いよいよ今日がスタンダード・コモン構築大会本番ということで、昨日は最後の調整のためにSPDC 12.05に参加しました。
SPDCシーズン12マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4109
SPDC 12.05= http://bit.ly/spdc1205

今回の参加者は40名。多いんですなー。
規定によると、この人数では、スイス・ラウンド5回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。
久しぶりのスイス5回戦で、みんな大騒ぎです。
(この時間、アメリカでは夜なので、「夜が明けちまうぞ」みたいな。)

今回の使用デッキは、MPDC 8.05で使用したデッキの微調整版です。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11502

前回からの変更点:
・除去を強化
 1マナの除去として、今まで《見栄え損ない》を使っていたのですが、《稲妻》に変えてみました。
 《コーの空漁師》《聖域のガーゴイル》《腐敗したゼンディコン》などの他、地味に《板金鎧の土百足》にも有効に。
 だがしかしこれで本格的に4色デッキになりました。
 というわけで、マナ基盤も若干補正して、結果、緑のパーマネント(境界石)が1枚増えることに。

今日の調整は、このデッキでマナ・トラブルを起こさないかどうか見定めるのが焦点となります。

■第1ラウンド vs plateddragon
・第1ゲーム
先手が取れてマナ基盤3枚の初手をキープ。あちらもキープです。

あちらは《カビーラの交差路》から《クァーサルの群れ魔道士》《エルフの幻想家》《青ざめた出家蜘蛛》。
しかも《荒原の境界石》を置いて《ロウクスの瞑黙者》。
黒緑白の、どっかで見たデッキですなー。
・・・先週のSPDCでわたしが使ったデッキじゃないですか。
あちらのデッキ= http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11507&mode=view
先週のわたしのデッキ= http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11368
Dark Nayaというタイトルがついてますが、この方はもともとそういう名前の黒緑白のアグロ・コントロールを使ってらしたんですよね。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11089
比べると、クリーチャー構成がわたしのデッキのそれにシフトされているのが分かります。
こうやってデッキをパクってもらえるのは、なんかちょっと気恥ずかしいものがありますね。

あちらには、こちらの3/3の《クァーサルの群れ魔道士》に《見栄え損ない》を撃ってしまうミスがあったのと、あちらの《エルフの幻想家》2に対してこちらは《ロウクスの瞑黙者》2を出していて、ブロッカー性能に差があったのとで、盤面はこちら有利で進みました。
残りライフ8点まで殴ったのですが、こちらの《火荒の境界石》が壊されて赤マナが出なくなり、手札の《終止》が撃てず、あちらの《青ざめた出家蜘蛛》を除去できずに膠着しました。
数ターンしてようやく《断ち割る尖塔》を引いた頃には、お互い地上は3-4体のクリーチャーが並んでいて膠着しています。
でも運良くそこまでに《コーの空漁師》を3枚も引けていたので、それで攻撃を再開したところ、あちらは除去を引けなかったようで、投了となりました。

ミラー・マッチなんてやったことないから、サイドボーディングで悩みます。
こんな感じかしら。

IN: 《影餌付け》3《破滅の刃》3
OUT:《国境地帯のレインジャー》2《捕らえられた陽光》3《青ざめた出家蜘蛛》1

今しがた色事故したばかりだというのに色マナ補正カードを3枚もサイド・アウトするとかどうなのよ。
いえいえ、一応、これらがなくても十分機能する枚数が入ってるはずなんです。
今回はそのテストをしたいわけでして。

・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《沼》《ボジューカの沼》《カビーラの交差路》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《ロウクスの瞑黙者》をキープです。
だがしかし、このキープはちょっと疑問だったかも。

こちらの《コーの空漁師》が《イオナの裁き》で追放されました。
《イオナの裁き》は、こちらのデッキの最初のバージョンで、メインに1枚採用してたんですよね。
高速ビートダウンに対して全然間に合わないので、すぐに抜けたのですが。
でも、こうして使われてみると、せっかく手札に《グレイブディガー》が控えているのに、悲しい気分になります。
なんかうまいことやられた感じ。

