MPDC 8.06参加報告
2010年4月14日 ゲームクラン大会の調整目的で参戦したMPDCシーズン8ですが、惰性でその後も続けています。
今回は4月12日(EDT)に開催されたMPDC 8.06に参加しました。
MPDCシーズン8マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4087
MPDC 8.06= http://tinyurl.com/MPDC806
今回の参加者は20名。
18名以上になったので、スイス3ラウンドの後トップ8によるシングル・エリミネーションです。
今まで、クラン大会用のデッキの微妙な調整ばかりやってきて神経をすり減らしてきたので、今回は何か能天気なデッキを使ってみようと思いました。
それで、色とコンセプトを変えずにアグロ・デッキ作れないかなー、と思って、こんなのを作ってみました。
■黒緑白アグロ
土地 (19)
1 《バントの全景/Bant Panorama》
3 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2 《森/Forest》
2 《平地/Plains》
3 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》
2 《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
2 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (29)
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4 《バントの信刃/Bant Sureblade》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2 《ロウクスの瞑黙者/Rhox Meditant》
3 《グレイブディガー/Gravedigger》
その他の呪文 (12)
4 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
4 《破滅の刃/Doom Blade》
4 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
サイドボード (15)
4 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《影餌付け/Shadowfeed》
2 《疲弊の休息/Rest for the Weary》
2 《帰化/Naturalize》
4 《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》
2マナ4/4とか3/2とかを並べて殴ればなんとなくアグロっぽいのでは。
ドロー・ソースと墓地利用エンジンが息切れを防止してくれます。
もっぱら相手のタフネスが大きいときに困るはずなので(相討ちは困らない)、《見栄え損ない》よりも《破滅の刃》優先です。
■第1ラウンド vs Romadoor
・第1ゲーム
先手が取れて、《沼》《バントの全景》《セジーリのステップ》《荒原の境界石》《ナヤの静刃》《クァーサルの群れ魔道士》《破滅の刃》をキープ。あちらもキープです。
あちらは《沼》セットから《冒険者の装具》。
すわミラー・マッチ? ・・・なんてことあるわけがありません。
続いて島が出てきました。
何だろう?
いずれにせよ、見たことの無いデッキであることは間違いありません。
続いて《本質の散乱》。
《巡礼者の目》が出てきて、2色しか出てないのに《沼》を引っ張ったところを見ると、青黒2色で確定でしょう。
どうやら青黒のアグロ・コントロールかな?
こちらは《コーの空漁師》で《エルフの幻想家》を戻しつつライブラリーを掘り進み、《朽ちゆくヒル》に《冒険者の装具》をつけて容赦なく殴ります。
そうしている間にも2マナ3/2をどんどん並べ、あちらは防戦一方に。
残りライフ2になった直後のターン8のドローを見て投了されました。
投了時の手札が6枚。
ゲームを通じて5マナまでしか伸びず、ちょっと詰まり気味だったのが不運だったようです。
クリーチャーは《巡礼者の目》と《巨大蠍》しか見かけませんでしたが、どんなデッキなんですかなー。
IN: 《見栄え損ない》4《ヴァレロンの異国者》4
OUT:《バントの信刃》2《ロウクスの瞑黙者》2《破滅の刃》4
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《森》《ボジューカの沼》《荒原の境界石》2《エルフの幻想家》2《見栄え損ない》をキープ。
このゲームも、《島》からいきなり《冒険者の装具》。
ですが、3マナ出てもクリーチャーは出てきません。
こちらの《エルフの幻想家》は《魂の操作》されますが、墓地にクリーチャーはなし。
クリーチャーの少ないデッキなんでしょうか?
