ROEシールド戦向け評価/その1
2010年5月14日 ゲーム「エルドラージ覚醒」のカードのシールド戦向けのカード評価をまとめてみました。
もう祭りが始まってしまってるのに今ごろこんな記事を書いているのは、ちょっと別のことにかまけていたからなのですが。
これを書き終わったら、わたしもとっとと祭りに参加して来ようと思います。
(その「別のこと」も、6月6日を過ぎて余裕があったら、再開したいと思ってはいるのですが。)
さて、従来の評価方法が「ゼンディカー」で行き詰まったため、「ワールドウェイク」から、カード評価基準を大きく変えました。
今回もそれを踏襲します。
シールド用の評価はドラフトとはまた違います。
ドラフト用の評価は、「どのカードをピックするか」を決めるための評価であるべきですが、ここでやっているシールド用の評価は、「どの色で組むか」を決めるための評価です。
そのカードが存在することが、色の選択に影響を与えるようなカードはどれかを考えることになります。
S ... 極めて強力(ゲームの状況に極めて大きな影響を与えるカード。いわゆる爆弾)
A ... 相当強力(サイズの大きな回避生物、強力な除去、大きなカード・アドバンテージ)
B ... 強力(回避生物、除去、安価なファッティ、全体強化、カード・アドバンテージ)
C ... 有用(デッキがその色になるなら概ね入る。標準的サイズ生物、限定除去、確定カウンター、強力な強化/救助、マナ支援)
D ... 限定的(デッキの穴埋めになら使われる。貧弱な生物、限定的なコンバット・トリック、ディスアドバンテージ)
E ... 不要(普通はデッキには入らない。単純なライフ・ゲイン、色替え、構築を想定した能力)
こうして評価した上で、S/A/B/C/D/E=6/5/4/2/1/0とポイントを割り振って、色の組み合わせ毎に合計ポイントを計算し、それによってデッキの色を決めます。
B評価とC評価のポイントが少し離れているのは、「そのカードがあるからその色をやりたい」というカードと、「その色をやるならそのカードを使う」というカードとの差です。
また、上記に加えて、次の補助評価指標を使います。
P ... 特定の種類のカードがプールに多い場合に加点/減点すべき種類のカード。
Q ... 対戦相手のデッキによっては加点/減点すべき種類のカード。
P評価は、例えばある種の防衛持ちなどで、デッキを組む前にちょっと考えることになります。
Q評価のつくカードは、サイドボード候補になります。
その結果、各評価はこういう分布になりました。
S:10種類 0.15枚/パック
A:21種類 0.90枚/パック
B:52種類 3.20枚/パック
C:69種類 5.07枚/パック
D:55種類 3.73枚/パック
E:21種類 0.96枚/パック
参考までに、最近のカード・セットでの評価値はこうでした。
「ワールドウェイク」
S: 7種類 0.19枚/パック
A:14種類 0.70枚/パック
B:32種類 2.62枚/パック
C:48種類 5.48枚/パック
D:36種類 4.79枚/パック
E:16種類 1.00枚/パック
「ゼンディカー」
S: 5種類 0.28枚/パック
A:30種類 2.14枚/パック
B:36種類 2.19枚/パック
C:76種類 4.57枚/パック
D:64種類 3.83枚/パック
E:18種類 0.99枚/パック
比較すると、「エルドラージ覚醒」は、「ゼンディカー」よりも弱いけれど、「ワールドウェイク」よりはやや強いカードが多い環境のようです。
デッキの色毎に集計してみました。
「エルドラージ覚醒」
白単: 8.24 青単: 7.93 黒単: 9.49 赤単: 8.74 緑単: 7.09
白青:13.78 青黒:15.03 黒赤:15.98 赤緑:13.44 緑白:12.94
白黒:15.35 黒緑:14.19 緑青:12.62 青赤:14.28 赤白:14.59
単位はポイント/パックです。
黒が強くなるのは、わたしの個人的な趣味が反映していると思います。
でも、青がいつもに比べて弱いような。
そして、一番の人気色と言われている緑が弱いですなー。
これもいつもだいたいこういうことになってるわけですが。
今回は、その原因を探ることにも着手したいと思っています(後述)。
ちなみに前回はどうだったかというと、こうでした。
「ワールドウェイク」
白単:9.13 青単:8.98 黒単:9.94 赤単:8.30 緑単:7.82
白青:15.14 青黒:16.09 黒赤:15.26 赤緑:12.84 緑白:13.68
白黒:15.71 黒緑:14.10 緑青:13.13 青赤:13.92 赤白:14.08
だいたいわたしが評価するとこういう感じになるはずなんですが。
さあそれでは、一日遅れですが、祭りに突撃してきましょう。
次回は「エルドラージ覚醒」のカードに関する評価をまとめます。