さて、途中で《広漠なる変幻地》を引いたので、緑マナは出るようになったのですが、依然として赤マナが出ません。
しかも、手札には緑のカードがけっこう溜まっていて、それらを1ターンに1枚ずつしか使えないことが律速になっています。
あちらも少しフラッド気味で、こちらの《クァーサルの群れ魔道士》で1回殴れて、ライフは21-13で有利なんですが。
もたもたしている間に《心臓刺しの蚊》を《コーの空漁師》で使いまわされてアドバンテージを取られ、こりゃまくられ気味です。
あちらは《コーの空漁師》2枚で攻めつつ《青ざめた出家蜘蛛》を追加。
こちらは赤マナが出ないためにそれらを除去できません。
チャンプ・ブロックでしのいで9-10になったターン12にようやく赤マナの準備ができて除去開始。
しかし、1ターンに1体ずつしか除去できないのがもどかしい。
こちらのライフが9→5→3と減ったところで、《影餌付け》が引けました。
しかもそのタイミングであちらが《グレイブディガー》。
これで一息つけたこちらは、《ロウクスの瞑黙者》→《エルフの幻想家》→《クァーサルの群れ魔道士》とドローがつながって一気に展開し、逃げ切ることができました。

途中で、こちらの《クァーサルの群れ魔道士》が除去されるときに、あちらの《荒原の境界石》を壊すのを忘れてしまうミスがありました。
いけませんなー。
あちらも《ロウクスの瞑黙者》を使っているので、これ、けっこう重要なんですよね。

加えて、最終盤に、《グレイブディガー》を出しているあちらが《コーの空漁師》を唱えたのに対応して《グレイブディガー》を除去しなかったボーンヘッドもありました。
《グレイブディガー》よりも《コーの空漁師》の方を除去しないとこちらのライフが心配だったんですが、墓地には《青ざめた出家蜘蛛》が落ちているので、それを拾われる方がよっぽど痛い。
こういうミスはなくさないといけません。
実際、《青ざめた出家蜘蛛》を拾われて、これはマズいことになったと思ったのですが、何故かあちらはそれを唱えず。
おかげでブロッカーがいない状態になり、総攻撃で勝てました。

何故《青ざめた出家蜘蛛》を唱えなかったのかは良く分かりませんが、たぶん、何かトリックがあると思わせたかったんじゃないでしょうか。
そのターン、あちらはコントロールしている唯一のクリーチャーである《コーの空漁師》で攻撃したのですが、そのためにブロッカーの枚数が足らなくなっちゃったんです。
《青ざめた出家蜘蛛》を出しただけだと、総攻撃でちょうど本体に残りライフ6点分の攻撃が通る状態でした。
たぶん、その時点で初めてそのことに気がついて、出してタップ・アウトするよりは、出さずに何か工夫があると思わせて、攻撃を躊躇わせることができれば、とか考えたのじゃないかしら。

■第2ラウンド vs Kapitan_Karies
さっきのマッチも長引いて、偵察は不十分なまま。
この方の使用デッキも全く分かりません。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地4枚をキープです。

あちらのデッキは漢の赤単。
《走り回るトカゲ》とか《怒り狂うゴブリン》とか《ドラゴンの餌》のトークンとかが一斉に殴ってきて《ラッパの一吹き》とかを使ってきます。
こちらのデッキが苦手にしているパターンですなー。
ブロッカーはすべて《焼尽の猛火》や《噴出の稲妻》などの餌食になってしまって役に立たないので、《終止》や《稲妻》で1/1トークンを焼く有り様。
いいところなくあっという間に負けました。

だがしかし、この相手にはサイド後に相性が改善します。

IN: 《疲弊の休息》3 《破滅の刃》3
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》4 《グレイブディガー》2

・第2ゲーム
先手を選んで《森》《広漠なる変幻地》の初手をキープ。あちらは1マリガンです。

まずは12点回復するところからスタート。
したのですが、ターン5に《消しえる火》を食らって早くも20-20です。
が、そこであちらの手札が尽きました。
やっぱり、マリガンが効いてるんですね。
こちらはブロッカー3枚を一気に展開してゲームをスロー・ダウンさせることに成功。
あちらがライブラリーの上から火力を撃ってくる間にクリーチャーを並べてまくりきりました。

