第19回「The Dark」クラン・トーナメント参加報告
2009年9月7日 ゲーム9/5の土曜日に、MOでスタンダード・コモン構築の大会があったんですなー。
わたしが在籍しているクラン「The Dark」の主催大会、「第19回The Darkクラン・トーナメント」です。
公式報告はこちらです。
http://73420.diarynote.jp/200909062244523845/
参加者は9名で、スイス4ラウンドの持ち時計30分3本勝負で争いました。
全体の成績はこちらにあります。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?id=315
■デッキ選定経緯
今回は全く準備期間が取れず、当日の朝から情報収集を始めました。
「第10版」が落ちて、「基本セット2010」が入ったので、少し環境が変わっているはずです。
同じ環境のPREである、SPDC 10.01-10.04と、MPDC 6.11-6.14のメタゲームを引っ張り出して、にらめっこ。
《強迫》と《稲妻》が戻ってきたので、ジャンド・アグロとか、グリクシス・コントロールとかが成績を伸ばしているのかなぁ、と思ったらそうでもなく。
そんなにメタ・ゲームが変わっているというわけでもなさそうです。
それでも、以前よりも赤いデッキが多いかな?
まあ、良く分からないときはビートダウンでしょう。
■ステロイド
メイン・デッキ(60)
土地(20)
9《森/Forest》
7《山/Mountain》
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー(26)
4《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
4《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4《切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher》
4《ぼろ布食いの二人組/Tattermunge Duo》
4《燃えさしの織り手/Ember Weaver》
2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
4《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
その他の呪文(14)
3《巨大化/Giant Growth》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《途方もない力/Colossal Might》
4《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
サイドボード(15)
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《帰化/Naturalize》
3《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
4《穿刺破/Puncture Blast》
《ジャンドの斬刃》とか《切り裂き隊の壊し屋》とかに除去を使った後に出てくる《ぼろ布食いの二人組》とか《ロウクスの粗暴者》とかはなかなか止まりません。
《器用な決闘者》を乗り越えられるように、《巨大化》系の呪文を増量した構成になっています。
サイドの《帰化》は《ヴィダルケンの異国者》対策、《ナカティルの異国者》は同じく白青系のデッキ対策で、《穿刺破》はビートダウンや《大霊の盾》《神格の鋼》なんかにサイド・インします。
以前わたしが使っていたステロイドからの変更点は、次の通りです。
・《ショック》*4を《稲妻》*4に変えた
上位互換ですからねぇ。
・サイドの《火葬》*4を《穿刺破》*4に変えた
落ちちゃったものはしょうがないので、再生させない3点火力ということで。
・《枝細工下げの古老》と《ロウクスの粗暴者》の比率が3+3だったのを2+4に改めた
これは、少し受けを広くするためです。
環境に《強迫》が加わったので、DDWはちょっとつらいはずだろう、という読みもありました。
・サイドの《ボガーダンの炎魔》を《ナカティルの異国者》に変えた
落ちちゃったものは…
ということの他に、対ビートダウンはそんなに意識しなくてもいいかなー、という感じが前からあったので、それよりは苦手なアーキタイプ対策を優先させたというところです。
■第1ラウンド vs 不戦勝
ラッキー。
最初の不戦勝は、オポーネント・マッチ勝率の計算で有利になります。
加えて、みなさんのデッキをスカウティングですなー。
どうも、ビートダウンが多いっぽいですね。
■第2ラウンド vs arthfingさん
先ほどの偵察によれば、arthさんは白青コンのようでした。
メイン《ヴィダルケンの異国者》が確認できたので、相当分は悪そうですが、どうなりますやら。
・第1ゲーム
先手で森山《火荒の境界石》の7枚をキープ。あちらは1マリガン。
そしてターン2に出てきた《ヴィダルケンの異国者》をどうしようもなく投了でした。
ターン3に沼が出てきたので、白青コンというのは見間違えで、どうやらエスパー色のコントロールらしいということは分かりました。
まあでも、見間違えるくらいなので、場は白青中心のようです。
IN: 4*《帰化》3*《ナカティルの異国者》
OUT:4*《ロウクスの粗暴者》3*《ナヤの静刃》
あちらは《器用な決闘者》や《ヴィダルケンの異国者》で待ち構えているので、《巨大化》を使えない《ナヤの静刃》は無意味です。
