それでは気を取り直して、「ワールドウェイク」のコモン・カードの、スタンダード・コモン構築向け評価です。

■使われるでしょう
既に実績を残しているアーキタイプに入るであろうカードです。

・《腐敗したゼンディコン/Corrupted Zendikon》
・《破壊者のゼンディコン/Crusher Zendikon》
・《護衛のゼンディコン/Guardian Zendikon》
・《風のゼンディコン/Wind Zendikon》
なんだこりゃ!
フェッチ土地にこれをつける→ブロッカーに使う→除去されそうになったら能力起動→ライブラリーから土地を探した上にフェッチ土地が手札に戻る。
多色コントロール・デッキが使いまくる予感がします。
ちなみにぼくの予感は50%くらい当たるようです。
しかし、アグロ・デッキは使うのかな。
ナヤ上陸やランプなど、デッキの土地を圧縮できないアグロ・デッキなら使うかもしれません。
しかし、タップしちゃうと、相手が白い場合に、《平和な心》系または追放系の除去でカード・アドバンテージを失うのがねー。
そんな余裕を与えなければいいんでしょうけれど。
相手が白でさえなければ、攻撃にも行けますし、ターゲットもフェッチ土地じゃなくても《くすぶる尖塔》などのCIP土地でもいいのですが。
あるいは、《吸血鬼の貴族》に食わせるという方法もありますか。

コントロールが使いそう:白、黒
アグロが使うかもしれない:青、赤
ちょっと重い:緑

という感じです。

・《コーシの荒廃者/Cosi’s Ravager》
ナヤ上陸のメインに、《放牧の林鹿》と入れ替えで入りそうな予感。

・《ハリマーの深み/Halimar Depths》
《物知りフクロウ》ですが、青の入る様々なデッキに1枚か2枚入りそうです。
2色以上のどのデッキにもだいたい《広漠なる変幻地》は入るので、ライブラリー・トップを操作できることは結構強いことかも。

・《流砂/Quicksand》
残念ながらナヤ上陸にはあんまり効きそうにないですが、その他のアグロ・デッキの多くに効きそうです。
コントロールに入るのではないかしら。
コントロールが使われるかどうかは別として。

・《焼尽の猛火/Searing Blaze》
帰ってきた《つっかかり》。
赤いデッキの多くが採用することでしょう。

・《墳墓の呪詛/Tomb Hex》
メインに《破滅の刃》を積んでいるデッキは今でもあるわけですが、そのうちのいくつかはこれで置き換えられそうな気がします。

■使われてもおかしくない
既に実績を残しているアーキタイプに入るかもしれないカード、新たなアーキタイプが成立するならそれに入りそうなカード、です。

・《天頂の鷹/Apex Hawks》
これをフィニッシャーに据えたコントロール・デッキが新たに作られそうな予感。

・《上天の貿易風/AEther Tradewinds》
《乱動への突入》が使われているくらいなので、これも使われる可能性はあります。
《未達への旅》にレスポンスで使えば、一体永久リムーヴしつつ一体バウンス。
悪くないですね。

・《ボジューカの盗賊/Bojuka Brigand》
・《灰色革の狩人/Graypelt Hunter》
・《兵員への参加/Join the Ranks》
黒緑白同盟者はあるような気がします。
そしてそれには入りそうです。

・《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
タフネス4の被覆持ちっていうのはけっこうスゴイコトです。
Doom Starが《器用な決闘者》の代わりにこれを入れてもフシギじゃない気がします。
環境に2/3や3/3がけっこういるのに対して、4/1や4/2はほとんどいませんし、何より《平地》がいらなくなります。
そして、盤面を掌握した後のこいつはまさに青い《巨大ヒヨケムシ》。

・《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》
後で述べますが、白青石臼同盟者はアリのような気がします。

・《イオナの裁き/Iona’s Judgment》
白黒コントロールのサイドボードに欲しい能力なのですが、いかんせん5マナは重過ぎます。
エンチャント触れなくていいから4マナだったらなぁ・・・。
でも、Dark Starには入るかもしれません。
追放系の除去があると、墓地対策を減らせるメリットがあるんですよね。