さて、あちらが先手になる次が勝負です。

・第3ゲーム
あちらはキープ。
こちらは《山》1枚の初手をマリガンして、《森》《荒原の境界石》《クァーサルの群れ魔道士》《稲妻》《終止》《捕らえられた陽光》をキープ。

赤マナと黒マナが来ないとチと厳しいところでしたが、すぐに《広漠なる変幻地》と《国境地帯のレインジャー》を引けてそれは解決。
序盤から《怒り狂うゴブリン》《ドラゴンの餌》《焼尽の猛火》と攻められて、ターン5にはライフは6点に。
ここで《捕らえられた陽光》で《終止》がめくれて状況が好転します。
ターン8にあちらは土地4枚と手札3枚から、《くすぶる尖塔》セットのみ。
こちらも戦場にクリーチャーはいませんが、どうやらあちらの攻めも途切れたようです。
ここからこちらはドロー・クリーチャーでライフ・ゲインを呼び込み、回復しまくり。

「土地ばっか引いてる」
「そうだね」
「もう3回は殺してるのに」
「そうだね」

並べたクリーチャーで一斉攻撃を繰り返して勝ちました。

もう高速アグロは克服したね!
と、このときは思ったんですなー。

「24点回復したの?」
「うん。第3ゲームね」
「ヤバいだろそれ」
「ありがとう」
「こっちのにちゃんと対策してあるデッキ見たの初めてだ」
「他にも少なくとも4人、同じデッキ使ってるから気をつけな」
「マジで!?」

嘘です。

ちなみに、この次のラウンドの後、この方は次のお言葉を残してドロップされました。

GOOD NIGHT TO ALL
LIFE GAINERS
GG

みんな大笑い。

■第3ラウンド vs nukethewhalesagain
直前のマッチは比較的早く終ったものの、なにせ参加者40名の巨大大会。
偵察できたのは全体の1/4くらいで、この方のデッキも分からない状態です。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも《広漠なる変幻地》《荒原の境界石》の7枚をキープです。

《グリクシスの全景》《島》《森》。
はて。
ドメイン?
でもドメインで2連勝はできないですよね。
と思ったら《思案》を撃ってきました。
ははーん。
おそらく、ですが、MPDC 8.04で優勝したZeroFusionのSearing Turtleのコピー・デッキかな?
それは、こんなリストなんですが。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11423
いろんなデッキが《思案》を撃つだろうとは思いますが、ここまで2連勝して来られるデッキっていうと、多分これでしょう。
続いて《山》が出て《天球儀》でもう間違いありません。
亀はこちらのデッキの大好物なんですなー。

となると、ハンドにあるこの《稲妻》は本体以外にターゲットはありません。
どんどん撃ちましょう。
そして出てくる《方解石のカミツキガメ》。
ここからはブロッカーを切らしたら負けです。
除去され難い《ロウクスの瞑黙者》を出しますが、2匹まではあっさり除去されちゃいました。
3匹目はなんと亀と相討ち。
そうでした。あちらのデッキは《不気味な発見》が入ってるんでした。
一瞬ブロッカーが切れて、一発だけ殴られましたが、更に《グレイブディガー》で拾って出した《ロウクスの瞑黙者》は、さすがに除去されず。
あちらの手札も残り3枚。
もう除去としてではなく本体火力に使うことを考えないといけない頃です。
そうなると頼りになるのがライフ・ゲイン。
あちらも《深遠の謎》で大量に引いて、《圧倒する雷》サイクリングで頑張るのですが、メイン・デッキに入ってるライフ・ゲイン・カードをフルに使って14点回復したら、さすがに削り切れず。
《グレイブディガー》で何度でも甦るこちらの《コーの空漁師》が亀を飛び越えて殴り切りました。