と思ってたら、《寄生的な大梟》が出てきました。
こいつは、黒いパーマネントがある程度ないと、空撃ちになっちゃってあまり面白くありません。ちょうど今みたいに。
これはもしかしてあまり練られていないデッキかもしれないな、と思い始めた矢先に、《巨大蠍》に《冒険者の装具》がついてちょっと厄介なことに。
あちらはそれでどんどん殴ってきますが、《流砂》が2枚も出ていて、こちらの《朽ちゆくヒル》は殴りにいけません。
というか、さっきから土地ばっか引いてます。
結局、呪文8枚に土地11枚という洪水に見舞われてしまい、しかもそのうち生物3枚を打ち消されて、《冒険者の装具》を2つもつけた巨大な《巨大蠍》が止まらず参りました。
引きが悪くて負けるのは仕方がありません。
IN: 《帰化》2
OUT:《バントの信刃》2
・第3ゲーム
先手を選んで《沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》《コーの空漁師》2《ナヤの静刃》《見栄え損ない》をキープ。
あちらもキープです。
あちらは今回も《沼》から《冒険者の装具》。
何枚入ってるのかしら。
あちらの《潮の虚ろの大梟》には《見栄え損ない》でご退場願い、《ナヤの静刃》と《ヴァレロンの異国者》×2でビートダウン開始。
こちらは《エルフの幻想家》を出したり戻したりしてライブラリーを掘り進めているので、生物が絶えません。
ブロッカーがいても構わず突っ込ませ、あちらの生物は相討ちを続けて戦場に残れません。
やがてクリーチャー数で差が付き、ターン9に殴り切りました。
理想的な展開でした。
ところで、あちらの最後のターンに、《冒険者の装具》3枚を使った19/19の《水膨れ虫》というのを見ることができました。
勝敗には全く影響なかったんですが。
■第2ラウンド vs krocan
前のラウンドは19/19の《水膨れ虫》なんてことをやられたりしていて時間がかかり、ほとんど偵察ができませんでした。
この方のデッキも不明です。
・第1ゲーム
あちらはダブル・マリガン。
こちらは《森》《断ち割る尖塔》《広漠なる変幻地》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《朽ちゆくヒル》《破滅の刃》というとてもいい初手をキープです。
あちらは《山》《平地》《森》から《野生のナカティル》。
ナヤ系のビートダウンですね。
それに対してこちらは《朽ちゆくヒル》2体でビートダウン。
《野生のナカティル》2体はチャンプ・ブロックして死んでいきました。
続いて《バントの信刃》《ナヤの静刃》と出てきて厄介になったところで、《セジーリのステップ》でプロ白つけた《朽ちゆくヒル》と《コーの空漁師》が残り4点を削り切りました。
お互い高速ビートダウンですが、さすがにダブル・マリガンの差は埋め難いようです。
IN: 《見栄え損ない》4
OUT:《朽ちゆくヒル》4
あちらはたぶん《稲妻》4《噴出の稲妻》4の8枚体制でしょうから、《朽ちゆくヒル》はタダの2/2のことが多いはず。
第1ゲームではたまたま大活躍してくれましたが、ここでお別れです。
・第2ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらは《荒原の境界石》だけの初手をマリガンし、《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《見栄え損ない》《冒険者の装具》《破滅の刃》を迷いながらもキープ。
ターン1に運良く《断ち割る尖塔》が引けますが、あちらが《ナヤの静刃》を出してきたので、《見栄え損ない》を撃たざるを得ず、《断ち割る尖塔》を出せません。
続いて出てきた《セロドンの一年仔》の除去よりも《断ち割る尖塔》を置くことを優先したら、続く2ターン《バントの信刃》が出てきて、《セロドンの一年仔》に手が回りません。
こちらのハンドにもクリーチャーはいるのですが、どいつもこいつも(緑)(白)が必要で、ターン6まで(緑)(緑)(白)(白)を出せなかったこちらは1ターンに1体ずつしか出せません。
しかも、マナが出るようになったらなったで呪文を引けなくなり、土地8枚呪文7枚とフラッドしてしまいました。
あちらは土地が3枚だけで、他は全部呪文らしく、こちらの出すクリーチャーは毎ターン除去されます。
そのまま《セロドンの一年仔》に殴られ続け、ターン9にあちらの最後の手札の《途方もない力》で負けました。
ちょっと事故りやすいかなー、とは思ってましたが、これほどキツイとは思いませんでした。
