MPDC 8.05参加報告
2010年4月8日 ゲーム4月10日のスタンダード・コモン構築の大会に向けた調整を続けています。
というわけで、先週に引き続いて、4月5日に開催されたMPDC 8.05に参加しました。
MPDCシーズン8マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4087
MPDC 8.05= http://tinyurl.com/MPDC805
今回の参加者は31名。
24名を越えましたので、スイス・ラウンド4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションとなりました。
先週の16名からいきなり増えましたなー。
というか、普段はどうなのよ?
と思って調べてみました。
8.01 ... 24名
8.02 ... 20名
8.03 ... 21名
8.04 ... 16名
8.05 ... 31名
先週はたまたま少なかったんですね。
それを差し引いても今回はやっぱり多いようです。
いずれにせよ、16人集まったら大盛況というThe Darkトーナメントを運営している立場としては羨ましいことではあります。
今回の使用デッキは、SPDC 12.04で使用したデッキに、黒赤耐性を向上させる工夫を施したものです。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11421
前回からの変更点:
・ライフ・ゲインを強化。高速ビートダウン耐性をつけた。
メインから《捕らえられた陽光》を採用しました。
これに伴い、《カビーラの交差路》は撤去です。
加えて、サイドの《疲弊の休息》も増量しました。
《捕らえられた陽光》だけでは、バーン・タイプのデッキにはまだ不足なんですね。
サイドボードにそのスペースを作るために、《影餌付け》を減らし、メインの《ボジューカの沼》を4枚にしました。
・除去を強化し、黒赤耐性をつけた。
赤をタッチして、《板金鎧の土百足》と黒赤の速攻クリーチャー陣の両方に効く、《終止》を採用です。
速攻クリーチャーに対していまいちな《未達への旅》と、マナを喰う《墳墓の呪詛》はお払い箱。
・マナ基盤を補正。
《青ざめた出家蜘蛛》は亀コンに対するフィニッシャーでもあり、やっぱりできれば4枚欲しいと思いました。
この影響で、《国境地帯のレインジャー》を減量することにしました。
今の環境で、こいつが殴れるマッチアップっていうと、黒赤と白黒コンくらい。
2/2は地上ブロッカーとしては優秀なんですけどね。
そう言う意味では飛行ブロッカーにもなれる《巡礼者の目》の方がいいんですが、《ロウクスの瞑黙者》の関係で、緑のパーマネントがあんまり少なくなってしまうのもマズいのです。
■第1ラウンド vs Monk3y
・第1ゲーム
先手が取れて、土地4枚の初手をキープ。あちらもキープです。
《沼》が出ているところに《広漠なる変幻地》を出して起動して、また《沼》を引っ張る。
そして《沼》を出して《巡礼者の目》を出し、《沼》をサーチ。
黒単ですなー。
《堕落の触手》でずいぶん回復されたり、超巨大な《墓所の切り裂き魔》を出されたりしましたが。
こちらのデッキは、あちらが除去できる量の軽く倍は生物を繰り出せます。
「クリーチャー何枚入ってんの?」
「えーと・・・」
「28枚以上?」
「26枚だね」
「マジかよ!」
《墓所の切り裂き魔》は、予定通り《終止》で対処。
その《墓所の切り裂き魔》が《グレイブディガー》で戻ってくる頃には、あちらのライフは6点にまで減っていて、殴ってこられません。
そのまま《コーの空漁師》が上から殴って勝ちました。
黒単に対しては、サイド前でも有利ですが、サイド後は磐石になります。
IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2
OUT:《クァーサルの群れ魔道士》4《青ざめた出家蜘蛛》1《ロウクスの瞑黙者》1
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地4枚をキープです。
こちらは、マナ基盤を整え、ターン4に《ヴァレロンの異国者》。
持ってたらすぐに出さないと、ぼやぼやしてると《ぬかるみの代価》に叩き落されてしまいますからなー。
その返しに《墓所の切り裂き魔》。間に合いました。
その《墓所の切り裂き魔》は《終止》して、《ボジューカの沼》で追放し、《コーの空漁師》を出して《ボジューカの沼》を回収。
ところがその返しに《墓所の切り裂き魔》2号機。
てな進行で、あちらの《墓所の切り裂き魔》2とこちらの《ヴァレロンの異国者》2が睨み合い、あちらの《巨大蠍》とこちらの《コーの空漁師》が殴り合う展開に。
2点ずつ殴ってる方が有利かって言うと、あちらはちょこちょこ《堕落の触手》で回復してくるのでそうでもありません。
だがしかしそれもこちらが《青ざめた出家蜘蛛》を出して殴り始めるまで。
ほどなく投了して下さいました。
■第2ラウンド vs zubatej
前のゲームはだいぶ時間がかかったので、恒例の偵察はほとんどできず。
この方の使用デッキも分からない状態でゲーム開始です。
・第1ゲーム
先手が取れて、マナ基盤5枚の初手をキープ。あちらもキープです。
あちらは、《森》《平地》《カビーラの交差路》と出している状態から《国境地帯のレインジャー》で《森》をサーチ。
緑白ですね。
しかし、出てくるクリーチャーが、《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《国境地帯のレインジャー》《コーの空漁師》に《ロウクスの瞑黙者》まで、こちらとまるで同じです。
あまつさえ《捕らえられた陽光》まで。
こんなデッキでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11413
こちらが最初に出した《クァーサルの群れ魔道士》が除去されずにクロックを刻み続け、あちらのライフは残り10。
良く似てはいるものの、こちらにはあちらにないものがあります。
《グレイブディガー》で死んだクリーチャーが甦り、ブロッカーを揃え、再び攻撃開始。
