「ゼンディカー」SPDC向け評価レビュー
2010年2月15日 ゲームオンラインでもそろそろ「ワールドウェイク」が発売になるということで、その評価もしなくちゃならないのですが、その前に。
「ゼンディカー」のSPDC(スタンダード・コモン構築)向け評価のレビューをしておこうと思い立ちました。
答え合わせですなー。
どのくらい合ってたでしょう。
・・・と思ったら、DiaryNoteの方には元記事をアップしていなかったという。
まあいいや。
今さら終った環境の予測記事を出しなおしても意味ないでしょうし。
どうしてもな方はGathiiの方へどうぞ。
では行ってみます。
■使われるでしょう、と予測したカード
・大正解
o 《噴出の稲妻》
黒赤もナヤ上陸も、赤の入るデッキはみんなこぞってこのカードを使いました。
o 《未達への旅》
《忘却の輪》じゃなくてこれを入れるデッキの方が多かった。
o 《ぐらつく峰》
大正解。たいていのナヤ上陸に2枚入ってました。
o 《巨森の蔦》
ナヤ上陸に4積みでした。
・ハズレ
o 《地鳴りの揺るぎ》
《器用な決闘者》を入れるようなデッキがトップ・メタになかったために、これをサイドに取るデッキは(皆無ではなかったものの)少なかったです。
・大ハズレ
o 《取り消し》
全く見かけませんでした。
「ゼンディカー」はコントロールにはきつい環境でしたね。
o 《鎌虎》
XPDCの緑青黒コントロールに入ったりしてましたが、そのくらい。
SPDCでは全く見ませんでした。
o 《変わり樹の木立ち》
この環境の緑を使うデッキは赤も使っていたので、《ぐらつく峰》が優先でした。
緑白、緑白青、黒緑などのアーキテクチャがほとんど使われなかったのがそもそも読みを外していました。
このセクションの成績は、正解4-ハズレ4。
半分しか当たりませんでした。
■使われてもおかしくない、と予測したカード
・大正解
o 《グール・ドラズの吸血鬼》
一部の黒赤やジャンド・アグロで使われました。
o 《ステップのオオヤマネコ》
ナヤ上陸が発明される前に盛んだったボロス上陸のキー・クリーチャーでした。
o 《吸血鬼の裂断者》
相当数の黒赤デッキがこれを採用しました。
o 《ゼクター祭殿の探検》
ボロス上陸やナヤ上陸で盛んに使われましたが、どのデッキにも入ったわけでもなく。
・まあ正解
o 《冒険者の装具》《板金鎧の土百足》
どちらもナヤ上陸に4積みだったという意味では当たりでしたが。
赤い上陸デッキが来る、ということを、自信を持って読みきれませんでした。
o 《見栄え損ない》
黒赤も、白黒コントロールも、こぞってこれを使いました。
が、も一つ上の評価で良かったですね。
o 《コーの空漁師》
これも、白いデッキのほとんどに入りましたので、も一つ上の評価で良かったです。
・ハズレ
o 《砕土》
確かに、初期のナヤ上陸デッキなどで、少し使われましたが、やがて抜けていきました。
・大ハズレ
o 《忌まわしい最期》
ほとんど使われませんでした。
o 《アイオーの廃墟の探検》《風乗りの長魚》
青い上陸デッキが来ないことは読み切れませんでした。
o 《魂の階段の探検》《サラカーの匪賊》
黒い上陸デッキもほとんど作られませんでした。
しかもその、僅かにあった黒い上陸デッキに入ったのは《グレイブディガー》でした。
確かに、上陸デッキには《冒険者の装具》があるので、2/2だってアタッカーになりますから、《魂の階段の探検》よりもそっちの方がハナシが早いです。
o 《ニマーナの売剣》《オラン=リーフの生き残り》《ウマーラの猛禽》
「同盟者デッキ」というアーキタイプ自体が不人気でした。
全くなかったわけでもなかったのですが。
o 《天空のアジサシ》
さすがに入るデッキがなかったようです。
確かに、もっといいクリーチャーいますからねぇ。
このセクションの成績は、正解8-ハズレ10。
いやー、こりゃ恥ずかしいですなー。
■どうだろう、と予測したカード
・大正解
o 《カルニの心臓の探検》
初期の上陸デッキで稀に使われたくらい。
o 《コーの鉤の達人》