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《荒原の境界石》《ナヤの静刃》2《クァーサルの群れ魔道士》《グレイブディガー》2をキープ。
あちらもキープです。
あちらはどうもドローが芳しくないようで、序盤から壮絶な殴り合いになりました。
先手のこちらは境界石を置いているので、《ナヤの静刃》が3点ずつ殴りますが、あちらは2/1の《ナヤの静刃》が殴ってきます。
が、被覆がないので《途方もない力》の対象になれたりして、ダメージ・レースは途中まで互角。
こちらは《冒険者の装具》を引き当てて、《コーの空漁師》につけて残りライフ3点まで殴りましたが、そこにあちらは《クァーサルの群れ魔道士》を出して《捕らえられた陽光》。
再びライフを逆転された上に《冒険者の装具》への回答まで用意されてしまいました。
ここでこちらは《沼》をトップ・デッキ。
それまで(黒)が出せずに腐っていた手札が回り始め、再び盤面を優位にし、勝ち切りました。
勝てたから良かったようなものの、このゲームも要するにマナ・スクリューです。
3色アグロ、ということ自体はいいとして、色マナ拘束のきついカードが多すぎるのが問題であるようです。
ここまでの多くのゲームで、ターン2には《断ち割る尖塔》を置いてアクションなし。
あんまり高速ビートダウンっていう感じの動きができません。
デッキ・コンセプトに問題がありましたなー。
■第3ラウンド vs Daybreaker
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《ボジューカの沼》《荒原の境界石》の初手をキープできず、《平地》1枚のみの6枚もマリガン。
《断ち割る尖塔》2《広漠なる変幻地》《エルフの幻想家》《朽ちゆくヒル》をようやくキープです。
もはや勝ち目はありませんなー。
まあでも、一応やりましょう。
あちらは《沼》《沼》《血の署名》から《広漠なる変幻地》で《平地》。
白黒コントロールですね。
ここまでにちょこちょこと偵察していたんですが、わたしが調べた15名のうち、なんと8名が白黒コントロール。
半数超えちゃってます。
でも、白黒コントロールはゲームが長い傾向があるので、わたしのマッチが終ってから偵察する段階になってまだマッチをやってるプレイヤーには白黒コントロールが多いというのは自然なこと。
たぶん調べていない5名の中には白黒コントロールはいないか少ないんだと思います。
ところで、このデッキで白黒コントロールに勝てるんだろうか。
メインには《墓所の切り裂き魔》に対処する手段は入ってないんだけど。
だがしかし、この方、ターン終了ステップに《朽ちゆくヒル》に《見栄え損ない》を撃っちゃうお茶目さんです。
他にも、《クァーサルの群れ魔道士》を、賛美が誘発してから除去してくれたり。
何とかなるかもしれません。
たとえプレイヤーがあまり上手くなくても、デッキは強いので、そう簡単には勝てません。
早々に《コーの空漁師》《グレイブディガー》を決められて、《朽ちゆくヒル》で殴ってるだけだと、こっちのライフだけ2点ずつ減っていきます。
一旦攻撃を停止して、《ロウクスの瞑黙者》《ナヤの静刃》2と展開して一斉攻撃を狙います。
が、その間にあちらは《カビーラの交差路》を出したり入れたりしてライフ・ゲイン。
攻めてるのはこちらなのに、ライフは12-16とか良く分からないことに。
というタイミングで引いてきた《ボジューカの沼》。
総攻撃して《グレイブディガー》《コーの空漁師》を1枚ずつ墓地に送ってから追放。
でもまだもう1セット残ってます。
そこに引いてきた《コーの空漁師》以下略。
これで障害はなくなったものの。
《堕落の触手》で回復されてたりして、依然としてライフは10-11。
もう30点くらい殴ってる気がするんですが。
そこに満を持して《墓所の切り裂き魔》。
こいつの攻撃を2回通したら死にます。
ブロッカーを残しながらの慎重な攻撃では埒が開かず。
やがて《コーの奉納者》が追加されて、とうとう《墓所の切り裂き魔》で殴られ始めました。
そこに引いてきた《破滅の刃》。
これで《コーの奉納者》を退けてようやく勝負ありです。
しかし、いろいろミスがあった上とはいえ、ダブル・マリガンから勝てたのは大きいです。
IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2《見栄え損ない》4
OUT:《破滅の刃》4《ロウクスの瞑黙者》2《バントの信刃》4
これでだいぶ改善するでしょう。
ところで、このゲームが終った段階で、あちらの持ち時計は既に半分の15分を切っています。
急がないと時間なくなっちゃいますよ?
