ちょっと遅くなってしまいましたが、4月15日(EDT)に行われたSPDC 12.06に参加しましたので、その報告です。
SPDCシーズン12マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4109
SPDC 12.06= http://bit.ly/spdc1206

今回の参加者は24名。
スイス4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。

今回も何か思いついたデッキを使おうかと思っていたのですが。
クラン大会で使用したデッキに、普通のクリーチャー・ビートダウン耐性を付ける方法を思いついたので、試してみることにしました。
この分だとわたしは今シーズンのチャンピオンシップに招待されるはずなので、そこで使うデッキのことも考えとかないといけませんしね。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11571

クラン大会のときからの変更点は、3枚入っていた《捕らえられた陽光》を、《噴出の稲妻》に変えたことです。
これによって、メイン・デッキでの黒赤耐性は少し落ちることになるでしょうが、その代わり、クリーチャー・ビートダウンに対しては強くなります。
ここまで黒赤に対しては悪くない成績を挙げられていることですし、これを試してみましょう。
同じようでも《見栄え損ない》にしないのは、亀コンを意識してのことです。
この変更に合わせて、マナ基盤も少し組替えました。
《荒原の境界石》が1つ《火荒の境界石》に変わったり。

■第1ラウンド vs mwkelley
確かこの方とはこないだも対戦した記憶が。
そうそう、SPDC 12.04でした。
そのときは青赤の亀コンでしたけど、今日はどんなデッキですかなー。

・第1ゲーム
先手が取れて《ボジューカの沼》《広漠なる変幻地》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《グレイブディガー》2《噴出の稲妻》をキープ。
あちらは1マリガンでした。

こちらは《広漠なる変幻地》《国境地帯のレインジャー》と順調に引いて、ターン4には4色を揃えました。
あちらは《カビーラの交差路》から《沼》《平地》と出て、《国境地帯のレインジャー》に《破滅の刃》を撃つけれど、2色3マナ出ていてクリーチャーは出て来ず。
白黒コントロールですかなー。
ちなみに、リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11572&mode=view

あちらは《血の署名》で土地を引き込んで、6マナ揃えてから《墓所の切り裂き魔》。
が、ライフ20-14ということで、地上クリーチャー4体並べているこちらに対してアタックはできないようです。
手札に《稲妻》2《噴出の稲妻》があるにはありますが、《墓所の切り裂き魔》を普通に破壊しただけでは、《グレイブディガー》で戻ってくるだけですので、あんまり無駄撃ちはできません。下準備が要ります。
まずは《コーの空漁師》で《ボジューカの沼》を回収。
・・・とかやってたら、その返しに《墓所の切り裂き魔》2号機。
まあ、火力はありますし、(赤)(赤)も出せるので、殴る気があるのなら殴ってきてもらっても結構です。
と言うわけで、特に急いでどうこうするでもなく、《コーの空漁師》を賛美して殴り始めました。
ところがそこに《強迫》。《稲妻》を1枚抜かれます。
しかし、こちらの手札が強いことも分かったようで、なおさら2体の《墓所の切り裂き魔》は攻撃できないご様子。
ブロックも攻撃もできないあちらは、ライフを守るために《コーの空漁師》に《堕落の触手》。しかしそれはすぐに《グレイブディガー》で戻ってきます。
あちらがブロッカーに出した《コーの空漁師》は《稲妻》で除去して《ボジューカの沼》。
やがてこちらは8マナ揃って、《グレイブディガー》を1ターンに2回唱えられるようになりました。
ということはもう《墓所の切り裂き魔》を除去する必要はありません。
2回目の《強迫》では、残る《噴出の稲妻》も本体に撃って20-11。
《稲妻》を引いたターン14に、並べた9体のクリーチャーで総攻撃しました。
ブロッカーが3体しかいないあちらは、どうブロックしても10点分通ります。
返しで20点削りきられる心配はなく、ということは《堕落の触手》を持たれてなければ勝ちですが、さっき一発使ったばっかですし、持ってればとっくに使ってるでしょう。
案の定あちら投了でした。

白黒コントロールに対しては、こんな感じでいいかしら。

IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2
OUT:《クァーサルの群れ魔道士》4《ロウクスの瞑黙者》1《青ざめた出家蜘蛛》1

《影餌付け》を3枚入れるのはやり過ぎかな、と自重。

・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《山》《沼》《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《青ざめた出家蜘蛛》《稲妻》《終止》をキープ。
いい初手です。