上を飛び越えてくる《コーの空漁師》には《終止》。
あちらの《クァーサルの群れ魔道士》のターゲットは境界石くらいしかありませんが、こちらはエンチャントを割ってクリーチャーを救出できます。
あちらの抵抗が始まり、《未達への旅》で《クァーサルの群れ魔道士》が、《印章の祝福》で《青ざめた出家蜘蛛》が討ち取られます。
そう、《印章の祝福》《巨森の蔦》を使ったコンバット・トリックは、こっちにはありません。
しかも気が付けばライブラリーの残りがこちら36枚に対してあちら29枚。
《広漠なる変幻地》《国境地帯のレインジャー》《捕らえられた陽光》の分があるとはいえ、ずいぶんアドバンテージを取られました。
そして、《放牧の林鹿》が出てきて、ライフも12-14と逆転されてしまいました。
ところが。
その状態から相討ち上等の総攻撃を仕掛けたところで、何故かあちらが投了されました。
こちらにあってあちらにない、最も巨大なもの、《青ざめた出家蜘蛛》が、何度苦労して倒しても甦ってくるのに嫌気が差したのかもしれません。
まあ、何であれ、投了したら負けです。
IN: 《破滅の刃》4
OUT:《グレイブディガー》1《捕らえられた陽光》3
あちらは中速ビートダウンということで、ライフ・ゲインは不要でしょう。
おそらく墓地対策に《大祖始の遺産》を入れてくるだろうとは思うのですが、《秘宝の破壊》は、(あれば)先手になるであろう第3ゲームまで待つことにしました。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地5枚の7枚をキープです。
今回はあちらの《捕らえられた陽光》2が、《巨森の蔦》《荒原の境界石》と空振り続き。
どうもあちらは《大祖始の遺産》をサイド・インした分、有効カードの数が減ったのかもしれません。
その間にこちらは《コーの空漁師》2を揃え、上から殴り始めました。
あちらも《放牧の林鹿》を出して抵抗しますが、毎ターン6点ずつ削っているので、だんだんとライフが減っていきます。
遅れてあちらも地上クリーチャーを繰り出して攻撃を始めましたが、これに対しては《クァーサルの群れ魔道士》でチャンプ・ブロック。
行きがけの駄賃に、あちらの《未達への旅》を割って、除去された生物を奪還します。
除去エンチャントはこれがあるから弱いんですよね。
《巨森の蔦》の抵抗を除去インスタント2枚でかいくぐり《放牧の林鹿》を除去したところで勝負ありです。
最後の抵抗の《忘却の輪》も《クァーサルの群れ魔道士》で割って《コーの空漁師》を救出し、上から削り切りました。
このマッチも時間がかかりました。
というか、このデッキ、ちょっと時間のかかるデッキかもしれません。
それでも何名かのプレイヤーの偵察ができました。
■第3ラウンド vs olstyn
この方は偵察から漏れていて、何を使ってくるのか良く分かりません。
・第1ゲーム
あちら1マリガン。こちらは土地3枚の初手をキープです。
いきなり《霧脈の境界石》を出してきたということは、Strixyですかいな。
とか思ってたら《平地》に続いて《方解石のカミツキガメ》登場。
どうやらCrash Bang Boon(白青黒で、《方解石のカミツキガメ》《器用な決闘者》などの白青のクリーチャーを並べて一斉に《嵐呼びの加護》で飛ばして勝つデッキ)らしい、と見当をつけますが、その割には《急使の薬包》を使っているのが気になるところ。
そして5マナ並んで出てきたのが《ガラス塵の大男》。
アーティファクト・デッキでした。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11420
たまたま《クァーサルの群れ魔道士》を出していたので事なきを得ましたが、ということは裏を返せば、あちらは今ハンドに除去はないってことです。
あいつはいずれ《聖域のガーゴイル》で戻ってくるはずなので、その前に《ボジューカの沼》を引きたいなぁ。
などと思いつつこちらは《クァーサルの群れ魔道士》を《グレイブディガー》で回収。
続いてあちらは《コーの空漁師》を出してきましたが、その攻撃が止まりません。
毎ターン、ブロッカーに《青ざめた出家蜘蛛》を(《未達への旅》から救出したりしながら)出すのですが、4回も除去されてしまいました。
除去の厚いデッキです。
《ガラス塵の大男》も予想通り手札に戻りましたが、《聖域のガーゴイル》ではなく《グレイブディガー》でした。
それも含めて《ガラス塵の大男》が何度も登場してくるので、そちらはそちらで(《グレイブディガー》で拾ったりした)《クァーサルの群れ魔道士》で対処しなくちゃなりません。
お互い墓地が忙しいです。
繰り返し出てくる《ガラス塵の大男》を4回除去してお互いさまですが、あっちは殴ってるけどこっちは全然殴れてません。
ライフが10-24になって、こりゃ良くないね、ということで、並んだクリーチャーで相討ち上等で攻撃を始めました。
・・・と言っても、《方解石のカミツキガメ》に殴られちゃったら困るので、2体はブロッカーを残しながらですから、あまり迫力はないのですが。
それでもあちらは律儀にブロックしてくれて、お互いどんどんクリーチャーが減っていきます。
ようやく《コーの空漁師》を引き、《グレイブディガー》を戻して、墓地に落ちていた《グレイブディガー》と《コーの空漁師》をごっそり回収して防御線を構築したら、その後にすぐ《終止》をドロー。
これであちらの《コーの空漁師》に対処したら、いつの間にかあちらは《方解石のカミツキガメ》1体のみになっていました。
こちらは《コーの空漁師》2《エルフの幻想家》2《ロウクスの瞑黙者》に、手札に《グレイブディガー》2と《国境地帯のレインジャー》。
ライフはまだ12-16ですが、状況は逆転できた模様。
ここまで17ターン。長かった。
あちらの手札3枚は有効牌ではないようで、《急使の薬包》を2回起動して引きまくり、5回目の《ガラス塵の大男》が出てきました。
そしてこちらは墓地から《クァーサルの群れ魔道士》を拾って5回目の対処。
そして今引いた《ボジューカの沼》でキレイにお掃除。
その《グレイブディガー》がさっき墓地から拾っておいた《コーの空漁師》で手札に戻るのを見て、さすがにあちらも投了でした。