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《平地》《荒原の境界石》2《冒険者の装具》《ナヤの静刃》《朽ちゆくヒル》《クァーサルの群れ魔道士》をキープです。
こちらは3/2《ナヤの静刃》と《ヴァレロンの異国者》が《冒険者の装具》付きで殴っているのですが、チャンプ・ブロックを繰り返されている上に《カビーラの交差路》で回復されていて、なかなかライフが減りません。
その間にあちらの《コーの空漁師》がこちらをこつこつ殴っていて、ターン7の時点で10-10。
そこに《墓所の切り裂き魔》登場です。
しかもこちらは黒マナが出ず、手札に黒いカード4枚が腐っています。
ターン9には《ヴァレロンの異国者》が《未達への旅》で除去され、万事休す。
結局最後まで黒マナは出ないまま。手札には6枚の黒いカードが溜まっていました。
3色デッキとはいえ、2色3マナのある初手をキープできないとしたらちょっと問題です。
ということはデッキが悪いんでしょう。
ともあれ、どうやら《帰化》があった方が良さそうです。
IN: 《帰化》2
OUT:《朽ちゆくヒル》2
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《平地》《広漠なる変幻地》2《荒原の境界石》《ナヤの静刃》《見栄え損ない》をキープ。
あちらもキープです。
このゲームの始まる段階で、あちらの持ち時計は6分43秒。
足らないんじゃ。
こちらはターン2に出した《ナヤの静刃》を賛美して快調にビートダウンします。
チャンプ・ブロックしてきた《泥地の吸血鬼》を《グレイブディガー》で拾おうとしたところに《影餌付け》。
サイド・カードもいい仕事をします。
延々とチャンプ・ブロックで凌いでいたあちらですが、ターン7にとうとう《墓所の切り裂き魔》登場。
でもこれは黒マナの立っていない状態で殴ってきたので、《エルフの幻想家》×2で2-1交換に取りました。
うっかりさんなのかと思いましたが、どうやらそうではなくて、こちらの攻撃クリーチャーを、相討ちに取ってでも減らしたいということのようです。
その努力にも関わらず、こちらは《エルフの幻想家》で引き増していて攻め手が途切れません。
するとあちらは2枚目の《墓所の切り裂き魔》も突っ込ませてきて、こちらのクリーチャーで2対1交換に取りました。
その《墓所の切り裂き魔》を《グレイブディガー》で拾おうとしたところに《影餌付け》を合わせたら、あちらの時計が切れました。
時間切れでも何でも勝ちは勝ちです。
全勝で、スイス・ラウンドを2位で通過しました。
ラッキー以外の何物でもありませんが。
■準々決勝 vs krocan
第2ラウンドのお相手(ナヤ・ビートダウンの人)との再戦となりました。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《平地》《断ち割る尖塔》《セジーリのステップ》《冒険者の装具》《エルフの幻想家》《ナヤの静刃》《朽ちゆくヒル》をキープ。
こちらは土地を引き過ぎて生物の数が足りません。
一方あちらは呪文8枚土地4枚のぶん回り。
あちらのコンバット・トリックでこちらの生物がどんどん失われるのを補充できないまま7ターンで圧殺されました。
先ほどと同じサイドボーディングでいいでしょうか。
IN: 《見栄え損ない》4
OUT:《朽ちゆくヒル》4
・第2ゲーム
先手を選んで《断ち割る尖塔》1枚だけの初手をマリガン。
《荒原の境界石》だけの6枚もキープできず、《広漠なる変幻地》1枚だけの5枚をキープです。
あちらは1マリガン。
今度は土地を引けず、白マナが出ません。
ブロッカーを出せないまま、除去で踏ん張りますが、《ヴァレロンの異国者》と《ナヤの静刃》には手が出せません。
ようやくマナを引いて生物を出したら、コンバット・トリックで討ち取られて削りきられました。
■感想
運が良かったのでトップ8に残れましたが、このデッキはちょっとマナ基盤が不安定過ぎてムリですなー。
今回11ゲームやりましたが、まともに回ったのは3ゲームだけ。
どうも、普通はまともには回らないようです。
アグロ・デッキを目指すなら、もっと色拘束を弱めて、マナ基盤を緩和しないといけません。
次はどんなデッキで出ようかしら。
今回は4月12日(EDT)に開催されたMPDC 8.06に参加しました。
MPDCシーズン8マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4087
