SPDC Season 9 Worlds参加報告/その1
2009年8月9日 ゲームクラン・トーナメントに向けた実戦練習として、スタンダード・コモン構築のPREに参加していたわけですが。
シーズン・ポイント(SP)の累計が32位までのプレイヤーは、ワールド・チャンピオンシップに招待してもらえるのです。
わたしは5位だったのでご招待。
賞品がけっこう豪華なんですよ。
・優勝:「基本セット2010」(M10)のコモン4枚コンプ・セット
・準優勝:M10のコモン1枚コンプ・セット
・3位:M10のブースター1パック
・4位:3Tix
優勝すると、次のシーズンの間コモン買わなくて良くなるんですなー。
5位以降、8位までにも、ちょっとした賞品があります。
折角ですので、出場することに。ゲンキンですなー。
SPDCシーズン9マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3044
SPDCシーズン9ワールド= http://forums.gleemax.com/showthread.php?t=1226967
32名が招待されていますが、実際に参加したのは19名だけでした。
ちょうどM10のリリース・イベントが開催されている最中ですので、そっちに忙しい人が多かったんでしょうか。
■使用デッキ
SPDCは、あくまで本番であるクラン・トーナメントのための調整で出ていたので、これまでは、実験的なデッキを使うことも多かったのですが。
今回は、勝ちに行こうと、真面目に調整したデッキを使いました。
と言っても、最近ちょっと忙しかったりするので、スパーリングの時間が取れず、前回のクラン大会のために調整したデッキをそのまま持ち込みました。
こちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9245
Dark Starですが、普通のレシピとちょっと違って、《意思切る者》が入ってないのと、メインから《損ない》が投入されています。
クラン・トーナメントでは散々な成績
http://itxsns.skr.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=8937
でしたが、SPDCではDark Starを使ってトップ8を逃したことはないので、けっこう勝てるんじゃないでしょうか。
分からないけど。
■トーナメント・ストラクチャー
SPDCワールドは、いつものSPDCとは異なり、ダブル・エリミネーションという方法で争われます。
2回負けたら失格というやつです。
無敗のプレイヤーだけのトーナメント(通称「表」)と、1敗のプレイヤーのトーナメント(通称「裏」)の2本立てで進みます。
「表」の上の方で負けると、「裏」の途中から参加する形になります。
そのトーナメント表がこちらです。
http://jamuraa.com/spdc/worlds9.html
「表」の優勝者と、「裏」の優勝者が最後に決勝を行うのですが、「表」の優勝者は、1ゲーム取るだけで勝ちになります。
プレイヤーは、獲得SPによってシードされます。
例えば、5位のわたしの初戦の相手は、30位のヒトというように。
だから、最初の方は楽に勝ちあがれるはずなのですが。
■「表」1回戦 vs eldawg
eldawgは、SP累計30位のプレイヤー。
しかも、今シーズン、カット・オフを通過したことがありません。
Gatheringでのレーティングは1556で、原点割れです。
勝っとかなくちゃいけません。
ちなみに、こんなデッキだったようです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9235
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも島島平地沼沼《否認》《熟考漂い》をキープ。
あちらは沼から《脈火の境界石》、島、とプレイしたターン2に動きがありません。
ということはビートダウンじゃないでしょう。
グリクシス・カラーの、DDWか、またはコントロール系のデッキ、かな。
ターン1に引いた《器用な決闘者》は、《霊魂放逐》と、タップ・アウトした瞬間の《荒廃稲妻》を警戒して、すぐには出さず。
ターン4に4マナ揃えてから、《否認》のマナを残しつつ、唱えます。
あちらは《砕けた野望》X=3。
てことはグリクシス・コントロールですね。
虎の子の《否認》ですが、あちらのメイン・デッキには《器用な決闘者》への回答はないはずなので、《否認》して決闘者を出すことに。
すると、返しに《熟考漂い》をス出しされてしまいました。
ならば、とこちらも《熟考漂い》ス出しで答えるのが正解だったんでしょうなー。
ハンドに《魂の操作》があったので、ちょっと欲をかいてしまい、《熟考漂い》を温存しちゃいました(6マナまで伸ばしてから想起しようというわけです)。
あちらの《熟考漂い》とこちらの《器用な決闘者》で殴り合う展開。
ターン6に、あちらの《熟考漂い》に《至福の休息》をつけるのとどちらがいいか迷った末、3マナ余して《熟考漂い》想起。
これも、《至福の休息》を優先すべきだったかも。
早く手札を増やして、《荒廃稲妻》耐性を上げておきたいと思ったのですが、結局、今引きたいカードは《否認》と除去で、それはすでにハンドに一枚ずつあるんですよね(さっき《否認》を引いた)。
あちらにX=4の《砕けた野望》を食らって、長考することに。
《否認》を使って通すと、返しのターンが無防備になり過ぎます。
結局、後で《魂の操作》で拾えるからいいや、ということで、打ち消させることに。
激突で負けて、《霊魂放逐》《平地》《否認》《損ない》と、引きたかったカードがポロポロと墓地へ。
返しのターンの《荒廃稲妻》を一度は《否認》したものの、二発目を避けきれず、《魂の操作》《至福の休息》と失ってしまいました。
ハンドに残ったのは《魂の操作》1枚のみ。
さっきのあちらの《熟考漂い》と併せて、これで3枚分のアドバンテージを取られたことになります。
ダメージ・レースも逆転されました。
《霊魂放逐》を引いたので、あちらのターン8のエンドに《魂の操作》で《熟考漂い》を回収し、こちらのターン8にス出し。ところがこれには《魂の操作》。
幸いあちらの墓地に生物はなかったのですが、これでどうやらカード・アドバンテージを回復できる見込みはなくなりました。
でも、ターン10のあちらの《巣穴のこそ泥》を見られたのは良かった。
墓地にクリーチャーはいなかったんですが、3/3を出されると困るので、それには《霊魂放逐》。
しかし、それが最後の抵抗で、《ショック》と《穿刺破》でトドメを刺されました。
見えた生物は《熟考漂い》と《巣穴のこそ泥》のみ。
黒赤荒廃バーンに《熟考漂い》とカウンターを入れたデッキ、という理解で良さそうです。
Dark Starとしては、あまり得意な相手ではないのですが、研究の結果、この系統の相手にはアグレッシブ・サイドボーディングが良いことが分かっています。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4《亡霊招き》2
OUT:《苦悶のねじれ》4《霊魂放逐》2
《アーシャへの捧げ物》も入れたいところですが、このときは抜くものが見当たらず。
・第2ゲーム
先手を選んで、島平地《エスパーの全景》2《亡霊招き》2《霊魂放逐》をキープ。
あちらは1マリガン。
初動は、ターン2にトップ・デッキした、こちらの《ヴィダルケンの異国者》。
先手の利を活かして即プレイです。
その後、異国者で3回殴るまでの間、お互いマナ基盤の整備のみ。
こちらのターン5のエンドに、本体に《火葬》が飛んできました。
あちらはこの状況に有効なカードを持っていないようです。
こちらはマナが4枚で止まり、手札が7枚になってしまったターン6のエンドに、あちらの墓地の《火葬》を対象に《亡霊招き》。手札を減らしつつクロックを上げます。
火力を消費してくれるならそれでよし、そうしないなら、あと4ターンで殴り切りますよう。
すると、こちらのターン7のエンドに、本体に《火葬》2発。
11-9ですから、そうそう焼き切られたりしない…とか思ってたら、あちらのターン7に《荒廃稲妻》。《魂の操作》《至福の休息》と捨てて8-9。