白青黒アグロ・コントロール(“Sanctified”)や白単兵士でときどき見かけるくらいでした。
・まあ正解
o 《破砕》《ゴブリンの近道抜け》《オラン=リーフの出家蜘蛛》《無謀な識者》《破滅的なミノタウルス》《野蛮な影法師》《尖塔の連射》《領地のベイロス》《大木口の幼生》《鞭打ちの罠》
全くと言っていいほど使われませんでした。
o 《巨大蠍》《松明投げ》
これらも全くと言っていいほど使われませんでした。
ゼンディカー・ブロック・コモン構築では盛んに使われたんですが。
o 《ハグラのクロコダイル》
黒い上陸デッキはほとんど作られませんでしたし、それにも入りませんでした。
o 《高地の狂戦士》《ジョラーガの吟遊詩人》《マキンディの盾の仲間》《オンドゥの僧侶》《石造りのピューマ》《タクタクの唸り屋》
「同盟者デッキ」というアーキタイプ自体が不人気でした。
o 《マグマの裂け目》
ブロック構築でしか使われませんでした。
o 《カビのシャンブラー》
ランデス・デッキで見かけたのみでした。
o 《命拾い》
“The Solution”という、白青黒のアグロ・コントロールで、《未達への旅》とのコンボ要員として使われたくらいでした。
ぼく自身は白黒コントロールに入れて使ってたんですけども、少数派だったみたいです。
・ハズレ
o 《乱動への突入》
青黒系のデッキでそれなりに使われました。
・大ハズレ
o 《ゴブリンの奇襲隊》
赤単、ボロス上陸、黒赤などで使いまくられました。
o 《放牧の林鹿》
ナヤ上陸の定番クリーチャーとして大いに使われました。
o 《カビーラの交差路》
白黒コントロールなどで盛んに使われました。
o 《コーの奉納者》
白いデッキのほとんどに、メインかサイドには入ってました。
非常に強かった。
このセクションの成績は、正解24-ハズレ5。
かなり正解率が高いですが、弱いカードを弱いと言うのは誰でもできるんですなー。
■ないでしょう、と予測したカード
・大正解。
o 《刃牙の猪》《沼のぼろ布まとい》《突風の統率者》《隊商のハルダ》《崖を縫う者》《ゴブリンの戦化粧》《面晶体集め》《クラーケンの幼子》《無気力の罠》《愚鈍な虚身》《ぬかるみの荒廃》《柱平原の雄牛》《浅瀬の海蛇》《殺戮の叫び》《絡め汁》《嵐のフクロウ》《罠探しの計略》《巨森を喰らうもの》《ゼンディカーの彼方導き》
全く使われませんでした。
・まあ正解。
o 《獣狩り》《血の求道者》《勇敢な防御》《冒涜された地》《探検の地図》《心臓刺しの蚊》《コーの地図作り》《コーの装具役》《溶鉄の荒廃者》《麻痺の掌握》《ピラニアの湿地》《髑髏砕きの巨人》《盾の仲間の祝福》《空の遺跡のドレイク》《飛翔する海崖》《呪文貫き》《陽の泉の探検》《吸血鬼の一噛み》
皆無ではなかったものの、使われたのは非常に稀でした。
o 《秘宝の破壊》
使われたのは非常に稀でした。
でも、いざ使われてみるとかなり強いです。
・ハズレ
o 《探検者の望遠鏡》
ボロス上陸で入れているデッキがいくつかありました。
o 《不気味な発見》
白黒コントロールなどで、採用しているデッキがいくつかありました。
o 《広がりゆく海》
ナヤ上陸対策で、いくつかのデッキで使われました。
“Spread-Mirage”には4積みです。
・大ハズレ
o 《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》
白黒コントロールのフィニッシャーに採用されました。
《立ちはだかる影》でいいでしょ、とか思ってたら、基礎タフネス2と速攻が強かった。
このセクションの成績は、正解37-ハズレ4。
ここで大ハズレはみっともない。
■総括
全体に、使われるだろうと思ったけど使われなかったカードが多かったようです。
特に、「同盟者」がアーキタイプとして確立しなかったのが響きました。
優良カードのカバー率の点から見ると、
使われるだろうと思って使われたカード:12種類。
使われないだろうと思って使われたカード:9種類。
ちょっと率が悪いですね。
まあ、ブロックの最初のセットは、予想が難しいものかもしれません。
