SPDC 12.09参加報告
2010年5月8日 ゲーム5月6日(EDT)に行われたSPDC 12.09に参加しましたので、その報告です。
SPDCシーズン12マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4109
SPDC 12.09= http://bit.ly/spdc1209
今回の参加者は31名。
スイス4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。
短かったSPDCシーズン12もこれがレギュラー・シーズン最後のイベント。
来週はお休みで、その次の週にワールド(チャンピオンシップ)が開催されます。
ワールドには、シーズン・ポイントの上位32名だけが招待され、ダブル・エリミネーション式で、今季の覇権と豪華賞品を競うという趣向です。
今回のデッキはいつもの黒赤緑白コントロールで、次の変更をしました。
・メタゲームに合わせて、メイン/サイドの構成を変更
シリーズも終盤となると、強いデッキに対する対策が進みます。
そのあおりで、対策され易いいくつかのデッキは、衰退が進み、人口も少なくなってきます。
もともとあまりコントロールの多くないSPDCでは、亀コンの減少が顕著で、代わりに、これまで亀コンに勝てなかった中速のビートダウンが増えて来ています。
亀コンにだけは負けないように作られているわたしのデッキも、大幅なサイドボードをすることが少なくなく。
そこで、どうせサイドボーディングするなら、最初からサイド後のデッキにしとけ、と思って、こんなふうに変えてみました。
IN: 《疲弊の休息》1《破滅の刃》3
OUT:《巡礼者の目》2《青ざめた出家蜘蛛》2
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11856
以下は対戦の様子です。
■第1ラウンド vs LarryJ
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらも《森》《コーの空漁師》2《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《ロウクスの瞑黙者》《グレイブディガー》を、ちょっと迷ってからマリガンし、《森》《ボジューカの沼》《カビーラの交差路》《断ち割る尖塔》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》をキープです。
あちらは、《広漠なる変幻地》から《山》を出し、《ジャンドの全景》に続けて《板金鎧の土百足》。
こちらが赤マナを出すために2ターンかかる隙に、この《板金鎧の土百足》が7/7になって殴ってきました。
《広漠なる変幻地》から《沼》を出しているのに、《ジャンドの全景》からは《山》。
3色目はないと考えていいのかしら。
とすれば黒赤アグロか。
その《板金鎧の土百足》をようやく使えるようになった《稲妻》で倒してみると、後続が続きません。
そして、除去も不足のようで、《エルフの幻想家》1《クァーサルの群れ魔道士》2が倒された後のクリーチャーは、除去されることなくすいすいと殴らせてくれます。
フラッドしてるんですかね。
こりゃ楽勝かしらー。と思ったら《荒廃稲妻》。境界石と《青ざめた出家蜘蛛》を持っていかれます。
しかし、ドロー・クリーチャーでずいぶん引いてますから、損害は軽微。
チビっこたちで毎ターン殴ってるので、ライフは9-5。
戦場には5点分のクリーチャーが並んでいます。
ここであちらが渾身の《ゼクター祭殿の探検》。
積んであったフェッチ土地を使って一気にトークンを出して殴りかかってきましたが、そういうこともあるかと思って構えていた《稲妻》で対処したところであちら投了でした。
IN: 《自然の要求》1《疲弊の休息》1《不気味な発見》3
OUT:《ロウクスの瞑黙者》1《グレイブディガー》2《青ざめた出家蜘蛛》2《玉砕》1
《荒廃稲妻》対策に《不気味な発見》を積んで、こんな感じでどうでしょう。
《疲弊の休息》2枚だけじゃ足らないかな?
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《沼》《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《不気味な発見》をキープです。
今度もあちらはターン2《板金鎧の土百足》ですが、ラッキーなことに土地を引けないご様子。
でも2号機も出てきたので、侮れません。
こちらはどうもマナが思うように整備できません。
《断ち割る尖塔》と《平地》以外は黒マナばかり。
速いところ色を揃えようと、《焼尽の猛火》で殺された《エルフの幻想家》を《不気味な発見》で拾ったのが浅はかでした。
《破砕》で《断ち割る尖塔》を、《乱動する地形》で《平地》を壊されると、黒マナしか出ません。
瀕死になってからやっと引いた《山》も《乱動する地形》で壊され、残りライフ5点。
土地破壊にギア・シフトしてくるとは。
ここでようやく《森》を引いて、《エルフの幻想家》を出して《平地》を引きますが、あちらは《破壊者のゼンディコン》で、ライフは残り1点。
その《平地》を使って、今出てきた《破壊者のゼンディコン》を殺すべく《クァーサルの群れ魔道士》を出すか、それとも、それは後回しにして、少しでも早く2枚目の《疲弊の休息》を引けることを期待して、《ロウクスの瞑黙者》を出すか、と迷って、「《ロウクスの瞑黙者》で《破壊者のゼンディコン》をブロックできるし、《ロウクスの瞑黙者》を殺せる火力を持っているなら、それを本体に使われればこっちは死んでるんだから、《ロウクスの瞑黙者》を出そう」と判断したのが敗着になりました。
《ロウクスの瞑黙者》が《終止》で殺されて万事休す。
そうそう、黒赤なんだから、火力以外の除去だって入ってるはずです。
いい加減もう少しマジック上手になりましょう。
IN: 《巡礼者の目》2
OUT:《噴出の稲妻》2
既に《不気味な発見》はフル投入ですが、土地破壊対策を更に増強しました。
《青ざめた出家蜘蛛》2も戻すかどうしようか迷って、抜くものがないので回避。
・第3ゲーム
先手を選んで《山》《クァーサルの群れ魔道士》《巡礼者の目》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》《疲弊の休息》《破滅の刃》をマリガン。
《沼》《ボジューカの沼》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《グレイブディガー》《不気味な発見》を、悪い予感がしつつもキープ。
こちらはターン2に《断ち割る尖塔》が引けて、一応マナがつながります。
あちらが4マナ揃ったところで身構えましたが、土地破壊は無し。
サイド・アウトしちゃったのかもしれませんね。
それはそれでうれしいかも。
暫く《断ち割る尖塔》と黒マナ3枚だけで、除去を構えることもできずに往生しましたが、ターン7に《火荒の境界石》を引けてまずは一安心。
ところが、その返しに《断ち割る尖塔》に《破砕》が飛んできます。
しかし、そこは用意の《不気味な発見》で回収。
すると、手札2枚のあちらは動きがありません。
見えてる限りで土地8枚に呪文5枚、どうやら大洪水のようです。
ちょこちょこと除去を撃つことしかできない相手を、1/1とか2/2とかの群れで殴って、最後の5点を《稲妻》2枚で削り切りました。
幸運に恵まれて勝ちました。
■第2ラウンド vs jamuraa
このイベントのホスト、jamuraaとの、生涯2回目の対戦です。
前回はあちらが赤単を使っていて、こちらが負けたんでした。
彼は、このイベントが始まる前に、イベント・チャットであるSPDCに、「Sideboard4 Spire Barrage4 Torch Slinger4 Cosi’s Ravager3 Roilling Terrain」と、意味不明の誤爆をしていて、てっきり今回も赤単なんだろうと思っていたんですが。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《森》《カビーラの交差路》《広漠なる変幻地》《エルフの幻想家》《噴出の稲妻》《稲妻》2をキープです。
ところが《ハリマーの深み》スタートですなー。
「赤単使うのかと思ってた」
「へー。赤単じゃないよ。ただ、サイドボードにちょっと赤いカードがあるってだけ」
そうですか。
そして、ターン2に《ハリマーの採掘者》。
どうやら青赤同盟者のようです。
《ハリマーの採掘者》を《稲妻》で退けると、暫く動きがありません。
その間にこちらはマナ基盤を整備。
ターン5の《ハリマーの採掘者》2号には《稲妻》。
こちらは墓地再利用メインのデッキなので、ある程度墓地を肥やしてくれるのは決して悪くはないんですが、《ハリマーの採掘者》はほっとくと致命的になりますからなー。
続いてターン7の《タクタクの唸り屋》には《噴出の稲妻》。
どうも、あちらは同盟者の引きが悪いみたいですね。
そして、同盟者以外は火力ばかりという感じの構成なのかも。