続いて《カラスの罪》の追撃が来ます。
が、あちらも4マナで止まってますので、まだ土地を置く必要があるでしょうから、これはそんなに怖くありません。
でも、《亡霊招き》《霊魂放逐》《至福の休息》《聖域のガーゴイル》《熟考漂い》から《亡霊招き》を捨てたのはやり過ぎだったかも。
一応、《至福の休息》あたりでお茶濁しとくんでしたか。
間違って異国者を除去されたらマズいことになるかもしれませんですし。
こちらも、ターン8で4マナしか出ておらず、《否認》も引けていません。
いい加減何とかしたい、と、《熟考漂い》想起。
1枚くらい土地を引くかと思ったら引けずに隙を作ってしまいましたが、その代わり、待望の《否認》を引けました。
返しにあちらは《荒廃稲妻》。ライフは5-6です。
ターン9。3点殴って5-3。
あちらは手札5枚を持っていますが、4マナしか出ていないのがいけなかったか、ここで投了でした。
たぶん、《巣穴のこそ泥》を何枚か抱えてたんでしょう。
つまり、マナ・トラブルに乗じての勝ちでした。
サイドボーディング。
IN: 《アーシャへの捧げ物》2
OUT:《至福の休息》2
やはり火力は侮り難いものがあるので、《アーシャへの捧げ物》増量です。
そして、《至福の休息》の対象が戦場に出るのを許すようではそもそもいかんので、サイド・アウト。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んで痛恨のダブル・マリガン。
こちらは島平地沼《エスパーの全景》2《熟考漂い》《損ない》の良いハンドをキープ。
しかし、予想に反してあちらは毎ターン土地を並べ、マナ基盤を整えていきます。
こりゃ迂闊に動けません。
ターン5にようやく、島山山沼で止まりました。
そこでこちらは島島平地平地沼から、まずは《急使の薬包》。
これが通ります。
続いて《ヴィダルケンの異国者》で様子を見たら、案の定《魂の操作》。
これであちらは赤マナしか出ないので、そこで本命の《器用な決闘者》です。
こちらも青マナが出ない状態ですが、次のあちらのターンさえナニゴトもなければ…と思ったら、《熟考漂い》想起から《ごたごた》でした。
あちゃー、逆でした。
再びスレットを展開しなければならなくなったこちらは、7マナ並べて《熟考漂い》ス出し。
ただし、ハンドには《霊魂放逐》も《否認》もないので、余らせてある2マナははったりです。
それを見抜かれたのか、《巣穴のこそ泥》で《熟考漂い》を回収されてしまいました。
こうなるとダブル・マリガンは取り返されたようなものです。
こそ泥は《損ない》して、タップ・アウトで《熟考漂い》弐号機。
追いつかれる前にアグレッシブに動いて早めに決めにかかります。
あちらは《熟考漂い》ス出し。
それでもまだカード・アドバンテージは5枚あります。
落ち着いて《熟考漂い》を《損ない》して、4点殴ってから《聖域のガーゴイル》。
《急使の薬包》を回収。
返しの《荒廃稲妻》は《否認》。
その隙に《熟考漂い》想起を通されましたが、相手もタップ・アウトです。
6点殴って20-8にした上で、戦場に《器用な決闘者》を追加。
《火葬》2発で《熟考漂い》1号と《聖域のガーゴイル》を失いましたが、続く《嘆きウェルク》想起には、《アーシャへの捧げ物》を合わせます。
薬包で2枚引いて、再び5枚差。
4点殴って24-4。
《聖域のガーゴイル》を拾いながら《聖域のガーゴイル》を出して、勝ったかな? と思ったら、《ごたごた》と《穿刺破》でアタッカーを4点分減らされます。しぶといですね。
しかし、抵抗もここまで。
2点殴って《聖域のガーゴイル》をお代わりした返しに投了でした。
あちらダブル・マリガンの割にだいぶ手間取りましたが、初戦突破です。
■「表」2回戦 vs gonegole75
gonegold75は、SP累計12位のプレイヤー。
順調に1回戦を勝ってきた…、わけではなく、対戦相手が来なくてBYEだったようです。
予めトーナメント表が決まってるので仕方がないのですが、5位のわたしが1回戦を戦っているのに、12位のgonegoldがBYEって、何か釈然としないものが。
Gatheringでのレーティングは1663ですが、彼はDark Starの名手として知られています。
まだデッキが登録されていませんが、普段使っているのはこんな感じのデッキです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9100
わたしのDark Starと比較すると、
・《意思切る者》が入ってる
・《霊魂放逐》《魂の操作》が共に4積み
・その代わり除去が薄い。
・《至福の休息》も不採用
・マナ基盤に境界石を採用。
という差異があります。
メインでは、《損ない》4枚採用のこちらが少し有利というところですか。
・第1ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも沼《エスパーの全景》《器用な決闘者》《急使の薬包》《否認》《霊魂放逐》2をキープ。
《広漠なる変幻地》から島、沼、と順調に色数を伸ばすあちらに対して、こちらは沼、《エスパーの全景》と、1色遅れ。
ターン3に動きがあるとピンチでしたが、それはなく。
なかったけど、あちらは早くも平地で3色目です。
まあ、あちらは島が1枚だけなのに対して、こちらはスで沼、島とトップ・デッキが続いて、2色ながら島2枚。
ターン4に島島沼沼から《急使の薬包》を唱えるところに先着できました。
あちらは当然《否認》ですが、それをこちらも《否認》。
島1枚のあちらにはそれ以上手出しができません。
Dark Starはマナが生命線で、ちょっと狂うとこういう差ができちゃいます。
こちらタップ・アウトのターン5にも動きはなし。
薬包を割って、1枚分のアドバンテージを稼げました。
引いたカードは平地《広漠なる変幻地》。
ターン6に土地を置けず、島平地平地沼沼で留まっているあちらに対して、マナ基盤で大きく水を開けることができました。
ターン7。ようやく2枚目の島を置けたあちらが《器用な決闘者》。
《霊魂放逐》は《否認》されますが、島2枚の悲しさ、2枚目の《霊魂放逐》をあちらは妨害できません。
そうして島がタップ・アウトしたところを、こちらもタップ・アウトで、《熟考漂い》ス出しと《器用な決闘者》。
これで3枚のカード・アドバンテージ。
アグレッシブに動いて一気に決めに行きます。
あちらは《魂の操作》で《器用な決闘者》を拾ってすぐに戦場に出しますが、これはDark Starとしては不本意な動きです。
早めにプレッシャーを掛ける方針で正解でした。
構わず殴って《器用な決闘者》どうしが相討ち。
相手に青マナが出ないのに乗じて、《聖域のガーゴイル》で《急使の薬包》を拾ってすぐに唱えます。
もはややりたい放題です。
あちらはターン9にまたしても土地が置けず、7マナのまま、《急使の薬包》設置のみでエンド。
すぐに割って土地を引きにいけないのは、まだ島が2枚しか置けてないからでしょう。
こちらは9枚目の土地《広漠なる変幻地》を置きつつ、4点殴って20-14。
ここぞとばかりに、《聖域のガーゴイル》弐号機も温存せず畳み掛けます。
《霊魂放逐》の抵抗を《否認》で退けると、あちらは青マナが出ません。
《急使の薬包》を回収し、タップ・アウトですぐに戦場に。
この時点でこちらの4枚のハンドはすべて土地。
基本的には土地はうれしいんですが、ちょっと多いかも…。
ターン10。あちらは青薬包を割ってアドバンテージを少し取り返しつつ、待望の3枚目の島。
返しにこちらも薬包を割ってクリーチャー・コントロールを補充し、6点攻撃しますが、それには《苦悶のねじれ》。
20-12でガーゴイルが1体墓地へ。
ターン11。あちらのキレ《熟考漂い》には《霊魂放逐》を合わせます。
あちらはこれを《否認》できず。もう持ってないんでしょう。
手札は、あちらが2枚、こちらが5枚。
そのまま3ターン、あちらは土地を置くだけで有効牌を引けなかったようです。
4点ずつ殴って勝ちました。
島数の差で勝ちました。
サイドボーディング。
IN: 《亡霊招き》3《アーシャへの捧げ物》3
OUT:《至福の休息》2《苦悶のねじれ》2《霊魂放逐》1《損ない》1
同型は難しいんですよね。
しかし、それを勘定に入れても、ちょっと中途半端なサイドボーディングでした。