MPDC 8.06= http://tinyurl.com/MPDC806
今回の参加者は20名。
18名以上になったので、スイス3ラウンドの後トップ8によるシングル・エリミネーションです。
今まで、クラン大会用のデッキの微妙な調整ばかりやってきて神経をすり減らしてきたので、今回は何か能天気なデッキを使ってみようと思いました。
それで、色とコンセプトを変えずにアグロ・デッキ作れないかなー、と思って、こんなのを作ってみました。
■黒緑白アグロ
土地 (19)
1 《バントの全景/Bant Panorama》
3 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2 《森/Forest》
2 《平地/Plains》
3 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》
2 《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
2 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (29)
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4 《バントの信刃/Bant Sureblade》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2 《ロウクスの瞑黙者/Rhox Meditant》
3 《グレイブディガー/Gravedigger》
その他の呪文 (12)
4 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
4 《破滅の刃/Doom Blade》
4 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
サイドボード (15)
4 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《影餌付け/Shadowfeed》
2 《疲弊の休息/Rest for the Weary》
2 《帰化/Naturalize》
4 《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》
2マナ4/4とか3/2とかを並べて殴ればなんとなくアグロっぽいのでは。
ドロー・ソースと墓地利用エンジンが息切れを防止してくれます。
もっぱら相手のタフネスが大きいときに困るはずなので(相討ちは困らない)、《見栄え損ない》よりも《破滅の刃》優先です。
■第1ラウンド vs Romadoor
・第1ゲーム
先手が取れて、《沼》《バントの全景》《セジーリのステップ》《荒原の境界石》《ナヤの静刃》《クァーサルの群れ魔道士》《破滅の刃》をキープ。あちらもキープです。
あちらは《沼》セットから《冒険者の装具》。
すわミラー・マッチ? ・・・なんてことあるわけがありません。
続いて島が出てきました。
何だろう?
いずれにせよ、見たことの無いデッキであることは間違いありません。
続いて《本質の散乱》。
《巡礼者の目》が出てきて、2色しか出てないのに《沼》を引っ張ったところを見ると、青黒2色で確定でしょう。
どうやら青黒のアグロ・コントロールかな?
こちらは《コーの空漁師》で《エルフの幻想家》を戻しつつライブラリーを掘り進み、《朽ちゆくヒル》に《冒険者の装具》をつけて容赦なく殴ります。
そうしている間にも2マナ3/2をどんどん並べ、あちらは防戦一方に。
残りライフ2になった直後のターン8のドローを見て投了されました。
投了時の手札が6枚。
ゲームを通じて5マナまでしか伸びず、ちょっと詰まり気味だったのが不運だったようです。
クリーチャーは《巡礼者の目》と《巨大蠍》しか見かけませんでしたが、どんなデッキなんですかなー。
IN: 《見栄え損ない》4《ヴァレロンの異国者》4
OUT:《バントの信刃》2《ロウクスの瞑黙者》2《破滅の刃》4
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《森》《ボジューカの沼》《荒原の境界石》2《エルフの幻想家》2《見栄え損ない》をキープ。
このゲームも、《島》からいきなり《冒険者の装具》。
ですが、3マナ出てもクリーチャーは出てきません。
こちらの《エルフの幻想家》は《魂の操作》されますが、墓地にクリーチャーはなし。
クリーチャーの少ないデッキなんでしょうか?
