ちょっと体調を崩してしまって、祭りの方は参加できてません。
このシリーズも最後まで書けるかしら。
その後にコモン構築向けの評価の記事も控えているんですけど・・・。

さておき、わたしの評価リストと、LSVの評価との比較です。
細かいことは既に書いたので省略。

今回は赤のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/rise-of-the-eldrazi-set-review-red/

■評価が一致:
《アクームの岩足》2.0 《戦闘塁壁》1.5 《硫黄石の魔道士》3.5 《爆発的天啓》3.0 《地割れの孔》0.5 《炎の斬りつけ》3.5 《二股の稲妻》3.0 《ゴブリンの付け火屋》1.5 《グロータグの包囲抜け》2.0 《乱暴者の噴火》3.5 《カルガの竜王》3.5 《窯の悪鬼》1.0-3.0 《ラガークトカゲ》1.5 《髑髏砕き峡の王》4.0 《怒りの雨雲》4.0 《肉喰らうもの》2.5 《魂うねりの精霊》2.0 《欠片の双子》1.5 《現実離れした回顧》1.0-3.0 《裏切りの本能》1.0 《探検家タクタク》3.0 《ヴァラクートの火猪》2.5 《孔の歩哨》2.0

■LSVの方が評価が高い:
・《群れの誕生》1.5 > E評価(0.0-0.5相当)
これは、入るデッキと入らないデッキがはっきりしているカードです。
おそらくLSVは、ドラフトでこれを見たら何点だと思ってピックするかという観点で評価しているのでこういう点数なのでしょう。
ドラフトの場合は、これが入るデッキをピックしているなら、これもピックすればいいし、そうでなくても、これをピックしたのなら、その後のピックでこれが入るようなデッキにすればいいわけです。
しかし、シールドでは、これが入るかどうかは、パックによって決まります。
入らないデッキがある以上、これがあるから赤をやるというハナシにはならないので、基本はE評価です。
入るデッキを作れるプールなら加点します。

・《征服するマンティコア》4.0 > A評価(3.5相当)
単なる5/5飛行は、わたしの基準ではA評価なのですが。
LSVは、その辺どうなんでしょう。
彼のコメントでは、このカードの《脅しつけ》効果をそれなりに評価しているようです。
そのためにS評価になっているのかしら。
わたしは、《脅しつけ》にそれほどの価値があるとは思わないですけれど。
一度だけ実戦でこれを使われて、負けるのが1ターン早くなったことはありました。
だから全く無意味とは言わないのですが。
でも、5/5飛行っていうだけで普通は十分で、《脅しつけ》はそれに比べると微々たる効果じゃないかと思うのですが。

・《壊滅的な召喚》2.0 > D評価(1.0-1.5相当)
ターン5に5/5が2体出れば事件だ、と彼は言いますが、ちょっとそれには同意し難いものがあります。
だって、その後暫くはろくに動けないわけですよね。
後続なしで、出した5/5がいつまで殴れるかは怪しいものだと、わたしは思うのですが。
まあ、所詮2.0ですから、そこまで高く評価しているわけではないのは分かりますが、2.0ってことは、普通はデッキに入るってことですよね。
ほんとにそうなのかしら。

・《エムラクールの孵化者》3.5 > C評価(1.5-2.5相当)
このクリーチャーは、実質2マナ3/3みたいなもんで、優秀であることは間違いありません。
《石炭焚き》を思い出します。
が、2マナ3/3がいるから赤をやろう、とはならないと思うんですけども。
3.5って、《血の復讐》とか《霜風の発動者》とかのクラスですよね。
C評価はもしかしたら低過ぎるのかもしれませんが、A評価なのかなぁ。
LSVは、落し子が出るカードは軒並みわたしよりも0.5点程度高い評価なので、これもその口なのかもしれません。

・《溶口》4.0 > A評価(3.5相当)
LSVはものすごい褒めてますね。
確かに、強いカードだとわたしも思います。
特に、弱っている相手の最後の数点を削りきる仕事にはうってつけ。
とはいえ、他の4.0のカードと比べてどうですか?

・《オーガの歩哨》2.5 > D評価(1.0-1.5相当)
《無気力なモロク》を思い出します。
積極的にデッキに入れたいカードじゃないと思ったのでD評価にしたんですが。
LSVはそうじゃないんですね。

・《産卵の息》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
たとえ1点でも除去は除去、と思って、こういうものもB評価にしていたことも確かにありました。
とはいえ極めて限定的なので、こういうのはコンバット・トリックの一種だと思って、最近はC評価にしています。
LSVがこれに3.0付けているのを見て、少し自信がなくなるところですが。
もしかしたらこれも、落し子トークンを評価しての点数なのかもしれません。

・《よろめきショック》4.0 > B評価(3.0相当)
このカードは強いです。
何度も使われて、何度も痛い目に遭いました。
自分ではまだ一枚も引けてないんですが。
今日、スタンダード・コモン構築のデッキを作るのに必要だったので、1枚0.25Tixのを2枚も奮発しちゃいました。
この後のシールド戦で引いたりしたら、よろめきショック。
結局1枚アドバンテージが取れるだけなので(それもタフネス2以下の生物に関して)、わたし的にはB評価としていましたが、A評価でも良かったかも。
それはともかくとして、4.0は付け過ぎてないかしら。
本人も、普通除去には4.0は付けない、とは言ってますが。
これが《マゴーシのスフィンクス》と同じ評価というのはさすがにどうなんだろう。どうなんでしょう。

