできず、投了でした。
2勝2敗の6MPでスイス・ラウンドを終了しました。
結局、6MPから2名がカット・オフを通過したのですが、わたしは初戦負けなのでオポが悪く、11位に沈みました。
■このデッキどうですか?
作戦どおりに運んでDark Starを倒すことができたのは良かったと思います。
一つの課題はクリアできたんじゃないでしょうか。
ですが、ハンデスにからっきし弱いのはどうにかしないといけませんなー。
環境にハンデスがいないならいいんですが、黒赤《荒廃稲妻》や、黒赤-DDWはまだまだ使われてますし。
Dark Starもそれらのデッキには比較的弱いところがあるのですが、《妖精の計略》をサイド・インしたりして対処できる幅があります。
No Steelは、メイン・デッキに必須パーツが多くて、そうした対策の余地をあんまり残せないのが問題です。
例えば、《荒廃稲妻》を入れるデッキに対してサイド・インするカードとしては、《ヴィダルケンの異国者》の方が優先度が高いわけで、なかなか《妖精の計略》まで積めません。
「いい線行ってるんだけど実戦では使いにくい」レベルですかなー。
前回のクラン大会でわたしはDark Starで出て黒赤-DDWに負けてるので、それが苦手なデッキはあんまり使いたくないですし。
本番前の実戦練習も残すところ後1回のみ。
何を使いますかなー。
コメント