祭りの合間を縫って、SPDCシーズン12ワールドに出場してきました。
成績は、経済的な理由で4位に留まり、残念でした。

それはまた近々報告するとしまして、わたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。

今回は黒のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/rise-of-the-eldrazi-set-review-black/

■評価が一致:
《尊大な血王》2.5 《バーラ・ゲドの蠍》3.0 《血の座の吸血鬼》1.5 《死骸孵化》3.5 《魔術の呪い》0.0 《悪魔の食欲》1.0 《カラストリアの血の長、ドラーナ》4.5 《戦慄の徒食者》2.5 《逃亡した虚身》3.0 《本質の給餌》1.0 《薄暗狩り》3.0 《グール・ドラズの暗殺者》4.0 《地獄彫りの悪魔》3.5 《コジレックの審問》1.0 《最後の口づけ》3.0 《葬儀甲虫》1.0-3.0 《夜霞》1.0 《ニルカーナの殺し屋》3.0 《虚身の勇者》3.0 《ウラモグの手先》3.0 《黒死病の悪魔》4.0 《等価返し》0.0 《骸骨のワーム》1.0 《過去の受難》1.5 《思考喰らい》3.0 《血の復讐》3.5 《ゾフの影》2.5 《ズーラポートの処罰者》2.5

■LSVの方が評価が高い:
・《死者のインプ》3.5 > B評価(3.0相当)
スタンダード・コモン構築では《グレイブディガー》を使い倒してますので、このカードの強さは分かっているつもりでした。
2枚揃うと無限ブロッカーですし。
しかし、所詮は拾うだけなので、何が拾えるかが重要です。
1/1飛行というだけではD評価ですが、A評価の生物が拾えるならA評価の価値があります。
そのためにはA評価の生物を引いた上に、それを唱えて、しかも墓地に行かなくてはなりません。
A評価とS評価の生物は全部で20種類しかいませんし、レアや親和レアが多いです。
しかも、除去されにくいものの割合が高いですから、そうそう拾うチャンスはありません。
そう考えてB評価にしたのですが。
実戦を戦ってみると、A/S評価のカードを拾われることが結構あります。
苦労して殺したドラーナを拾われるとゲンナリしますなー。
これはもしかするとLSVの方が正しかったかもしれません。
むしろ、そういうものを拾うために入れる的な使い方が正しいのかも。
自分で使ってA/S評価を拾ったことは一度もないんですが。

・《弱者の消耗》4.0 > A評価(3.5相当)
たぶん、ちゃんと使えばちゃんとアドバンテージが取れるはずで、強いカードであることは間違いないでしょう。
実は、パックからこれが出ても、デッキには入れられないことが続いていて、使ったことはないんですが。
しかも、相手に使われたこともないんですが。
本当に、《卓絶の達人》とか《マゴーシのスフィンクス》とかと同じ評価なんでしょうか。
わたしはちょっと疑問です。

・《消耗の蒸気》4.0 > B評価(3.0相当)
わたしはまだ引いてないんですが、ここまでに相手に4回使われました。
うち1回は、生物が1体しか出てなかったので損害は軽微。
相手も生物いませんでしたし。
が、残り3回は、B評価の生物が2体以上並んでいるときに撃たれて、非常に痛い思いをしました。
そういうわけで、弱いカードではないと思いますが。
逆に、落し子トークンが出てるときだと、それほど効きません。
もちろん、どんなカードでも効く相手と効かない相手がいるわけですけど、そういうカードが《卓絶の達人》や《マゴーシのスフィンクス》と同じ評価というのはどうなのかしら。
わたしは、白青中心のデッキに効くサイド・カード的な評価をしていますが。

・《絶望の誘導》3.5 > B評価(3.0相当)
良く引くカードなので何度も使いましたが、手札に適当な生物がなくて使えないことがしばしばあります。
デッキに大型エルドラージが入ってるときはいいんですが、そうでないデッキでは不安定で、A評価にはし難いものがあります。
LSVくらいマジックがうまいと、そういうことが無くて済む環境なのかもしれません。

