第26回「The Dark」クラン・トーナメント参加報告
2010年5月31日 ゲーム5/29の土曜日にMOでスタンダード・コモン構築の大会が開催されました。
わたしが在籍しているクラン「The Dark」の主催大会、「第26回The Darkクラン・トーナメント」です。
公式報告がまだ出てませんが、出たらリンクしましょう。
開催告知はこちらでした。
http://73420.diarynote.jp/201005232016078811/
(追記:公式報告が出たんですなー。こちらです。http://73420.diarynote.jp/201006042241577672/)
今回の参加者は10名で、スイス4ラウンドの持ち時計30分3本勝負で争いました。
全体の成績はこちらにあります。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?lang=Japanese&id=585
わたしは3勝1敗の9MPで、前回に続いて準優勝でした。
以下はそのレポートです。
■デッキ選定経緯
先週からずっと体調が悪くて手術したりして経緯もへったくれもないんですが一応。
ずっと調整していた5色コントロールは、どうやらマナ基盤がムリっぽいということで断念しました。
あれなら青抜き4色の方がたぶん強いです。
ということで振り出しに戻って考えてみました。
この環境のコントロールに求められる性質は何でしょうか? (やっぱりコントロールから考えるのね。)
(a) トークンの群れに対処できること。
(b) 《略奪の爆撃》に対処できること。
(c) 《ウラモグの破壊者》に対処できること。
(d) 墓地利用に対処できること。
要するに全部じゃんか、と思われるかもしれませんが、これまで考えなくてはならなかった、ナヤ上陸とか亀コンとかは余り考えなくて良さそう、という意味では、けっこう環境シフトが進んでいると思います。
これらに対するベスト・アンサーはそれぞれ、
(a) 《地鳴りの揺るぎ》
(b) 《クァーサルの群れ魔道士》
(c) 《終止》
(d) 《大祖始の遺産》
だろうと思います。
すると黒赤緑白になっちゃうんですなー。
まあ、それでもいいんですが、ここはひとつ発想を転換し、次善の回答を集めたらどうでしょう。
すると、
(a) 《減縮》
(b) 《コーの奉納者》
(c) 《破滅の刃》
(d) 《影餌付け》
白黒コントロールじゃん。
というわけで、白黒コントロールを組んでみました。
■白黒コントロール
土地 (22)
3 《ボジューカの沼》
2 《カビーラの交差路》
3 《平地》
10 《沼》
4 《広漠なる変幻地》
クリーチャー (17)
3 《ズーラポートの処罰者》
4 《コーの空漁師》
4 《孤独な宣教師》
3 《死者のインプ》
3 《グレイブディガー》
その他の呪文 (21)
2 《見栄え損ない》
4 《破滅の刃》
3 《血の署名》
4 《予言のプリズム》
4 《忌まわしい最期》
4 《堕落の触手》
サイドボード
4 《コーの奉納者》
2 《ぬかるみの代価》
3 《影餌付け》
4 《減縮》
2 《真面目な捧げ物》
普通のレシピと違う点は次の通りです。
・《ズーラポートの処罰者》
このスロットは通常《墓所の切り裂き魔》なのですが。
すると《ヴァレロンの異国者》が出てきて立ち往生してしまうので、白の除去エンチャントを使うことになります(《未達への旅》とか)。
するとそれを割られてアドバンテージを失う、ということになってあまり面白くありません。
《未達への旅》と《帆凧》を併用する方法もありますが、《クァーサルの群れ魔道士》を墓地経由で使いまわされてやっぱり面白くありません。
このスロットを《ズーラポートの処罰者》に替えることで、消費マナは大して変わらないのに(後で払うか先に払うかの違いだけ)、《ヴァレロンの異国者》を気にする必要がなくなり、従って《未達への旅》なんぞを入れる必要もなくなる、と、いいこと尽くめ。
・《予言のプリズム》
白黒コントロールは単純なデッキです。
相手のクリーチャーを除去で対処しながらマナを伸ばしてフィニッシャーを出す、と、やってることはそれだけ。
つまり、デッキの大半はあってもなくてもいいカードなんです。
こういうデッキではキャントリップが活躍します。
そして、《コーの空漁師》と組み合わさることで、無色の《急使の薬包》になってくれたりも。
・《孤独な宣教師》
必要なカードにたどり着くまでの時間稼ぎとして有用なカードです。
コントロール相手には序盤のアタッカーになってくれたりも。
というわけで、このデッキでしばし調整をしていたのですが。
これだと、白青系のコントロールや、亀コンに勝てないんですね。
白黒コントロールは、アグロの方を向いたコントロールであって、コントロール対決には弱かったんでした。
「The Darkトーナメント」では、伝統的にアグロが強いし数も多いという特徴はあります。
毎回わたしが「今度こそコントロールが多い」と予想しては外れてるくらいでして。
でも今度こそはコントロールは多いと思うんですよ、《コーの空漁師》《海門の神官》とか。
となるとちょっと使いにくいかしら。
そんなふうに、大会当日になってからどうしようどうしようと悩んでいて、ハタと思いついたのは亀コン。
亀コンは、エンチャントこそ触れませんが、トークンの群れも《ウラモグの破壊者》も墓地利用もバッチこい。
しかも、多くのデッキが《ウラモグの破壊者》対策に入れているであろうクリーチャー除去を全部無効にできます。
あれ? 亀コン、インジャネーノ?
