5月27日(EDT)に行われたSPDC 13.01に参加しましたので、その報告です。
SPDCシーズン13マスター・ドキュメント= http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=4385
SPDC 13.01= http://bit.ly/spdc1301

今回の参加者はなんと40名。
この人数ですと、スイス5回戦の後、トップ8によるシングル・エリミネーションになります。

水曜日に外科手術を受けた関係で体調が悪く、今回もデッキの検討はできませんでした。
そこで、前回のデッキに、反省点を踏まえた変更を行って、こんなデッキにしてみました。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=12172

主な変更点は次の通り。

・インスタント速度のエンチャント/アーティファクト破壊を採用

メインに《クァーサルの群れ魔道士》、サイドに《自然の要求》。
これに伴い、デッキはとうとう5色になりました。
5色デッキにするということは、マナ基盤に相当手を入れなくちゃならないということで、《断ち割る尖塔》の増量、《予言のプリズム》の採用などをやりました。
もはやダブル・シンボルは不可能なので、《死者のインプ》は《グレイブディガー》にスイッチ。

・トークン対策

月並みですが、《地鳴りの揺るぎ》を。
これで様子を見てみます。

・《孤独な宣教師》の採用

高速アグロ対策カードとして、《疲弊の休息》と入れ替えました。
クリーチャーの再利用手段の多いこのデッキでは、むしろこっちの方が回復量は多いと期待できます。

以下は対戦の様子です。
今日はちょっと時間がないので簡易に。

■第1ラウンド vs FlxEx
初対戦の方ですなー。

・第1ゲーム
あちらのデッキはバント被覆ビートダウンでした。
リストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=12178&mode=view

あちらのマナが思うように伸びないところを、境界石2つを《クァーサルの群れ魔道士》で割って動きを制限し、その間に好き放題やって勝ちました。

IN: 《地鳴りの揺るぎ》3《自然の要求》2
OUT:《巨怪なオサムシ》2《終止》3

・第2ゲーム
今度はあちらの土地が1枚でストップ。
森2枚だけのハンドをキープしたのに《鎌虎》なんて出すからいけないんですよう。
9点殴られはしましたが、《海門の神官》を2枚並べて膠着させた後、ようやく《平地》を引いたあちらの生物が適当に並んできたところで《地鳴りの揺るぎ》2発でキレイに流して勝ちました。

■第2ラウンド vs Erwidan
この方も初対戦。
これはどうも、SPDCへ参戦する方が増えたということですかいな。
となると、今後も40名超の5ラウンドが続くんですかなー。
そうなると、朝から始まって、終了時刻は夕方になっちゃうんですが。

・第1ゲーム
あちらのデッキはStars and Barsでした。
リストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=12180&mode=view
普通Stars and Barsというと、《聖域のガーゴイル》が入ってて《急使の薬包》を使い回すもんですが、このリストにはありません。
その代わり、追加のドロー・ソースとして《深遠の謎》を積んでる構成になっています。

ゲームの方は、こちらダブル・マリガンの後1マナでストップ。
その間にマナ伸ばされてカード引かれまくって、こちらが動き始めたときには手札が全部カウンター呪文になっていたようです。

IN: 《孤独な宣教師》2《地鳴りの揺るぎ》3
OUT:《破滅の刃》1《終止》4

・第2ゲーム
青マナがなかなか調達できなかったり、赤マナは更に遅れたりしたのが響き、手札の呪文を使えないところに、《よろめきショック》2発で4対2交換されたのが大きく響いて参りました。

《クァーサルの群れ魔道士》2体でビートダウンしているときに《よろめきショック》を喰らったんですが、そのときに《クァーサルの群れ魔道士》の能力を起動し忘れる大チョンボ。
(フィズらせれば反復しない。)
デッキの相性としてはこちらが有利だと思いますが、こういうミスをしていては勝てません。

■第3ラウンド vs Dreadwing
この方との対戦は2回目です。
前回は、ソリューション系の黒緑白を持ち込んでおられました。

・第1ゲーム
5色コントロールでした。
つまり、同系です。
リストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?mode=view&id=12173

あちらはフィニッシャーとして《ウラモグの破壊者》を採用しているようです。
が、それはこちらのデッキには脅威にはなりませんなー。

序盤こちらの土地が遅れて少し苦戦しましたが、こちらだけが《ボジューカの沼》を引いていることが有利に働いて決定打を与えずに済みました。
マナが伸びてからは、あちらが膠着状態を打破する手段を見出せない間に、《記憶の壁》で《稲妻》を何度も拾って本体に叩き込んで勝ちました。

IN: 《影餌付け》3
OUT:《グレイブディガー》1《記憶の壁》1《稲妻》1

問題は、この時点で既に持ち時間を15分も消費してしまっていることです。
毎度のハナシですが、遅いパソコンしか持ってないわたしは、コントロール対決だと、土地を1つクリックするのもたいへんな状況になるので、なかなか時間内に対戦を終えることができないのです。

・第2ゲーム
こちら1マリガン。
早くプレイしなくちゃ、と焦って、《影餌付け》で間違ったものを追放してしまうボーン・ヘッド。
ゲーム自体は有利に進めており、あとは2回総攻撃する間、《記憶の壁》で《魂の操作》を使い回していれば勝ち、という状態に持ち込んだのですが。
残り時間は48秒。
そのタイミングで、超重くなったアプリがとうとう落ちてしまい、時間切れで負けてしまいました。