と思ってたら、《寄生的な大梟》が出てきました。
こいつは、黒いパーマネントがある程度ないと、空撃ちになっちゃってあまり面白くありません。ちょうど今みたいに。
これはもしかしてあまり練られていないデッキかもしれないな、と思い始めた矢先に、《巨大蠍》に《冒険者の装具》がついてちょっと厄介なことに。
あちらはそれでどんどん殴ってきますが、《流砂》が2枚も出ていて、こちらの《朽ちゆくヒル》は殴りにいけません。
というか、さっきから土地ばっか引いてます。
結局、呪文8枚に土地11枚という洪水に見舞われてしまい、しかもそのうち生物3枚を打ち消されて、《冒険者の装具》を2つもつけた巨大な《巨大蠍》が止まらず参りました。
引きが悪くて負けるのは仕方がありません。
IN: 《帰化》2
OUT:《バントの信刃》2
・第3ゲーム
先手を選んで《沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》《コーの空漁師》2《ナヤの静刃》《見栄え損ない》をキープ。
あちらもキープです。
あちらは今回も《沼》から《冒険者の装具》。
何枚入ってるのかしら。
あちらの《潮の虚ろの大梟》には《見栄え損ない》でご退場願い、《ナヤの静刃》と《ヴァレロンの異国者》×2でビートダウン開始。
こちらは《エルフの幻想家》を出したり戻したりしてライブラリーを掘り進めているので、生物が絶えません。
ブロッカーがいても構わず突っ込ませ、あちらの生物は相討ちを続けて戦場に残れません。
やがてクリーチャー数で差が付き、ターン9に殴り切りました。
理想的な展開でした。
ところで、あちらの最後のターンに、《冒険者の装具》3枚を使った19/19の《水膨れ虫》というのを見ることができました。
勝敗には全く影響なかったんですが。
■第2ラウンド vs krocan
前のラウンドは19/19の《水膨れ虫》なんてことをやられたりしていて時間がかかり、ほとんど偵察ができませんでした。
この方のデッキも不明です。
・第1ゲーム
あちらはダブル・マリガン。
こちらは《森》《断ち割る尖塔》《広漠なる変幻地》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《朽ちゆくヒル》《破滅の刃》というとてもいい初手をキープです。
あちらは《山》《平地》《森》から《野生のナカティル》。
ナヤ系のビートダウンですね。
それに対してこちらは《朽ちゆくヒル》2体でビートダウン。
《野生のナカティル》2体はチャンプ・ブロックして死んでいきました。
続いて《バントの信刃》《ナヤの静刃》と出てきて厄介になったところで、《セジーリのステップ》でプロ白つけた《朽ちゆくヒル》と《コーの空漁師》が残り4点を削り切りました。
お互い高速ビートダウンですが、さすがにダブル・マリガンの差は埋め難いようです。
IN: 《見栄え損ない》4
OUT:《朽ちゆくヒル》4
あちらはたぶん《稲妻》4《噴出の稲妻》4の8枚体制でしょうから、《朽ちゆくヒル》はタダの2/2のことが多いはず。
第1ゲームではたまたま大活躍してくれましたが、ここでお別れです。
・第2ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらは《荒原の境界石》だけの初手をマリガンし、《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《見栄え損ない》《冒険者の装具》《破滅の刃》を迷いながらもキープ。
ターン1に運良く《断ち割る尖塔》が引けますが、あちらが《ナヤの静刃》を出してきたので、《見栄え損ない》を撃たざるを得ず、《断ち割る尖塔》を出せません。
続いて出てきた《セロドンの一年仔》の除去よりも《断ち割る尖塔》を置くことを優先したら、続く2ターン《バントの信刃》が出てきて、《セロドンの一年仔》に手が回りません。
こちらのハンドにもクリーチャーはいるのですが、どいつもこいつも(緑)(白)が必要で、ターン6まで(緑)(緑)(白)(白)を出せなかったこちらは1ターンに1体ずつしか出せません。
しかも、マナが出るようになったらなったで呪文を引けなくなり、土地8枚呪文7枚とフラッドしてしまいました。
あちらは土地が3枚だけで、他は全部呪文らしく、こちらの出すクリーチャーは毎ターン除去されます。
そのまま《セロドンの一年仔》に殴られ続け、ターン9にあちらの最後の手札の《途方もない力》で負けました。
ちょっと事故りやすいかなー、とは思ってましたが、これほどキツイとは思いませんでした。