IN: 《疲弊の休息》3《影餌付け》3《秘宝の破壊》1
OUT:《終止》4《稲妻》3

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも初手から4色揃ったマナ基盤4枚をキープです。

あちらはマナ基盤を整えつつ、《方解石のカミツキガメ》をブロッカーに出し、《稲妻》でこちらのライフを削ってきます。
こちらも、《ロウクスの瞑黙者》《エルフの幻想家》で引き込んだ《疲弊の休息》を2発撃って16点回復します。
あちらは《焼尽の猛火》を撃ったところで手札が尽き、それでもライフは20-20。
そこに出てきた《青ざめた出家蜘蛛》はどうにもならなかったようです。
そのまま大量の生物を繰り出しつつ、亀の上から横から殴り切りました。

■第4ラウンド vs warrior_caste
この方のデッキは偵察してありました。
でも、メモには、「Naya Zoo?」とだけ書いてあり、どうも詳細は良く分からず。
まあ、黒赤よりも早いってことはないか。

しかし、この段階でNayaビートに当たるってどういうこと?
・・・と思ったら、下当たりだったんですね。
なら仕方がありません。

・第1ゲーム
こちらが先手でマナ基盤3枚の初手をキープ。
あちらもキープでした。

ところがどっこい。
こちらが除去を引けない間に、豊富な火力にバックアップされた《板金鎧の土百足》と《コーの空漁師》に7ターンでライフを全部削りきられてしまいました。
早いですね。

サイドボーディングは・・・、《コーの空漁師》のことを考えると、《青ざめた出家蜘蛛》は抜き難いので、こんな感じかしら。

IN: 《疲弊の休息》3《破滅の刃》3
OUT:《グレイブディガー》2《クァーサルの群れ魔道士》4

《未達への旅》が出てきたら弱りますが、《青ざめた出家蜘蛛》はまだ見せてないからだいじょぶでしょう。

・第2ゲーム
先手を選びましたが、《広漠なる変幻地》1枚のみの初手をキープできず、《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《ロウクスの瞑黙者》《グレイブディガー》《青ざめた出家蜘蛛》《疲弊の休息》をキープ。
どうも嫌な感じです。

早速8点ゲインしますが、ターン4に出てきた《ロウクスの粗暴者》がどうにもなりません。
《青ざめた出家蜘蛛》2体が、火力4枚で退けられて、4点ずつ殴られた上に2体目が登場して参りました。

そんなに早いビートダウンというわけでもないのに、勝てませんでした。
こちらは、アタッカーはブロッカーでコントロールする、ブロックできないものは除去する、というコンセプトのデッキですから、ファッティに殴られるのには弱いということが分かりました。

下当たりの上に負けたので、次勝ってもトップ8に入れるかどうかは微妙かも、とか思ってたら、ここでの順位は8位でした。
次勝てばトップ8に残れそうです。
第1ラウンドの相手だったplateddragonがここまで3勝1敗なので、そのおかげだと思います。
対戦相手に恵まれています。

■第5ラウンド vs j1234jesse
ここまでちょこちょこと偵察していたわけですが、この方は漏れてました。
てことは、勝負の早いデッキっぽいですね。
嫌な感じがします。

・第1ゲーム
先手になって土地3枚をキープ。あちらは1マリガンです。

《山》《沼》と来て《ゼクター祭殿の探検》。
黒赤アグロですなー。
メインで勝てるだろうか。

探検トークンが出てくるのを《終止》を構えて待っていたのですが、《荒廃稲妻》を3発くらって、全部捨てるハメに。
ところが、あちらはなかなか土地を引かないようで、上陸できません。
全部捨てさせられた次のターンにトップ・デッキした《終止》が間に合って、事なきを得ました。
が、土地を引いてないってことはそれ以外のものを引いてるわけで、ライフはどんどん削られて残り4点。
でも、ということはこちらのクリーチャーは手付かずなので、けっこう殴っていて、あちらの残りライフも4点です。
ここで何と《捕らえられた陽光》をトップ・デック。
かろうじてまくり切れました。

IN: 《疲弊の休息》3《破滅の刃》3
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》4《グレイブディガー》2