・《深遠の謎》
カードの性質上、普通のコントロール・デッキは採用し難い感じがします。
むしろ、青の混じったアグロ・コントロールが入れそうな。
Strixyとか、Sanctifiedとか。
Spread-Mirageも入れるかもしれません。

・《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
2/2じゃなくて1/1飛行が出てくる無色の《国境地帯のレインジャー》。
具体的にどのデッキで、っていうことじゃないんですけど、なんか使い道はあるような。エスパーとか。
しかし、こんなカードが使われるようだと、Spread-Mirageの今後はだいぶ厳しいものがありそうです。

■どうだろう
弱くはないんだけど既存のアーキタイプには居場所がなさそう、新たなアーキタイプのデッキにも入るかどうか微妙、というカードです。

・《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
インスタント・タイミングで使えない墓地対策は、本来あんまり意味がないんですが、マナもカードも使わないとなったらハナシは別かも。
黒の濃いデッキなら、タップ・インのデメリットは気になりません。
でも、黒の濃いデッキなら《堕落の触手》を使うはずで、そうなるとこれもあまりたくさんは入れたくありませんね。
難しいところです。

・《災難の瀬戸際/Brink of Disaster》
カードのデザイン意図としては、ミシュラ・ランド対策ということなんでしょうけれど。
コモンには(ゼンディコンはあるけど)ミシュラ・ランドはないので、わざわざこれを使わなくても他のクリーチャー対策カードで十分でしょう。
一方で、“Spread-Mirage”のようなランデス・デッキに入る可能性は皆無とは言えず。
でも続唱で出てこないから無理かな。

・《巣立つグリフィン/Fledgling Griffin》
緑白アグロに入っている《嵐前線のペガサス》か《天望の騎士》あたりを置き換えるようなそうでもないような・・・。

・《ナーリッドの群れ/Gnarlid Pack》※ご指摘を受けて書き直しました。
2マナ2/2、4マナ3/3、6マナ4/4。だったんですね。指摘されて気が付きました。
土地が余り気味になる“Spread-Mirage”あたりに入ってもいいかもしんないですが。
が、代わりに何を抜くのかが良く分かりません。
《マトカの暴動者》も《腐肉団》(または《グレイブディガー》)も抜けないし・・・。
サイドに入れて、相手が墓地対策してくる第2第3ゲームに《腐肉団》の代わりに入れる・・・なんてこともないような。

・《面晶体の流浪者/Hedron Rover》
多くの場合、ナヤ上陸には《ステップのオオヤマネコ》は入りません。
《板金鎧の土百足》と《冒険者の装具》が強いのであって、上陸で大きくなるなら何でもいいわけじゃないのです。
もっと軽くて優秀な2/2が他にもあるので、これはちょっとどうですかねー。

・《帆凧/Kitesail》
《ニューロックの滑空翼》にパワー修整がついて1マナ重くなりました。
「ミラディン」ブロックが現役の頃はまだスタンダード・コモン構築は盛んではなかったので、《ニューロックの滑空翼》がスタンダード・コモン構築でどうだったかについては良く分かりません。
Pauper(つまり、クラシック・コモン構築)の青単コントロールでは、《深き刻の忍者》の攻撃を通すために入っているのを極く稀に見ることがありますが、それ以外には見掛けないです。
しかもそれは、《粗石の魔道士》でシルバー・バレット的に引っ張れるから1枚挿しされているだけであって。
普通のクリーチャーに飛行をつけたいのなら、最初から飛んでるクリーチャーを採用すればいいわけで、そのためにカード・スロットとマナを割くのは効率が悪いですよね。
パワー修整がついてどうかというところですが、《骨の鋸》も全くと言っていいほど使われてませんしねぇ。
それでもここにリスト・アップしているのは、もしかして黒赤が《縫い目のドレイク》を抜いて2枚くらい入れるかもしれないと思ったからです。
蘇生した《臓物を引きずる者》が4/3飛行で殴ってきたり《カターリの爆撃兵》のトークンが2/1飛行で殴ってきたりしたら結構ヤかもしれないですよね。
あるいは、《鼓動の追跡者》や《吸血鬼の裂断者》あたりにつけたり。
でもこれを入れるくらいなら《冒険者の装具》を入れるか。
あとは、回避クリーチャーのいない黒緑白同盟者が入れるかも。入れないかも。