てなわけでつづくー。
もう祭りが始まってしまってるのに今ごろこんな記事を書いているのは、ちょっと別のことにかまけていたからなのですが。
これを書き終わったら、わたしもとっとと祭りに参加して来ようと思います。
(その「別のこと」も、6月6日を過ぎて余裕があったら、再開したいと思ってはいるのですが。)
さて、従来の評価方法が「ゼンディカー」で行き詰まったため、「ワールドウェイク」から、カード評価基準を大きく変えました。
今回もそれを踏襲します。
シールド用の評価はドラフトとはまた違います。
ドラフト用の評価は、「どのカードをピックするか」を決めるための評価であるべきですが、ここでやっているシールド用の評価は、「どの色で組むか」を決めるための評価です。
そのカードが存在することが、色の選択に影響を与えるようなカードはどれかを考えることになります。
S ... 極めて強力(ゲームの状況に極めて大きな影響を与えるカード。いわゆる爆弾)
A ... 相当強力(サイズの大きな回避生物、強力な除去、大きなカード・アドバンテージ)
B ... 強力(回避生物、除去、安価なファッティ、全体強化、カード・アドバンテージ)
C ... 有用(デッキがその色になるなら概ね入る。標準的サイズ生物、限定除去、確定カウンター、強力な強化/救助、マナ支援)
D ... 限定的(デッキの穴埋めになら使われる。貧弱な生物、限定的なコンバット・トリック、ディスアドバンテージ)
E ... 不要(普通はデッキには入らない。単純なライフ・ゲイン、色替え、構築を想定した能力)
こうして評価した上で、S/A/B/C/D/E=6/5/4/2/1/0とポイントを割り振って、色の組み合わせ毎に合計ポイントを計算し、それによってデッキの色を決めます。
B評価とC評価のポイントが少し離れているのは、「そのカードがあるからその色をやりたい」というカードと、「その色をやるならそのカードを使う」というカードとの差です。
また、上記に加えて、次の補助評価指標を使います。
P ... 特定の種類のカードがプールに多い場合に加点/減点すべき種類のカード。
Q ... 対戦相手のデッキによっては加点/減点すべき種類のカード。
P評価は、例えばある種の防衛持ちなどで、デッキを組む前にちょっと考えることになります。
Q評価のつくカードは、サイドボード候補になります。
その結果、各評価はこういう分布になりました。
S:10種類 0.15枚/パック
A:21種類 0.90枚/パック
B:52種類 3.20枚/パック
C:69種類 5.07枚/パック
D:55種類 3.73枚/パック
E:21種類 0.96枚/パック
参考までに、最近のカード・セットでの評価値はこうでした。
「ワールドウェイク」
S: 7種類 0.19枚/パック
A:14種類 0.70枚/パック
B:32種類 2.62枚/パック
C:48種類 5.48枚/パック
D:36種類 4.79枚/パック
E:16種類 1.00枚/パック
「ゼンディカー」
S: 5種類 0.28枚/パック
A:30種類 2.14枚/パック
B:36種類 2.19枚/パック
C:76種類 4.57枚/パック
D:64種類 3.83枚/パック
E:18種類 0.99枚/パック
比較すると、「エルドラージ覚醒」は、「ゼンディカー」よりも弱いけれど、「ワールドウェイク」よりはやや強いカードが多い環境のようです。
デッキの色毎に集計してみました。
「エルドラージ覚醒」
白単: 8.24 青単: 7.93 黒単: 9.49 赤単: 8.74 緑単: 7.09
白青:13.78 青黒:15.03 黒赤:15.98 赤緑:13.44 緑白:12.94
白黒:15.35 黒緑:14.19 緑青:12.62 青赤:14.28 赤白:14.59
単位はポイント/パックです。
黒が強くなるのは、わたしの個人的な趣味が反映していると思います。
でも、青がいつもに比べて弱いような。
そして、一番の人気色と言われている緑が弱いですなー。
これもいつもだいたいこういうことになってるわけですが。
今回は、その原因を探ることにも着手したいと思っています(後述)。
ちなみに前回はどうだったかというと、こうでした。
「ワールドウェイク」
白単:9.13 青単:8.98 黒単:9.94 赤単:8.30 緑単:7.82
白青:15.14 青黒:16.09 黒赤:15.26 赤緑:12.84 緑白:13.68
白黒:15.71 黒緑:14.10 緑青:13.13 青赤:13.92 赤白:14.08
だいたいわたしが評価するとこういう感じになるはずなんですが。
さあそれでは、一日遅れですが、祭りに突撃してきましょう。
次回は「エルドラージ覚醒」のカードに関する評価をまとめます。
てなわけでつづくー。
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