《ロウクスの粗暴者》はカウンターの餌食なので、これもサイド・アウト。
白青相手には1ターンに2アクション起こせませんと。
・第2ゲーム
先手を選んで山山《火荒の境界石》の7枚をキープ。あちらもキープ。
相手が境界石含めて2マナで止まっているところを、境界石を《帰化》して攻勢に…と行きたかったのですが、《ゾンビの異国者》が出ているために、殴るに殴れず。
《稲妻》を引いて殴って、また《ゾンビの異国者》が出て、みたいな展開で、なかなかライフを減らせません。
ぐだぐだになりつつも力押しして、次のターンで勝てそう、という状態になったのですが、何故か手拍子で戦闘後メイン・フェイズをスキップしてしまい、ハンドの《燃えさしの織り手》をプレイせずにターンを返してしまうというボーン・ヘッド。
ライフ1点だけ残った相手の、ズラッと並んだプロテクション持ちを前に、火力待ちになりました。
4ターンくらい経過してから何とか無事に《稲妻》を引けたから良かったようなものの。
IN: 4*《穿刺破》
OUT: 1*《ナヤの静刃》3*《巨大化》
《ゾンビの異国者》まで出てくるとなると、地上からまともに殴るのはムリそうです。
火力を増強して、空中戦に持ち込みましょう。
・第3ゲーム
あちらが先手で1マリガン。こちらは森森山の7枚をキープ。
今度も《器用な決闘者》や《ヴィダルケンの異国者》を並べられて地上を膠着されますが、並べ合いから《ナカティルの異国者》でチマチマ削った後、本体に火力を集中し、プラン通りに焼き切りました。
先ずは1勝です。
■第3ラウンド vs maaさん
先ほどの偵察によれば、maaさんは赤緑タッチ白アグロのようでした。
これはもう、先手ゲーでしょう。
・第1ゲーム
見事先手をゲット。
森山の7枚をキープ。あちらは1マリガンです。
あちらの土地が詰まってる間にテンポを取って、ブロックに回らせて勝ちました。
IN: 2*《穿刺破》
OUT:2*《枝細工下げの古老》
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《火荒の境界石》の7枚をキープ。
ところが、その後もマナ基盤を引き続け、呪文3枚マナ基盤9枚のスーパー・フラッドで参りました。
・第3ゲーム
先手を選んだものの、森森の7枚をキープできず、森山の6枚をキープ。
あちらはキープ。
先手とはいえ、1マリガンだとちょっと苦しいものが。
案の定並べ合いになって、2枚少ないこちらは苦しい展開に。
ところが、コンバット・トリックをいっぱい引いたので、何もしないで負けるよりは何かして負ける方がいいだろう、ということで、デカイのだけで殴ってみることに。
案の定スルー。
返しの全力攻撃を(火力を考慮して)ライフ5点余して残し、今引きの《途方もない力》を合わせて総攻撃で勝ち。
《巨大化》系を積み込んだ甲斐がありました。
■第4ラウンド vs kaedama3koさん
偵察したときは、普通のジャンド・アグロであるように見えたのですが。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも森森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の7枚をゆとりキープ。
ところが実際はジャンド色のビッグ・マナでした。
4/4とか5/5とかがいっぱい出てくるデッキです。
サイズの差を埋められず、2対1交換を取られ続けて、あちらの生物だけが残って参りました。
IN: 4*《穿刺破》
OUT:4*《ナヤの静刃》
・第2ゲーム
先手を選びますが、山だけの初手をキープできず、《広漠なる変幻地》だけの6枚もマリガン、森森山山の5枚をキープです。
あちらは初手キープ。
そしてそのまま土地ばかり引き続け、マナ・フラッドで参りました。
■結果
最初にByeをもらったおかげで、オポ差で優勝となりました。
賞品に、《大貂皮鹿》を頂きました。
どうもありがとうございます。
■感想
「基本セット2010」が入ったことによるメタの変化はあんまり感じませんでした。
M10ならではのデッキというと、Kobさんの白単兵士と、atab0uさんの黒単フェアリー。
ですが、どちらも、特別な対策を強いられるデッキという感じはしません。
メタ的には従来の延長で考えて良さそうな気がします。
ということは、逆に、ステロイドが次回も通用するとはあんまり思えないので(いやまあ、今回も通用したわけじゃなくて、ラッキーだっただけなんですが)、デッキをどうするかは悩みますなー。
うーむ。
わたしが在籍しているクラン「The Dark」の主催大会、「第19回The Darkクラン・トーナメント」です。
公式報告はこちらです。
http://73420.diarynote.jp/200909062244523845/
参加者は9名で、スイス4ラウンドの持ち時計30分3本勝負で争いました。
全体の成績はこちらにあります。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?id=315
■デッキ選定経緯
今回は全く準備期間が取れず、当日の朝から情報収集を始めました。
「第10版」が落ちて、「基本セット2010」が入ったので、少し環境が変わっているはずです。
同じ環境のPREである、SPDC 10.01-10.04と、MPDC 6.11-6.14のメタゲームを引っ張り出して、にらめっこ。
《強迫》と《稲妻》が戻ってきたので、ジャンド・アグロとか、グリクシス・コントロールとかが成績を伸ばしているのかなぁ、と思ったらそうでもなく。
そんなにメタ・ゲームが変わっているというわけでもなさそうです。
それでも、以前よりも赤いデッキが多いかな?