《タクタクの唸り屋》のために青マナがタップ・アウトした隙に、こちらは、打ち消されると困る《グレイブディガー》を使って墓地の《グレイブディガー》を回収。
アドバンテージを取ります。
あちらはターン8に《思案》経由でようやく《ハリマーの採掘者》《アクームの戦歌い》と同盟者らしい連打が来ました。
しかし、墓地に落ちるのは《終止》とか土地とかばかりで、なかなか生物が落ちてくれません。
それじゃ困りますなー。
ターン9の《アクームの戦歌い》になけなしの《終止》をあわせると、しっかり《否認》。ですが、これがあちらの最後の手札でした。
そして、削れた3枚の中に、ようやく《グレイブディガー》が。
あちらの総攻撃は、《コーの空漁師》や《エルフの幻想家》で、《ハリマーの採掘者》以外と相討ちにして、損害は軽微。
こちらの生物はどうせすぐに墓地から拾えます。
しかし、墓地から拾うまでもなく、ドロー・クリーチャーがつながって、戦場はたちまち4対1に。
その唯一残った《ハリマーの採掘者》も、《噴出の稲妻》キッカー←《否認》←《終止》で片付けて、クロックは7点に。
続く3ターンで14点のライフを削り切りました。
IN: 《破滅の刃》1《玉砕》1
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》2
同盟者にはやっぱり《玉砕》でしょう。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《沼》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《コーの空漁師》《グレイブディガー》《稲妻》《終止》をキープです。
あちらは、サイド・インしたらしい《広がりゆく海》で《断ち割る尖塔》を島にしてきました。
ドヤ顔してはるかしら。
しかし、すぐに《断ち割る尖塔》2枚目。
《火荒の境界石》も出てるので、マナに関しては万全です。
こちらは《疲弊の休息》でライフを28-18にしてダメージ・レースを挑みかけましたが。
こちらの除去2発が《否認》されてしまって、あちらの《ハリマーの採掘者》と《ウマーラの猛禽》を除去できません。
しかも、《ハリマーの採掘者》の能力で墓地に落ちるのは土地と除去呪文ばかり。
《ウマーラの猛禽》が3/3になって殴れなくなりました。
しかし、ライフに差があるため、あちらも迂闊には殴っては来られません。
膠着したってことですなー。
お互い《予言》や《エルフの幻想家》でドローを重ねます。
満を持した《玉砕》には3発目の《否認》。
でも、おそらくこれで《否認》は打ち止めでしょう。
トップ・デッキした2枚目の《玉砕》は通りました。
通ったは通ったんですが、《上天の貿易風》で《ハリマーの採掘者》と一緒に戻されて、《ウマーラの猛禽》は大きくなるわ、ライブラリーは削られるわ。
そんなのを2回やられて、更に《ウマーラの猛禽》が追加されて、猛禽軍団は5/5,3/3,2/2に。
そしてとうとう5/5飛行に殴られ始めました。
が、四度目の正直の《玉砕》は邪魔されず、2/2猛禽と《ハリマーの採掘者》の迎撃に成功。
あちらは5/5と3/3の猛禽が残ってるから有利と思ったろうと思いますが、両方でアタックさせてから、5/5の方に用意の《破滅の刃》。
こちらのクロックは4点で、ライフも15-8で有利。
さすがに3/3猛禽もブロックに回りました。
そこに《クァーサルの群れ魔道士》。3/3猛禽も3/4《コーの空漁師》をブロックできません。
更に《ロウクスの瞑黙者》から《クァーサルの群れ魔道士》を追加して盤面6対1となっては、残る1点のライフを守る手段はなく、あちら投了でした。
やっぱり、同盟者には《玉砕》が効きますね。
■第3ラウンド vs rpitcher
この方と当たるのは、今季のMPDC/SPDCを通じてこれで3回目。
過去2回はいずれもジャンド・ランプでしたけど、今回はどうかしらー。
・第1ゲーム
あちら1マリガン。
こちらは《平地》《沼》《広漠なる変幻地》2《グレイブディガー》《稲妻》《終止》をキープです。
あちらは、《カルニの庭》《沼》と来て、《朽ちゆくヒル》。
まだこれだけじゃ何とも言えませんが、このヒトが使ってるんだから、たぶん、ジャンド・ランプでしょう。
《朽ちゆくヒル》1号は《終止》しましたが、すぐさま弐号機。
これはちょっとほっとくしかないですね。パンプしてきたら殺せますが、この方はそんなミスはしないでしょうなー。
そして、ターン5に《森》から《心臓刺しの蚊》ノン・キッカー。
ははあ、赤マナが出ずに苦労してるみたいですね。
それは《稲妻》でご退場願って、5マナ出たターン5に《朽ちゆくヒル》に《噴出の稲妻》キッカー。
盤面キレイになりました。植物トークンのみ。
こちらも、ハンドに2枚の《グレイブディガー》があることはあるんですが、このマッチ・アップはアドバンテージの取り合いなので、何も拾えないところで出したくはありません。
2/2じゃ何の脅威にもならないから、意味ないんですよね。
だがしかし、あちらが《国境地帯のレインジャー》を出して赤マナを調達したとなるとハナシは別ですなー。
うまいこと相討ちになってくれても、進路を開けるために《稲妻》を使ってくれても、こちらはタダで拾えるからアドバンテージになります。
出してみたら、案の定《稲妻》。しめしめ。
だがしかし、《腐肉団》が出てくるとは聞いてなかった。
いや、まあ、《グレイブディガー》で循環ブロックしている間に何とかすればいいんですけど、《荒廃稲妻》をケアしながらなので、窮屈なんです。
そして後続が《カビのシャンブラー》。《森》を壊されました。
タイミングがなくて出せてなかった《断ち割る尖塔》がハンドにあるから良かったですけど、そうじゃなきゃたいへんでした。
そっちのブロッカーには今引きの《ロウクスの瞑黙者》を出して、手札が増えて少し余裕が。
《グレイブディガー》で《グレイブディガー》を拾い、《コーの空漁師》で《エルフの幻想家》を戻して手札を増やしながら、《グレイブディガー》と《コーの空漁師》で《腐肉団》をブロック。
すると、《圧倒する雷》サイクリングが《グレイブディガー》に飛んで来ました。
墓地に落ちてるのが《国境地帯のレインジャー》だけだから、まだ《腐肉団》を殺したくなかったんですね。
しかし、そのムダ遣いはありがたい。
それであちらがタップ・アウトした隙に、トップから《腐肉団》に《終止》。
墓地の生物をごっそり引きずり出して体制を立て直したら、盤面は4対1。
ライフはまだ14-20です。
そこからあちらは、ムリ攻めをしてきました。
《心臓刺しの蚊》や《稲妻》で《コーの空漁師》を除去して、アタックを通そうとしてきます。
当然、《コーの空漁師》は何度でも甦るわけで、2点の攻撃を通す効果しかありません。
だったら《稲妻》は本体に使った方が得だと思うんですが・・・。
ライフ12点まで削らせてましたが、もうあちらはムリ攻めの弾も尽きたらしいと分かり、そこでずっと隠し持っていた《疲弊の休息》。
「メインからかよ・・・」
はい、今日からメインなんです。
ブロッカーに《青ざめた出家蜘蛛》も出して、1枚しかない手札には対処手段がないらしいあちらは、ちょっと早めの投了となりました。
幸い第1ゲームでは見ませんでしたが、当然《荒廃稲妻》は入ってるでしょうし、《カビのシャンブラー》も対策が必要です。
IN: 《巡礼者の目》2《影餌付け》2《不気味な発見》3
OUT:《破滅の刃》2《クァーサルの群れ魔道士》4《玉砕》1
こんな感じかな。
「《ボジューカの沼》1枚あれば良かったのに・・・」
「そうですなー」
しかし、今見たら、メインには《ボジューカの沼》は入ってないんですね。
こんなリストでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11858&mode=view
・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
一方こちらは《平地》《断ち割る尖塔》《火荒の境界石》《コーの空漁師》《ロウクスの瞑黙者》《噴出の稲妻》《不気味な発見》を喜んでキープ。
あちらはやっぱりマリガンがいけないのか、3色3マナ並んで動きがありません。
こちらは、《ロウクスの瞑黙者》3枚と《エルフの幻想家》1枚を《グレイブディガー》や《コーの空漁師》で戻しながらばんばん引きまくります。
あちらは、除去は撃ってくるものの、ターン7の《朽ちゆくヒル》が唯一のソーサリー・アクションで、それを《終止》したら後続がありません。
どうやら除去を大量にサイド・インして、生物を抜いたですね。
ターン9に7マナ並んで《心臓刺しの蚊》。
ですがその頃には既にライブラリーの残りが39対43で、《グレイブディガー》の分も合わせると大量のアドバンテージを獲得済み。
返しのターンに《グレイブディガー》2号を唱えた瞬間、あちらは投了されました。
第3ラウンド終了時点で全勝で9MPは、オポ差で首位です。
次負けてもトップ8ですなー。
でも勝つつもりでやりますけど。
■第4ラウンド vs Dreadwing