こんなもんでしょう。

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらも土地2枚をキープです。

ところが3枚目の土地が遠い。
上陸せずに《疲弊の休息》を撃ったり、《ロウクスの瞑黙者》をディスカードしたりするハメになりました。
そして土地を引いてカードが回り始めたところで、《荒廃稲妻》2発で手札を叩き落され、抵抗手段を失ってしまいました。
合わせて24点も回復しているのですが、ブロッカーが全然いないところを7点8点と殴られ続けてあっという間に負けてしまいました。

まあ、事故は仕方がありません。
おそらく、ハンデスさえ撃たれなければ問題ないと思うのですが。

・第3ゲーム
先手を選んで土地2枚と《稲妻》と《破滅の刃》のある初手をキープ。あちらもキープです。

《断ち割る尖塔》でマナを整えつつ待ち構えますが、どうもあちらの動きが芳しくありません。
《巨大蠍》が出てきますが、こっちは《エルフの幻想家》だけなのに、殴って来ないで待ってます。
ははーん、これは、ハンドが除去ばかりで後続がありませんね?
早速《巨大蠍》は《稲妻》で処理して、どんどん生物を展開して殴ります。
今引きらしき《破壊者のゼンディコン》は《破滅の刃》で処理。
ところが、やはり今引きらしき《縫い目のドレイク》に対して、除去が《破滅の刃》しかなくてちょっとマズいことに。
《コーの空漁師》《グレイブディガー》はあるので、ブロッカーは無限に出てくるのですが、除去されてしまうので、3点クロックが止まりません。
更に、その手札を《荒廃稲妻》から守らないといけないので、思うように展開できません。
あちらの除去が切れるまではどうしようもない感じ。
でもまだ手札4枚もあるなぁ・・・。
ライフ7点まで削られ、敗色濃厚となったところにようやく《終止》。
ここぞとばかりに手札をダンプして殴ります。
《噴出の稲妻》もくらって、残りライフ3。《稲妻》引かれたら終わりですなー。
だがしかし、運良く引かれないまま殴り切れました。

結局ライフ・ゲインは《カビーラの交差路》を引けたのみ。
あちらは、見えてるだけで呪文9枚に土地7枚と、少しフラッド気味だったのが良くなかったようです。

そのあちらが山札のトップから見せてくれたのは《焼尽の猛火》。
こちらの生物のパワーの合計は、あちらの残りライフとぴったり同じ7点でしたので、ちょっとでも遅れたら負けでした。

結局、5位でカット・オフを通過しました。

■準々決勝 vs McGiboney
偵察したところでは、この方のデッキは、Dark Nayaと言われるものです。
リストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11496&mode=view
第1ラウンドで対戦したplateddragonがSPDC 12.01で優勝したときのデッキのコピーのようです。
こちらのデッキは、あちらのデッキにないものがいくつか入ってますので、基本的には有利なはず。
《朽ちゆくヒル》に速攻を決められさえしなければ。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。こちらは《カビーラの交差路》《荒原の境界石》3《国境地帯のレインジャー》《ロウクスの瞑黙者》《終止》という、一見良さそうなハンドがキープできず。
境界石で戻せるのは基本土地だけなんですよ。
《カビーラの交差路》が《平地》だったら喜んでキープなんですが・・・。
マリガンして土地3枚の6枚をキープ。

お互い軽く除去を応酬した後、あちらに先に《コーの空漁師》《グレイブディガー》を揃えられてしまいましたが、それは《ボジューカの沼》で対処。
並べ合って膠着したところに、あちらが《朽ちゆくヒル》。
一方こちらは《青ざめた出家蜘蛛》。

おそらく、《ボジューカの沼》と《青ざめた出家蜘蛛》、それに《終止》(《コーの空漁師》のキャストに対応して《グレイブディガー》を殺せる)が、このマッチアップでのこちらの大きなアドバンテージです。