墓地を使いまくって致命的なクリーチャーを繰り出してくる、厄介なデッキですね。
あちらも同じことを思ってるかもしれませんが。
IN: 《影餌付け》2《破滅の刃》4《秘宝の破壊》2
OUT:《見栄え損ない》3《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらもマナ基盤4枚の初手をキープです。
これはヒドいゲームになりました。
あちらが《グレイブディガー》や《聖域のガーゴイル》でブロッカーを使いまわしてくるところに、こちらのクリーチャーが総攻撃で突っ込んでいって少しずつライフを削っていきます。
こちらのクリーチャーも、《コーの空漁師》や《グレイブディガー》を引くたびに墓地から大量に甦ってくるわけで、攻めが途切れず続きます。
それでも、ときどきどちらかに《ボジューカの沼》が出てリセットされたりして、アドバンテージ的に一進一退が続きます。
とうとう残りライフ1まで追い詰めたところで生物の数が3対3になって、殴れなくなりました。
が、そこでまだ《エルフの幻想家》から《コーの空漁師》につながって、3ターン後にはクリーチャー9体の大部隊が総攻撃を仕掛けました。
あちらはブロッカーを6体しか並べられず、《エルフの幻想家》3体がブロックされずに(《カビーラの交差路》で増えて)3点残ったライフを削り切ったのがターン21。
「30秒前には勝ったと思ったのに・・・」
そうですか。
でも途中でこちらも一度、《ボジューカの沼》を出すタイミングを間違えて、あちらの《グレイブディガー》を追放し損ねているんです。
あれをちゃんとやってればこんなに長引かせずに済んだのですが。
ともあれ、予選ラウンドでいちばんキツかったのはこのラウンドでした。
■第4ラウンド vs MystikDuck
この方のデッキは、事前偵察していました。
どうやらCrash Bang Boonらしい、とメモには書いてありますが、実はこんなリストでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11416
・第1ゲーム
先手が取れたものの、《カビーラの交差路》と《荒原の境界石》の初手をキープできず、土地3枚の6枚をキープです。
あちらはキープ。
《潮の虚ろの大梟》は《見栄え損ない》したものの、《方解石のカミツキガメ》《器用な決闘者》と並んで早くも地上が止まります。
あちらは《エイヴンの従者》や《コーの空漁師》などの飛行クリーチャーを引き込んで出してきて、《アクラサの従者》や《エーテル階級の騎士》で賛美して殴ってこようとしますが、これには除去で対処。
しかし、こちらの《コーの空漁師》は除去されず、すいすいと殴ります。
どうも、メインではあまり除去が入ってないのかな? (今リストを見ても7枚だけですね。)
こちらの《コーの空漁師》が2枚並んでライフが23-15となったところで、ちょっと早い投了となりました。
この手の中速デッキは、こちらの最も得意としている相手です。
IN: 《破滅の刃》4《秘宝の破壊》1
OUT:《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《沼》1枚の初手をキープできず、土地3枚の6枚をキープです。
序盤から被覆クリーチャーがずらりと並んで攻めあぐねますが、それもこちらの《青ざめた出家蜘蛛》が出るまで。
《方解石のカミツキガメ》3《器用な決闘者》2に向かって、《クァーサルの群れ魔道士》3で賛美した7/8の《青ざめた出家蜘蛛》が突撃していって、あちらはチャンプ・ブロックを繰り返すのみとなりました。
《方解石のカミツキガメ》2体が死んで、ライフが15-18となったところで、あちら投了でした。
予選ラウンドを1ゲームも落とさずに勝ち、オポ差の首位で通過しました。
■準々決勝 vs TimeQuake
首位ということは、お相手は8位の方ということです。
が、偵察の結果、この方のデッキは赤タッチ黒アグロと分かっています。
逆(黒タッチ《荒廃稲妻》)は良く見ますが、このパターンは新しいですね。
たぶん、《尖塔の連射》とかが入ってるのでしょう。
ようやく苦手の高速ビートダウンと当たりましたが、はてさて、デッキをいじくった成果は見られるでしょうか。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらはマナ基盤5枚の初手を喜んでキープです。
そしていきなり出てくる《ゼクター祭殿の探検》。
しかも2枚。
でも土地が2枚で止まってるみたいです。
これは暫くかかるかな、とか思っていたら、ターン6に《ジャンドの全景》が出て、一気に準備完了に。
一つは《クァーサルの群れ魔道士》で対処し、もう一つはトークンに《終止》。
が、前のターンに《破壊者のゼンディコン》も出ていて、4点殴られました。
除去が来るまでどんだけ殴られるのかと思っていたら、意外にもブロッカーを除去せずにそのまま殴ってきます。
ありがたく《コーの空漁師》で相打ちに。
ハンドに《グレイブディガー》があって6マナ出てますから、あちらに除去がないんだったらクリーチャーはタダですなー。
とか思ってたら《荒廃稲妻》。手札半分持ってかれました。
続いて出てきた《ゼクター祭殿の探検》と《破壊者のゼンディコン》には、《青ざめた出家蜘蛛》を立ててお出迎え。
するとあちらは《稲妻》を本体に撃ってきました。バーン・モードにスイッチですか。こちらの残りライフは9点になり、危険水域に。
しかし、あちらの残り手札は1枚です。
となれば急ぐべし。ばんばんクリーチャー出してばんばん殴りました。
《破壊者のゼンディコン》がチャンプ・ブロックに回ってきたのは、おそらく《ゼクター祭殿の探検》を早く済ませようということでしょう。
が、その頼みの綱は、《ロウクスの瞑黙者》で引き込んだ《クァーサルの群れ魔道士》で対処。
《焼尽の猛火》をくらった後、《カビーラの交差路》で回復してライフは8-7に。
その返しのターン11に、あちらは有効なカードを引けなかったようで、ずらっと並んだこちらのクリーチャーを前に投了でした。
ライフは2点しかゲインしてませんが、それでも黒赤いデッキに普通に勝てました。