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《沼》《ボジューカの沼》《広漠なる変幻地》《荒原の境界石》《コーの空漁師》《クァーサルの群れ魔道士》《青ざめた出家蜘蛛》をキープです。
これはヒドいゲームになりました。
あちらは《森》《平地》から《天望の騎士》。
なるほど。緑白ウィニーか、または中速ですね。
ハンドに《終止》と《破滅の刃》のあったこちらは、使いにくい方を最初に使ってしまおうということで、《終止》を撃ったのですが、これが大失敗。
次のターン、《沼》から《朽ちゆくヒル》。
黒緑白の中速だったんですなー。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11854&mode=view
ヒルに5回殴られて死ぬのはイヤなので、火力を持ってるフリをする必要があります。
いつも赤マナ一つ立ててターンを返してみたら、やっぱり、パンプしません。
続いて出てきた《天望の騎士》2号には《破滅の刃》。
ですが、後続の《放牧の林鹿》も放置せざるを得ません。
マスト・キルが多過ぎますなー。
2/4《ロウクスの瞑黙者》を出したのですが、それに構わず《朽ちゆくヒル》が殴ってきて、火力を持ってないこちらはスルーせざるを得ません。
これはさすがにバレたかなー。
ところがそれでもパンプせず。
よほど慎重な性格なんでしょうね。
が、続いて2/4《ロウクスの瞑黙者》と2/2《グレイブディガー》がいるのにダブル・ブロックしない時点でさすがにバレたようです。
ヒルがパンプして、上から《巡礼者の目》にも殴られて、9-24。
《天望の騎士》3号も出てきて、そろそろいけません。
ここで《コーの空漁師》が間に合いました。
《朽ちゆくヒル》は《ロウクスの瞑黙者》と《クァーサルの群れ魔道士》のダブル・ブロックで殺し、《天望の騎士》は《コーの空漁師》で無限ブロック。
ライフ9点残して膠着させることに成功です。
マナの足らない《天望の騎士》は《噴出の稲妻》で処理して、《ボジューカの沼》で墓地も一掃。
これで勝ったかな、とこのときは思ったんですが。
ところが、あちらも《グレイブディガー》《コーの空漁師》を完成させ、殴らせてくれません。
《ボジューカの沼》は、さっき2枚目を使っちゃったばかり。
最後の《ボジューカの沼》と《玉砕》を引くまでの、長い勝負になりました。
ターン16にその2枚は揃ったんですが。
そのときは、もう、あちらは10マナを揃えていました。
《玉砕》で盤上大掃除しても、それは相手のターンなので、10マナあると、《グレイブディガー》1と《コーの空漁師》1は回収されちゃいます。
だったら確実に1枚は掃除しておこう、ということで、まずは《破滅の刃》で《コーの空漁師》を1体片付けて、《ボジューカの沼》で追放し、それから《玉砕》を出します。
しかし、その返しのターン、あちらは《コーの奉納者》を使ってきました。
ああ、そんなことをしてくれるんだったら、《ボジューカの沼》はとっとけば良かった。
というか、当然、このターンの相手の行動の自由を縛るために、《ボジューカの沼》は後から使うべきです。
しくじりました。
ともあれ、あちらのクリーチャー7体を破壊し、生物の数は一瞬で7体2に。
さあ、総攻撃です。
しかし、あちらは2体の《放牧の林鹿》でライフをかなり増やしていて、現在8-39。
総攻撃でも届きません。
次のターンには墓地から生物がごっそり戻ってきて、たちまち7対5に回復されてしまいました。
こりゃもう打つ手無しかな・・・。
でも、《コーの空漁師》を1体は追放できているので、空中勝負すれば、毎ターン2点ずつならダメージを入れられるはず。
今は、あちらに《コーの空漁師》を1枚引かれて2対2になっているので、追加の《コーの空漁師》が引けるまで待つことに。
しかし、その引かれた《コーの空漁師》で戻された《グレイブディガー》で墓地から拾われたのが《放牧の林鹿》で、地味にライフを回復され続け、たちまちライフは18-37に。
苦労したのに何のアドバンテージも得られてません。
こういうこともあるから、さっき《ボジューカの沼》を後から使わなくちゃいけなかったのです。
3枚目の《コーの空漁師》を引いて攻撃を始めたら、あちらにはこちらの意図を読まれてしまいました。
あちらは《忘却の輪》と《未達への旅》を使ってこちらの《コーの空漁師》を封印。
《クァーサルの群れ魔道士》待ちになりました。
そうしている間にも《放牧の林鹿》で回復されます。
これはライブラリー・アウト負けかしら。
ようやく《クァーサルの群れ魔道士》を引いて、《グレイブディガー》で使いまわして2体の《コーの空漁師》を取り戻し、攻撃を再開しました。
が、ここでまたミスが。
折角《コーの空漁師》を戻したんですから、《ボジューカの沼》を手札に戻さないといけないのに、しれっと《エルフの幻想家》とか戻してるので、折角あちらの《コーの空漁師》を除去できる呪文が手に入っても使えません。
どういうプランで攻めるのか良く考えてないからこうなります。
自分がマジックが下手であることに改めて気がついてイヤな気分になったのですが、そこでよくよく盤面を見ていたら、生物の数が16対7であることに気が付きました。
こちらは、ドロー・クリーチャーをいっぱい引いていたので、ライブラリーもスゴイ勢いで減ってるけど、数は増えてるんでした。
ライフは更に回復していて18対29で、ちょっと余裕があります。
あれ?
総攻撃で何とかならないのこれ?
あちらに《朽ちゆくヒル》や《コーの奉納者》などがいて、地上から攻めるルートはちょっと気がつかなかったのですが、考えてみたら《グレイブディガー》は死んでも代わりはいるもの。
《ロウクスの瞑黙者》とか《青ざめた出家蜘蛛》とかは、ダブル・ブロックされない限り死にませんし、もしもダブル・ブロックされたら、手札には除去もあります。
一方的に討ち取られちゃう《エルフの幻想家》とか《クァーサルの群れ魔道士》とかは外して殴ってみたら、6点ダメージが入りました。
おお、これでいいじゃん。
2回目は8点、3回目も8点とダメージが入り、いっぱいあったあちらのライフも9点まで減りました。
でもまだ《放牧の林鹿》が2体残っていて、盤上には割れてない《広漠なる変幻地》も。
下手な攻撃をして、またライフ回復されたりして反撃くらったら、と心配だったのですが。
そこであちらが《巡礼者の目》を出してきたのですが、土地を探しません。
なんと。ライブラリーに土地残ってないんだ。
そこで、4回目は《エルフの幻想家》なども一緒に、本当に総攻撃。
10点通って、とうとう削り切りました。
ターン31。わたしのライブラリーは残り7枚でした。
しかし、終ったときの残り時計が、わたしが9:39、あちらが11:15。
急がないと、時間切れで負けてしまいます。
IN: 《影餌付け》2《玉砕》1
OUT:《破滅の刃》3
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらは土地が一切無い初手をマリガンし、《ボジューカの沼》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《ロウクスの瞑黙者》《グレイブディガー》《終止》をキープです。
とにかく、急いでプレイしなくちゃ。
それはあちらも同じ考えみたいで、こちらのターン2のエンドに全景を起動し損ねたりしてました。
あちらは《巡礼者の目》2体からの立ち上がり。
あっという間にマナ・ベースが整います。
こちらは《ロウクスの瞑黙者》を《クァーサルの群れ魔道士》で賛美して殴ろうとしたら、《クァーサルの群れ魔道士》に《見栄え損ない》。
しかも《グレイブディガー》で拾う前に《ボジューカの沼》されます。
あまつさえ、《クァーサルの群れ魔道士》が死ぬ前に、と思ってマナを使ってあちらの《巡礼者の目》を壊したのですが、それでタップ・アウトしてしまったせいで、あちらの《グレイブディガー》が《巡礼者の目》を拾うのを防げません。
踏んだり蹴ったり。
暫くは、あちらの出すクリーチャーをこちらが除去する応酬。
その間に、あちらの《巡礼者の目》2体と、こちらの《ロウクスの瞑黙者》が殴り合っています。
手札に《疲弊の休息》を隠しているこちらは、ダメージ・レースは望むところ。
6マナしかないところに《青ざめた出家蜘蛛》を引いてきちゃったんですが、あちらの墓地には《コーの空漁師》とか《グレイブディガー》とかキケンなものが落ちているので、《影餌付け》のために1マナ残しておかなけりゃなりません。
そこで、《青ざめた出家蜘蛛》はサイクリングして《森》を引っ張り、1マナ余しつつ《グレイブディガー》。
ここはうまいことできましたが、その返しにあちらが出してきたのが《大祖始の遺産》。
そんな、自分もかなり墓地使うのに遺産とは。
これが、わたしのデッキ(あるいは白黒コントロールとか)だったら遺産でいいんですけど、もうちょっとライトな墓地利用、例えば黒赤の蘇生クリーチャーを使ったのとか、《聖域のガーゴイル》とか、そういうのと当たったときは、遺産で損するのはどっちかっつーと自分の方ですよね。
そういうときは墓地対策はしなくていい、っていうことなのかしら。
てことは、もしかして、狙い撃ち?