・《ニルカーナの亡霊》4.0 > B評価(3.0相当)
これはかなり評価が開きました。
いくら大きくなるとはいえ、飛んでもなければ警戒も絆魂もないクリーチャーがS評価というのはピンと来ないものがありましたが。
実際、一度だけ使われたことがありましたが、ものすごく強かった。
加速したマナを使って重い呪文がばんばん飛んで来ましたし、こいつ自身もなかなか除去できません。
とは言っても、こいつをほっといたら速やかに負けるかというと、そういうわけでもないような。
こいつ自身は落し子でブロックできますし、強いのはどっちかっていうとばんばん飛んでくるその他の重い呪文の方ですし。
4.0を付けるべきとしたらそっちの方で、こいつは数あるマナ加速手段の中の一つなんじゃないんでしょうか。
LSVのコメントを読むと、マナ加速効果を評価しているようです。
特に、緑のセクションを読むと、彼はマナ加速カードを0.5点程度高く評価する傾向にあることが分かります。
わたしはまだちょっとこれが本当に《卓絶の達人》クラスのカードなのかどうか、なかなか納得できないところもあるのですが。
「シールドでは、効果の高いパックなら使えばいい、でいいだろうけど、ドラフトでは高ポイント付けて優先的にピックしなくちゃダメ」的なことなのかも。

■わたしの方が評価が高い:
・《有害な前兆》2.0 < B評価(3.0相当)
これはわたしが評価を間違えたと思います。
B評価は付け過ぎました。
これがあるから黒をやろう、とまでは思いませんなー。

・《血儀式の発動者》2.5 < B評価(3.0相当)
LSVの評価は、いいカードだけど、このカードがあるから黒をやろうと思うレベルじゃない、ということのようです。
わたしは、ブロックされないパワー3絆魂ならB評価でよかろう、と思いましたが、これはLSVが正しかったみたいです。
《暁輝きの発動者》で勝ったことは何度もありますし、《霜風の発動者》で勝ったことも何度かありますが、このカードで勝ったことは(良く使うにも関わらず)一度もありません。

・《汚染された地》0.0 < D評価(1.0-1.5相当)
LSVは、これを付けなくちゃならないような土地はないから、サイド・インするだけ無駄だと言ってます。
が、わたしはこれは、序盤に引けば、2マナの6点火力だろうと思ってまして、そこまで悪くないかと思うんですけども。
だからって強いとは思いませんが、他のE評価のカードに比べればまだマシな方ではないかと。

・《思考の消滅》1.0 < C評価(1.5-2.5相当)
ハンデスは、除去みたいなもんですが、普通の除去がマナを使わせてから無力化するのに対して、マナを使わせる前にこっちがマナを使って除去するということで、テンポ的に大きくロスします。
なので、万能除去ではあっても、評価は除去のそれよりは低くなります。
LSVは、ライブラリーに戻すのが弱いと言ってます。いつかは引かれちゃいますから。
それはそうかもしれません。
でも、手札を覗けるのは強いと思いますが。
わたしは、デッキ組むときに他のカードと迷って、最後に抜けるパターンが多いです。
でも、相手の強い装備品がどうにもならないデッキのときに入れたり、サイド・インすることはあります。
狙ったものが抜けたことはないですけど。
逆に、使われて痛い思いをしたことは何度かありました。
1.0か1.5かは、微妙なところではないかと思います。

・《減縮》1.0 < B評価(3.0相当)
これも、ずいぶん評価が開きました。
LSVは、これがメインに入るような環境ではないとコメントしています。
彼は、このカードでは、本当に殺したい生物には届かない、という意味でそう言っているようです。
実際使ってみると、わたしは、別の意味で、なるほど、と思いました。
デッキを組んで、入った生物を見てみれば、《減縮》なんて撃ったらこっちが損する(から入れられない)、というケースがとても多いです。
《薄暗狩り》《暁輝きの発動者》《戦慄の徒食者》・・・。
しかしそれは逆に、相手にも言えるのではないかと思うのですが。
《弱者の消耗》と同じで、ちゃんと使えばちゃんとアドバンテージが取れることも多いと思うんですけれど。

・《悪性の強打》1.0 < C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、1対2だから弱い、とコメントしています。
確かに、多くの場合にそうだろうとは思います。
でも、じゃあ《骨の粉砕》はD評価なのかというと、そうじゃないだろうと思うのですが。
特に、このセットには落し子を出すカードも多いわけですし。

次回は赤のカードです。
つづくー。

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