ヒルはトリプル・ブロックで2-1の相討ちに取り、続唱からの《稲妻》で《放牧の林鹿》を片付けます。
賛美した《青ざめた出家蜘蛛》は逆にトリプル・ブロックから1-2での相討ちに取られますが盤面はこちらの《クァーサルの群れ魔道士》が支配しており、ライフも30-17と大きくリードしました。
その後、《クァーサルの群れ魔道士》は《巨森の蔦》で討ち取られますが、《コーの空漁師》2《青ざめた出家蜘蛛》3を盤面に追加したこちらの攻撃は《見栄え損ない》程度では止まらず、勝ちきりました。

だいぶ有利なマッチアップだと思いますが、それでもサイドボーディングはしましょう。

IN: 《ヴァレロンの異国者》3《影餌付け》3
OUT:《捕らえられた陽光》3《ロウクスの瞑黙者》1《グレイブディガー》1《クァーサルの群れ魔道士》1

こんな感じかしら。

・第2ゲーム
これはヒドいゲームになりました。

あちらが先手で1マリガン。こちらは土地2枚をキープです。

序盤からあちらは《コーの空漁師》2体と《朽ちゆくヒル》を繰り出して攻勢をかけてきました。
対するこちらはマナが3止まり。
《朽ちゆくヒル》には《ヴァレロンの異国者》を合わせますが、《コーの空漁師》への除去が遅れがちです。
手札には《終止》が4枚あるんですが、ブロッカーを出しているとマナが足らないんですなー。
それでもライフ12まで殴られたところでどうにか全部除去して、《ボジューカの沼》で墓地をお掃除。
これであちらの墓地エンジンはほとんど機能しません。
あとは盤面を整えて殴ればいいだけなんですが・・・。
《放牧の林鹿》が頑張っていて、地味にライフを回復し続けています。
お互い、地上クリーチャーを除去してもいくらでも出てくるデッキなので、そういう無駄はしたくないのですが。
引けども引けども《コーの空漁師》も《稲妻》も引けません。
遂に《放牧の林鹿》の2体目が登場し、さすがに片方は《終止》します。
これは4枚目の《コーの空漁師》にとっておきたかったんですけど・・・。
あちらのライフは38点です。

その後《青ざめた出家蜘蛛》2で殴ったのですが、スルーされ、《ロウクスの瞑黙者》2《朽ちゆくヒル》と一気に追加されて地上は完全にストップ。
《コーの空漁師》待ちになります。
最初の1枚が引けたのがターン17。
30枚ドローした後のことでした。
次の1体がターン19。
その間にもあちらは《放牧の林鹿》で回復し続けています。
なかなか減らないあちらのライフ。
ターン25に3体目の《コーの空漁師》を引いた時点では、盤面に54個のパーマネントが並んでいました。
性能の貧弱な我が家のパソコンでは、1ターン終えるのに1分弱かかる状況です。
開始時に19分有った時計は残り3分47秒。つまり、こちらに残されているのはあと3ないし4ターンです。
一方ライフは14-20。
削りきれるかしら。

あちらも勝ち目が無いのは分かっているのでしょうが、時間切れを狙ってプレイを続けています。
土地を1枚置く時間も惜しいこちらですが、まずは《クァーサルの群れ魔道士》に《見栄え損ない》。
盤上に《クァーサルの群れ魔道士》がいなくなると、万一あちらが《未達への旅》を使ってきたときに対処が遅れます。
温存していた《グレイブディガー》を使って出し直し。
そんなことをするにも20秒以上の時間がかかります。
そして案の定《未達への旅》を使われます。それに《クァーサルの群れ魔道士》で対処するのもまた時間を要します。

ターン27に4体目の《コーの空漁師》を引いて、ターン28に4体で総攻撃。
相手のライフは8ですが、戦場には《広漠なる変幻地》があります。
これを起動され、2点回復されたらこちらの時間切れ負けです。
ところが、もうライブラリーには基本土地は残っていなかったんですなー。

時計は残り21秒になっていました。

■準決勝 vs Loot_Backwards
偵察によればこの方のデッキは白黒コントロールです。
そういえば、白黒コントロールとのマッチアップは調べたことがありませんでした。
どっちが有利なんだろう?