《霊魂放逐》と《損ない》じゃなくて、《苦悶のねじれ》を4枚落とすのだったかも。
島の枚数で勝負が決まるときもありますし。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも島平地沼沼《エスパーの全景》《聖域のガーゴイル》《亡霊招き》をキープ。
あちらは、いきなり島から《大祖始の遺産》です。
Dark Starは墓地を多用するので、対策は当然です。
しかし、自分も墓地を使うので、わたしは《亡霊招き》を使っています。
生物が出るのもポイントが高く、このカードが作るサプライズ・ブロッカーには何度か助けられました。
第1ラウンドではクロックの加速にもなりましたし。
あちらはしかし、おそらく同型対決を考えた上での《大祖始の遺産》なのでしょう。
こちらが《亡霊招き》で何とかなっているのは、メインに《損ない》が入っているからという側面もあります。
あちらは《損ない》を使ってないはずですから、同型で《亡霊招き》4枚だけでは厳しい状況もあったのかもしれません。
しかし、(まだ見てないけどおそらく入ってるはずの、)《意思切る者》と《大祖始の遺産》は非常に相性悪いんですけど、だいじょぶなのかしら。
まあ、お手並み拝見です。
とか余裕ブッこいてたら、ターン2に《器用な決闘者》登場で悶絶。
こ、これはダメかもしれんね…。
…とか思ったらターン3にあちらが土地を置けません。
再び希望の光を見出すわたし。
島島平地の3枚しか置けていないあちらから4回殴られて12-20となったターン6。
6マナに伸ばしたこちらは、まずは《聖域のガーゴイル》でご機嫌伺い。
それには《霊魂放逐》でした。
ハンドに更に2枚《聖域のガーゴイル》のあるこちらは、《否認》を温存してそれをスルー。
すると返しに《熟考漂い》想起が来ました。
《霊魂放逐》の無かったこちらはそれを見送るしかなく。
あちらは《広漠なる変幻地》から4枚目の土地を手に入れました。もちろん沼。3色揃っちゃいました。
しかし、うれし過ぎたのか、アタックを忘れてくれました。
そうしてタップ・アウトした隙に、こちらはまず《器用な決闘者》。
これでもう好きに殴られることはありません。
続いて《聖域のガーゴイル》。
当然、《大祖始の遺産》が起動されますが、マナが出ないので、1枚追放モードしか選べません。
レスポンスであちらの墓地の《熟考漂い》を対象に《亡霊招き》。
その《亡霊招き》を追放して、無事に《聖域のガーゴイル》を回収です。
続くターン8。島を置くだけで動きのないあちらに対して、こちらは航空戦力2体で攻撃。
放たれる《苦悶のねじれ》に《否認》。
しかし、あちらも5マナに達していたので、そこに《否認》をかぶせられて、ガーゴイルが墓地へ。
続いて《聖域のガーゴイル》2号を唱えたところで、あちらは仕方なく《大祖始の遺産》の最終奥義を起動です。
墓地のガーゴイルは失ったものの、厄介な遺産を最小限の被害で片付け、ハンドにはガーゴイル3号も控えています。
こっからですなー。
あちらのターン9は、土地を6枚に伸ばし、メインで《名も無き転置》。こちらのガーゴイルが墓地へ。
そしてあちらの《聖域のガーゴイル》が登場です。
こちらは《聖域のガーゴイル》3号で墓地の2号を回収。
その返しで《脳噛みつき》!
このマッチ・アップではこいつは強いカードです。
レスポンスで、《苦悶のねじれ》であちらの《聖域のガーゴイル》を除去。
《聖域のガーゴイル》《霊魂放逐》《魂の操作》というハンドからガーゴイルを抜かれ、《苦悶のねじれ》で戦場のガーゴイルも除去されてしまいました。
しかしあちらはこの動きでタップ・アウト。
返しのターン、《魂の操作》で墓地のガーゴイル2号を拾ってすぐに場に出し、3号を回収。どうよ。
ところがあちらも鏡打ちです。
同様に《魂の操作》でガーゴイルを回収して、すぐに戦場に。
ただし、墓地には回収できるアーティファクトがありません。
ああ、でも、そうか。ガーゴイル2号を墓地に落としたのは《脳噛みつき》だったんだから、これでようやくおあいこなのか。
実に細かいアドバンテージの応酬です。
この対戦には多くのギャラリーがついてるようなのですが、見てる方はつまんないでしょうなー。
そして読んでるヒトもつまんないに違いない。
そこから暫く、地上は決闘者どうし、空中はガーゴイルどうしの睨み合いとなりました。
マナの伸ばし合いだけのターンが続いた後、あちらのターン15。
《熟考漂い》ス出しが来ました。
こちらの《霊魂放逐》には《否認》。それを更に《否認》。それを更に《否認》。あちらはタップ・アウト。
そこに、サイド・インした《アーシャへの捧げ物》。
お互い一気に手札が減り、2枚ずつです。
ライフも16-19まで回復できました。
このタップ・アウトの隙に何か動きたかったんですけども、何も引けず。
あちらはメイン《名も無き転置》でこちらのガーゴイルを除去して攻撃。14-19。
まだ何か持ってるんだろうなーと思いつつ、手札に残しておいたガーゴイルを唱えてみると、案の定《魂の操作》。
しかし、それを《否認》してみると、二の矢は来ません。
さっきの打ち消しあいで消耗しちゃいましたか。
墓地のガーゴイルを回収し、このチャンスに、今引きの《熟考漂い》想起。
《器用な決闘者》と《アーシャへの捧げ物》を引けました。
スピリット・トークンで殴って14-18。
この動きでこちらがタップ・アウトした隙を突いて、あちらが先に《器用な決闘者》弐号機。
そこでこちらは《損ない》をトップ・デッキ。
あちらの《聖域のガーゴイル》に使って、前方視界クリア。3点殴って14-15。
こちらの《器用な決闘者》弐号機も通り、地上は再び膠着です。
あちらは、手札に唯一残していた《聖域のガーゴイル》を、墓地にアーティファクトがない状態で唱えざるを得ません。
手札の無いコントロールは怖くないんですなー。
トップ・デッキした《急使の薬包》を早速出して割って《聖域のガーゴイル》4号を入手。
すぐに唱えて、その《急使の薬包》を回収です。
やりたい放題で、空中2点のクロックと大量のカードを入手しました。
2点ずつ3回殴って14-9になった返しに、投了されました。
あちらのマナ・トラブルに乗じただけですが、ともかくも3回戦進出です。
■「表」3回戦 vs ArcherDarks
ArcherDarksは、SP累計13位のプレイヤーです。
わたしと同様、順調に1回戦2回戦を勝ち上がってきた…、わけではなく、2回戦の対戦相手になるはずの2名が二人とも姿を見せず、BYEだったようです。
それ、なんていう逆シード?
Gatheringでのレーティングは1632。
やはりものすごく強いってわけでもないようですが、彼が最近開発したデッキが、ちょっとヤバイ感じなのです。
こういうデッキなんですが。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8898
緑白のボーグル・デッキです。
それまでにも、緑白青や白青の被覆ビートダウンというアーキテクチャはあったのですが、それらの多くは賛美デッキでして、《印章の祝福》が入ってたりする感じのデッキだったんですよね。
ArcherDarksのEnchanted Overbeingは、どちらかというと、《ぬめるボーグル》に《超者の意向》と《大霊の盾》をつけて殴るという方面に特化した感じになってます。
それだけじゃ勝てないので、それらのカードとシナジーのあるバント・カラーのグッド・スタッフが詰め込まれています。
たぶん、このアーキタイプはArcherDarksのこのデッキが原型で、SPDC 9.07で優勝して注目を集めたのか、フォロワーが何名か現れました。
それで、青を足して《熟考漂い》とカウンターを積んだタイプとか、《ナヤの静刃》や《はさみカブト虫》の入ったタイプとか、いくつか亜種が現れたりもしたのですが。
わたしは、研究しようしようと思ってずっとサボってたので、今日初めて実戦ということになります。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも島沼《器用な決闘者》《熟考漂い》《否認》《霊魂放逐》《苦悶のねじれ》をキープです。
あちらは《広漠なる変幻地》から森。
ターン2には平地で2色揃えて、《岸砕きのミミック》。ぶん回りのヨカン.