完全な勝ちゲームを時間切れで負けるのはいったい何度目なのか・・・。

■第4ラウンド vs richard3
この方も初対戦です。

・第1ゲーム
あちらは黒赤アグロでした。
リストはこちら。
http://pdcmagic.com/gatherling/deck.php?id=12175&mode=view

こちらは土地を引けずにトリプル・マリガン。
勝てるかい。
とか思いましたが、けっこうしぶとく耐えてみたり。
《荒廃稲妻》を一発も喰らわなかったのが良かったようで、案外マジックになりました。
が、結局は火力トップで負け。

IN: 《孤独な宣教師》3《自然の要求》1
OUT:《記憶の壁》1《巨怪なオサムシ》1《魂の操作》2

・第2ゲーム
《記憶の壁》で《不気味な発見》を拾って、あちらの除去した《コーの空漁師》を拾うと何故か土地が1枚増えているイリュージョン。
普通にコントロールして勝ちました。

IN: 《自然の要求》1
OUT:《破滅の刃》1

《破壊者のゼンディコン》《ゼクター祭殿の探検》とエンチャントを多く使うデッキですし、次はおそらく《大祖始の遺産》を入れてくるでしょうから、も一つ増量で。

・第3ゲーム
《荒廃稲妻》2連発の後《乱動する地形》3連発で、残りライフ5点まで追い込まれました。
が、《予言のプリズム》のおかげで、1ターンに1つは呪文を使えます。
自分の墓地を《ボジューカの沼》で取り除いて4発目に備え、《海門の神官》でこつこつ殴り、苦しみながらも何とか勝ちました。

■第5ラウンド vs ChrisMH77
この方とも2回目の対戦になります。
前回はジャンドを使ってたんでしたよね。

・第1ゲーム
今回は赤単でした。
こちらはまたしてもマナ整備が遅れて、生物を出すのと除去を撃つのとを同じターンにできません。
その隙にあちらは《ドラゴンの餌》2発の後の《ゴブリンの奇襲隊》。
それは《魂の操作》で凌ぎましたが、2発目の《ゴブリンの奇襲隊》はモロに喰らって、《噴出の稲妻》を追撃されて5ターンで負け。

IN: 《孤独な宣教師》3《地鳴りの揺るぎ》3
OUT:《クァーサルの群れ魔道士》4《グレイブディガー》1《記憶の壁》1

・第2ゲーム
こちら1マリガン。
序盤に《孤独な宣教師》で回復するところからスタート。
ところが、《クァーサルの群れ魔道士》を4枚抜いたこちらに刺さる《略奪の爆撃》。
あちらの生物を残すと死にます。
という状態から効果的に《魂の操作》してそもそも殴らせず、コントロールし切りました。

IN: 《クァーサルの群れ魔道士》1《自然の要求》3《破滅の刃》2
OUT:《グレイブディガー》1《巨怪なオサムシ》1《終止》4

・第3ゲーム
《断ち割る尖塔》がアンタップするまでの間に、あちらの猛攻を受けて参りました。
早かった。

結局マッチを通じて《地鳴りの揺るぎ》を一度も引けず。

■成績
2勝3敗の20位でした。

■感想
優勝したのは白黒コントロールのNiabock。
白黒コンが強いっていうよりも、Niabockが強いんでしょうね。
準優勝は緑青オーラ上陸。
あれれ、昨日の記事で「中成り立ち」とか言ってたデッキじゃないですか。
しかも、「入るかどうか微妙」とか言ってた《ハリマーの波見張り》《睡眠発作》が共に4積み。
いやはやすみませんなー。
そして3-4位も、白黒コンと緑白のオーラ・デッキが入りました。
《護衛の任務》とか、到底デッキに入るとは思えなかったですが、4積みですね。
環境に《ウラモグの破壊者》が登場し、MPDC 9.01でも優勝したということから、みなさん単体除去はたくさん積んでくるのじゃないかと予測しましたが。
その中を《オーラのナーリッド》だけでは抜けて来られない、かというとそんなことはなかったみたいです。

翻ってわたしのデッキですが。

・インスタント速度のエンチャント/アーティファクト破壊を採用

これは当たりました。
黒赤アグロに勝てたのは《クァーサルの群れ魔道士》のおかげです。

・トークン対策

《地鳴りの揺るぎ》ですが。
落し子とは当たりませんでした。
赤単のときは引けませんでした。
が、Stars and Barsに対しては、《器用な決闘者》と《方解石のカミツキガメ》2匹を一撃で葬るなど、大活躍でした。
まあ、あった方がいいカードでしょう。

・《孤独な宣教師》の採用

これも威力を発揮しました。
第5ラウンドの第2ゲームを取れたのはこいつが12点回復してくれたからです。
第4ラウンドの第3ゲームでも、終盤残り5点から4点回復してくれたのが大きかった。

とはいえ、《予言のプリズム》4枚の負担が大きいですなー。
このカードは、土地スロットには入れられないので、呪文の数を圧迫します。
それにも関わらず、マナ関連の事故が多発しました。

◎万全/○事実上支障なし/△軽微な支障/×致命的な事故

R1G1:○
R1G2:◎
R2G1:×
R2G2:×
R3G1:△
R3G2:○
R4G1:×
R4G2:○
R4G3:○
R5G1:△
R5G2:○
R5G3:△

こりゃちょっと使えませんね・・・。
5色コントロールというのはさすがに冒険だったみたいです。
しかし、これ以上マナ基盤を改良すると言っても。
さて、どうしますかなー。

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