・《鼓動の追跡者/Pulse Tracker》
ブロッカーが出ていなければ1マナ2/1。
相手のブロッカーがパワー0なら殴り続けられます。
でも、この環境1マナ2/2がけっこういますからねぇ。
《吸血鬼の裂断者》4枚じゃ足らないっていうデッキならワンチャンスあるかもしれませんが。

・《泥地の吸血鬼/Quag Vampires》
黒いデッキの黒対策サイドボードにどうでしょう。
7マナ4/4アンブロッカブル。
《心臓刺しの蚊》の方がいいか。

・《疲弊の休息/Rest for the Weary》
ぼくはDark Starに《陽の泉の探検》を入れたくらいなので、2マナで8点回復するなら検討の余地は大いにあります。
だがしかし、世間のヒトが使うかどうかというのはまた別のハナシ。

・《乱動する地形/Roiling Terrain》
けっこう土地を壊せるカードが増えてきたので、Spread-Mirageではないランデス・デッキが作られる可能性も無きにしも非ずな気が。

・《無情な選刃/Ruthless Cullblade》
《グール・ドラズの吸血鬼》は使われたので、これも使われる可能性が皆無とは言えないかもしれませんが・・・。
回避能力がないのでやっぱりムリかな。

・《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
《飛翔する海崖》がほとんど使われなかったことを考えると、これも微妙な感じがします。
《平和な心》系のオーラが使われている環境なら、一考の余地はあるんですが。
最近は、ごく稀に《結晶化》を見るような見ないような、程度ですもんね。

■ないでしょう
その他の残念なカード達です。

・《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger》
2マナ2/1速攻だけどその後1/1と考えると、《ゴブリンの奇襲隊》に軍配が上がってしまいます。
すべては黒赤緑同盟者アグロが成り立つかどうかにかかっていると思われます。
が、それはどうもダメっぽい気が。

・《東屋のエルフ/Arbor Elf》
ゼンディコンのついた森をアンタップできる《ラノワールのエルフ》ってことですね。
ゼンディコン自体は多分使われると思いますが、警戒クリーチャーが欲しいなら最初から警戒のついた生物をデッキに入れればいいわけで、これを入れる必要性はあんまり感じないところです。
というわけで、今の環境で《ラノワールのエルフ》が使われていない以上、これが使われる理由もなさそうです。

・《戦いのハルダ/Battle Hurda》
《チドリの騎士》が全然使われなかったことを考えると、これが使われる事態は想像し難いものがあります。

・《雄牛の猛進/Bull Rush》
タフネスの上がらないインスタント強化は、テンポ維持カードとしては弱いんですよね。
先制攻撃持ちに使うのでない限り、《稲妻》の下位互換になってしまいます。
除去として使うっていう可能性は・・・、多分ない。

・《ヴァラクートのかぎ爪/Claws of Valakut》
耐久力が上がらない強化オーラは簡単にカード・アドバンテージを失うというのは古今東西普遍の真理。

・《死の報い/Dead Reckoning》
悪いカードじゃないんですが、スタンダード・コモン構築環境は墓地対策がけっこうしっかりしていて、こういうカードが活躍できる可能性はあまり高くないんですよね。
黒いデッキで、スでパワー3以上のカードがデッキに入ることも少ないですし。
これを入れるなら、もう1マナ頑張って《堕落の触手》を入れたいです。

・《払拭/Dispel》
《荒廃稲妻》を打ち消せない《否認》ですね。

・《飛び地の精鋭/Enclave Elite》
青いデッキがそもそも少ないところに持ってきて、青い島渡り。
サイドボードでワンチャンス・・・もない気がしますが。

・《探検/Explore》
上陸デッキとは噛み合わないですよね。
マナ・ランプとか、緑の入ったコントロールが使うんでしょうか。
ちょっとデッキが思い浮かばないです。