いいじゃないの。
IN: 《疲弊の休息》3《破滅の刃》1
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》4
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地3枚をキープです。
序盤に《荒廃稲妻》を2発くらい、大きくプランを狂わされます。
一応、ハンドに《グレイブディガー》を残し、《コーの空漁師》と《ロウクスの瞑黙者》を捨てる(つまり後で全部拾える)工夫はしたんですが、《終止》を1枚捨てざるを得なかったのは痛かった。
そうして除去を捨てさせた後に、《ゼクター祭殿の探検》が3枚も。
ライフは11-20。
ここで3発目の《荒廃稲妻》。更に《終止》を1枚捨てざるを得ず、残る除去は《破滅の刃》1枚のみ。
さすがに負けたかなーと思いましたが。
あちらは土地が続きません。
ということは別のカードを引かれているんですけど、それが《破滅の刃》だったりで、本体にはあまり響かず。
あちらが手間取っている間にドロー付きクリーチャーを並べて殴って、除去をもう2枚引き込めました。
ライフ5-10から5点殴って5-5。
あちらがついに土地を引いて7/1トークンを出したときには、こちらはすっかり準備が整っており、すべて除去して終了でした。
そう、このために除去をインスタントに変更したんでした。
一方、たくさん詰め込んだライフ・ゲインはぜんぜん引けず。
勝てたのでいいんですけど。
■準決勝 vs MystikDuck
第4ラウンドの再戦となりました。
相性的にはおそらくこちらが有利なはず。
課題の黒赤も克服したことですし、今日は優勝しちゃいますかなー。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらはマナ基盤3枚の初手をキープです。
最初《器用な決闘者》に何回か殴られて13-18となりましたが、ターン6にあちらの除去が切れたようで、地上は膠着。
こちらは早々に《グレイブディガー》《コーの空漁師》を完成させ、賛美で4/5になった《コーの空漁師》を突撃させ始めました。
あちらは《潮の虚ろの大梟》でブロックしたり《苦悶のねじれ》で除去したりしてくるのですが、その度に拾い直して出てきます。
とうとう2体の《方解石のカミツキガメ》で突撃してきましたが、これも冷静に相討ち。
ライフ13-10となったところであちら投了でした。
まあ、順当でしょう。むふん。むふん。
さっきと同じサイドボーディングでいいかしら。
IN: 《破滅の刃》4《秘宝の破壊》1
OUT:《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらはゼロ・マナの初手をマリガンして、《沼》《沼》《ボジューカの沼》《エルフの幻想家》《ロウクスの瞑黙者》《破滅の刃》を悩んでキープ。
しかしこのキープがダメでした。
手札には《破滅の刃》と《終止》があったのですが、あちらの生物が《ゾンビの異国者》と《潮の虚ろの大梟》で、赤マナの出ないこちらは除去できません。
白マナも出ないので生物も《エルフの幻想家》1枚しか出せず、なす術無く殴られて死にました。
多色化したことの欠点が初めて出たゲームでしたが、12ゲームやって1回だけなら許容範囲でしょう。
あちらがサイドボーディングを変えてきたのか、意外と《破滅の刃》は使えないですね。
ちょっと変えますか。
IN: 《疲弊の休息》2
OUT:《破滅の刃》2
・第3ゲーム
先手を選んで土地4枚の初手をキープ。あちらもキープです。
今度はマナは揃ったのですが、12ターンで生物を4枚しか出せず、しかもすべて除去されてしまって、3体の《方解石のカミツキガメ》に殴り殺されました。
というか、このデッキで生物が切れるなんてことがあるとは思いませんでした。
《地鳴りの揺るぎ》をサイドに取るべきなのかなー、とちょっと思いましたが、やっぱりいらないよね。
そうするくらいなら生物を増やすべきです。
トップ4に終わり、賞品はMTGOtradersのクーポン$2.00。
早速Botのクレジット2Tixに換金しました。
■今日の続唱
このトーナメントで《捕らえられた陽光》がもたらしてくれたカードの記録:
1発目:第1ラウンド第2ゲーム:《荒原の境界石》
2発目:第3ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
3発目:第3ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
4発目:第4ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
5発目:第4ラウンド第1ゲーム:《コーの空漁師》
どおりで宝くじが全然当たらないわけです。
というか、これで勝ってるんだから、やっぱりデッキは強いんでしょう。
■このデッキどうでした?
強くなったと思います。
負けた2ゲームは運が悪かったと、今のところは判断していますが、もしかすると、どちらもマリガンすべきだったかもしれません。
少なくともデッキが悪いせいで負けたわけじゃないと思います。
高速ビートダウン耐性はだいぶついたんじゃないでしょうか。
サイドボード後でなら、前回のSPDCで唯一負けた黒赤とも互角以上に戦えるようです。
が、前回のクラン大会で優勝した黒赤バーンとなると、サイドボード後でも不利です。
惜しいところまで来ていると思うので、もう一工夫できれば、実戦投入できるかもです。
というわけで、先週に引き続いて、4月5日に開催されたMPDC 8.05に参加しました。
MPDCシーズン8マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4087
MPDC 8.05= http://tinyurl.com/MPDC805
今回の参加者は31名。
24名を越えましたので、スイス・ラウンド4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションとなりました。
先週の16名からいきなり増えましたなー。
というか、普段はどうなのよ?