・第1ゲーム
先手が取れて、マナ基盤4枚の初手をキープ。あちらもキープです。
このゲームは、あちらの除去がきつく、飛行ブロッカーを盤面に残せません。
《青ざめた出家蜘蛛》でようやく止まったかと思ったら、次のターンには《血の署名》から《破滅の刃》。
そのまま《コーの空漁師》2《巡礼者の目》に殴られて参りました。

そうそう、こういう状況のために《蜘蛛糸の網》をサイドボードに入れてたんですよね。
でも除去した方が早い、ということで《破滅の刃》に変更したんでした。
白黒コン相手に《破滅の刃》をサイド・インするのか・・・。

IN: 《破滅の刃》3《ヴァレロンの異国者》2《影餌付け》2
OUT:《捕らえられた陽光》3《国境地帯のレインジャー》2《グレイブディガー》1《ロウクスの瞑黙者》1

こんな感じかしら。

・第2ゲーム
先手を選んでマナ基盤5枚の初手をキープ。あちらもキープです。

やっぱりあちらの除去が厳しく、こちらは盤面に飛行ブロッカーを残せません。
あちらは《ボジューカの沼》を引いてこちらを妨害してきましたが、こちらはそれを引けず、あちらの《グレイブディガー》《コーの空漁師》が止まりません。
そのまま上から殴られて参りました。

白黒コン相手には、除去ばっか入れててもダメなんですね。
《蜘蛛糸の網》の方が優れているようです。
あちらも全部のクリーチャーを除去できるほど除去が入ってるわけでもないでしょうし。
とはいえ赤いデッキ相手には《破滅の刃》が欲しいところ。
サイドボードのサイズは15枚。
うーむ。

■今日のマナ・スクリュー
・第1ラウンド第1ゲーム
《火荒の境界石》を壊されて(赤)が出なくて除去を撃てずに困った。

・第1ラウンド第2ゲーム
途中まで(緑)が出ず、出た後も、ハンドに溜まった緑の呪文が1ターンに1枚ずつしか使えず律速に。
その後も(赤)が出ず、除去を撃てず。

18ゲームやってスクリュー2回は多いか少ないか。
微妙なトコロです。

■今日の続唱
このトーナメントで《捕らえられた陽光》がもたらしてくれたカードの記録:

1発目:第1ラウンド第1ゲーム:《コーの空漁師》
2発目:第2ラウンド第2ゲーム:《終止》
3発目:第2ラウンド第3ゲーム:《終止》
4発目:第2ラウンド第3ゲーム:《荒原の境界石》
5発目:第2ラウンド第3ゲーム:《クァーサルの群れ魔道士》
6発目:第3ラウンド第1ゲーム:《荒原の境界石》
7発目:第3ラウンド第1ゲーム:《クァーサルの群れ魔道士》
8発目:第3ラウンド第1ゲーム:《稲妻》
9発目:第3ラウンド第1ゲーム:《稲妻》
10発目:第5ラウンド第1ゲーム:《クァーサルの群れ魔道士》
11発目:第5ラウンド第2ゲーム:《終止》 (ターゲットがいなくて空振り)
12発目:準々決勝第1ゲーム:《国境地帯のレインジャー》
12発目:準々決勝第1ゲーム:《稲妻》
13発目:準決勝第1ゲーム:《クァーサルの群れ魔道士》
14発目:準決勝第1ゲーム:《エルフの幻想家》

今回は大漁大当たりでした。
まあ、これなら《捕らえられた陽光》を使ってもいいんじゃないかしら。

■今日のまとめ
3色タッチ赤から完全4色にしたので、やっぱりちょっと事故りやすくなったと思います。
それが許容範囲かどうかですが・・・。

新たな課題も出てきました。
主に火力に頼って削ってくる、黒赤などの高速ビートダウンには、ライフ・ゲインに頼ることで、確かに耐性が付きました。
が、もっぱら飛行クリーチャーや大型クリーチャーで削ってくるタイプの高速ビートダウンには、弱いようです。
このデッキは、コントロールと言っても、除去でコントロールするわけではなく、ブロッカーを使いまわしてコントロールするので、それに起因する弱点があるんですね。
今晩が本番ですけど、どうしますかなー。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索