・《残忍な競争/Feral Contest》
緑単だとこういう回りくどいことをしないと除去できないのかもしれませんが。
こんなカード入れるよりも色を足しますよね普通は。
+1/+1カウンターとシナジーのある環境でもないですし、《大木口の幼生》でも使おうということでもなければ、ないんじゃないかしら。

・《ゴブリンの荒くれ乗り/Goblin Roughrider》
《出征路のグール》は、黒単でもない限り出番がありません。
これも、赤単でもない限り出番はないでしょうけど、今環境に赤単はいないんですよね。

・《闘士蜘蛛/Grappler Spider》
《ソーンウィールドの射手》の下位互換。
最も良く見る飛行クリーチャーである《コーの空漁師》が止まらないのでは存在意義がありません。

・《グロータグの打つもの/Grotag Thrasher》
ブロッカーを1体無力化できるのですが、無力化したいブロッカーって、たいてい被覆持ちだったりするんですよね。
素直に火力を入れた方が汎用性が高そうです。

・《地うねり/Groundswell》
弱くはないのですが、この環境には既に《巨森の蔦》があるので、それに加えてこれも入れましょうというデッキは多分ないです。

・《ギザ蜂の群れ/Jagwasp Swarm》
《噛みつきドレイク》が使われない以上、これが使われる理由もないような。
どうせなら《心臓刺しの蚊》ですよね。

・《カルニの庭/Khalni Garden》
赤緑で《ゴブリンの奇襲隊》《ラッパの一吹き》とか、黒緑で《吸血鬼の貴族》とかですか?
あんまり考えなくていいような。

・《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》
2/2飛行が欲しいなら《コーの空漁師》でいいような。
このカードを安定して活躍させられるような装備品のサーチ手段がないです。

・《湿地を縫う者/Marsh Threader》
《崖を縫う者》も使われてませんので。
この手のクリーチャーを入れるなら、異国者の方が優先されるでしょう。

・《ぬかるみの代価/Mire’s Toll》
中盤以降に引いたときに、最もマズい一枚を捨てさせられる代わりに、序盤に引いても憑依のない《悔恨の泣き声》。
序盤用には《強迫》が、いつ引いても機能するハンデスとしては《荒廃稲妻》や《精神腐敗》があるので、これを入れる理由が思いつきません。

・《自然の要求/Nature’s Claim》
ターン1に出てきた《冒険者の装具》を割れる、ってことですか。
そうかもしれませんけど、それでも別に《帰化》でいいような。
不要になった自分の境界石を壊してライフ・ゲインなんてことは考えなくていいと思います。
アグロ・デッキには《クァーサルの群れ魔道士》とか《コーの奉納者》とかがいるので、《帰化》すら入らないことも多いです。
逆に、入れるなら、《秘宝の破壊》までいっちゃう。
今は緑絡みのコントロール・デッキってSpread-Mirageしかないですけど、このデッキはマナが出まくるので、1マナ節約する意味はなさそうですし。

・《走り回るトカゲ/Skitter of Lizards》
これが使われるなら、《稲妻の精霊》とかがもっと使われているだろうと思うのです。

・《くすぶる尖塔/Smoldering Spires》
これよりも《ぐらつく峰》の方が優先されるはずですが、その《ぐらつく峰》もデッキに4枚は入れられません。

・《噛み付く忍び寄り/Snapping Creeper》
3マナ2/3警戒は悪くないスペックです。
が、環境にはそれよりもいいカードが溢れています。

・《サラカーの消し去り/Surrakar Banisher》
5マナのクリーチャーに期待する役割はこういうものではないような。
《セドラクシスの錬金術師》が現役の間は出番はなさそうです。

・《宝物探し/Treasure Hunt》
ライブラリー・トップに土地を積み込む手段と、引いた土地を使う手段の両方がないと意味がありません。
つまり、意味がありません。

・《ひきつり/Twitch》
多分あんまり使い道がないです。
あるなら、《たなびく純白》や《たなびく紺碧》がもうちょっと使われたでしょう。

・《巨森のゼンディコン/Vastwood Zendikon》
上でも書きましたが、ゼンディコン・サイクルの中にあって、これだけはちょっと重いんですよね・・・。
5マナ域のクリーチャーに期待したいのはそういうことじゃないような気がします。