(狙い撃ちだったみたいです。詳しくはあちらのデッキ・リストのコメントを。)
こちらが《青ざめた出家蜘蛛》を、あちらが《コーの空漁師》を出して、続くターン11。
《玉砕》を引きました。
生物は3対3ですが、あちらの2体は《巡礼者の目》ですので、使えばあちらは全滅です。
今使うか、それとも、もっと決定的な状況までとっておくべきか。
いやいや、もたもたしてると、あちらの《大祖始の遺産》が大威張りになっちゃいます。
しかも、あちらが持っている唯一の手札は土地。
ここはやるべし。
というわけで、《玉砕》即出し。
これが当たって、あちらは全滅となりました。
8点のクロックを得たこちらは、16点残ったあちらのライフを2ターンで削り切って勝ちました。
全勝で、予選ラウンドを1位で通過です。
次の組み合わせを確かめようとSPDCチャットを眺めていたら、mwkelleyが、
「kakoikuが第1シード取るチャンスじゃね? がんばれー」
と応援してくれました。
えーと、つまり、ワールドでは、シーズン・ポイント順位に応じてシードがなされるのですが、現在わたしは5点差の第2位なんですよね。
だから、今日の成績次第で第1シードを取れる可能性があることはあるんですけど・・・。
とはいえ、この場では、
「だといいねぇ」
としか言えませんなー。
だって、ここには、現在ランキング首位のLoot_Backwardsもいるんだからして。
すかさずそのLoot_Backwarsから
「決勝まで行かないとダメだけどね」
と茶々が入ります。
彼は予選ラウンドを通過できなかったので、シーズン・ポイントは31点で確定です。
Top 4だと5点しかもらえませんから、現在25点のわたしが7点以上を取るためには、決勝まで行かないといけません。
つまり、あと二つ勝たなくては。
でも、応援してくれるヒトもいることだし、頑張りましょう。
■準々決勝 vs BizarroBike
・第1ゲーム
先手が取れて、《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《荒原の境界石》《エルフの幻想家》《噴出の稲妻》《終止》2をキープ。
あちらもキープです。
あちらは、《広漠なる変幻地》から《森》を出して《カビーラの交差路》。
そして《森》から《ケンタウルスの狩猟者》。
緑白アグロですね。
《捕らえられた陽光》でめくれた土地も《森》と《平地》ばかり。
そして出てきた《国境地帯のレインジャー》で《平地》を公開してますから間違いないでしょう。
ケンタウルスは《稲妻》で倒し、ドロー・クリーチャーでどんどん引きながら殴ります。
こりゃ勝ちパターンだわい、とこのときは思ってたんですが。
どんだけ殴っても一向にライフが減りません。
《捕らえられた陽光》と《カビーラの交差路》で10点も回復されてるからですなー。
2/2の攻撃なんか無視だと思ってブロックしてないので、こっちは残りライフ13点。
ちょっとこれは良くないな、ということで、《ロウクスの瞑黙者》はブロックに残して《コーの空漁師》だけで攻撃を続行。
しかし、ようやく13-23です。
あちらは生物の供給が止まりません。
こちらは、除去ばかり引いて生物を引けていないので、《コーの空漁師》や《ロウクスの瞑黙者》なんかも除去しないといけなくて、単体除去が不足気味に。
そして出てきた《天望の騎士》に最後の《終止》を使わされてしまいました。
比較的ちっちゃいのが3体残ったので、《玉砕》を出してまとめて片付けて、ようやくあちらの生物を一掃。
「ちょっと待って」
「いいけど」
「このフォーマット、ラスって禁止じゃないの?」
そう言われても。
ところがそこに《天望の騎士》2号。
いったい生物何体入ってるのよ。
29体みたいです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11850&mode=view
続いて繰り出される《天望の騎士》3号。
《コーの空漁師》でこつこつ殴ってようやくライフ11-15まで来ましたが、攻勢モードもここまで。ブロッカーが足りません。
《グレイブディガー》さえ引ければどってことないんですが・・・。
チャンプ・ブロックで凌ぐ間に引いた除去でどうにかこうにかその2体に対処したら、次は《青ざめた出家蜘蛛》が出てきました。
更に《天望の騎士》4号《青ざめた出家蜘蛛》2号と畳み掛けられてはどうしようもありませんなー。
ターン17で投了でした。
この相手にはデカいブロッカーと追加の《玉砕》が必須です。
IN: 《青ざめた出家蜘蛛》2《破滅の刃》1《玉砕》1
OUT:《噴出の稲妻》2《疲弊の休息》1《ボジューカの沼》1
こんなとこですか。
・第2ゲーム
先手を選んで《平地》《ボジューカの沼》《火荒の境界石》《エルフの幻想家》《青ざめた出家蜘蛛》《稲妻》《破滅の刃》をキープ。
あちらもキープです。
今度はでかいブロッカーがいるからだいじょぶだろう。
と思って、12-21まで殴られるまで我慢してターン7に出した《青ざめた出家蜘蛛》があっさりと《未達への旅》。
続けて出した《青ざめた出家蜘蛛》2号も、暫くは戦線を支えてくれたものの、結局《未達への旅》。
《クァーサルの群れ魔道士》さえ引ければどうということはないのですが、それを引けず、12点のクロックに抵抗できずに参りました。
というか、あちらは《未達への旅》や《忘却の輪》を使ってくるしかないわけですから、当然、《自然の要求》をサイド・インしなけりゃなりません。
浅慮でした。
ちなみに、この日はこの方が優勝されました。
■成績
準々決勝で負けてトップ8。
賞品は無しで、シーズン・ポイントも3点だけです。
折角応援してもらったのに、シーズン・ポイント首位は逃して2位でフィニッシュ。
まあ、第1シードも第2シードも、そう変わんないとは思いますが。
■感想
まずは、チェック・シートを。
B:新たにメインに入れた《破滅の刃》は活躍できる相手でしたか?
すごく有効だった ... ○
サイド・アウトはしなかったけど、すごく有効とは言えない ... △
サイド・アウトした ... ×
R:新たにメインに入れた《疲弊の休息》は活躍できる相手でしたか?
すごく有効だった ... ○
サイド・アウトはしなかったけど、すごく有効とは言えない ... △
サイド・アウトした ... ×
O:新たにサイドボードに出したカードをメインに戻しましたか?