こちらが《山》《断ち割る尖塔》とマナ基盤を整えている間に、あちらは《血の署名》から《泥地の吸血鬼》。
なるほど、沼渡りですか。
《沼》を出す前に出て来てくれてよかったよかった。
こちらは、《精神腐敗》を撃たれたのをいいことに《沼》を捨ててしまいます。
《コーの空漁師》が2体出てきたので、これ幸い、と、《広漠なる変幻地》から《山》を引っ張って、《稲妻》《終止》でまとめて破壊してから《ボジューカの沼》。
これであちらの飛行ブロッカーの半分が永久に失われたことでしょう。
そうしておいてこちらだけ《コーの空漁師》《グレイブディガー》を完成させます。
あちらは《コーの空漁師》に除去を撃ちますが、すぐに戻ってくるので空費です。
やがて《墓所の切り裂き魔》が出てきますが、《グレイブディガー》でブロックするだけ。
相手の攻め手は完全に断たれています。
手札に《終止》2《噴出の稲妻》と溜まったところで、一気に片付けるべく、あちらの生物を一掃。
6点分の一斉攻撃で残りライフ5に落とし、後続を展開したところであちら投了でした。

■第2ラウンド vs MysticDuck
この方とも対戦した記憶が。
そうそう、MPDC 8.05で、予選で勝ったけど準決勝で負けたんでした。
そのときは白青黒のアグロ・コントロールを使ってましたけど、今回は何ですかなー。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《平地》《沼》2《ボジューカの沼》《荒原の境界石》《エルフの幻想家》《終止》をキープ。

《平地》《断ち割る尖塔》《島》と来て、《思案》から《コーの空漁師》。
どうも、前回と同じデッキかしら?
ならば、こちらのお得意さんです。

地上が《器用な決闘者》で止まってしまったので、空から攻めましょう。
《コーの空漁師》は《終止》で対処して、こちらの《コーの空漁師》を引くのを待ちます。
ところがなかなか引けません。
仕方なくターン6に《青ざめた出家蜘蛛》。
これを《魂の操作》されて《コーの空漁師》を拾われてしまいました。
2体目の《青ざめた出家蜘蛛》は《破滅の刃》を食らい、あちらの《エイヴンの従者》が3点のビートダウンを始めました。
ありゃりゃ、まずいねどうも。
《コーの空漁師》が出てきたら使おうと思って持っていた《稲妻》ですが、《縫い目のドレイク》に使わされるハメに。
どうもこれは、前回よりも航空戦力がだいぶ増強されてますね。
が、《グレイブディガー》で拾って三度目の正直の《青ざめた出家蜘蛛》は除去されず残り、反撃開始です。
あちらはチャンプ・ブロックで凌いでいるのでクリーチャーがどんどん減りますが、こちらはどんどん増強されます。
3体目の《器用な決闘者》が出てとうとう地上は止まってしまいましたが、待望の《コーの空漁師》を引けました。
ライフ10-8で、その《器用な決闘者》3を残すのみのあちらに対して、《コーの空漁師》2《エルフの幻想家》2《クァーサルの群れ魔道士》《国境地帯のレインジャー》《グレイブディガー》2《青ざめた出家蜘蛛》と並べたところ、その返しで投了でした。

この相手にはサイドボーディングは不要です。
先週までのデッキなら、《捕らえられた陽光》を引き揚げて《影餌付け》か《破滅の刃》でも入れたところでしょうけれど。

・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
こちらは《森》《沼》《広漠なる変幻地》《荒原の境界石》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》をキープです。
この日は初手に恵まれていました。

あちらは1マリガンのはずなのに、《平地》《島》《山》から《器用な決闘者》《ゾンビの異国者》といい立ち上がり。
そして《大祖始の遺産》が出てきました。
こいつはマズいので《クァーサルの群れ魔道士》で対処しますが、すぐに2枚目。
しまった。《コーの奉納者》をサイド・インするんでした。
仕方ないので、2枚目も2枚目の《クァーサルの群れ魔道士》で対処。
だがしかし、やはり1マリガンの影響は大きかったか、あちらの有効な攻めはここまででした。
6マナ並べたこちらが《青ざめた出家蜘蛛》2体を繰り出して攻撃を始めると、《方解石のカミツキガメ》でチャンプ・ブロックするくらいしかできません。
ほどなくして投了となりました。

やっぱり4/5は強いですね。

■第3ラウンド vs pj2yyy2
この方のデッキは偵察済みでした。
どうやら白青黒の同盟者のようです。
実際のリストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11574&mode=view