気を取り直して、「ワールドウェイク」のカード評価に進みましょう。
「ゼンディカー」のSPDC(スタンダード・コモン構築)向け評価のレビューをしておこうと思い立ちました。
答え合わせですなー。
どのくらい合ってたでしょう。
・・・と思ったら、DiaryNoteの方には元記事をアップしていなかったという。
まあいいや。
今さら終った環境の予測記事を出しなおしても意味ないでしょうし。
どうしてもな方はGathiiの方へどうぞ。
では行ってみます。
■使われるでしょう、と予測したカード
・大正解
o 《噴出の稲妻》
黒赤もナヤ上陸も、赤の入るデッキはみんなこぞってこのカードを使いました。
o 《未達への旅》
《忘却の輪》じゃなくてこれを入れるデッキの方が多かった。
o 《ぐらつく峰》
大正解。たいていのナヤ上陸に2枚入ってました。
o 《巨森の蔦》
ナヤ上陸に4積みでした。
・ハズレ
o 《地鳴りの揺るぎ》
《器用な決闘者》を入れるようなデッキがトップ・メタになかったために、これをサイドに取るデッキは(皆無ではなかったものの)少なかったです。
・大ハズレ
o 《取り消し》
全く見かけませんでした。
「ゼンディカー」はコントロールにはきつい環境でしたね。
o 《鎌虎》
XPDCの緑青黒コントロールに入ったりしてましたが、そのくらい。
SPDCでは全く見ませんでした。
o 《変わり樹の木立ち》
この環境の緑を使うデッキは赤も使っていたので、《ぐらつく峰》が優先でした。
緑白、緑白青、黒緑などのアーキテクチャがほとんど使われなかったのがそもそも読みを外していました。
このセクションの成績は、正解4-ハズレ4。
半分しか当たりませんでした。
■使われてもおかしくない、と予測したカード
・大正解
o 《グール・ドラズの吸血鬼》
一部の黒赤やジャンド・アグロで使われました。
o 《ステップのオオヤマネコ》
ナヤ上陸が発明される前に盛んだったボロス上陸のキー・クリーチャーでした。
o 《吸血鬼の裂断者》
相当数の黒赤デッキがこれを採用しました。
o 《ゼクター祭殿の探検》
ボロス上陸やナヤ上陸で盛んに使われましたが、どのデッキにも入ったわけでもなく。
・まあ正解
o 《冒険者の装具》《板金鎧の土百足》
どちらもナヤ上陸に4積みだったという意味では当たりでしたが。
赤い上陸デッキが来る、ということを、自信を持って読みきれませんでした。
o 《見栄え損ない》
黒赤も、白黒コントロールも、こぞってこれを使いました。
が、も一つ上の評価で良かったですね。
o 《コーの空漁師》
これも、白いデッキのほとんどに入りましたので、も一つ上の評価で良かったです。
・ハズレ
o 《砕土》
確かに、初期のナヤ上陸デッキなどで、少し使われましたが、やがて抜けていきました。
・大ハズレ
o 《忌まわしい最期》
ほとんど使われませんでした。
o 《アイオーの廃墟の探検》《風乗りの長魚》
青い上陸デッキが来ないことは読み切れませんでした。
o 《魂の階段の探検》《サラカーの匪賊》
黒い上陸デッキもほとんど作られませんでした。
しかもその、僅かにあった黒い上陸デッキに入ったのは《グレイブディガー》でした。
確かに、上陸デッキには《冒険者の装具》があるので、2/2だってアタッカーになりますから、《魂の階段の探検》よりもそっちの方がハナシが早いです。
o 《ニマーナの売剣》《オラン=リーフの生き残り》《ウマーラの猛禽》
「同盟者デッキ」というアーキタイプ自体が不人気でした。
全くなかったわけでもなかったのですが。
o 《天空のアジサシ》
さすがに入るデッキがなかったようです。
確かに、もっといいクリーチャーいますからねぇ。
このセクションの成績は、正解8-ハズレ10。
いやー、こりゃ恥ずかしいですなー。
■どうだろう、と予測したカード
・大正解
o 《カルニの心臓の探検》
初期の上陸デッキで稀に使われたくらい。
o 《コーの鉤の達人》
白青黒アグロ・コントロール(“Sanctified”)や白単兵士でときどき見かけるくらいでした。
・まあ正解