戻さなかった ... ○
いくつかは戻した ... △
全部戻した ... ×
Rラウンド番号:B/R/O
R1:○/○/△
R2:○/△/○
R3:×/○/△
R4:×/△/○
T8:○/×/△
やっぱり、《破滅の刃》は当たりハズレがありますね。
しかし、《青ざめた出家蜘蛛》は2回、《巡礼者の目》は1回だけのサイド・インでした。
回数で言えば《破滅の刃》に軍配が上がるので、この調整は概ね良かったんだろうと思います。
《疲弊の休息》はちょっと考えましょう。
黒単のいる環境で4枚目の《破滅の刃》というのはさすがに冒険のような気がするので、《青ざめた出家蜘蛛》を1枚戻すのかなぁ・・・。
SPDCシーズン12マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4109
SPDC 12.09= http://bit.ly/spdc1209
今回の参加者は31名。
スイス4回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションです。
短かったSPDCシーズン12もこれがレギュラー・シーズン最後のイベント。
来週はお休みで、その次の週にワールド(チャンピオンシップ)が開催されます。
ワールドには、シーズン・ポイントの上位32名だけが招待され、ダブル・エリミネーション式で、今季の覇権と豪華賞品を競うという趣向です。
今回のデッキはいつもの黒赤緑白コントロールで、次の変更をしました。
・メタゲームに合わせて、メイン/サイドの構成を変更
シリーズも終盤となると、強いデッキに対する対策が進みます。
そのあおりで、対策され易いいくつかのデッキは、衰退が進み、人口も少なくなってきます。
もともとあまりコントロールの多くないSPDCでは、亀コンの減少が顕著で、代わりに、これまで亀コンに勝てなかった中速のビートダウンが増えて来ています。
亀コンにだけは負けないように作られているわたしのデッキも、大幅なサイドボードをすることが少なくなく。
そこで、どうせサイドボーディングするなら、最初からサイド後のデッキにしとけ、と思って、こんなふうに変えてみました。
IN: 《疲弊の休息》1《破滅の刃》3
OUT:《巡礼者の目》2《青ざめた出家蜘蛛》2
リストはこちらです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=11856
以下は対戦の様子です。
■第1ラウンド vs LarryJ
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらも《森》《コーの空漁師》2《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《ロウクスの瞑黙者》《グレイブディガー》を、ちょっと迷ってからマリガンし、《森》《ボジューカの沼》《カビーラの交差路》《断ち割る尖塔》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》をキープです。
あちらは、《広漠なる変幻地》から《山》を出し、《ジャンドの全景》に続けて《板金鎧の土百足》。
こちらが赤マナを出すために2ターンかかる隙に、この《板金鎧の土百足》が7/7になって殴ってきました。
《広漠なる変幻地》から《沼》を出しているのに、《ジャンドの全景》からは《山》。
3色目はないと考えていいのかしら。
とすれば黒赤アグロか。
その《板金鎧の土百足》をようやく使えるようになった《稲妻》で倒してみると、後続が続きません。
そして、除去も不足のようで、《エルフの幻想家》1《クァーサルの群れ魔道士》2が倒された後のクリーチャーは、除去されることなくすいすいと殴らせてくれます。
フラッドしてるんですかね。
こりゃ楽勝かしらー。と思ったら《荒廃稲妻》。境界石と《青ざめた出家蜘蛛》を持っていかれます。
しかし、ドロー・クリーチャーでずいぶん引いてますから、損害は軽微。
チビっこたちで毎ターン殴ってるので、ライフは9-5。
戦場には5点分のクリーチャーが並んでいます。
ここであちらが渾身の《ゼクター祭殿の探検》。
積んであったフェッチ土地を使って一気にトークンを出して殴りかかってきましたが、そういうこともあるかと思って構えていた《稲妻》で対処したところであちら投了でした。
IN: 《自然の要求》1《疲弊の休息》1《不気味な発見》3
OUT:《ロウクスの瞑黙者》1《グレイブディガー》2《青ざめた出家蜘蛛》2《玉砕》1
《荒廃稲妻》対策に《不気味な発見》を積んで、こんな感じでどうでしょう。
《疲弊の休息》2枚だけじゃ足らないかな?
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《沼》《ボジューカの沼》《断ち割る尖塔》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《クァーサルの群れ魔道士》《不気味な発見》をキープです。
今度もあちらはターン2《板金鎧の土百足》ですが、ラッキーなことに土地を引けないご様子。
でも2号機も出てきたので、侮れません。
こちらはどうもマナが思うように整備できません。
《断ち割る尖塔》と《平地》以外は黒マナばかり。
速いところ色を揃えようと、《焼尽の猛火》で殺された《エルフの幻想家》を《不気味な発見》で拾ったのが浅はかでした。
《破砕》で《断ち割る尖塔》を、《乱動する地形》で《平地》を壊されると、黒マナしか出ません。
瀕死になってからやっと引いた《山》も《乱動する地形》で壊され、残りライフ5点。
土地破壊にギア・シフトしてくるとは。
ここでようやく《森》を引いて、《エルフの幻想家》を出して《平地》を引きますが、あちらは《破壊者のゼンディコン》で、ライフは残り1点。
その《平地》を使って、今出てきた《破壊者のゼンディコン》を殺すべく《クァーサルの群れ魔道士》を出すか、それとも、それは後回しにして、少しでも早く2枚目の《疲弊の休息》を引けることを期待して、《ロウクスの瞑黙者》を出すか、と迷って、「《ロウクスの瞑黙者》で《破壊者のゼンディコン》をブロックできるし、《ロウクスの瞑黙者》を殺せる火力を持っているなら、それを本体に使われればこっちは死んでるんだから、《ロウクスの瞑黙者》を出そう」と判断したのが敗着になりました。
《ロウクスの瞑黙者》が《終止》で殺されて万事休す。
そうそう、黒赤なんだから、火力以外の除去だって入ってるはずです。
いい加減もう少しマジック上手になりましょう。
IN: 《巡礼者の目》2
OUT:《噴出の稲妻》2
既に《不気味な発見》はフル投入ですが、土地破壊対策を更に増強しました。
《青ざめた出家蜘蛛》2も戻すかどうしようか迷って、抜くものがないので回避。
・第3ゲーム
先手を選んで《山》《クァーサルの群れ魔道士》《巡礼者の目》《ロウクスの瞑黙者》《稲妻》《疲弊の休息》《破滅の刃》をマリガン。
《沼》《ボジューカの沼》《コーの空漁師》《エルフの幻想家》《グレイブディガー》《不気味な発見》を、悪い予感がしつつもキープ。
こちらはターン2に《断ち割る尖塔》が引けて、一応マナがつながります。
あちらが4マナ揃ったところで身構えましたが、土地破壊は無し。
サイド・アウトしちゃったのかもしれませんね。
それはそれでうれしいかも。
暫く《断ち割る尖塔》と黒マナ3枚だけで、除去を構えることもできずに往生しましたが、ターン7に《火荒の境界石》を引けてまずは一安心。
ところが、その返しに《断ち割る尖塔》に《破砕》が飛んできます。
しかし、そこは用意の《不気味な発見》で回収。
すると、手札2枚のあちらは動きがありません。
見えてる限りで土地8枚に呪文5枚、どうやら大洪水のようです。
ちょこちょこと除去を撃つことしかできない相手を、1/1とか2/2とかの群れで殴って、最後の5点を《稲妻》2枚で削り切りました。
幸運に恵まれて勝ちました。
■第2ラウンド vs jamuraa
このイベントのホスト、jamuraaとの、生涯2回目の対戦です。
前回はあちらが赤単を使っていて、こちらが負けたんでした。
彼は、このイベントが始まる前に、イベント・チャットであるSPDCに、「Sideboard4 Spire Barrage4 Torch Slinger4 Cosi’s Ravager3 Roilling Terrain」と、意味不明の誤爆をしていて、てっきり今回も赤単なんだろうと思っていたんですが。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《森》《カビーラの交差路》《広漠なる変幻地》《エルフの幻想家》《噴出の稲妻》《稲妻》2をキープです。
ところが《ハリマーの深み》スタートですなー。
「赤単使うのかと思ってた」
「へー。赤単じゃないよ。ただ、サイドボードにちょっと赤いカードがあるってだけ」
そうですか。
そして、ターン2に《ハリマーの採掘者》。
どうやら青赤同盟者のようです。
《ハリマーの採掘者》を《稲妻》で退けると、暫く動きがありません。
その間にこちらはマナ基盤を整備。
ターン5の《ハリマーの採掘者》2号には《稲妻》。