・第1ゲーム
先手が取れて、《森》《沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》《クァーサルの群れ魔道士》《噴出の稲妻》《終止》をキープ。
あちらは1マリガンでした。

このゲームはこちらのぶん回り。
あちらが次々と繰り出してくる黒の同盟者を悉く除去で討ち取り、ビートダウンを続けます。
まるでアグロ・デッキのような動き。
抵抗らしい抵抗にも合わないまま、殴り切りました。

あちらは《ボジューカの盗賊》がブロックできないのが不運というか。
大きくなるまではほっとけるので、こちらのテンポが落ちません。
押されている状況では活躍しにくいクリーチャーです。

IN: 《ヴァレロンの異国者》4
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》4

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《ヴァレロンの異国者》《稲妻》をキープ。
いい初手です。

あちらの《コーの空漁師》を《稲妻》で撃墜したら、白青黒3マナ揃えて動きなし。
手札は4マナの同盟者で埋まってるのかな、とか思って、先に出した《エルフの幻想家》を《コーの空漁師》で戻そうとしたら、まさかの《魂の操作》でびっくり。
なるほどね。
《マキンディの盾の仲間》が出てきて、地上は通りそうにありません。
ならば空中で、ということで、再び出てきた《コーの空漁師》を《終止》でどけて、こちらの《コーの空漁師》で殴り始めました。
が、それは《破滅の刃》で対処された挙句、2枚目の《魂の操作》で再び《コーの空漁師》を拾われてしまいました。
うーん、もしも第3ゲームがあるなら、《影餌付け》を入れなけりゃなりませんねこれは。

あちらは2体の《コーの空漁師》でビートダウンを始めようとしますが、こちらも2枚目の《コーの空漁師》を引き、《グレイブディガー》も引いたので、防御体制は整いました。
あとは、《クァーサルの群れ魔道士》でも引ければ、こちらから殴り始められるのですが、それがなかなか引けません。
となると・・・。
どうせまた《魂の操作》で拾われることになるので気は進まないのですが、引いた《稲妻》と《噴出の稲妻》で《コーの空漁師》2体を退けてビートダウン開始。
4点ずつ削り始めます。
が、あちらも《カビーラの交差路》を出したり入れたりしていてライフが上がっており、なかなか減らないんですなー。
そうこうするうちに《ハリマーの採掘者》が出てきて、ライブラリーを攻められ始めました。
あちらは《マキンディの盾の仲間》《ボジューカの盗賊》2《ハリマーの採掘者》《ウマーラの猛禽》と5体の同盟者を並べ、ライフは22-15。
こちらのライブラリーの残りは24枚。
そろそろ動かないと《兵員への参加》での即死圏に入ってしまいます。
仕方なく、《コーの空漁師》3《エルフの幻想家》3《ヴァレロンの異国者》3《ロウクスの瞑黙者》1《グレイブディガー》2で一斉攻撃。
レスポンスで当然飛んでくる《兵員への参加》。
ライブラリー14枚が削られ、クリーチャー3体を失いましたが、残りライフ2まで削れました。
《グレイブディガー》を戦場に残してくれたので、手札の《コーの空漁師》を使って墓地からクリーチャーを引っ張り、すぐさまクリーチャー数を10に回復します。
あちらの同盟者の数は、一つ減って6体。
《兵員への参加》以外の同盟者なら、こちらのライブラリーは2枚残ります。
《オンドゥの僧侶》が来ても残りライフ9でブロッカーが5体ですから(《ボジューカの盗賊》はブロックできない)、何か除去を引けるか、その次のあちらのドローが同盟者でなければ勝ち。
そして注目のドローは、《ウマーラの猛禽》でした。

3連勝で、この時点で3位。
次のスイス最終ラウンドに勝っても負けてもカット・オフ通過は間違いのないところです。

■第4ラウンド vs arcbounddaylabor
この方とはSPDC 12.04で対戦しています。
あのときは黒単タッチ《荒廃稲妻》で、こちらがラッキーな勝利を拾ったんでした。
偵察したところ、今回は緑白青の被覆《嵐呼びの加護》デッキのようです。
リストが上がってませんが、緑白青の被覆クリーチャーをずらずら並べて、《嵐呼びの加護》で全軍飛ばして《抵抗の微光》するみたいなデッキです。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《山》《平地》《火荒の境界石》《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《グレイブディガー》2をキープです。