o 《破砕》《ゴブリンの近道抜け》《オラン=リーフの出家蜘蛛》《無謀な識者》《破滅的なミノタウルス》《野蛮な影法師》《尖塔の連射》《領地のベイロス》《大木口の幼生》《鞭打ちの罠》
全くと言っていいほど使われませんでした。
o 《巨大蠍》《松明投げ》
これらも全くと言っていいほど使われませんでした。
ゼンディカー・ブロック・コモン構築では盛んに使われたんですが。
o 《ハグラのクロコダイル》
黒い上陸デッキはほとんど作られませんでしたし、それにも入りませんでした。
o 《高地の狂戦士》《ジョラーガの吟遊詩人》《マキンディの盾の仲間》《オンドゥの僧侶》《石造りのピューマ》《タクタクの唸り屋》
「同盟者デッキ」というアーキタイプ自体が不人気でした。
o 《マグマの裂け目》
ブロック構築でしか使われませんでした。
o 《カビのシャンブラー》
ランデス・デッキで見かけたのみでした。
o 《命拾い》
“The Solution”という、白青黒のアグロ・コントロールで、《未達への旅》とのコンボ要員として使われたくらいでした。
ぼく自身は白黒コントロールに入れて使ってたんですけども、少数派だったみたいです。
・ハズレ
o 《乱動への突入》
青黒系のデッキでそれなりに使われました。
・大ハズレ
o 《ゴブリンの奇襲隊》
赤単、ボロス上陸、黒赤などで使いまくられました。
o 《放牧の林鹿》
ナヤ上陸の定番クリーチャーとして大いに使われました。
o 《カビーラの交差路》
白黒コントロールなどで盛んに使われました。
o 《コーの奉納者》
白いデッキのほとんどに、メインかサイドには入ってました。
非常に強かった。
このセクションの成績は、正解24-ハズレ5。
かなり正解率が高いですが、弱いカードを弱いと言うのは誰でもできるんですなー。
■ないでしょう、と予測したカード
・大正解。
o 《刃牙の猪》《沼のぼろ布まとい》《突風の統率者》《隊商のハルダ》《崖を縫う者》《ゴブリンの戦化粧》《面晶体集め》《クラーケンの幼子》《無気力の罠》《愚鈍な虚身》《ぬかるみの荒廃》《柱平原の雄牛》《浅瀬の海蛇》《殺戮の叫び》《絡め汁》《嵐のフクロウ》《罠探しの計略》《巨森を喰らうもの》《ゼンディカーの彼方導き》
全く使われませんでした。
・まあ正解。
o 《獣狩り》《血の求道者》《勇敢な防御》《冒涜された地》《探検の地図》《心臓刺しの蚊》《コーの地図作り》《コーの装具役》《溶鉄の荒廃者》《麻痺の掌握》《ピラニアの湿地》《髑髏砕きの巨人》《盾の仲間の祝福》《空の遺跡のドレイク》《飛翔する海崖》《呪文貫き》《陽の泉の探検》《吸血鬼の一噛み》
皆無ではなかったものの、使われたのは非常に稀でした。
o 《秘宝の破壊》
使われたのは非常に稀でした。
でも、いざ使われてみるとかなり強いです。
・ハズレ
o 《探検者の望遠鏡》
ボロス上陸で入れているデッキがいくつかありました。
o 《不気味な発見》
白黒コントロールなどで、採用しているデッキがいくつかありました。
o 《広がりゆく海》
ナヤ上陸対策で、いくつかのデッキで使われました。
“Spread-Mirage”には4積みです。
・大ハズレ
o 《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》
白黒コントロールのフィニッシャーに採用されました。
《立ちはだかる影》でいいでしょ、とか思ってたら、基礎タフネス2と速攻が強かった。
このセクションの成績は、正解37-ハズレ4。
ここで大ハズレはみっともない。
■総括
全体に、使われるだろうと思ったけど使われなかったカードが多かったようです。
特に、「同盟者」がアーキタイプとして確立しなかったのが響きました。
優良カードのカバー率の点から見ると、
使われるだろうと思って使われたカード:12種類。
使われないだろうと思って使われたカード:9種類。
ちょっと率が悪いですね。
まあ、ブロックの最初のセットは、予想が難しいものかもしれません。
気を取り直して、「ワールドウェイク」のカード評価に進みましょう。
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