こちらは墓地再利用メインのデッキなので、ある程度墓地を肥やしてくれるのは決して悪くはないんですが、《ハリマーの採掘者》はほっとくと致命的になりますからなー。
続いてターン7の《タクタクの唸り屋》には《噴出の稲妻》。
どうも、あちらは同盟者の引きが悪いみたいですね。
そして、同盟者以外は火力ばかりという感じの構成なのかも。
《タクタクの唸り屋》のために青マナがタップ・アウトした隙に、こちらは、打ち消されると困る《グレイブディガー》を使って墓地の《グレイブディガー》を回収。
アドバンテージを取ります。
あちらはターン8に《思案》経由でようやく《ハリマーの採掘者》《アクームの戦歌い》と同盟者らしい連打が来ました。
しかし、墓地に落ちるのは《終止》とか土地とかばかりで、なかなか生物が落ちてくれません。
それじゃ困りますなー。
ターン9の《アクームの戦歌い》になけなしの《終止》をあわせると、しっかり《否認》。ですが、これがあちらの最後の手札でした。
そして、削れた3枚の中に、ようやく《グレイブディガー》が。
あちらの総攻撃は、《コーの空漁師》や《エルフの幻想家》で、《ハリマーの採掘者》以外と相討ちにして、損害は軽微。
こちらの生物はどうせすぐに墓地から拾えます。
しかし、墓地から拾うまでもなく、ドロー・クリーチャーがつながって、戦場はたちまち4対1に。
その唯一残った《ハリマーの採掘者》も、《噴出の稲妻》キッカー←《否認》←《終止》で片付けて、クロックは7点に。
続く3ターンで14点のライフを削り切りました。
IN: 《破滅の刃》1《玉砕》1
OUT:《青ざめた出家蜘蛛》2
同盟者にはやっぱり《玉砕》でしょう。
・第2ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《沼》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《コーの空漁師》《グレイブディガー》《稲妻》《終止》をキープです。
あちらは、サイド・インしたらしい《広がりゆく海》で《断ち割る尖塔》を島にしてきました。
ドヤ顔してはるかしら。
しかし、すぐに《断ち割る尖塔》2枚目。
《火荒の境界石》も出てるので、マナに関しては万全です。
こちらは《疲弊の休息》でライフを28-18にしてダメージ・レースを挑みかけましたが。
こちらの除去2発が《否認》されてしまって、あちらの《ハリマーの採掘者》と《ウマーラの猛禽》を除去できません。
しかも、《ハリマーの採掘者》の能力で墓地に落ちるのは土地と除去呪文ばかり。
《ウマーラの猛禽》が3/3になって殴れなくなりました。
しかし、ライフに差があるため、あちらも迂闊には殴っては来られません。
膠着したってことですなー。
お互い《予言》や《エルフの幻想家》でドローを重ねます。
満を持した《玉砕》には3発目の《否認》。
でも、おそらくこれで《否認》は打ち止めでしょう。
トップ・デッキした2枚目の《玉砕》は通りました。
通ったは通ったんですが、《上天の貿易風》で《ハリマーの採掘者》と一緒に戻されて、《ウマーラの猛禽》は大きくなるわ、ライブラリーは削られるわ。
そんなのを2回やられて、更に《ウマーラの猛禽》が追加されて、猛禽軍団は5/5,3/3,2/2に。
そしてとうとう5/5飛行に殴られ始めました。
が、四度目の正直の《玉砕》は邪魔されず、2/2猛禽と《ハリマーの採掘者》の迎撃に成功。
あちらは5/5と3/3の猛禽が残ってるから有利と思ったろうと思いますが、両方でアタックさせてから、5/5の方に用意の《破滅の刃》。
こちらのクロックは4点で、ライフも15-8で有利。
さすがに3/3猛禽もブロックに回りました。
そこに《クァーサルの群れ魔道士》。3/3猛禽も3/4《コーの空漁師》をブロックできません。
更に《ロウクスの瞑黙者》から《クァーサルの群れ魔道士》を追加して盤面6対1となっては、残る1点のライフを守る手段はなく、あちら投了でした。
やっぱり、同盟者には《玉砕》が効きますね。
■第3ラウンド vs rpitcher
この方と当たるのは、今季のMPDC/SPDCを通じてこれで3回目。
過去2回はいずれもジャンド・ランプでしたけど、今回はどうかしらー。
・第1ゲーム
あちら1マリガン。
こちらは《平地》《沼》《広漠なる変幻地》2《グレイブディガー》《稲妻》《終止》をキープです。
あちらは、《カルニの庭》《沼》と来て、《朽ちゆくヒル》。
まだこれだけじゃ何とも言えませんが、このヒトが使ってるんだから、たぶん、ジャンド・ランプでしょう。
《朽ちゆくヒル》1号は《終止》しましたが、すぐさま弐号機。
これはちょっとほっとくしかないですね。パンプしてきたら殺せますが、この方はそんなミスはしないでしょうなー。
そして、ターン5に《森》から《心臓刺しの蚊》ノン・キッカー。
ははあ、赤マナが出ずに苦労してるみたいですね。
それは《稲妻》でご退場願って、5マナ出たターン5に《朽ちゆくヒル》に《噴出の稲妻》キッカー。
盤面キレイになりました。植物トークンのみ。
こちらも、ハンドに2枚の《グレイブディガー》があることはあるんですが、このマッチ・アップはアドバンテージの取り合いなので、何も拾えないところで出したくはありません。
2/2じゃ何の脅威にもならないから、意味ないんですよね。
だがしかし、あちらが《国境地帯のレインジャー》を出して赤マナを調達したとなるとハナシは別ですなー。
うまいこと相討ちになってくれても、進路を開けるために《稲妻》を使ってくれても、こちらはタダで拾えるからアドバンテージになります。
出してみたら、案の定《稲妻》。しめしめ。
だがしかし、《腐肉団》が出てくるとは聞いてなかった。
いや、まあ、《グレイブディガー》で循環ブロックしている間に何とかすればいいんですけど、《荒廃稲妻》をケアしながらなので、窮屈なんです。
そして後続が《カビのシャンブラー》。《森》を壊されました。
タイミングがなくて出せてなかった《断ち割る尖塔》がハンドにあるから良かったですけど、そうじゃなきゃたいへんでした。
そっちのブロッカーには今引きの《ロウクスの瞑黙者》を出して、手札が増えて少し余裕が。
《グレイブディガー》で《グレイブディガー》を拾い、《コーの空漁師》で《エルフの幻想家》を戻して手札を増やしながら、《グレイブディガー》と《コーの空漁師》で《腐肉団》をブロック。
すると、《圧倒する雷》サイクリングが《グレイブディガー》に飛んで来ました。
墓地に落ちてるのが《国境地帯のレインジャー》だけだから、まだ《腐肉団》を殺したくなかったんですね。
しかし、そのムダ遣いはありがたい。
それであちらがタップ・アウトした隙に、トップから《腐肉団》に《終止》。
墓地の生物をごっそり引きずり出して体制を立て直したら、盤面は4対1。
ライフはまだ14-20です。
そこからあちらは、ムリ攻めをしてきました。
《心臓刺しの蚊》や《稲妻》で《コーの空漁師》を除去して、アタックを通そうとしてきます。
当然、《コーの空漁師》は何度でも甦るわけで、2点の攻撃を通す効果しかありません。
だったら《稲妻》は本体に使った方が得だと思うんですが・・・。
ライフ12点まで削らせてましたが、もうあちらはムリ攻めの弾も尽きたらしいと分かり、そこでずっと隠し持っていた《疲弊の休息》。
「メインからかよ・・・」
はい、今日からメインなんです。
ブロッカーに《青ざめた出家蜘蛛》も出して、1枚しかない手札には対処手段がないらしいあちらは、ちょっと早めの投了となりました。
幸い第1ゲームでは見ませんでしたが、当然《荒廃稲妻》は入ってるでしょうし、《カビのシャンブラー》も対策が必要です。
IN: 《巡礼者の目》2《影餌付け》2《不気味な発見》3
OUT:《破滅の刃》2《クァーサルの群れ魔道士》4《玉砕》1
こんな感じかな。
「《ボジューカの沼》1枚あれば良かったのに・・・」
「そうですなー」
しかし、今見たら、メインには《ボジューカの沼》は入ってないんですね。
こんなリストでした。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11858&mode=view
・第2ゲーム
あちらが先手を選んで1マリガン。
一方こちらは《平地》《断ち割る尖塔》《火荒の境界石》《コーの空漁師》《ロウクスの瞑黙者》《噴出の稲妻》《不気味な発見》を喜んでキープ。
あちらはやっぱりマリガンがいけないのか、3色3マナ並んで動きがありません。
こちらは、《ロウクスの瞑黙者》3枚と《エルフの幻想家》1枚を《グレイブディガー》や《コーの空漁師》で戻しながらばんばん引きまくります。
あちらは、除去は撃ってくるものの、ターン7の《朽ちゆくヒル》が唯一のソーサリー・アクションで、それを《終止》したら後続がありません。
どうやら除去を大量にサイド・インして、生物を抜いたですね。
ターン9に7マナ並んで《心臓刺しの蚊》。
ですがその頃には既にライブラリーの残りが39対43で、《グレイブディガー》の分も合わせると大量のアドバンテージを獲得済み。
返しのターンに《グレイブディガー》2号を唱えた瞬間、あちらは投了されました。
第3ラウンド終了時点で全勝で9MPは、オポ差で首位です。
次負けてもトップ8ですなー。
でも勝つつもりでやりますけど。
■第4ラウンド vs Dreadwing