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《荒原の境界石》《ナヤの静刃》2《クァーサルの群れ魔道士》《グレイブディガー》2をキープ。
あちらもキープです。
あちらはどうもドローが芳しくないようで、序盤から壮絶な殴り合いになりました。
先手のこちらは境界石を置いているので、《ナヤの静刃》が3点ずつ殴りますが、あちらは2/1の《ナヤの静刃》が殴ってきます。
が、被覆がないので《途方もない力》の対象になれたりして、ダメージ・レースは途中まで互角。
こちらは《冒険者の装具》を引き当てて、《コーの空漁師》につけて残りライフ3点まで殴りましたが、そこにあちらは《クァーサルの群れ魔道士》を出して《捕らえられた陽光》。
再びライフを逆転された上に《冒険者の装具》への回答まで用意されてしまいました。
ここでこちらは《沼》をトップ・デッキ。
それまで(黒)が出せずに腐っていた手札が回り始め、再び盤面を優位にし、勝ち切りました。
勝てたから良かったようなものの、このゲームも要するにマナ・スクリューです。
3色アグロ、ということ自体はいいとして、色マナ拘束のきついカードが多すぎるのが問題であるようです。
ここまでの多くのゲームで、ターン2には《断ち割る尖塔》を置いてアクションなし。
あんまり高速ビートダウンっていう感じの動きができません。
デッキ・コンセプトに問題がありましたなー。
■第3ラウンド vs Daybreaker
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《ボジューカの沼》《荒原の境界石》の初手をキープできず、《平地》1枚のみの6枚もマリガン。
《断ち割る尖塔》2《広漠なる変幻地》《エルフの幻想家》《朽ちゆくヒル》をようやくキープです。
もはや勝ち目はありませんなー。
まあでも、一応やりましょう。
あちらは《沼》《沼》《血の署名》から《広漠なる変幻地》で《平地》。
白黒コントロールですね。
ここまでにちょこちょこと偵察していたんですが、わたしが調べた15名のうち、なんと8名が白黒コントロール。
半数超えちゃってます。
でも、白黒コントロールはゲームが長い傾向があるので、わたしのマッチが終ってから偵察する段階になってまだマッチをやってるプレイヤーには白黒コントロールが多いというのは自然なこと。
たぶん調べていない5名の中には白黒コントロールはいないか少ないんだと思います。
ところで、このデッキで白黒コントロールに勝てるんだろうか。
メインには《墓所の切り裂き魔》に対処する手段は入ってないんだけど。
だがしかし、この方、ターン終了ステップに《朽ちゆくヒル》に《見栄え損ない》を撃っちゃうお茶目さんです。
他にも、《クァーサルの群れ魔道士》を、賛美が誘発してから除去してくれたり。
何とかなるかもしれません。
たとえプレイヤーがあまり上手くなくても、デッキは強いので、そう簡単には勝てません。
早々に《コーの空漁師》《グレイブディガー》を決められて、《朽ちゆくヒル》で殴ってるだけだと、こっちのライフだけ2点ずつ減っていきます。
一旦攻撃を停止して、《ロウクスの瞑黙者》《ナヤの静刃》2と展開して一斉攻撃を狙います。
が、その間にあちらは《カビーラの交差路》を出したり入れたりしてライフ・ゲイン。
攻めてるのはこちらなのに、ライフは12-16とか良く分からないことに。
というタイミングで引いてきた《ボジューカの沼》。
総攻撃して《グレイブディガー》《コーの空漁師》を1枚ずつ墓地に送ってから追放。
でもまだもう1セット残ってます。
そこに引いてきた《コーの空漁師》以下略。
これで障害はなくなったものの。
《堕落の触手》で回復されてたりして、依然としてライフは10-11。
もう30点くらい殴ってる気がするんですが。
そこに満を持して《墓所の切り裂き魔》。
こいつの攻撃を2回通したら死にます。
ブロッカーを残しながらの慎重な攻撃では埒が開かず。
やがて《コーの奉納者》が追加されて、とうとう《墓所の切り裂き魔》で殴られ始めました。
そこに引いてきた《破滅の刃》。
これで《コーの奉納者》を退けてようやく勝負ありです。
しかし、いろいろミスがあった上とはいえ、ダブル・マリガンから勝てたのは大きいです。
IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2《見栄え損ない》4
OUT:《破滅の刃》4《ロウクスの瞑黙者》2《バントの信刃》4
これでだいぶ改善するでしょう。
ところで、このゲームが終った段階で、あちらの持ち時計は既に半分の15分を切っています。
急がないと時間なくなっちゃいますよ?