■Searing Turtle
土地 (24)
1 《森/Forest》
4 《グリクシスの全景/Grixis Panorama》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
5 《島/Island》
5 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
1 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (4)
4 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
その他の呪文 (32)
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《本質の散乱/Essence Scatter》
1 《否認/Negate》
4 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3 《天球儀/Armillary Sphere》
2 《取り消し/Cancel》
3 《圧倒する雷/Resounding Thunder》
4 《よろめきショック/Staggershock》
3 《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
4 《先読み/See Beyond》
サイドボード
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《疲弊の休息/Rest for the Weary》
2 《睡眠発作/Narcolepsy》
2 《否認/Negate》
4 《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
うーむ、強そうです。
よし、これで・・・、と思ったけど待てよ。
少し早い夕食を食べながら考えていて思い出しましたが、亀コンは黒赤緑白コントロールにからっきし弱いんでした。
他のデッキはともかく、自分のデッキに負けるのだけはイヤです。
というわけでこれもボツ。
ですがしかし、メタ予想的に言って、被覆クリーチャーを使うというのは悪くないアイディアです。
じゃあ、クロック・パーミに仕立てたらどうでしょうか。
夕食が済んで、そろそろ受け付け開始という時間から組み始めて作ったのがこんなデッキ。
■緑白青被覆ビートダウン
土地 (18)
4 《バントの全景/Bant Panorama》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
2 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
2 《島/Island》
3 《平地/Plains》
クリーチャー (18)
2 《鎌虎/Scythe Tiger》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《器用な決闘者/Deft Duelist》
4 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
4 《霧の豹/Mist Leopard》
その他の呪文 (24)
4 《一瞬の散漫/Fleeting Distraction》
3 《思案/Ponder》
4 《未達への旅/Journey to Nowhere》
4 《否認/Negate》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《闇の追い返し/Repel the Darkness》
3 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
サイドボード
4 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
3 《帰化/Naturalize》
4 《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
最初は《鎌虎》4枚だったんですが、一人回ししてたら全然回らなかったので、最終的に2枚に。
ちょっとクリーチャーが少ないかな。
《目明き階級の魔術師》も入れるべきだったかしら。
ま、そこは《思案》3枚と《一瞬の散漫》4枚に期待することにしましょう。
以下は対戦の様子です。
■第1ラウンド vs like_a_cosmosさん
今回初参加の方です。
よろしくお願い致します。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《バントの全景》《原霧の境界石》《器用な決闘者》2《一瞬の散漫》2《忘却の輪》をキープ。
あちらは白青黒のアグロ・デッキでした。
序盤に出てきた《コーの空漁師》に《冒険者の装具》が付いたのですが、まあ、土地はそのうち止まるでしょう、とタカを括っていたらターン7まで連続でセット・ランドされ、《冒険者の装具》に12点も殴らせることになってしまいました。