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《沼》《ボジューカの沼》《広漠なる変幻地》《荒原の境界石》《コーの空漁師》《クァーサルの群れ魔道士》《青ざめた出家蜘蛛》をキープです。
これはヒドいゲームになりました。
あちらは《森》《平地》から《天望の騎士》。
なるほど。緑白ウィニーか、または中速ですね。
ハンドに《終止》と《破滅の刃》のあったこちらは、使いにくい方を最初に使ってしまおうということで、《終止》を撃ったのですが、これが大失敗。
次のターン、《沼》から《朽ちゆくヒル》。
黒緑白の中速だったんですなー。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11854&mode=view
ヒルに5回殴られて死ぬのはイヤなので、火力を持ってるフリをする必要があります。
いつも赤マナ一つ立ててターンを返してみたら、やっぱり、パンプしません。
続いて出てきた《天望の騎士》2号には《破滅の刃》。
ですが、後続の《放牧の林鹿》も放置せざるを得ません。
マスト・キルが多過ぎますなー。
2/4《ロウクスの瞑黙者》を出したのですが、それに構わず《朽ちゆくヒル》が殴ってきて、火力を持ってないこちらはスルーせざるを得ません。
これはさすがにバレたかなー。
ところがそれでもパンプせず。
よほど慎重な性格なんでしょうね。
が、続いて2/4《ロウクスの瞑黙者》と2/2《グレイブディガー》がいるのにダブル・ブロックしない時点でさすがにバレたようです。
ヒルがパンプして、上から《巡礼者の目》にも殴られて、9-24。
《天望の騎士》3号も出てきて、そろそろいけません。
ここで《コーの空漁師》が間に合いました。
《朽ちゆくヒル》は《ロウクスの瞑黙者》と《クァーサルの群れ魔道士》のダブル・ブロックで殺し、《天望の騎士》は《コーの空漁師》で無限ブロック。
ライフ9点残して膠着させることに成功です。
マナの足らない《天望の騎士》は《噴出の稲妻》で処理して、《ボジューカの沼》で墓地も一掃。
これで勝ったかな、とこのときは思ったんですが。
ところが、あちらも《グレイブディガー》《コーの空漁師》を完成させ、殴らせてくれません。
《ボジューカの沼》は、さっき2枚目を使っちゃったばかり。
最後の《ボジューカの沼》と《玉砕》を引くまでの、長い勝負になりました。
ターン16にその2枚は揃ったんですが。
そのときは、もう、あちらは10マナを揃えていました。
《玉砕》で盤上大掃除しても、それは相手のターンなので、10マナあると、《グレイブディガー》1と《コーの空漁師》1は回収されちゃいます。
だったら確実に1枚は掃除しておこう、ということで、まずは《破滅の刃》で《コーの空漁師》を1体片付けて、《ボジューカの沼》で追放し、それから《玉砕》を出します。
しかし、その返しのターン、あちらは《コーの奉納者》を使ってきました。
ああ、そんなことをしてくれるんだったら、《ボジューカの沼》はとっとけば良かった。
というか、当然、このターンの相手の行動の自由を縛るために、《ボジューカの沼》は後から使うべきです。
しくじりました。
ともあれ、あちらのクリーチャー7体を破壊し、生物の数は一瞬で7体2に。
さあ、総攻撃です。
しかし、あちらは2体の《放牧の林鹿》でライフをかなり増やしていて、現在8-39。
総攻撃でも届きません。
次のターンには墓地から生物がごっそり戻ってきて、たちまち7対5に回復されてしまいました。
こりゃもう打つ手無しかな・・・。
でも、《コーの空漁師》を1体は追放できているので、空中勝負すれば、毎ターン2点ずつならダメージを入れられるはず。
今は、あちらに《コーの空漁師》を1枚引かれて2対2になっているので、追加の《コーの空漁師》が引けるまで待つことに。
しかし、その引かれた《コーの空漁師》で戻された《グレイブディガー》で墓地から拾われたのが《放牧の林鹿》で、地味にライフを回復され続け、たちまちライフは18-37に。
苦労したのに何のアドバンテージも得られてません。
こういうこともあるから、さっき《ボジューカの沼》を後から使わなくちゃいけなかったのです。
3枚目の《コーの空漁師》を引いて攻撃を始めたら、あちらにはこちらの意図を読まれてしまいました。
あちらは《忘却の輪》と《未達への旅》を使ってこちらの《コーの空漁師》を封印。
《クァーサルの群れ魔道士》待ちになりました。
そうしている間にも《放牧の林鹿》で回復されます。
これはライブラリー・アウト負けかしら。
ようやく《クァーサルの群れ魔道士》を引いて、《グレイブディガー》で使いまわして2体の《コーの空漁師》を取り戻し、攻撃を再開しました。
が、ここでまたミスが。
折角《コーの空漁師》を戻したんですから、《ボジューカの沼》を手札に戻さないといけないのに、しれっと《エルフの幻想家》とか戻してるので、折角あちらの《コーの空漁師》を除去できる呪文が手に入っても使えません。
どういうプランで攻めるのか良く考えてないからこうなります。
自分がマジックが下手であることに改めて気がついてイヤな気分になったのですが、そこでよくよく盤面を見ていたら、生物の数が16対7であることに気が付きました。
こちらは、ドロー・クリーチャーをいっぱい引いていたので、ライブラリーもスゴイ勢いで減ってるけど、数は増えてるんでした。
ライフは更に回復していて18対29で、ちょっと余裕があります。
あれ?
総攻撃で何とかならないのこれ?
あちらに《朽ちゆくヒル》や《コーの奉納者》などがいて、地上から攻めるルートはちょっと気がつかなかったのですが、考えてみたら《グレイブディガー》は死んでも代わりはいるもの。
《ロウクスの瞑黙者》とか《青ざめた出家蜘蛛》とかは、ダブル・ブロックされない限り死にませんし、もしもダブル・ブロックされたら、手札には除去もあります。
一方的に討ち取られちゃう《エルフの幻想家》とか《クァーサルの群れ魔道士》とかは外して殴ってみたら、6点ダメージが入りました。
おお、これでいいじゃん。
2回目は8点、3回目も8点とダメージが入り、いっぱいあったあちらのライフも9点まで減りました。
でもまだ《放牧の林鹿》が2体残っていて、盤上には割れてない《広漠なる変幻地》も。
下手な攻撃をして、またライフ回復されたりして反撃くらったら、と心配だったのですが。
そこであちらが《巡礼者の目》を出してきたのですが、土地を探しません。
なんと。ライブラリーに土地残ってないんだ。
そこで、4回目は《エルフの幻想家》なども一緒に、本当に総攻撃。
10点通って、とうとう削り切りました。
ターン31。わたしのライブラリーは残り7枚でした。
しかし、終ったときの残り時計が、わたしが9:39、あちらが11:15。
急がないと、時間切れで負けてしまいます。
IN: 《影餌付け》2《玉砕》1
OUT:《破滅の刃》3
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらは土地が一切無い初手をマリガンし、《ボジューカの沼》《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《ロウクスの瞑黙者》《グレイブディガー》《終止》をキープです。
とにかく、急いでプレイしなくちゃ。
それはあちらも同じ考えみたいで、こちらのターン2のエンドに全景を起動し損ねたりしてました。
あちらは《巡礼者の目》2体からの立ち上がり。
あっという間にマナ・ベースが整います。
こちらは《ロウクスの瞑黙者》を《クァーサルの群れ魔道士》で賛美して殴ろうとしたら、《クァーサルの群れ魔道士》に《見栄え損ない》。
しかも《グレイブディガー》で拾う前に《ボジューカの沼》されます。
あまつさえ、《クァーサルの群れ魔道士》が死ぬ前に、と思ってマナを使ってあちらの《巡礼者の目》を壊したのですが、それでタップ・アウトしてしまったせいで、あちらの《グレイブディガー》が《巡礼者の目》を拾うのを防げません。
踏んだり蹴ったり。
暫くは、あちらの出すクリーチャーをこちらが除去する応酬。
その間に、あちらの《巡礼者の目》2体と、こちらの《ロウクスの瞑黙者》が殴り合っています。
手札に《疲弊の休息》を隠しているこちらは、ダメージ・レースは望むところ。
6マナしかないところに《青ざめた出家蜘蛛》を引いてきちゃったんですが、あちらの墓地には《コーの空漁師》とか《グレイブディガー》とかキケンなものが落ちているので、《影餌付け》のために1マナ残しておかなけりゃなりません。
そこで、《青ざめた出家蜘蛛》はサイクリングして《森》を引っ張り、1マナ余しつつ《グレイブディガー》。
ここはうまいことできましたが、その返しにあちらが出してきたのが《大祖始の遺産》。
そんな、自分もかなり墓地使うのに遺産とは。
これが、わたしのデッキ(あるいは白黒コントロールとか)だったら遺産でいいんですけど、もうちょっとライトな墓地利用、例えば黒赤の蘇生クリーチャーを使ったのとか、《聖域のガーゴイル》とか、そういうのと当たったときは、遺産で損するのはどっちかっつーと自分の方ですよね。
そういうときは墓地対策はしなくていい、っていうことなのかしら。
てことは、もしかして、狙い撃ち?