あちらは《霧の豹》《方解石のカミツキガメ》と被覆クリーチャーを並べてきますが、こちらは本体に《稲妻》を撃ちつつ《コーの空漁師》を2体の《クァーサルの群れ魔道士》で賛美して殴っていって追い込みます。
《捕らえられた陽光》で1ターン遅らされたものの、ターン8で殴り切りました。

あちらが《嵐呼びの加護》を引かなければこんな感じだと思いますが、問題は引かれた場合ですね。

IN: 《コーの奉納者》2《ヴァレロンの異国者》2
OUT:《終止》4

こんな感じでしょうか。

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《山》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《ヴァレロンの異国者》《国境地帯のレインジャー》《グレイブディガー》《噴出の稲妻》をキープです。

このゲームはちょっと焦り過ぎました。

あちらが《器用な決闘者》2《方解石のカミツキガメ》2と並べて、ちびっこばかりのこちらは殴る隙がありません。
マナの展開がちょっと遅れ、《青ざめた出家蜘蛛》を出せたのはターン9。
しかし、あちらは《宝物探し》で《圧倒する静寂》を引き込みました。
そ、それは痛い・・・。
あちらが4マナ立てている限り、こちらは殴れません。
《噴出の稲妻》キッカーを撃ったりしますが、《否認》されたりして、思うようには削れません。
あちらが8マナ出てしまうと更に状況が悪くなるので、ターン12に痺れを切らして総攻撃。
残りライフ5まで詰めたものの、こちらも3体のクリーチャーを失い、クリーチャー数は6対4に。
どうやらこれがちょっと早過ぎたようです。
何回か総攻撃をする必要があるので、6マナになったらそろそろ行かないと、と思ったのですが、攻撃を継続するには少し頭数が足りませんでした。
次のターンまで待てば、《ロウクスの瞑黙者》で更にクリーチャーを引き込めたので、一撃でケリをつけられた可能性もあったものを。
2回の突撃でクリーチャー数が5対5で拮抗してしまい、残りライフ4のあちらに対して攻撃を継続できなくなりました。
《コーの空漁師》を1枚でも引ければ悩まなくて済むんですが。

その後お互いにクリーチャー数を増やすことに専念。
ターン17にとうとう《嵐呼びの加護》が出てきました。
が、あちらはまだ、全軍を飛ばせてもこちらを一撃で殴り切れるだけの頭数はありません。
そのためには《抵抗の微光》が必要。
つまり、9マナが一度に出ないといけないのですが、まだ8マナ。
猶予をもらえたこちらは、返しに《コーの奉納者》で《嵐呼びの加護》を破壊します。
《グレイブディガー》か《コーの空漁師》が引ければ一気に軍勢を回復できるのですが。

こちらがそれを引くよりも、あちらが9マナに到達する方が早かったのでした。

・第3ゲーム
・・・が始まるはずなのに、突然、わたしの勝ちが宣告されました。
サイドボーディング中にあちらが投了されたようです。
理由を聞いてみたら、これからパーティに行かなくちゃいけないんだとか。
楽しんできてねー、と言って、わたしは全勝の2位で決勝トーナメントに進むことになりました。

■準々決勝 vs twizted_dreamzzzz
偵察したところ、どうやらこの方のデッキは黒単コントロールのようです。
が、《冒険者の装具》も入ってたりして、ちょっと謎な感じ。
まあ、やってみれば分かるでしょう。

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《沼》《広漠なる変幻地》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《国境地帯のレインジャー》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》をキープ。
いい手ですなー。

あちらは《沼》からいきなり《魂の階段の探検》。げんなりー。
続いて《ボジューカの盗賊》《無情な選刃》。
こいつらを除去してもすぐに甦ってくるんですよね。
手札に《ボジューカの沼》があるにはあるんですが、《魂の階段の探検》に対しては役に立ちません。
なんて思ってたら、《断ち割る尖塔》に《災難の瀬戸際》が付いてしまいました。
続いて《森》にも。
しかし、色マナが揃わないこちらとしては、《断ち割る尖塔》を使わないわけにもいかず。
《稲妻》で《ボジューカの盗賊》を破壊し、《無情な選刃》は《エルフの幻想家》で相討ち。
こいつらが次のターンにはまた出てくるのかー、とか思いつつ《ボジューカの沼》を出したら、あちらは何故か《魂の階段の探検》を起動せず。
どうも、「このターンの残りの優先権をすべて放棄」ボタンを押してたみたいです。
ラッキー。
ラッキーついでに《荒原の境界石》を引き込み、《森》は無事手札に生還。
《国境地帯のレインジャー》も出て、必要な色マナが揃いました。
ここで、《噴出の稲妻》を3枚入れた効果が出ました。
あちらのクリーチャーは火力で除去し、1/1とか2/2とかの群れで、あちらのライフをどんどん削ります。
こちらのクリーチャーも除去されますが、《エルフの幻想家》や《ロウクスの瞑黙者》でがんがん引いてるので、あちらの除去の数よりも多くのクリーチャーをこちらは繰り出せます。
終盤に出てきた4/4の《泥地の吸血鬼》はちょっと面食らいましたが、落ち着いて《終止》で対処。
ライフ20-7でクリーチャー数が6-0となったところで、あちらの最後のドローが《魂の階段の探検》で投了でした。