ターン3。《広漠なる変幻地》を出してから、《ぬめるボーグル》。
さすがにこれは《霊魂放逐》せざるを得ません。
ミミックに5点くらって15-20。
変幻地からは《森》が出てきたので、タッチ青バージョンでないことが分かりました。
ターン4には森森平地平地から《クァーサルの群れ魔道士》。
群れ魔道士に《大霊の盾》がつくよりは、《岸砕きのミミック》に《超者の意向》がつく方がマシですし(《苦悶のねじれ》で対処できる)、将来《至福の休息》を使うことも考えて、群れ魔道士を殺すように《苦悶のねじれ》。
こちらの土地はここまで島島沼で、早くハンドの《器用な決闘者》と《損ない》を使える状態にしないといけません。
《熟考漂い》想起引いてきた《広漠なる変幻地》を出して白マナの調達を急ぎます。
こちらはタップ・アウトですが、あちらの動きは、《ぬめるボーグル》と《ゴールドメドウの侵略者》を出すのみ。
まだ致命的なオーラは持っていないのでしょう。
またもや5点くらって10-20。
このターン5には土地を置いていませんが、ハンドに2枚のカードを残しています。
おそらく除去でしょう。
それはともかく、早く何とかしないと死んじゃいます。
ここで《至福の休息》をトップ・デッキ。
さっき、我慢して群れ魔道士の方を殺しておいた甲斐がありました。
《岸砕きのミミック》に貼って、一安心。
続いて《器用な決闘者》。
これで地上は止まりました。
ハンドには2枚の《否認》と《損ない》。
ターン7にまずは《超者の意向》が来たので、これに《否認》1枚目。
ターン8には《大霊の盾》。これに《否認》2枚目。
あちらはこうした致命的なオーラが8枚デッキに入っていますが、こちらには4枚の《否認》しかありません。
つまり、時間を掛けていたら負けてしまいます。
というか、もうカウンター切れなので、早急に何とかしませんと。
ダメージ・レースも已む無し、と、《器用な決闘者》で殴り始めました。
当然、向こうはボーグルと侵略者で殴り返してきます。
《至福の休息》からの1点回復が頼りの綱渡り。
ところが、あちらが《バントの信刃》をプレイしたので、《魂の操作》でカウンターでき、さっき想起した《熟考漂い》を拾うことができました。
7マナ揃えてこれを戦場に。
ずっと抱えていたのであろう《結晶化》をつけられるましたが、生物を引き込めました。
《聖域のガーゴイル》は2枚目の《結晶化》をくらいますが、2枚目の《器用な決闘者》が戦場に出ます。
あちらのブロッカーは悉く除去して4点のクロックを守り切り、致命的なオーラを引かれる前に殴り切れました。
かなり運が良かったところですが、早い段階でアグレッシブな戦略に切り替えたのが奏功して、何とか逃げ切れました。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《祓い士の薬包》3
OUT:《魂の操作》3
あまりサイド・インすることの多くない《祓い士の薬包》ですが、この相手には必要そうです。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも沼《エスパーの全景》《器用な決闘者》《祓い士の薬包》《霊魂放逐》《苦悶のねじれ》《至福の休息》をキープ。
しかし、これ、キープしない方がいいんでしょうかね。
明らかに、最初は白マナが出ずに苦労するのは見えてるんですけど。
初動はあちらターン2の《クァーサルの群れ魔道士》。
こいつがいると《祓い士の薬包》を使いにくいので、早く何とかしたい。
そのためには《苦悶のねじれ》を使えるようにするべきで、全景から島を出さなくてはならない。
ところがターン3にあちらは《はさみカブト虫》。
こいつを止めるには《器用な決闘者》が必要で、そのためには白マナがいるんですなー。
それはそうだけど青マナもいるので、全景からは島。
そしてドロー《急使の薬包》。これで平地を引いてこられるといいんですが。
《印章の祝福》とか持ってられると面倒なので、こちらターン3のメインで《クァーサルの群れ魔道士》に《苦悶のねじれ》。
あちらはターン4に土地が森平地平地で止まったものの、戦場に2/1《ナヤの静刃》を追加して、追及の手を弱めません。
すでにこちらのライフは14。早急に白マナが必要です。
ここで平地をトップ・デッキ!
今日はとてもついてる日のようです。
《器用な決闘者》が戦場に出て、地上がピタリと止まりました。
これであちらが《ナヤの静刃》に《大霊の盾》をつけたら終了ですが…、それは持ってなかったようです。
それは持ってなかったのですが、《ぬめるボーグル》《超者の意向》と出されて3点クロックを完成させられてしまいました。
しかし、ハンドには《祓い士の薬包》があります。
白マナが1つしか出ないので、すぐに起動はできませんが、直ちにセット。
ところがその返し、一緒に出しといた《急使の薬包》には目もくれず、《祓い士の薬包》に《帰化》。
こっちのデッキ、アーティファクトやエンチャントはそんなに使ってないと思うんですけど、良くサイド・インしましたね…。
《クァーサルの群れ魔道士》を4枚積んでいるにも関わらず、ですからね。
ボーグルに殴られて11-20。いよいよ危険水域です。
《急使の薬包》を割ってみたら、なんと2枚目の《祓い士の薬包》!