・《古参兵の反応/Veteran’s Reflexes》
びっくりカードですが、たいていは《稲妻》を合わせられたりして、こっちがびっくりする。

・《歩く大地図/Walking Atlas》
上陸インスタントのサポートをさせたいということなんでしょうか。
でも、そのために2マナ1/1をデッキに入れるヒトはいなさそうです。
それとも、マナ・ランプで使うのかな?
しかし、そっちにも、《国境地帯のレインジャー》《巡礼者の目》と、いいカードが揃っています。

■同盟者デッキ展望
「ワールドウェイク」シーズンを占う上で、同盟者デッキが成り立つかどうかは重要なポイントの一つです。
「ゼンディカー」環境では同盟者デッキはほとんど流行りませんでした。
その数少ない同盟者デッキには、黒赤緑、黒緑白、赤緑白、緑白、緑白青、五色と、多彩な色がありました。
そこで使われている同盟者は、ほとんどが、「大きくなる同盟者」でした。
つまり、《オラン=リーフの生き残り》や《ニマーナの売剣》などですが。
そうでない同盟者は、使われた枚数順に、次の通り。
《オンドゥの僧侶》
《石造りのピューマ》
《ジョラーガの吟遊詩人》
《高地の狂戦士》
実は《オンドゥの僧侶》がかなり強かった。
大きくなる同盟者を主役とする場合、(上から殴れる《ウマーラの猛禽》を除けば、)どうしてもアグロ・デッキにならざるを得ないことでしょう。
ですが、この環境にはナヤ上陸や黒赤などの、もっと早くて強力なビートダウンがいるので、ちょっとずつ育てていって殴るような悠長なことではなかなか追いつきません。
《オンドゥの僧侶》は、追いつき追い越すための時間を稼いでくれることが期待されたのでしょう。
実際、同盟者デッキのミラーでは、ライフが3桁になることも良くあります。
でも、ナヤ上陸の速度にはなかなか追いつけません。
一方、コントロール向けの同盟者というと、「ゼンディカー」(のコモン)には、その《オンドゥの僧侶》と《マキンディの盾の仲間》くらいだったので、同盟者でコントロールというわけにもいきませんでした。

さて、「ワールドウェイク」環境の同盟者デッキはどうなるでしょう。
「ワールドウェイク」は、大きくなる同盟者を2種類と、大きくならない同盟者を2種類もたらしました。
大きくなる方は、黒くてブロックできない《オラン=リーフの生き残り》と、緑のトランプル付き《ニマーナの売剣》です。
大きくなる方は、これまでの同盟者デッキを大幅に強化してくれるでしょう。
黒と緑に、青かまたは赤を足せば、大きくなる(かつ殴れる)同盟者がデッキに20枚入ります。
これまで《石造りのピューマ》を入れなくちゃいけなかったようなデッキは、かなり強くなると思います。
逆に言うと、「ワールドウェイク」環境の同盟者アグロは、黒と緑の両方が入るようになっていくのでしょう。
が、それでナヤ上陸に勝てるかっていうと、根本的な問題が解決されてない感じはしますが。
黒緑白同盟者とかは、ワンチャンスあるのかも。

一方、大きくならない方は、《攪乱戦術》と《石臼》。
《アクームの戦歌い》は、結局のところ同盟者アグロをサポートするカードでしかなく、黒赤緑同盟者アグロが成り立つかどうかにかかっています。
それはどうなんだろう。
《ハリマーの採掘者》には、大きな可能性を感じますなー。
《オンドゥの僧侶》があれだけ回復するんですから、回りさえすれば《ハリマーの採掘者》はものすごい量を削ってくれるはずです。
60枚なんてチョロイもんですよきっと。除去されなければ。
例えば白青同盟者というアーキタイプが成り立つかどうか。

コメント

nophoto
通りすがり
2010年2月18日0:30

ナーリッドの群れは4マナだと3/3ですよ。2マナで+1/+1です。

いく
2010年2月18日3:35

ありゃホントだ。
となると入るデッキはなさそうです。
コメントありがとうございました。

いく
2010年2月18日16:37

《ナーリッドの群れ》の評価を直しました。

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