この探検は強いんですけど、それは初手にあったときのハナシなんですよね。

IN: 《ヴァレロンの異国者》4《影餌付け》2
OUT:《クァーサルの群れ魔道士》1《ロウクスの瞑黙者》1《青ざめた出家蜘蛛》4

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《荒原の境界石》1枚の初手をキープできず、《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》《火荒の境界石》《エルフの幻想家》《ロウクスの瞑黙者》を少し悩んでキープ。
いつ基本土地が引けるかですが。

あちらはまたしてもいきなりの《魂の階段の探検》。
ですが、こちらも最初のドローが《平地》で、マナの問題は一気に解消です。
しかしあちらもターン2に《冒険者の装具》が2つ。
これはだいぶ厳しいことになりました。
ところがここから2ターン連続で《ヴァレロンの異国者》を引きます。
あちらは一切飛んでないので、《冒険者の装具》がいくつあろうと無駄カード。
こうなると、こちらがタダでカード2枚引いたに等しい効果です。
あちらの手札はおそらく除去で満載なのでしょう。
ポロポロと出てきた《夜の子》2体を除去したら、後続がありません。
そのまま《ヴァレロンの異国者》2が無双して勝ちました。

黒単に入れるのなら、《冒険者の装具》よりも《帆凧》じゃないのかな、と思うのですが。

■準決勝 vs LarryJ
偵察によればこちらの方のデッキは赤白上陸。
《噴出の稲妻》を入れた真価が問われるマッチアップです。
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11590&mode=view

・第1ゲーム
あちらが先手ですが、なんとダブル・マリガン。
一方こちらも《荒原の境界石》1枚だけの初手をキープできず、《山》《広漠なる変幻地》《ロウクスの瞑黙者》《噴出の稲妻》《終止》2をキープです。

あちらはやっぱりダブル・マリガンが響いていて、クリーチャーが《破壊者のゼンディコン》と《板金鎧の土百足》しか出てきません。
いずれもその場で除去します。
しかし、こちらも生物を引けず、《ロウクスの瞑黙者》が除去されてしまうとアクションが取れません。
暫くドロー・ゴーでしたが、ターン10に《エルフの幻想家》を引いたところから(実は温存していた)《コーの空漁師》を使ってドローが一気につながり、こちらのクリーチャーがずらずらと並びました。
ものすごい量の火力を浴びて、片っ端から除去されるのですが、《グレイブディガー》も引いたこちらは生物が途切れません。
気付けばライブラリーは35-41で、手札が5-0。
そのまま圧倒的なアドバンテージで押し切りました。
最後はハンドに除去が3枚余ってる状況でした。

ダブル・マリガンしてもらったからですけど、高速ビートダウン相手にゲーム1が取れたのは非常に大きいです。

IN: 《疲弊の休息》3《破滅の刃》3
OUT:《ロウクスの瞑黙者》1《青ざめた出家蜘蛛》4《ボジューカの沼》1

こんな感じかな。
タップ・イン土地を1枚減らしてもだいじょぶな筈ですが、どうかしら。

・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《カビーラの交差路》《ロウクスの瞑黙者》2《グレイブディガー》《疲弊の休息》2《破滅の刃》をキープ。
っていうか、間違えてNoを押しちゃいました。