と思って調べてみました。
8.01 ... 24名
8.02 ... 20名
8.03 ... 21名
8.04 ... 16名
8.05 ... 31名
先週はたまたま少なかったんですね。
それを差し引いても今回はやっぱり多いようです。
いずれにせよ、16人集まったら大盛況というThe Darkトーナメントを運営している立場としては羨ましいことではあります。
今回の使用デッキは、SPDC 12.04で使用したデッキに、黒赤耐性を向上させる工夫を施したものです。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11421
前回からの変更点:
・ライフ・ゲインを強化。高速ビートダウン耐性をつけた。
メインから《捕らえられた陽光》を採用しました。
これに伴い、《カビーラの交差路》は撤去です。
加えて、サイドの《疲弊の休息》も増量しました。
《捕らえられた陽光》だけでは、バーン・タイプのデッキにはまだ不足なんですね。
サイドボードにそのスペースを作るために、《影餌付け》を減らし、メインの《ボジューカの沼》を4枚にしました。
・除去を強化し、黒赤耐性をつけた。
赤をタッチして、《板金鎧の土百足》と黒赤の速攻クリーチャー陣の両方に効く、《終止》を採用です。
速攻クリーチャーに対していまいちな《未達への旅》と、マナを喰う《墳墓の呪詛》はお払い箱。
・マナ基盤を補正。
《青ざめた出家蜘蛛》は亀コンに対するフィニッシャーでもあり、やっぱりできれば4枚欲しいと思いました。
この影響で、《国境地帯のレインジャー》を減量することにしました。
今の環境で、こいつが殴れるマッチアップっていうと、黒赤と白黒コンくらい。
2/2は地上ブロッカーとしては優秀なんですけどね。
そう言う意味では飛行ブロッカーにもなれる《巡礼者の目》の方がいいんですが、《ロウクスの瞑黙者》の関係で、緑のパーマネントがあんまり少なくなってしまうのもマズいのです。
■第1ラウンド vs Monk3y
・第1ゲーム
先手が取れて、土地4枚の初手をキープ。あちらもキープです。
《沼》が出ているところに《広漠なる変幻地》を出して起動して、また《沼》を引っ張る。
そして《沼》を出して《巡礼者の目》を出し、《沼》をサーチ。
黒単ですなー。
《堕落の触手》でずいぶん回復されたり、超巨大な《墓所の切り裂き魔》を出されたりしましたが。
こちらのデッキは、あちらが除去できる量の軽く倍は生物を繰り出せます。
「クリーチャー何枚入ってんの?」
「えーと・・・」
「28枚以上?」
「26枚だね」
「マジかよ!」
《墓所の切り裂き魔》は、予定通り《終止》で対処。
その《墓所の切り裂き魔》が《グレイブディガー》で戻ってくる頃には、あちらのライフは6点にまで減っていて、殴ってこられません。
そのまま《コーの空漁師》が上から殴って勝ちました。
黒単に対しては、サイド前でも有利ですが、サイド後は磐石になります。
IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2
OUT:《クァーサルの群れ魔道士》4《青ざめた出家蜘蛛》1《ロウクスの瞑黙者》1
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地4枚をキープです。
こちらは、マナ基盤を整え、ターン4に《ヴァレロンの異国者》。
持ってたらすぐに出さないと、ぼやぼやしてると《ぬかるみの代価》に叩き落されてしまいますからなー。
その返しに《墓所の切り裂き魔》。間に合いました。
その《墓所の切り裂き魔》は《終止》して、《ボジューカの沼》で追放し、《コーの空漁師》を出して《ボジューカの沼》を回収。
ところがその返しに《墓所の切り裂き魔》2号機。
てな進行で、あちらの《墓所の切り裂き魔》2とこちらの《ヴァレロンの異国者》2が睨み合い、あちらの《巨大蠍》とこちらの《コーの空漁師》が殴り合う展開に。
2点ずつ殴ってる方が有利かって言うと、あちらはちょこちょこ《堕落の触手》で回復してくるのでそうでもありません。
だがしかしそれもこちらが《青ざめた出家蜘蛛》を出して殴り始めるまで。
ほどなく投了して下さいました。
■第2ラウンド vs zubatej
前のゲームはだいぶ時間がかかったので、恒例の偵察はほとんどできず。
この方の使用デッキも分からない状態でゲーム開始です。
・第1ゲーム
先手が取れて、マナ基盤5枚の初手をキープ。あちらもキープです。
あちらは、《森》《平地》《カビーラの交差路》と出している状態から《国境地帯のレインジャー》で《森》をサーチ。
緑白ですね。
しかし、出てくるクリーチャーが、《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《国境地帯のレインジャー》《コーの空漁師》に《ロウクスの瞑黙者》まで、こちらとまるで同じです。
あまつさえ《捕らえられた陽光》まで。
こんなデッキでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11413
こちらが最初に出した《クァーサルの群れ魔道士》が除去されずにクロックを刻み続け、あちらのライフは残り10。
良く似てはいるものの、こちらにはあちらにないものがあります。
《グレイブディガー》で死んだクリーチャーが甦り、ブロッカーを揃え、再び攻撃開始。
上を飛び越えてくる《コーの空漁師》には《終止》。
あちらの《クァーサルの群れ魔道士》のターゲットは境界石くらいしかありませんが、こちらはエンチャントを割ってクリーチャーを救出できます。
あちらの抵抗が始まり、《未達への旅》で《クァーサルの群れ魔道士》が、《印章の祝福》で《青ざめた出家蜘蛛》が討ち取られます。
そう、《印章の祝福》《巨森の蔦》を使ったコンバット・トリックは、こっちにはありません。