すぐ出して、今度は割られず。
割られはしなかったんですが、《岸砕きのミミック》《はさみカブト虫》と唱えられ、両方《霊魂放逐》せざるを得ず、まだ5マナしか出ていないこちらは《超者の意向》を割るマナが残せません。
5-20。
戦場のクリーチャーからの総攻撃を2回くらうと、《器用な決闘者》で1体ずつ討ち取っても、ライフ1しか残りません。
が、1残るなら十分ですなー。
あちらも残り手札1枚だけで、それは有効牌では無かったようで、その総攻撃は決行できず。
こちらはようやく《超者の意向》を割って一安心です。
続いて、《急使の薬包》を戻しながら《聖域のガーゴイル》。
出てきた《ゴールドメドウの侵略者》には、ありがたく《至福の休息》を貼らせてもらって、ライフの回復を図ります。
ここに至って、あちらは《はさみカブト虫》と《ナヤの静刃》での攻撃を決行。
静刃の方をブロックして3点くらって残りライフ2になりますが、あとは回復するだけだからだいじょぶー。
とか思ってたら、《至福の休息》に《帰化》が飛んできました。
迷った末に、虎の子の《否認》をこれに使うことに。
もうハンドに《否認》はないので、何か致命的なオーラをトップ・デッキされたら限りなく終了のお知らせに近いのですが、そこまでに数点回復できれば何とかなるんじゃなかろうか。
ここでまたも《聖域のガーゴイル》トップ。
《急使の薬包》を戻しながら出して、2点クロックを確保します。
返しのあちらのトップは《クァーサルの群れ魔道士》。
カウンターは持ってないので場に出ます。
こりゃまずかったー。
《至福の休息》を壊されたら、あちらのトップ次第で終了モードだなぁ、とか思ってたら、賛美された4/2《はさみカブト虫》が突っ込んできて、こちらの《器用な決闘者》で一方的に討ち取れてしまいました。
どうも、何か計算をお間違えになられたご様子です。
ここで心が折れたものか、まだ3-18でこれからという状況にも関わらず、投了されました。
なんか、運だけで勝った気がしますが、勝ちは勝ちです。
書ききれなかったのでつづくー。
シーズン・ポイント(SP)の累計が32位までのプレイヤーは、ワールド・チャンピオンシップに招待してもらえるのです。
わたしは5位だったのでご招待。
賞品がけっこう豪華なんですよ。
・優勝:「基本セット2010」(M10)のコモン4枚コンプ・セット
・準優勝:M10のコモン1枚コンプ・セット
・3位:M10のブースター1パック
・4位:3Tix
優勝すると、次のシーズンの間コモン買わなくて良くなるんですなー。
5位以降、8位までにも、ちょっとした賞品があります。
折角ですので、出場することに。ゲンキンですなー。
SPDCシーズン9マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=3044
SPDCシーズン9ワールド= http://forums.gleemax.com/showthread.php?t=1226967
32名が招待されていますが、実際に参加したのは19名だけでした。
ちょうどM10のリリース・イベントが開催されている最中ですので、そっちに忙しい人が多かったんでしょうか。
■使用デッキ
SPDCは、あくまで本番であるクラン・トーナメントのための調整で出ていたので、これまでは、実験的なデッキを使うことも多かったのですが。
今回は、勝ちに行こうと、真面目に調整したデッキを使いました。
と言っても、最近ちょっと忙しかったりするので、スパーリングの時間が取れず、前回のクラン大会のために調整したデッキをそのまま持ち込みました。
こちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9245
Dark Starですが、普通のレシピとちょっと違って、《意思切る者》が入ってないのと、メインから《損ない》が投入されています。
クラン・トーナメントでは散々な成績
http://itxsns.skr.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=8937
でしたが、SPDCではDark Starを使ってトップ8を逃したことはないので、けっこう勝てるんじゃないでしょうか。
分からないけど。
■トーナメント・ストラクチャー
SPDCワールドは、いつものSPDCとは異なり、ダブル・エリミネーションという方法で争われます。
2回負けたら失格というやつです。
無敗のプレイヤーだけのトーナメント(通称「表」)と、1敗のプレイヤーのトーナメント(通称「裏」)の2本立てで進みます。
「表」の上の方で負けると、「裏」の途中から参加する形になります。
そのトーナメント表がこちらです。
http://jamuraa.com/spdc/worlds9.html
「表」の優勝者と、「裏」の優勝者が最後に決勝を行うのですが、「表」の優勝者は、1ゲーム取るだけで勝ちになります。
プレイヤーは、獲得SPによってシードされます。
例えば、5位のわたしの初戦の相手は、30位のヒトというように。
だから、最初の方は楽に勝ちあがれるはずなのですが。
■「表」1回戦 vs eldawg
eldawgは、SP累計30位のプレイヤー。
しかも、今シーズン、カット・オフを通過したことがありません。
Gatheringでのレーティングは1556で、原点割れです。
勝っとかなくちゃいけません。
ちなみに、こんなデッキだったようです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9235
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも島島平地沼沼《否認》《熟考漂い》をキープ。
あちらは沼から《脈火の境界石》、島、とプレイしたターン2に動きがありません。
ということはビートダウンじゃないでしょう。
グリクシス・カラーの、DDWか、またはコントロール系のデッキ、かな。
ターン1に引いた《器用な決闘者》は、《霊魂放逐》と、タップ・アウトした瞬間の《荒廃稲妻》を警戒して、すぐには出さず。
ターン4に4マナ揃えてから、《否認》のマナを残しつつ、唱えます。
あちらは《砕けた野望》X=3。
てことはグリクシス・コントロールですね。
虎の子の《否認》ですが、あちらのメイン・デッキには《器用な決闘者》への回答はないはずなので、《否認》して決闘者を出すことに。
すると、返しに《熟考漂い》をス出しされてしまいました。
ならば、とこちらも《熟考漂い》ス出しで答えるのが正解だったんでしょうなー。
ハンドに《魂の操作》があったので、ちょっと欲をかいてしまい、《熟考漂い》を温存しちゃいました(6マナまで伸ばしてから想起しようというわけです)。
あちらの《熟考漂い》とこちらの《器用な決闘者》で殴り合う展開。
ターン6に、あちらの《熟考漂い》に《至福の休息》をつけるのとどちらがいいか迷った末、3マナ余して《熟考漂い》想起。
これも、《至福の休息》を優先すべきだったかも。
早く手札を増やして、《荒廃稲妻》耐性を上げておきたいと思ったのですが、結局、今引きたいカードは《否認》と除去で、それはすでにハンドに一枚ずつあるんですよね(さっき《否認》を引いた)。
あちらにX=4の《砕けた野望》を食らって、長考することに。
《否認》を使って通すと、返しのターンが無防備になり過ぎます。
結局、後で《魂の操作》で拾えるからいいや、ということで、打ち消させることに。
激突で負けて、《霊魂放逐》《平地》《否認》《損ない》と、引きたかったカードがポロポロと墓地へ。
返しのターンの《荒廃稲妻》を一度は《否認》したものの、二発目を避けきれず、《魂の操作》《至福の休息》と失ってしまいました。
ハンドに残ったのは《魂の操作》1枚のみ。
さっきのあちらの《熟考漂い》と併せて、これで3枚分のアドバンテージを取られたことになります。
ダメージ・レースも逆転されました。
《霊魂放逐》を引いたので、あちらのターン8のエンドに《魂の操作》で《熟考漂い》を回収し、こちらのターン8にス出し。ところがこれには《魂の操作》。
幸いあちらの墓地に生物はなかったのですが、これでどうやらカード・アドバンテージを回復できる見込みはなくなりました。
でも、ターン10のあちらの《巣穴のこそ泥》を見られたのは良かった。
墓地にクリーチャーはいなかったんですが、3/3を出されると困るので、それには《霊魂放逐》。
しかし、それが最後の抵抗で、《ショック》と《穿刺破》でトドメを刺されました。
見えた生物は《熟考漂い》と《巣穴のこそ泥》のみ。
黒赤荒廃バーンに《熟考漂い》とカウンターを入れたデッキ、という理解で良さそうです。
Dark Starとしては、あまり得意な相手ではないのですが、研究の結果、この系統の相手にはアグレッシブ・サイドボーディングが良いことが分かっています。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4《亡霊招き》2