それはしかし小さな問題で、こちらの《忘却の輪》と《未達への旅》が2体の《コーの奉納者》で割られて全く機能せず、アドバンテージを取られて負けてしまいました。
こちらはアグロ・コントロールのつもりなので、もともとこれらの追放エンチャントは割られるつもりのものです。
少しの間ブロッカーをどかしてダメージを入れられればそれでいいという考えだったんですが、それにしてはこちらのアタッカーが貧弱でした。
デッキを作ったときには、3/2の群れが殴る感じをイメージしてたんですが、現実には《器用な決闘者》がチマチマ殴っているという。
この環境のアグロ・デッキにはダメージ・レースでは勝てないようです。
このデッキに必要なのは《未達への旅》じゃなくて《刺し込む光》だったかも。
《コーの空漁師》と《コーの奉納者》以外に出てきたクリーチャーは《孤独な宣教師》と《聖域のガーゴイル》。
墓地再利用もするんですね。
じゃ、こんな感じでしょうか。
IN: 《大祖始の遺産》2《帰化》3《忘却の輪》2
OUT:《一瞬の散漫》4《未達への旅》4
・第2ゲーム
先手を選んで《バントの全景》《鎌虎》《方解石のカミツキガメ》《一瞬の散漫》《思案》《未達への旅》《闇の追い返し》をマリガン。
《森》《バントの全景》《原霧の境界石》《鎌虎》《ナヤの静刃》《闇の追い返し》をキープ。
あちらは初手キープ。
このゲームは、あちらの土地が詰まり気味だったようです。
あちらが《ガラス塵の大男》をサイクリングしたり境界石を置いてる間に、《ナヤの静刃》と《鎌虎》で3回ずつ殴って勝ちました。
出てきた生物は《ヴィダルケンの異国者》1体のみ。
どうも、足の遅いデッキなんでしょうか。
想像するに、《聖域のガーゴイル》4枚《ガラス塵の大男》4枚《寄生的な大梟》4枚(あとは多分《セドラクシスの錬金術師》と《潮の虚ろの大梟》と《コーの空漁師》)でしょうから、そうそう低マナ域の生物が多いわけでもないはずですね。
少しクロックを追加した方がいいかしら。
IN: 《孤独な宣教師》2
OUT:《一瞬の散漫》1《未達への旅》1
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《森》《平地》《原霧の境界石》《鎌虎》《ナヤの静刃》《否認》2をキープ
あちらは、白マナが出ないのがいけないのか、初動がターン3の《セドラクシスの錬金術師》とゆっくり目。
しかもターン4には生物が出ず。
こちらは、そうして出てくる生物を順番に《未達への旅》しつつ、《ナヤの静刃》《鎌虎》《器用な決闘者》で殴って勝ちました。
ラッキーな土地事故が2本続いてマッチを取れました。
■第2ラウンド vs Kobさん
お久しぶりのご参加です。
よろしくお願い致します。
・第1ゲーム
あちらが先手で初手キープ。
こちらも《森》《バントの全景》《原霧の境界石》《器用な決闘者》《一瞬の散漫》《否認》《闇の追い返し》をキープです。
あちらのデッキは赤単でした。
《ジャッカルの使い魔》1/1《走り回るトカゲ》2/2《走り回るトカゲ》と攻め立てられましたが、ターン2に出した《器用な決闘者》が強く、それ以上は殴らせません。
途中、油断して《ゴブリンの奇襲隊》キッカーを喰らう場面もありましたが、《闇の追い返し》で大きくは削らせず、残り3点のライフを守りきって殴り切りました。
《一瞬の散漫》2枚で2体のクリーチャーを一方的に討ち取れました。
このカード、被覆生物と一緒に使うと強いですね。
IN: 《孤独な宣教師》2《ヴィダルケンの異国者》4
OUT:《鎌虎》2《一瞬の散漫》2《忘却の輪》2
《一瞬の散漫》は、ネタが割れたので数を減らしましたが、抜くのなら《闇の追い返し》の方だったかも。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《森》《バントの全景》《ハリマーの深み》《孤独な宣教師》《ヴィダルケンの異国者》《闇の追い返し》2をキープです。
こちらがマナ基盤を整えているうちに、《ゴブリンの奇襲隊》《ゴブリンの奇襲隊》2/2《走り回るトカゲ》と畳み掛けられますが、ターン3ライフ12-20のところに《ヴィダルケンの異国者》が間に合いました。
《孤独な宣教師》が続いてあちらの攻め筋は切れ気味です。
ここまではプラン通りなのですが、こちらの生物は《ヴィダルケンの異国者》を除けば(手札にあるものも含めて)タフネス1ばかり。
《地鳴りの揺るぎ》を撃たれると、戦線が崩壊してしまいます。
《否認》が引けていない状況ではフルに展開もできず、かといって長引かせると火力で焼ききられる、ということで2/1を2体だけ出してそいつらで殴り続けるという方針にしました。
が、ターン8に《否認》が引けて強気に。《器用な決闘者》を追加して勝負を掛けます。
ところがそこで相手が放ったのは《地鳴りの揺るぎ》ではなく、本体に《噴出の稲妻》キッカー。
ライフ6-8ではこれを放置はできず、虎の子の《否認》はそれに使わざるを得ず。
ここで《地鳴りの揺るぎ》を撃たれたらヤバいんですなー。