(狙い撃ちだったみたいです。詳しくはあちらのデッキ・リストのコメントを。)
こちらが《青ざめた出家蜘蛛》を、あちらが《コーの空漁師》を出して、続くターン11。
《玉砕》を引きました。
生物は3対3ですが、あちらの2体は《巡礼者の目》ですので、使えばあちらは全滅です。
今使うか、それとも、もっと決定的な状況までとっておくべきか。
いやいや、もたもたしてると、あちらの《大祖始の遺産》が大威張りになっちゃいます。
しかも、あちらが持っている唯一の手札は土地。
ここはやるべし。
というわけで、《玉砕》即出し。
これが当たって、あちらは全滅となりました。
8点のクロックを得たこちらは、16点残ったあちらのライフを2ターンで削り切って勝ちました。
全勝で、予選ラウンドを1位で通過です。
次の組み合わせを確かめようとSPDCチャットを眺めていたら、mwkelleyが、
「kakoikuが第1シード取るチャンスじゃね? がんばれー」
と応援してくれました。
えーと、つまり、ワールドでは、シーズン・ポイント順位に応じてシードがなされるのですが、現在わたしは5点差の第2位なんですよね。
だから、今日の成績次第で第1シードを取れる可能性があることはあるんですけど・・・。
とはいえ、この場では、
「だといいねぇ」
としか言えませんなー。
だって、ここには、現在ランキング首位のLoot_Backwardsもいるんだからして。
すかさずそのLoot_Backwarsから
「決勝まで行かないとダメだけどね」
と茶々が入ります。
彼は予選ラウンドを通過できなかったので、シーズン・ポイントは31点で確定です。
Top 4だと5点しかもらえませんから、現在25点のわたしが7点以上を取るためには、決勝まで行かないといけません。
つまり、あと二つ勝たなくては。
でも、応援してくれるヒトもいることだし、頑張りましょう。
■準々決勝 vs BizarroBike
・第1ゲーム
先手が取れて、《広漠なる変幻地》《火荒の境界石》《荒原の境界石》《エルフの幻想家》《噴出の稲妻》《終止》2をキープ。
あちらもキープです。
あちらは、《広漠なる変幻地》から《森》を出して《カビーラの交差路》。
そして《森》から《ケンタウルスの狩猟者》。
緑白アグロですね。
《捕らえられた陽光》でめくれた土地も《森》と《平地》ばかり。
そして出てきた《国境地帯のレインジャー》で《平地》を公開してますから間違いないでしょう。
ケンタウルスは《稲妻》で倒し、ドロー・クリーチャーでどんどん引きながら殴ります。
こりゃ勝ちパターンだわい、とこのときは思ってたんですが。
どんだけ殴っても一向にライフが減りません。
《捕らえられた陽光》と《カビーラの交差路》で10点も回復されてるからですなー。
2/2の攻撃なんか無視だと思ってブロックしてないので、こっちは残りライフ13点。
ちょっとこれは良くないな、ということで、《ロウクスの瞑黙者》はブロックに残して《コーの空漁師》だけで攻撃を続行。
しかし、ようやく13-23です。
あちらは生物の供給が止まりません。
こちらは、除去ばかり引いて生物を引けていないので、《コーの空漁師》や《ロウクスの瞑黙者》なんかも除去しないといけなくて、単体除去が不足気味に。
そして出てきた《天望の騎士》に最後の《終止》を使わされてしまいました。
比較的ちっちゃいのが3体残ったので、《玉砕》を出してまとめて片付けて、ようやくあちらの生物を一掃。
「ちょっと待って」
「いいけど」
「このフォーマット、ラスって禁止じゃないの?」
そう言われても。
ところがそこに《天望の騎士》2号。
いったい生物何体入ってるのよ。
29体みたいです。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=11850&mode=view
続いて繰り出される《天望の騎士》3号。
《コーの空漁師》でこつこつ殴ってようやくライフ11-15まで来ましたが、攻勢モードもここまで。ブロッカーが足りません。
《グレイブディガー》さえ引ければどってことないんですが・・・。
チャンプ・ブロックで凌ぐ間に引いた除去でどうにかこうにかその2体に対処したら、次は《青ざめた出家蜘蛛》が出てきました。
更に《天望の騎士》4号《青ざめた出家蜘蛛》2号と畳み掛けられてはどうしようもありませんなー。
ターン17で投了でした。
この相手にはデカいブロッカーと追加の《玉砕》が必須です。
IN: 《青ざめた出家蜘蛛》2《破滅の刃》1《玉砕》1
OUT:《噴出の稲妻》2《疲弊の休息》1《ボジューカの沼》1
こんなとこですか。
・第2ゲーム
先手を選んで《平地》《ボジューカの沼》《火荒の境界石》《エルフの幻想家》《青ざめた出家蜘蛛》《稲妻》《破滅の刃》をキープ。
あちらもキープです。
今度はでかいブロッカーがいるからだいじょぶだろう。
と思って、12-21まで殴られるまで我慢してターン7に出した《青ざめた出家蜘蛛》があっさりと《未達への旅》。
続けて出した《青ざめた出家蜘蛛》2号も、暫くは戦線を支えてくれたものの、結局《未達への旅》。
《クァーサルの群れ魔道士》さえ引ければどうということはないのですが、それを引けず、12点のクロックに抵抗できずに参りました。
というか、あちらは《未達への旅》や《忘却の輪》を使ってくるしかないわけですから、当然、《自然の要求》をサイド・インしなけりゃなりません。
浅慮でした。
ちなみに、この日はこの方が優勝されました。
■成績
準々決勝で負けてトップ8。
賞品は無しで、シーズン・ポイントも3点だけです。
折角応援してもらったのに、シーズン・ポイント首位は逃して2位でフィニッシュ。
まあ、第1シードも第2シードも、そう変わんないとは思いますが。
■感想
まずは、チェック・シートを。
B:新たにメインに入れた《破滅の刃》は活躍できる相手でしたか?
すごく有効だった ... ○
サイド・アウトはしなかったけど、すごく有効とは言えない ... △
サイド・アウトした ... ×
R:新たにメインに入れた《疲弊の休息》は活躍できる相手でしたか?
すごく有効だった ... ○
サイド・アウトはしなかったけど、すごく有効とは言えない ... △
サイド・アウトした ... ×
O:新たにサイドボードに出したカードをメインに戻しましたか?
戻さなかった ... ○
いくつかは戻した ... △
全部戻した ... ×
Rラウンド番号:B/R/O
R1:○/○/△
R2:○/△/○
R3:×/○/△
R4:×/△/○
T8:○/×/△
やっぱり、《破滅の刃》は当たりハズレがありますね。
しかし、《青ざめた出家蜘蛛》は2回、《巡礼者の目》は1回だけのサイド・インでした。
回数で言えば《破滅の刃》に軍配が上がるので、この調整は概ね良かったんだろうと思います。
《疲弊の休息》はちょっと考えましょう。
黒単のいる環境で4枚目の《破滅の刃》というのはさすがに冒険のような気がするので、《青ざめた出家蜘蛛》を1枚戻すのかなぁ・・・。
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