しかも気が付けばライブラリーの残りがこちら36枚に対してあちら29枚。
《広漠なる変幻地》《国境地帯のレインジャー》《捕らえられた陽光》の分があるとはいえ、ずいぶんアドバンテージを取られました。
そして、《放牧の林鹿》が出てきて、ライフも12-14と逆転されてしまいました。
ところが。
その状態から相討ち上等の総攻撃を仕掛けたところで、何故かあちらが投了されました。
こちらにあってあちらにない、最も巨大なもの、《青ざめた出家蜘蛛》が、何度苦労して倒しても甦ってくるのに嫌気が差したのかもしれません。
まあ、何であれ、投了したら負けです。
IN: 《破滅の刃》4
OUT:《グレイブディガー》1《捕らえられた陽光》3
あちらは中速ビートダウンということで、ライフ・ゲインは不要でしょう。
おそらく墓地対策に《大祖始の遺産》を入れてくるだろうとは思うのですが、《秘宝の破壊》は、(あれば)先手になるであろう第3ゲームまで待つことにしました。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地5枚の7枚をキープです。
今回はあちらの《捕らえられた陽光》2が、《巨森の蔦》《荒原の境界石》と空振り続き。
どうもあちらは《大祖始の遺産》をサイド・インした分、有効カードの数が減ったのかもしれません。
その間にこちらは《コーの空漁師》2を揃え、上から殴り始めました。
あちらも《放牧の林鹿》を出して抵抗しますが、毎ターン6点ずつ削っているので、だんだんとライフが減っていきます。
遅れてあちらも地上クリーチャーを繰り出して攻撃を始めましたが、これに対しては《クァーサルの群れ魔道士》でチャンプ・ブロック。
行きがけの駄賃に、あちらの《未達への旅》を割って、除去された生物を奪還します。
除去エンチャントはこれがあるから弱いんですよね。
《巨森の蔦》の抵抗を除去インスタント2枚でかいくぐり《放牧の林鹿》を除去したところで勝負ありです。
最後の抵抗の《忘却の輪》も《クァーサルの群れ魔道士》で割って《コーの空漁師》を救出し、上から削り切りました。
このマッチも時間がかかりました。
というか、このデッキ、ちょっと時間のかかるデッキかもしれません。
それでも何名かのプレイヤーの偵察ができました。
■第3ラウンド vs olstyn
この方は偵察から漏れていて、何を使ってくるのか良く分かりません。
・第1ゲーム
あちら1マリガン。こちらは土地3枚の初手をキープです。
いきなり《霧脈の境界石》を出してきたということは、Strixyですかいな。
とか思ってたら《平地》に続いて《方解石のカミツキガメ》登場。
どうやらCrash Bang Boon(白青黒で、《方解石のカミツキガメ》《器用な決闘者》などの白青のクリーチャーを並べて一斉に《嵐呼びの加護》で飛ばして勝つデッキ)らしい、と見当をつけますが、その割には《急使の薬包》を使っているのが気になるところ。
そして5マナ並んで出てきたのが《ガラス塵の大男》。
アーティファクト・デッキでした。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11420
たまたま《クァーサルの群れ魔道士》を出していたので事なきを得ましたが、ということは裏を返せば、あちらは今ハンドに除去はないってことです。
あいつはいずれ《聖域のガーゴイル》で戻ってくるはずなので、その前に《ボジューカの沼》を引きたいなぁ。
などと思いつつこちらは《クァーサルの群れ魔道士》を《グレイブディガー》で回収。
続いてあちらは《コーの空漁師》を出してきましたが、その攻撃が止まりません。
毎ターン、ブロッカーに《青ざめた出家蜘蛛》を(《未達への旅》から救出したりしながら)出すのですが、4回も除去されてしまいました。
除去の厚いデッキです。
《ガラス塵の大男》も予想通り手札に戻りましたが、《聖域のガーゴイル》ではなく《グレイブディガー》でした。
それも含めて《ガラス塵の大男》が何度も登場してくるので、そちらはそちらで(《グレイブディガー》で拾ったりした)《クァーサルの群れ魔道士》で対処しなくちゃなりません。
お互い墓地が忙しいです。
繰り返し出てくる《ガラス塵の大男》を4回除去してお互いさまですが、あっちは殴ってるけどこっちは全然殴れてません。
ライフが10-24になって、こりゃ良くないね、ということで、並んだクリーチャーで相討ち上等で攻撃を始めました。
・・・と言っても、《方解石のカミツキガメ》に殴られちゃったら困るので、2体はブロッカーを残しながらですから、あまり迫力はないのですが。
それでもあちらは律儀にブロックしてくれて、お互いどんどんクリーチャーが減っていきます。
ようやく《コーの空漁師》を引き、《グレイブディガー》を戻して、墓地に落ちていた《グレイブディガー》と《コーの空漁師》をごっそり回収して防御線を構築したら、その後にすぐ《終止》をドロー。
これであちらの《コーの空漁師》に対処したら、いつの間にかあちらは《方解石のカミツキガメ》1体のみになっていました。
こちらは《コーの空漁師》2《エルフの幻想家》2《ロウクスの瞑黙者》に、手札に《グレイブディガー》2と《国境地帯のレインジャー》。
ライフはまだ12-16ですが、状況は逆転できた模様。
ここまで17ターン。長かった。
あちらの手札3枚は有効牌ではないようで、《急使の薬包》を2回起動して引きまくり、5回目の《ガラス塵の大男》が出てきました。
そしてこちらは墓地から《クァーサルの群れ魔道士》を拾って5回目の対処。
そして今引いた《ボジューカの沼》でキレイにお掃除。
その《グレイブディガー》がさっき墓地から拾っておいた《コーの空漁師》で手札に戻るのを見て、さすがにあちらも投了でした。
墓地を使いまくって致命的なクリーチャーを繰り出してくる、厄介なデッキですね。