OUT:《苦悶のねじれ》4《霊魂放逐》2
《アーシャへの捧げ物》も入れたいところですが、このときは抜くものが見当たらず。
・第2ゲーム
先手を選んで、島平地《エスパーの全景》2《亡霊招き》2《霊魂放逐》をキープ。
あちらは1マリガン。
初動は、ターン2にトップ・デッキした、こちらの《ヴィダルケンの異国者》。
先手の利を活かして即プレイです。
その後、異国者で3回殴るまでの間、お互いマナ基盤の整備のみ。
こちらのターン5のエンドに、本体に《火葬》が飛んできました。
あちらはこの状況に有効なカードを持っていないようです。
こちらはマナが4枚で止まり、手札が7枚になってしまったターン6のエンドに、あちらの墓地の《火葬》を対象に《亡霊招き》。手札を減らしつつクロックを上げます。
火力を消費してくれるならそれでよし、そうしないなら、あと4ターンで殴り切りますよう。
すると、こちらのターン7のエンドに、本体に《火葬》2発。
11-9ですから、そうそう焼き切られたりしない…とか思ってたら、あちらのターン7に《荒廃稲妻》。《魂の操作》《至福の休息》と捨てて8-9。
続いて《カラスの罪》の追撃が来ます。
が、あちらも4マナで止まってますので、まだ土地を置く必要があるでしょうから、これはそんなに怖くありません。
でも、《亡霊招き》《霊魂放逐》《至福の休息》《聖域のガーゴイル》《熟考漂い》から《亡霊招き》を捨てたのはやり過ぎだったかも。
一応、《至福の休息》あたりでお茶濁しとくんでしたか。
間違って異国者を除去されたらマズいことになるかもしれませんですし。
こちらも、ターン8で4マナしか出ておらず、《否認》も引けていません。
いい加減何とかしたい、と、《熟考漂い》想起。
1枚くらい土地を引くかと思ったら引けずに隙を作ってしまいましたが、その代わり、待望の《否認》を引けました。
返しにあちらは《荒廃稲妻》。ライフは5-6です。
ターン9。3点殴って5-3。
あちらは手札5枚を持っていますが、4マナしか出ていないのがいけなかったか、ここで投了でした。
たぶん、《巣穴のこそ泥》を何枚か抱えてたんでしょう。
つまり、マナ・トラブルに乗じての勝ちでした。
サイドボーディング。
IN: 《アーシャへの捧げ物》2
OUT:《至福の休息》2
やはり火力は侮り難いものがあるので、《アーシャへの捧げ物》増量です。
そして、《至福の休息》の対象が戦場に出るのを許すようではそもそもいかんので、サイド・アウト。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んで痛恨のダブル・マリガン。
こちらは島平地沼《エスパーの全景》2《熟考漂い》《損ない》の良いハンドをキープ。
しかし、予想に反してあちらは毎ターン土地を並べ、マナ基盤を整えていきます。
こりゃ迂闊に動けません。
ターン5にようやく、島山山沼で止まりました。
そこでこちらは島島平地平地沼から、まずは《急使の薬包》。
これが通ります。
続いて《ヴィダルケンの異国者》で様子を見たら、案の定《魂の操作》。
これであちらは赤マナしか出ないので、そこで本命の《器用な決闘者》です。
こちらも青マナが出ない状態ですが、次のあちらのターンさえナニゴトもなければ…と思ったら、《熟考漂い》想起から《ごたごた》でした。
あちゃー、逆でした。
再びスレットを展開しなければならなくなったこちらは、7マナ並べて《熟考漂い》ス出し。
ただし、ハンドには《霊魂放逐》も《否認》もないので、余らせてある2マナははったりです。
それを見抜かれたのか、《巣穴のこそ泥》で《熟考漂い》を回収されてしまいました。
こうなるとダブル・マリガンは取り返されたようなものです。
こそ泥は《損ない》して、タップ・アウトで《熟考漂い》弐号機。
追いつかれる前にアグレッシブに動いて早めに決めにかかります。
あちらは《熟考漂い》ス出し。
それでもまだカード・アドバンテージは5枚あります。
落ち着いて《熟考漂い》を《損ない》して、4点殴ってから《聖域のガーゴイル》。
《急使の薬包》を回収。
返しの《荒廃稲妻》は《否認》。
その隙に《熟考漂い》想起を通されましたが、相手もタップ・アウトです。
6点殴って20-8にした上で、戦場に《器用な決闘者》を追加。
《火葬》2発で《熟考漂い》1号と《聖域のガーゴイル》を失いましたが、続く《嘆きウェルク》想起には、《アーシャへの捧げ物》を合わせます。
薬包で2枚引いて、再び5枚差。
4点殴って24-4。
《聖域のガーゴイル》を拾いながら《聖域のガーゴイル》を出して、勝ったかな? と思ったら、《ごたごた》と《穿刺破》でアタッカーを4点分減らされます。しぶといですね。
しかし、抵抗もここまで。
2点殴って《聖域のガーゴイル》をお代わりした返しに投了でした。
あちらダブル・マリガンの割にだいぶ手間取りましたが、初戦突破です。
■「表」2回戦 vs gonegole75
gonegold75は、SP累計12位のプレイヤー。
順調に1回戦を勝ってきた…、わけではなく、対戦相手が来なくてBYEだったようです。
予めトーナメント表が決まってるので仕方がないのですが、5位のわたしが1回戦を戦っているのに、12位のgonegoldがBYEって、何か釈然としないものが。
Gatheringでのレーティングは1663ですが、彼はDark Starの名手として知られています。
まだデッキが登録されていませんが、普段使っているのはこんな感じのデッキです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=9100
わたしのDark Starと比較すると、
・《意思切る者》が入ってる
・《霊魂放逐》《魂の操作》が共に4積み
・その代わり除去が薄い。
・《至福の休息》も不採用
・マナ基盤に境界石を採用。
という差異があります。
メインでは、《損ない》4枚採用のこちらが少し有利というところですか。
・第1ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも沼《エスパーの全景》《器用な決闘者》《急使の薬包》《否認》《霊魂放逐》2をキープ。
《広漠なる変幻地》から島、沼、と順調に色数を伸ばすあちらに対して、こちらは沼、《エスパーの全景》と、1色遅れ。
ターン3に動きがあるとピンチでしたが、それはなく。
なかったけど、あちらは早くも平地で3色目です。
まあ、あちらは島が1枚だけなのに対して、こちらはスで沼、島とトップ・デッキが続いて、2色ながら島2枚。
ターン4に島島沼沼から《急使の薬包》を唱えるところに先着できました。
あちらは当然《否認》ですが、それをこちらも《否認》。
島1枚のあちらにはそれ以上手出しができません。
Dark Starはマナが生命線で、ちょっと狂うとこういう差ができちゃいます。
こちらタップ・アウトのターン5にも動きはなし。
薬包を割って、1枚分のアドバンテージを稼げました。
引いたカードは平地《広漠なる変幻地》。
ターン6に土地を置けず、島平地平地沼沼で留まっているあちらに対して、マナ基盤で大きく水を開けることができました。
ターン7。ようやく2枚目の島を置けたあちらが《器用な決闘者》。
《霊魂放逐》は《否認》されますが、島2枚の悲しさ、2枚目の《霊魂放逐》をあちらは妨害できません。
そうして島がタップ・アウトしたところを、こちらもタップ・アウトで、《熟考漂い》ス出しと《器用な決闘者》。
これで3枚のカード・アドバンテージ。
アグレッシブに動いて一気に決めに行きます。
あちらは《魂の操作》で《器用な決闘者》を拾ってすぐに戦場に出しますが、これはDark Starとしては不本意な動きです。
早めにプレッシャーを掛ける方針で正解でした。
構わず殴って《器用な決闘者》どうしが相討ち。
相手に青マナが出ないのに乗じて、《聖域のガーゴイル》で《急使の薬包》を拾ってすぐに唱えます。
もはややりたい放題です。
あちらはターン9にまたしても土地が置けず、7マナのまま、《急使の薬包》設置のみでエンド。
すぐに割って土地を引きにいけないのは、まだ島が2枚しか置けてないからでしょう。
こちらは9枚目の土地《広漠なる変幻地》を置きつつ、4点殴って20-14。
ここぞとばかりに、《聖域のガーゴイル》弐号機も温存せず畳み掛けます。
《霊魂放逐》の抵抗を《否認》で退けると、あちらは青マナが出ません。
《急使の薬包》を回収し、タップ・アウトですぐに戦場に。
この時点でこちらの4枚のハンドはすべて土地。
基本的には土地はうれしいんですが、ちょっと多いかも…。
ターン10。あちらは青薬包を割ってアドバンテージを少し取り返しつつ、待望の3枚目の島。
返しにこちらも薬包を割ってクリーチャー・コントロールを補充し、6点攻撃しますが、それには《苦悶のねじれ》。
20-12でガーゴイルが1体墓地へ。