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《平地》《荒原の境界石》2《冒険者の装具》《ナヤの静刃》《朽ちゆくヒル》《クァーサルの群れ魔道士》をキープです。
こちらは3/2《ナヤの静刃》と《ヴァレロンの異国者》が《冒険者の装具》付きで殴っているのですが、チャンプ・ブロックを繰り返されている上に《カビーラの交差路》で回復されていて、なかなかライフが減りません。
その間にあちらの《コーの空漁師》がこちらをこつこつ殴っていて、ターン7の時点で10-10。
そこに《墓所の切り裂き魔》登場です。
しかもこちらは黒マナが出ず、手札に黒いカード4枚が腐っています。
ターン9には《ヴァレロンの異国者》が《未達への旅》で除去され、万事休す。
結局最後まで黒マナは出ないまま。手札には6枚の黒いカードが溜まっていました。
3色デッキとはいえ、2色3マナのある初手をキープできないとしたらちょっと問題です。
ということはデッキが悪いんでしょう。
ともあれ、どうやら《帰化》があった方が良さそうです。
IN: 《帰化》2
OUT:《朽ちゆくヒル》2
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《平地》《広漠なる変幻地》2《荒原の境界石》《ナヤの静刃》《見栄え損ない》をキープ。
あちらもキープです。
このゲームの始まる段階で、あちらの持ち時計は6分43秒。
足らないんじゃ。
こちらはターン2に出した《ナヤの静刃》を賛美して快調にビートダウンします。
チャンプ・ブロックしてきた《泥地の吸血鬼》を《グレイブディガー》で拾おうとしたところに《影餌付け》。
サイド・カードもいい仕事をします。
延々とチャンプ・ブロックで凌いでいたあちらですが、ターン7にとうとう《墓所の切り裂き魔》登場。
でもこれは黒マナの立っていない状態で殴ってきたので、《エルフの幻想家》×2で2-1交換に取りました。
うっかりさんなのかと思いましたが、どうやらそうではなくて、こちらの攻撃クリーチャーを、相討ちに取ってでも減らしたいということのようです。
その努力にも関わらず、こちらは《エルフの幻想家》で引き増していて攻め手が途切れません。
するとあちらは2枚目の《墓所の切り裂き魔》も突っ込ませてきて、こちらのクリーチャーで2対1交換に取りました。
その《墓所の切り裂き魔》を《グレイブディガー》で拾おうとしたところに《影餌付け》を合わせたら、あちらの時計が切れました。
時間切れでも何でも勝ちは勝ちです。
全勝で、スイス・ラウンドを2位で通過しました。
ラッキー以外の何物でもありませんが。
■準々決勝 vs krocan
第2ラウンドのお相手(ナヤ・ビートダウンの人)との再戦となりました。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《平地》《断ち割る尖塔》《セジーリのステップ》《冒険者の装具》《エルフの幻想家》《ナヤの静刃》《朽ちゆくヒル》をキープ。
こちらは土地を引き過ぎて生物の数が足りません。
一方あちらは呪文8枚土地4枚のぶん回り。
あちらのコンバット・トリックでこちらの生物がどんどん失われるのを補充できないまま7ターンで圧殺されました。
先ほどと同じサイドボーディングでいいでしょうか。
IN: 《見栄え損ない》4
OUT:《朽ちゆくヒル》4
・第2ゲーム
先手を選んで《断ち割る尖塔》1枚だけの初手をマリガン。
《荒原の境界石》だけの6枚もキープできず、《広漠なる変幻地》1枚だけの5枚をキープです。
あちらは1マリガン。
今度は土地を引けず、白マナが出ません。
ブロッカーを出せないまま、除去で踏ん張りますが、《ヴァレロンの異国者》と《ナヤの静刃》には手が出せません。
ようやくマナを引いて生物を出したら、コンバット・トリックで討ち取られて削りきられました。
■感想
運が良かったのでトップ8に残れましたが、このデッキはちょっとマナ基盤が不安定過ぎてムリですなー。
今回11ゲームやりましたが、まともに回ったのは3ゲームだけ。
どうも、普通はまともには回らないようです。
アグロ・デッキを目指すなら、もっと色拘束を弱めて、マナ基盤を緩和しないといけません。
次はどんなデッキで出ようかしら。
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