それで、2枚目の土地を全く引けないまま4枚のカードをディスカードしただけで負けました。

あちらは《大祖始の遺産》をサイド・インしてきました。
ちょっと対策しましょうか。

IN: 《コーの奉納者》2
OUT:《グレイブディガー》1《ロウクスの瞑黙者》1

・第3ゲーム
先手を選んで《森》2《山》《断ち割る尖塔》《稲妻》《疲弊の休息》《破滅の刃》をキープ。
あちらもキープです。

いきなり8点ゲインするところからスタート。
ですが、ドローが土地ばかりです。
呪文4枚土地7枚。

除去は貴重なのでケチって使います。
2点は殴らせますが、それ以上はダメ。
あちらも今回は良くクリーチャーを引いていて、なかなか攻め手が途切れてくれません。
しかし、ということは、火力はあまり引いていないわけで、こちらの《国境地帯のレインジャー》が除去されずに殴り続けています。
たぶんあちらも火力を除去に使うことはケチってるんでしょう。
が、あちらの2体目の《コーの空漁師》に《終止》して殴りに行ったところで、あちらも《国境地帯のレインジャー》に《稲妻》を使ってきました。
この後お互い数ターンの間生物を出さずに、ドロー・ゴーを繰り返します。

最初に動いたのはこちらの《国境地帯のレインジャー》。
これには《焼尽の猛火》。
ふむ。
タフネス2の生物に3点火力を使いましたね?
それを見て、温存していた《コーの空漁師》を出してみますが、除去されません。
《クァーサルの群れ魔道士》はどうかな?
《稲妻》を食らいました。
どうやら除去が足りてませんなー。
更に温存していた《コーの空漁師》2枚を一気に展開し、飛行3体体制に。
1体は《忘却の輪》されますが、残りは除去されません。
あちらは手札を5枚持ってるのですが、どうやらあれは全部土地ですなー。
そのまま殴っていって、最後の2点を《稲妻》で削り切りました。

あちらは土地14枚呪文11枚の大洪水だったようです。
ラッキーな勝ちでした。

■決勝 vs seymourws
こちらの方のデッキは偵察できていなかったのです。
どんなデッキかっていうと、リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11575&mode=view

・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《荒原の境界石》の7枚をキープ。

あちらは緑白の中速ビートダウンでした。
中速はこちらのデッキの大好物です。
序盤の猛攻を除去でしのいでブロッカーを並べて地上を止めて状況終了。
後は《コーの空漁師》で上から殴って勝ちました。

緑白は、火力もないし、速攻クリーチャーもいないので、次のターンがある程度計算できるのがありがたいところ。
サイドボーディングはこんな感じですか。

IN: 《疲弊の休息》2《破滅の刃》3
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》2《噴出の稲妻》3

・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《沼》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《エルフの幻想家》《グレイブディガー》《稲妻》《終止》をキープです。

楽勝だろうと思っていたら、意外な展開になりました。
こちらのデッキは、《ロウクスの瞑黙者》を使っている関係で、緑マナは(《森》ではなく)境界石から出すように作られています。
あちらはそこに目を付けて、サイドから《コーの奉納者》をフル投入し、《クァーサルの群れ魔道士》と8枚体制で、こちらの緑マナを攻めてきました。
ターン4に唯一の緑マナ源である《火荒の境界石》を壊され、ターン11まで緑マナを引けません。
が、その緑マナもすぐに《コーの奉納者》で壊されてしまい、プレイできたのは《エルフの幻想家》が1枚だけ。
緑の呪文が手札で腐ってブロッカーを出せずに参りました。

・第3ゲーム
先手を選んで《ボジューカの沼》《カビーラの交差路》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》《疲弊の休息》《破滅の刃》2をキープ。
あちらは1マリガンでした。

今度は3枚目の土地が引けません。
《荒原の境界石》を引くのですが、基本土地がないので出せないんですなー。
ターン7に《山》を引き込んで出した《荒原の境界石》もすぐに壊され、またしても緑マナが出ません。
ターン9にようやく《広漠なる変幻地》で《森》をひっぱりますが、盤面で圧倒されていてどうしようもなく参りました。

■結果
決勝で負けて準優勝。
賞品2Tixをゲットです。

■感想
《噴出の稲妻》の導入でだいぶ改善されたと思います。
それは良かったんですが。

決勝戦は、圧倒的に有利なマッチアップかと思いきや、意外な落とし穴にはまってしまいました。
4色デッキということで、もともとマナ基盤にはかなりムリがあるこのデッキ。
境界石を狙われるとどうしようもないことが判明したわけですが。
とは言え、《ロウクスの瞑黙者》を使う以上、境界石を使わないわけにはいかず。
アーティファクト破壊を8枚入れてくるようなデッキのことを考えてどうこうする必要があるのかどうかも疑わしいところで、どうしたもんですかなー。

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