ターン11。あちらのキレ《熟考漂い》には《霊魂放逐》を合わせます。
あちらはこれを《否認》できず。もう持ってないんでしょう。
手札は、あちらが2枚、こちらが5枚。
そのまま3ターン、あちらは土地を置くだけで有効牌を引けなかったようです。
4点ずつ殴って勝ちました。
島数の差で勝ちました。
サイドボーディング。
IN: 《亡霊招き》3《アーシャへの捧げ物》3
OUT:《至福の休息》2《苦悶のねじれ》2《霊魂放逐》1《損ない》1
同型は難しいんですよね。
しかし、それを勘定に入れても、ちょっと中途半端なサイドボーディングでした。
《霊魂放逐》と《損ない》じゃなくて、《苦悶のねじれ》を4枚落とすのだったかも。
島の枚数で勝負が決まるときもありますし。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも島平地沼沼《エスパーの全景》《聖域のガーゴイル》《亡霊招き》をキープ。
あちらは、いきなり島から《大祖始の遺産》です。
Dark Starは墓地を多用するので、対策は当然です。
しかし、自分も墓地を使うので、わたしは《亡霊招き》を使っています。
生物が出るのもポイントが高く、このカードが作るサプライズ・ブロッカーには何度か助けられました。
第1ラウンドではクロックの加速にもなりましたし。
あちらはしかし、おそらく同型対決を考えた上での《大祖始の遺産》なのでしょう。
こちらが《亡霊招き》で何とかなっているのは、メインに《損ない》が入っているからという側面もあります。
あちらは《損ない》を使ってないはずですから、同型で《亡霊招き》4枚だけでは厳しい状況もあったのかもしれません。
しかし、(まだ見てないけどおそらく入ってるはずの、)《意思切る者》と《大祖始の遺産》は非常に相性悪いんですけど、だいじょぶなのかしら。
まあ、お手並み拝見です。
とか余裕ブッこいてたら、ターン2に《器用な決闘者》登場で悶絶。
こ、これはダメかもしれんね…。
…とか思ったらターン3にあちらが土地を置けません。
再び希望の光を見出すわたし。
島島平地の3枚しか置けていないあちらから4回殴られて12-20となったターン6。
6マナに伸ばしたこちらは、まずは《聖域のガーゴイル》でご機嫌伺い。
それには《霊魂放逐》でした。
ハンドに更に2枚《聖域のガーゴイル》のあるこちらは、《否認》を温存してそれをスルー。
すると返しに《熟考漂い》想起が来ました。
《霊魂放逐》の無かったこちらはそれを見送るしかなく。
あちらは《広漠なる変幻地》から4枚目の土地を手に入れました。もちろん沼。3色揃っちゃいました。
しかし、うれし過ぎたのか、アタックを忘れてくれました。
そうしてタップ・アウトした隙に、こちらはまず《器用な決闘者》。
これでもう好きに殴られることはありません。
続いて《聖域のガーゴイル》。
当然、《大祖始の遺産》が起動されますが、マナが出ないので、1枚追放モードしか選べません。
レスポンスであちらの墓地の《熟考漂い》を対象に《亡霊招き》。
その《亡霊招き》を追放して、無事に《聖域のガーゴイル》を回収です。
続くターン8。島を置くだけで動きのないあちらに対して、こちらは航空戦力2体で攻撃。
放たれる《苦悶のねじれ》に《否認》。
しかし、あちらも5マナに達していたので、そこに《否認》をかぶせられて、ガーゴイルが墓地へ。
続いて《聖域のガーゴイル》2号を唱えたところで、あちらは仕方なく《大祖始の遺産》の最終奥義を起動です。
墓地のガーゴイルは失ったものの、厄介な遺産を最小限の被害で片付け、ハンドにはガーゴイル3号も控えています。
こっからですなー。
あちらのターン9は、土地を6枚に伸ばし、メインで《名も無き転置》。こちらのガーゴイルが墓地へ。
そしてあちらの《聖域のガーゴイル》が登場です。
こちらは《聖域のガーゴイル》3号で墓地の2号を回収。
その返しで《脳噛みつき》!
このマッチ・アップではこいつは強いカードです。
レスポンスで、《苦悶のねじれ》であちらの《聖域のガーゴイル》を除去。
《聖域のガーゴイル》《霊魂放逐》《魂の操作》というハンドからガーゴイルを抜かれ、《苦悶のねじれ》で戦場のガーゴイルも除去されてしまいました。
しかしあちらはこの動きでタップ・アウト。
返しのターン、《魂の操作》で墓地のガーゴイル2号を拾ってすぐに場に出し、3号を回収。どうよ。
ところがあちらも鏡打ちです。
同様に《魂の操作》でガーゴイルを回収して、すぐに戦場に。
ただし、墓地には回収できるアーティファクトがありません。
ああ、でも、そうか。ガーゴイル2号を墓地に落としたのは《脳噛みつき》だったんだから、これでようやくおあいこなのか。
実に細かいアドバンテージの応酬です。
この対戦には多くのギャラリーがついてるようなのですが、見てる方はつまんないでしょうなー。
そして読んでるヒトもつまんないに違いない。
そこから暫く、地上は決闘者どうし、空中はガーゴイルどうしの睨み合いとなりました。
マナの伸ばし合いだけのターンが続いた後、あちらのターン15。
《熟考漂い》ス出しが来ました。
こちらの《霊魂放逐》には《否認》。それを更に《否認》。それを更に《否認》。あちらはタップ・アウト。
そこに、サイド・インした《アーシャへの捧げ物》。
お互い一気に手札が減り、2枚ずつです。
ライフも16-19まで回復できました。
このタップ・アウトの隙に何か動きたかったんですけども、何も引けず。
あちらはメイン《名も無き転置》でこちらのガーゴイルを除去して攻撃。14-19。
まだ何か持ってるんだろうなーと思いつつ、手札に残しておいたガーゴイルを唱えてみると、案の定《魂の操作》。
しかし、それを《否認》してみると、二の矢は来ません。
さっきの打ち消しあいで消耗しちゃいましたか。
墓地のガーゴイルを回収し、このチャンスに、今引きの《熟考漂い》想起。
《器用な決闘者》と《アーシャへの捧げ物》を引けました。
スピリット・トークンで殴って14-18。
この動きでこちらがタップ・アウトした隙を突いて、あちらが先に《器用な決闘者》弐号機。
そこでこちらは《損ない》をトップ・デッキ。
あちらの《聖域のガーゴイル》に使って、前方視界クリア。3点殴って14-15。
こちらの《器用な決闘者》弐号機も通り、地上は再び膠着です。
あちらは、手札に唯一残していた《聖域のガーゴイル》を、墓地にアーティファクトがない状態で唱えざるを得ません。
手札の無いコントロールは怖くないんですなー。
トップ・デッキした《急使の薬包》を早速出して割って《聖域のガーゴイル》4号を入手。
すぐに唱えて、その《急使の薬包》を回収です。
やりたい放題で、空中2点のクロックと大量のカードを入手しました。
2点ずつ3回殴って14-9になった返しに、投了されました。
あちらのマナ・トラブルに乗じただけですが、ともかくも3回戦進出です。
■「表」3回戦 vs ArcherDarks
ArcherDarksは、SP累計13位のプレイヤーです。
わたしと同様、順調に1回戦2回戦を勝ち上がってきた…、わけではなく、2回戦の対戦相手になるはずの2名が二人とも姿を見せず、BYEだったようです。
それ、なんていう逆シード?
Gatheringでのレーティングは1632。
やはりものすごく強いってわけでもないようですが、彼が最近開発したデッキが、ちょっとヤバイ感じなのです。
こういうデッキなんですが。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=8898
緑白のボーグル・デッキです。
それまでにも、緑白青や白青の被覆ビートダウンというアーキテクチャはあったのですが、それらの多くは賛美デッキでして、《印章の祝福》が入ってたりする感じのデッキだったんですよね。
ArcherDarksのEnchanted Overbeingは、どちらかというと、《ぬめるボーグル》に《超者の意向》と《大霊の盾》をつけて殴るという方面に特化した感じになってます。
それだけじゃ勝てないので、それらのカードとシナジーのあるバント・カラーのグッド・スタッフが詰め込まれています。
たぶん、このアーキタイプはArcherDarksのこのデッキが原型で、SPDC 9.07で優勝して注目を集めたのか、フォロワーが何名か現れました。
それで、青を足して《熟考漂い》とカウンターを積んだタイプとか、《ナヤの静刃》や《はさみカブト虫》の入ったタイプとか、いくつか亜種が現れたりもしたのですが。
わたしは、研究しようしようと思ってずっとサボってたので、今日初めて実戦ということになります。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも島沼《器用な決闘者》《熟考漂い》《否認》《霊魂放逐》《苦悶のねじれ》をキープです。
あちらは《広漠なる変幻地》から森。
ターン2には平地で2色揃えて、《岸砕きのミミック》。ぶん回りのヨカン.