・《世界大戦》2.0 > D評価(1.0-1.5相当)
これが役に立つような状況であれば、これがなくても勝てると思います。
そして、全然役に立たずに腐る可能性もけっこうあって、70%のケースでデッキに入れます、とは言えない感じがします。
実戦でも、引いても使いませんでしたし、使われたこともないです。
LSVはアドバンテージを失うカードの評価は低い印象があったんですが(《逆行》とか)、万事そうというわけでもないんですね。

■わたしの方が評価が高い:
・《戦装飾のシャーマン》2.0 < B評価(3.0相当)
LSVも、このカードは実際使ってみてちょっと見直したみたいなことを書いています。
わたしは逆で、B評価は付け過ぎたかな、と反省しました。
この環境の赤は、序盤のアタッカーの少ないデッキで使われるケースがけっこうあって、こういうカードが常に役に立つわけではないようです。

・《災難の範囲》3.0 < A評価(3.5相当)
これはさすがにLSVの評価が低いような気がしますが。
とは言え、相手に使われたことは一度もありません。
わたしは、一度だけパックから出たのでデッキに入れたんですが、一度も引けませんでした。

・《ゴブリンのトンネル掘り》1.0 < C評価(1.5-2.5相当)
LSVが正しかったです。
これは要するに《狡猾な抜け道魔道士》なのですが。
「第9版」「第10版」には、《泥棒カササギ》がいたので、わたしはリミテッドで《狡猾な抜け道魔道士》をときどき使いました。
だからちょっといい印象があったのかもしれません。
《突風の統率者》というカードがありました。
継続的に回避能力を付けてくれるという意味では同じで、あれもわたしは最初それなりの評価を付けていたのですが、使ってみて「こりゃダメだ」という判断になりました。
起動にマナを食うということも大きいですが、それより、攻撃を通すことにカード1枚を使うことを正当化できるためには、他のカードでアドバンテージを稼げなければならないということです。
少なくとも、相手より2枚少ない勘定で膠着させられないといけませんから。
《泥棒カササギ》と一緒に使うのはいいんですが、そうじゃないとダメなんです。

・《熱光線》3.0 < A評価(3.5相当)
このカードにはかつてずいぶんお世話になりました。
感謝を込めてA評価。
インスタントの軽除去としても、ソーサリーでの爆弾処理としても使えて、やっぱり優秀だと思います。
LSVのコメントを読むと、要するに、テンポを失ってる(除去するクリーチャーよりも多くのマナを払う)から3.0ということのようです。
《炎の斬りつけ》が1マナでやることに5マナかかるんだから、ま、そりゃそうです。
それでも強いと思うんですが。

・《溶岩気の発動者》1.0 < B評価(3.0相当)
LSVの評価は辛口で、3マナ2/2なんてデッキに入れたくないし、8マナ出たとしても、この能力がうれしいデッキは限られる、ということだそうです。
実際シールド戦を戦ってみると、わたしもB評価は付け過ぎだったと思いました。
確かにこの環境は、一枚の爆弾カードで勝負が決まることが多く、こういうカードが活躍できる余地は少ないみたいです。

・《戦いへの欲望》1.0 < C評価(1.5-2.5相当)
LSVはどうもこのカードの使い方を誤解してないかしら。
このカードは除去じゃなくてダメージ・ソースです(よね)。
確かに、場合によっては除去に使えることもあるでしょうけど。
でも基本は、例えば相手の2/4につけて、自分の1/3でブロックし続けることで、毎ターン3点ずつ与えるカードだと思います。
膠着状態で力を発揮するという意味で、《ゴブリンのトンネル掘り》と似てますが、あっちがカードを2枚使って毎ターン2点ずつだけであるのに比べると、こっちは1枚で3点ずつと、遥かに優秀ですね。
まあ、だからって大したカードではないですが。

・《略奪の爆撃》0.5 < D評価(1.0-1.5相当)
LSVの評価は低いですね。
曰く、普通はブロックされて死んじゃうような攻撃をしてもしょうがないので、これを使えるのはウィニーくらいだろう、とのことです。
そうかしら?
回避生物のパワーは2以下であることが多いと思います。
回避生物がどのくらいデッキに入ってるかは分からないので、安定して強いとは確かに言えませんが、でも、全く入ってないっていうこともあんまりないだろうと思います。
《死者のインプ》で2点ずつ削れたら大きいですよね。
そして、最後の数点を削りきる役にも立ちます。
確かに強いカードじゃありませんが、《山》より弱いってこともないのではないかと。

・《炎の覆い》2.0 < B評価(3.0相当)
このカードのブロック禁止効果は、エンド・カードだと思ったので、高く評価しました。
実際使われてみると、こいつに《コーの綱投げ》や《暁輝きの発動者》や《戦慄の徒食者》を殺されて負けたゲームもありまして、除去としてもバカにしたもんでもないと思います。
とはいえ、確かにB評価は付け過ぎだったかも。

次回は緑のカードです。
つづくー。

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