まあ、良く分からないときはビートダウンでしょう。
■ステロイド
メイン・デッキ(60)
土地(20)
9《森/Forest》
7《山/Mountain》
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー(26)
4《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
4《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4《切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher》
4《ぼろ布食いの二人組/Tattermunge Duo》
4《燃えさしの織り手/Ember Weaver》
2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
4《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
その他の呪文(14)
3《巨大化/Giant Growth》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《途方もない力/Colossal Might》
4《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
サイドボード(15)
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《帰化/Naturalize》
3《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
4《穿刺破/Puncture Blast》
《ジャンドの斬刃》とか《切り裂き隊の壊し屋》とかに除去を使った後に出てくる《ぼろ布食いの二人組》とか《ロウクスの粗暴者》とかはなかなか止まりません。
《器用な決闘者》を乗り越えられるように、《巨大化》系の呪文を増量した構成になっています。
サイドの《帰化》は《ヴィダルケンの異国者》対策、《ナカティルの異国者》は同じく白青系のデッキ対策で、《穿刺破》はビートダウンや《大霊の盾》《神格の鋼》なんかにサイド・インします。
以前わたしが使っていたステロイドからの変更点は、次の通りです。
・《ショック》*4を《稲妻》*4に変えた
上位互換ですからねぇ。
・サイドの《火葬》*4を《穿刺破》*4に変えた
落ちちゃったものはしょうがないので、再生させない3点火力ということで。
・《枝細工下げの古老》と《ロウクスの粗暴者》の比率が3+3だったのを2+4に改めた
これは、少し受けを広くするためです。
環境に《強迫》が加わったので、DDWはちょっとつらいはずだろう、という読みもありました。
・サイドの《ボガーダンの炎魔》を《ナカティルの異国者》に変えた
落ちちゃったものは…
ということの他に、対ビートダウンはそんなに意識しなくてもいいかなー、という感じが前からあったので、それよりは苦手なアーキタイプ対策を優先させたというところです。
■第1ラウンド vs 不戦勝
ラッキー。
最初の不戦勝は、オポーネント・マッチ勝率の計算で有利になります。
加えて、みなさんのデッキをスカウティングですなー。
どうも、ビートダウンが多いっぽいですね。
■第2ラウンド vs arthfingさん
先ほどの偵察によれば、arthさんは白青コンのようでした。
メイン《ヴィダルケンの異国者》が確認できたので、相当分は悪そうですが、どうなりますやら。
・第1ゲーム
先手で森山《火荒の境界石》の7枚をキープ。あちらは1マリガン。
そしてターン2に出てきた《ヴィダルケンの異国者》をどうしようもなく投了でした。
ターン3に沼が出てきたので、白青コンというのは見間違えで、どうやらエスパー色のコントロールらしいということは分かりました。
まあでも、見間違えるくらいなので、場は白青中心のようです。
IN: 4*《帰化》3*《ナカティルの異国者》
OUT:4*《ロウクスの粗暴者》3*《ナヤの静刃》
あちらは《器用な決闘者》や《ヴィダルケンの異国者》で待ち構えているので、《巨大化》を使えない《ナヤの静刃》は無意味です。
《ロウクスの粗暴者》はカウンターの餌食なので、これもサイド・アウト。
白青相手には1ターンに2アクション起こせませんと。
・第2ゲーム