ターン3。《広漠なる変幻地》を出してから、《ぬめるボーグル》。
さすがにこれは《霊魂放逐》せざるを得ません。
ミミックに5点くらって15-20。
変幻地からは《森》が出てきたので、タッチ青バージョンでないことが分かりました。
ターン4には森森平地平地から《クァーサルの群れ魔道士》。
群れ魔道士に《大霊の盾》がつくよりは、《岸砕きのミミック》に《超者の意向》がつく方がマシですし(《苦悶のねじれ》で対処できる)、将来《至福の休息》を使うことも考えて、群れ魔道士を殺すように《苦悶のねじれ》。
こちらの土地はここまで島島沼で、早くハンドの《器用な決闘者》と《損ない》を使える状態にしないといけません。
《熟考漂い》想起引いてきた《広漠なる変幻地》を出して白マナの調達を急ぎます。
こちらはタップ・アウトですが、あちらの動きは、《ぬめるボーグル》と《ゴールドメドウの侵略者》を出すのみ。
まだ致命的なオーラは持っていないのでしょう。
またもや5点くらって10-20。
このターン5には土地を置いていませんが、ハンドに2枚のカードを残しています。
おそらく除去でしょう。
それはともかく、早く何とかしないと死んじゃいます。
ここで《至福の休息》をトップ・デッキ。
さっき、我慢して群れ魔道士の方を殺しておいた甲斐がありました。
《岸砕きのミミック》に貼って、一安心。
続いて《器用な決闘者》。
これで地上は止まりました。
ハンドには2枚の《否認》と《損ない》。
ターン7にまずは《超者の意向》が来たので、これに《否認》1枚目。
ターン8には《大霊の盾》。これに《否認》2枚目。
あちらはこうした致命的なオーラが8枚デッキに入っていますが、こちらには4枚の《否認》しかありません。
つまり、時間を掛けていたら負けてしまいます。
というか、もうカウンター切れなので、早急に何とかしませんと。
ダメージ・レースも已む無し、と、《器用な決闘者》で殴り始めました。
当然、向こうはボーグルと侵略者で殴り返してきます。
《至福の休息》からの1点回復が頼りの綱渡り。
ところが、あちらが《バントの信刃》をプレイしたので、《魂の操作》でカウンターでき、さっき想起した《熟考漂い》を拾うことができました。
7マナ揃えてこれを戦場に。
ずっと抱えていたのであろう《結晶化》をつけられるましたが、生物を引き込めました。
《聖域のガーゴイル》は2枚目の《結晶化》をくらいますが、2枚目の《器用な決闘者》が戦場に出ます。
あちらのブロッカーは悉く除去して4点のクロックを守り切り、致命的なオーラを引かれる前に殴り切れました。
かなり運が良かったところですが、早い段階でアグレッシブな戦略に切り替えたのが奏功して、何とか逃げ切れました。
サイドボーディングしましょう。
IN: 《祓い士の薬包》3
OUT:《魂の操作》3
あまりサイド・インすることの多くない《祓い士の薬包》ですが、この相手には必要そうです。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも沼《エスパーの全景》《器用な決闘者》《祓い士の薬包》《霊魂放逐》《苦悶のねじれ》《至福の休息》をキープ。
しかし、これ、キープしない方がいいんでしょうかね。
明らかに、最初は白マナが出ずに苦労するのは見えてるんですけど。
初動はあちらターン2の《クァーサルの群れ魔道士》。
こいつがいると《祓い士の薬包》を使いにくいので、早く何とかしたい。
そのためには《苦悶のねじれ》を使えるようにするべきで、全景から島を出さなくてはならない。
ところがターン3にあちらは《はさみカブト虫》。
こいつを止めるには《器用な決闘者》が必要で、そのためには白マナがいるんですなー。
それはそうだけど青マナもいるので、全景からは島。
そしてドロー《急使の薬包》。これで平地を引いてこられるといいんですが。
《印章の祝福》とか持ってられると面倒なので、こちらターン3のメインで《クァーサルの群れ魔道士》に《苦悶のねじれ》。
あちらはターン4に土地が森平地平地で止まったものの、戦場に2/1《ナヤの静刃》を追加して、追及の手を弱めません。
すでにこちらのライフは14。早急に白マナが必要です。
ここで平地をトップ・デッキ!
今日はとてもついてる日のようです。
《器用な決闘者》が戦場に出て、地上がピタリと止まりました。
これであちらが《ナヤの静刃》に《大霊の盾》をつけたら終了ですが…、それは持ってなかったようです。
それは持ってなかったのですが、《ぬめるボーグル》《超者の意向》と出されて3点クロックを完成させられてしまいました。
しかし、ハンドには《祓い士の薬包》があります。
白マナが1つしか出ないので、すぐに起動はできませんが、直ちにセット。
ところがその返し、一緒に出しといた《急使の薬包》には目もくれず、《祓い士の薬包》に《帰化》。
こっちのデッキ、アーティファクトやエンチャントはそんなに使ってないと思うんですけど、良くサイド・インしましたね…。
《クァーサルの群れ魔道士》を4枚積んでいるにも関わらず、ですからね。
ボーグルに殴られて11-20。いよいよ危険水域です。
《急使の薬包》を割ってみたら、なんと2枚目の《祓い士の薬包》!
すぐ出して、今度は割られず。
割られはしなかったんですが、《岸砕きのミミック》《はさみカブト虫》と唱えられ、両方《霊魂放逐》せざるを得ず、まだ5マナしか出ていないこちらは《超者の意向》を割るマナが残せません。
5-20。
戦場のクリーチャーからの総攻撃を2回くらうと、《器用な決闘者》で1体ずつ討ち取っても、ライフ1しか残りません。
が、1残るなら十分ですなー。
あちらも残り手札1枚だけで、それは有効牌では無かったようで、その総攻撃は決行できず。
こちらはようやく《超者の意向》を割って一安心です。
続いて、《急使の薬包》を戻しながら《聖域のガーゴイル》。
出てきた《ゴールドメドウの侵略者》には、ありがたく《至福の休息》を貼らせてもらって、ライフの回復を図ります。
ここに至って、あちらは《はさみカブト虫》と《ナヤの静刃》での攻撃を決行。
静刃の方をブロックして3点くらって残りライフ2になりますが、あとは回復するだけだからだいじょぶー。
とか思ってたら、《至福の休息》に《帰化》が飛んできました。
迷った末に、虎の子の《否認》をこれに使うことに。
もうハンドに《否認》はないので、何か致命的なオーラをトップ・デッキされたら限りなく終了のお知らせに近いのですが、そこまでに数点回復できれば何とかなるんじゃなかろうか。
ここでまたも《聖域のガーゴイル》トップ。
《急使の薬包》を戻しながら出して、2点クロックを確保します。
返しのあちらのトップは《クァーサルの群れ魔道士》。
カウンターは持ってないので場に出ます。
こりゃまずかったー。
《至福の休息》を壊されたら、あちらのトップ次第で終了モードだなぁ、とか思ってたら、賛美された4/2《はさみカブト虫》が突っ込んできて、こちらの《器用な決闘者》で一方的に討ち取れてしまいました。
どうも、何か計算をお間違えになられたご様子です。
ここで心が折れたものか、まだ3-18でこれからという状況にも関わらず、投了されました。
なんか、運だけで勝った気がしますが、勝ちは勝ちです。
書ききれなかったのでつづくー。
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