あちらも同じことを思ってるかもしれませんが。
IN: 《影餌付け》2《破滅の刃》4《秘宝の破壊》2
OUT:《見栄え損ない》3《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらもマナ基盤4枚の初手をキープです。
これはヒドいゲームになりました。
あちらが《グレイブディガー》や《聖域のガーゴイル》でブロッカーを使いまわしてくるところに、こちらのクリーチャーが総攻撃で突っ込んでいって少しずつライフを削っていきます。
こちらのクリーチャーも、《コーの空漁師》や《グレイブディガー》を引くたびに墓地から大量に甦ってくるわけで、攻めが途切れず続きます。
それでも、ときどきどちらかに《ボジューカの沼》が出てリセットされたりして、アドバンテージ的に一進一退が続きます。
とうとう残りライフ1まで追い詰めたところで生物の数が3対3になって、殴れなくなりました。
が、そこでまだ《エルフの幻想家》から《コーの空漁師》につながって、3ターン後にはクリーチャー9体の大部隊が総攻撃を仕掛けました。
あちらはブロッカーを6体しか並べられず、《エルフの幻想家》3体がブロックされずに(《カビーラの交差路》で増えて)3点残ったライフを削り切ったのがターン21。
「30秒前には勝ったと思ったのに・・・」
そうですか。
でも途中でこちらも一度、《ボジューカの沼》を出すタイミングを間違えて、あちらの《グレイブディガー》を追放し損ねているんです。
あれをちゃんとやってればこんなに長引かせずに済んだのですが。
ともあれ、予選ラウンドでいちばんキツかったのはこのラウンドでした。
■第4ラウンド vs MystikDuck
この方のデッキは、事前偵察していました。
どうやらCrash Bang Boonらしい、とメモには書いてありますが、実はこんなリストでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11416
・第1ゲーム
先手が取れたものの、《カビーラの交差路》と《荒原の境界石》の初手をキープできず、土地3枚の6枚をキープです。
あちらはキープ。
《潮の虚ろの大梟》は《見栄え損ない》したものの、《方解石のカミツキガメ》《器用な決闘者》と並んで早くも地上が止まります。
あちらは《エイヴンの従者》や《コーの空漁師》などの飛行クリーチャーを引き込んで出してきて、《アクラサの従者》や《エーテル階級の騎士》で賛美して殴ってこようとしますが、これには除去で対処。
しかし、こちらの《コーの空漁師》は除去されず、すいすいと殴ります。
どうも、メインではあまり除去が入ってないのかな? (今リストを見ても7枚だけですね。)
こちらの《コーの空漁師》が2枚並んでライフが23-15となったところで、ちょっと早い投了となりました。
この手の中速デッキは、こちらの最も得意としている相手です。
IN: 《破滅の刃》4《秘宝の破壊》1
OUT:《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《沼》1枚の初手をキープできず、土地3枚の6枚をキープです。
序盤から被覆クリーチャーがずらりと並んで攻めあぐねますが、それもこちらの《青ざめた出家蜘蛛》が出るまで。
《方解石のカミツキガメ》3《器用な決闘者》2に向かって、《クァーサルの群れ魔道士》3で賛美した7/8の《青ざめた出家蜘蛛》が突撃していって、あちらはチャンプ・ブロックを繰り返すのみとなりました。
《方解石のカミツキガメ》2体が死んで、ライフが15-18となったところで、あちら投了でした。
予選ラウンドを1ゲームも落とさずに勝ち、オポ差の首位で通過しました。
■準々決勝 vs TimeQuake
首位ということは、お相手は8位の方ということです。
が、偵察の結果、この方のデッキは赤タッチ黒アグロと分かっています。
逆(黒タッチ《荒廃稲妻》)は良く見ますが、このパターンは新しいですね。
たぶん、《尖塔の連射》とかが入ってるのでしょう。
ようやく苦手の高速ビートダウンと当たりましたが、はてさて、デッキをいじくった成果は見られるでしょうか。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらはマナ基盤5枚の初手を喜んでキープです。
そしていきなり出てくる《ゼクター祭殿の探検》。
しかも2枚。
でも土地が2枚で止まってるみたいです。
これは暫くかかるかな、とか思っていたら、ターン6に《ジャンドの全景》が出て、一気に準備完了に。
一つは《クァーサルの群れ魔道士》で対処し、もう一つはトークンに《終止》。
が、前のターンに《破壊者のゼンディコン》も出ていて、4点殴られました。
除去が来るまでどんだけ殴られるのかと思っていたら、意外にもブロッカーを除去せずにそのまま殴ってきます。
ありがたく《コーの空漁師》で相打ちに。
ハンドに《グレイブディガー》があって6マナ出てますから、あちらに除去がないんだったらクリーチャーはタダですなー。
とか思ってたら《荒廃稲妻》。手札半分持ってかれました。
続いて出てきた《ゼクター祭殿の探検》と《破壊者のゼンディコン》には、《青ざめた出家蜘蛛》を立ててお出迎え。
するとあちらは《稲妻》を本体に撃ってきました。バーン・モードにスイッチですか。こちらの残りライフは9点になり、危険水域に。
しかし、あちらの残り手札は1枚です。
となれば急ぐべし。ばんばんクリーチャー出してばんばん殴りました。
《破壊者のゼンディコン》がチャンプ・ブロックに回ってきたのは、おそらく《ゼクター祭殿の探検》を早く済ませようということでしょう。
が、その頼みの綱は、《ロウクスの瞑黙者》で引き込んだ《クァーサルの群れ魔道士》で対処。
《焼尽の猛火》をくらった後、《カビーラの交差路》で回復してライフは8-7に。