先手を選んで山山《火荒の境界石》の7枚をキープ。あちらもキープ。
相手が境界石含めて2マナで止まっているところを、境界石を《帰化》して攻勢に…と行きたかったのですが、《ゾンビの異国者》が出ているために、殴るに殴れず。
《稲妻》を引いて殴って、また《ゾンビの異国者》が出て、みたいな展開で、なかなかライフを減らせません。
ぐだぐだになりつつも力押しして、次のターンで勝てそう、という状態になったのですが、何故か手拍子で戦闘後メイン・フェイズをスキップしてしまい、ハンドの《燃えさしの織り手》をプレイせずにターンを返してしまうというボーン・ヘッド。
ライフ1点だけ残った相手の、ズラッと並んだプロテクション持ちを前に、火力待ちになりました。
4ターンくらい経過してから何とか無事に《稲妻》を引けたから良かったようなものの。
IN: 4*《穿刺破》
OUT: 1*《ナヤの静刃》3*《巨大化》
《ゾンビの異国者》まで出てくるとなると、地上からまともに殴るのはムリそうです。
火力を増強して、空中戦に持ち込みましょう。
・第3ゲーム
あちらが先手で1マリガン。こちらは森森山の7枚をキープ。
今度も《器用な決闘者》や《ヴィダルケンの異国者》を並べられて地上を膠着されますが、並べ合いから《ナカティルの異国者》でチマチマ削った後、本体に火力を集中し、プラン通りに焼き切りました。
先ずは1勝です。
■第3ラウンド vs maaさん
先ほどの偵察によれば、maaさんは赤緑タッチ白アグロのようでした。
これはもう、先手ゲーでしょう。
・第1ゲーム
見事先手をゲット。
森山の7枚をキープ。あちらは1マリガンです。
あちらの土地が詰まってる間にテンポを取って、ブロックに回らせて勝ちました。
IN: 2*《穿刺破》
OUT:2*《枝細工下げの古老》
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《火荒の境界石》の7枚をキープ。
ところが、その後もマナ基盤を引き続け、呪文3枚マナ基盤9枚のスーパー・フラッドで参りました。
・第3ゲーム
先手を選んだものの、森森の7枚をキープできず、森山の6枚をキープ。
あちらはキープ。
先手とはいえ、1マリガンだとちょっと苦しいものが。
案の定並べ合いになって、2枚少ないこちらは苦しい展開に。
ところが、コンバット・トリックをいっぱい引いたので、何もしないで負けるよりは何かして負ける方がいいだろう、ということで、デカイのだけで殴ってみることに。
案の定スルー。
返しの全力攻撃を(火力を考慮して)ライフ5点余して残し、今引きの《途方もない力》を合わせて総攻撃で勝ち。
《巨大化》系を積み込んだ甲斐がありました。
■第4ラウンド vs kaedama3koさん
偵察したときは、普通のジャンド・アグロであるように見えたのですが。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも森森山《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》の7枚をゆとりキープ。
ところが実際はジャンド色のビッグ・マナでした。
4/4とか5/5とかがいっぱい出てくるデッキです。
サイズの差を埋められず、2対1交換を取られ続けて、あちらの生物だけが残って参りました。
IN: 4*《穿刺破》
OUT:4*《ナヤの静刃》
・第2ゲーム
先手を選びますが、山だけの初手をキープできず、《広漠なる変幻地》だけの6枚もマリガン、森森山山の5枚をキープです。
あちらは初手キープ。
そしてそのまま土地ばかり引き続け、マナ・フラッドで参りました。
■結果
最初にByeをもらったおかげで、オポ差で優勝となりました。
賞品に、《大貂皮鹿》を頂きました。
どうもありがとうございます。
■感想
「基本セット2010」が入ったことによるメタの変化はあんまり感じませんでした。
M10ならではのデッキというと、Kobさんの白単兵士と、atab0uさんの黒単フェアリー。
ですが、どちらも、特別な対策を強いられるデッキという感じはしません。
メタ的には従来の延長で考えて良さそうな気がします。
ということは、逆に、ステロイドが次回も通用するとはあんまり思えないので(いやまあ、今回も通用したわけじゃなくて、ラッキーだっただけなんですが)、デッキをどうするかは悩みますなー。
うーむ。
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