その返しのターン11に、あちらは有効なカードを引けなかったようで、ずらっと並んだこちらのクリーチャーを前に投了でした。
ライフは2点しかゲインしてませんが、それでも黒赤いデッキに普通に勝てました。
いいじゃないの。
IN: 《疲弊の休息》3《破滅の刃》1
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》4
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地3枚をキープです。
序盤に《荒廃稲妻》を2発くらい、大きくプランを狂わされます。
一応、ハンドに《グレイブディガー》を残し、《コーの空漁師》と《ロウクスの瞑黙者》を捨てる(つまり後で全部拾える)工夫はしたんですが、《終止》を1枚捨てざるを得なかったのは痛かった。
そうして除去を捨てさせた後に、《ゼクター祭殿の探検》が3枚も。
ライフは11-20。
ここで3発目の《荒廃稲妻》。更に《終止》を1枚捨てざるを得ず、残る除去は《破滅の刃》1枚のみ。
さすがに負けたかなーと思いましたが。
あちらは土地が続きません。
ということは別のカードを引かれているんですけど、それが《破滅の刃》だったりで、本体にはあまり響かず。
あちらが手間取っている間にドロー付きクリーチャーを並べて殴って、除去をもう2枚引き込めました。
ライフ5-10から5点殴って5-5。
あちらがついに土地を引いて7/1トークンを出したときには、こちらはすっかり準備が整っており、すべて除去して終了でした。
そう、このために除去をインスタントに変更したんでした。
一方、たくさん詰め込んだライフ・ゲインはぜんぜん引けず。
勝てたのでいいんですけど。
■準決勝 vs MystikDuck
第4ラウンドの再戦となりました。
相性的にはおそらくこちらが有利なはず。
課題の黒赤も克服したことですし、今日は優勝しちゃいますかなー。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらはマナ基盤3枚の初手をキープです。
最初《器用な決闘者》に何回か殴られて13-18となりましたが、ターン6にあちらの除去が切れたようで、地上は膠着。
こちらは早々に《グレイブディガー》《コーの空漁師》を完成させ、賛美で4/5になった《コーの空漁師》を突撃させ始めました。
あちらは《潮の虚ろの大梟》でブロックしたり《苦悶のねじれ》で除去したりしてくるのですが、その度に拾い直して出てきます。
とうとう2体の《方解石のカミツキガメ》で突撃してきましたが、これも冷静に相討ち。
ライフ13-10となったところであちら投了でした。
まあ、順当でしょう。むふん。むふん。
さっきと同じサイドボーディングでいいかしら。
IN: 《破滅の刃》4《秘宝の破壊》1
OUT:《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらはゼロ・マナの初手をマリガンして、《沼》《沼》《ボジューカの沼》《エルフの幻想家》《ロウクスの瞑黙者》《破滅の刃》を悩んでキープ。
しかしこのキープがダメでした。
手札には《破滅の刃》と《終止》があったのですが、あちらの生物が《ゾンビの異国者》と《潮の虚ろの大梟》で、赤マナの出ないこちらは除去できません。
白マナも出ないので生物も《エルフの幻想家》1枚しか出せず、なす術無く殴られて死にました。
多色化したことの欠点が初めて出たゲームでしたが、12ゲームやって1回だけなら許容範囲でしょう。
あちらがサイドボーディングを変えてきたのか、意外と《破滅の刃》は使えないですね。
ちょっと変えますか。
IN: 《疲弊の休息》2
OUT:《破滅の刃》2
・第3ゲーム
先手を選んで土地4枚の初手をキープ。あちらもキープです。
今度はマナは揃ったのですが、12ターンで生物を4枚しか出せず、しかもすべて除去されてしまって、3体の《方解石のカミツキガメ》に殴り殺されました。
というか、このデッキで生物が切れるなんてことがあるとは思いませんでした。
《地鳴りの揺るぎ》をサイドに取るべきなのかなー、とちょっと思いましたが、やっぱりいらないよね。
そうするくらいなら生物を増やすべきです。
トップ4に終わり、賞品はMTGOtradersのクーポン$2.00。
早速Botのクレジット2Tixに換金しました。
■今日の続唱
このトーナメントで《捕らえられた陽光》がもたらしてくれたカードの記録:
1発目:第1ラウンド第2ゲーム:《荒原の境界石》
2発目:第3ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
3発目:第3ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
4発目:第4ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
5発目:第4ラウンド第1ゲーム:《コーの空漁師》
どおりで宝くじが全然当たらないわけです。
というか、これで勝ってるんだから、やっぱりデッキは強いんでしょう。
■このデッキどうでした?
強くなったと思います。
負けた2ゲームは運が悪かったと、今のところは判断していますが、もしかすると、どちらもマリガンすべきだったかもしれません。
少なくともデッキが悪いせいで負けたわけじゃないと思います。
高速ビートダウン耐性はだいぶついたんじゃないでしょうか。
サイドボード後でなら、前回のSPDCで唯一負けた黒赤とも互角以上に戦えるようです。
が、前回のクラン大会で優勝した黒赤バーンとなると、サイドボード後でも不利です。
惜しいところまで来ていると思うので、もう一工夫できれば、実戦投入できるかもです。
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