でも結局撃たれず、そのまま殴り切れました。
良く考えたら、《地鳴りの揺るぎ》なんて撃ったら自分の生物が全滅しちゃいますから、そうそうサイド・インするわけにもいかないですよね。
このゲームでも《一瞬の散漫》がいい活躍を見せました。
こんなカード誰が使うのかと思ってましたが、まさか自分が使うとは。
■第3ラウンド vs Rag Man
我らがキャプテンとの対戦です。
キャプテンはだいたいいつも高速アグロ・デッキを使ってきて、だいたいいつもコントロール・デッキを使うわたしを撃破していくという流れなのですが、今回はどうかしら。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらは《森》《島》《平地》《進化する未開地》《鎌虎》《一瞬の散漫》《闇の追い返し》のいい初手をキープです。
あちらのデッキはステロイド(赤緑アグロ)だったのですが、生物の引きが悪かったようで、初動がなんとターン6の《喰らうワーム》。
それが出てくる前にこちらの《鎌虎》が4回殴り、ワームに《未達への旅》を合わせたところで投了されました。
たぶん手札は火力と《途方もない力》と《巨森の蔦》で溢れかえっていたのでしょう。
IN:-
OUT:-
まだ《鎌虎》と《霧の豹》と《未達への旅》以外は見せてませんから、何も変えなくてもいいでしょう。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《バントの全景》《進化する未開地》《ハリマーの深み》《器用な決闘者》2《方解石のカミツキガメ》《闇の追い返し》をキープです。
今度はあちらも《板金鎧の土百足》2体《ロウクスの粗暴者》《燃えさしの織り手》3/3《野生のナカティル》と畳み掛けてきました。
それをこちらは《器用な決闘者》3体を並べて待ち受けるのですが、あちらが《巨大化》系スペルを構えているのは分かっているので、《否認》のマナを浮かしながらでなくてはなりません。
しかも、《思案》2発撃ってるにも関わらずマナが見つからず、4マナから全然伸びません。
手札には《方解石のカミツキガメ》や《霧の豹》なんかもあるのですが、そういうわけで出すことができず、残りライフ以上のクリーチャーを並べられて参りました。
まあ、事故は仕方のないところ。
事故勝ち事故負けの後、次が勝負です。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4
OUT:《一瞬の散漫》4
《板金鎧の土百足》が入ってると分かり、ちょっとサイドボーディング。
ですがしかし、ここでも抜くのは《一瞬の散漫》ではなく《闇の追い返し》にすべきでした。
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《島》《バントの全景》2《ハリマーの深み》《霧の豹》《忘却の輪》をキープ。
あちらもキープです。
これはヒドいゲームをしてしまいました。
まずはお互い生物を並べあいます。
あちらはこちらのクリーチャーに触れませんし、こちらは《一瞬の散漫》を抜いてしまったので、戦闘でアドバンテージを取る手段がなく、迂闊に突っかけられません。
幸い、赤い生物が《ロウクスの粗暴者》しか出てこなかったので、それを《忘却の輪》してしまったら、あちらの《燃えさしの織り手》は先制攻撃を持てず。
チャンス、とばかりに、《燃えさしの織り手》2体に《闇の追い返し》をして、ブロッカーを3/3《野生のナカティル》と《国境地帯のレインジャー》2《燃えさしの織り手》1だけにしておいてから、《方解石のカミツキガメ》3《霧の豹》2《鎌虎》1で攻撃を仕掛けました。
《進化する未開地》を使ってブロックされなかった《方解石のカミツキガメ》2体を4/1にしたところで、案の定《地鳴りの揺るぎ》が来ましたが、それには《否認》。
もう一発飛んで来たのもしっかり《否認》。
3体相討ちながらも8点通り、まずは20-12とリードしました。
次のターンも、あちらがブロッカーを3体しか残さなかったので、新たに出てきた《板金鎧の土百足》に《忘却の輪》を撃って、4/1亀3体と《器用な決闘者》で総攻撃して、あちらの残りライフは4点。
ですが、こちらの生物が亀2体だけになって、再び膠着しました。
事件はここからです。
こちらは《ヴィダルケンの異国者》2体を連続で引いて、生物の数で4対3と上回り、ターン16に《闇の追い返し》を引きました。
これをすぐに相手の緑の生物2体に使ってブロッカーを《板金鎧の土百足》だけにしてから《ヴィダルケンの異国者》2体で殴れば勝ちだったんですが、《帰化》を撃たれて逸機するのがイヤで撃てず。
《帰化》とか入ってたらとっくにこちらの《忘却の輪》に撃ってるっつーの。
返しのターンにあちらの戦線には《国境地帯のレインジャー》が加わって、痛恨の逸機となりました。
それでも、その次のターンに引いたのが絶好の《進化する未開地》で、2体タップしてから亀2体を4/1にして総攻撃したんですが。
対応して《地鳴りの揺るぎ》を撃たれたときに、何故か手拍子でスルーしてしまって、亀2匹が墓地へ。
《進化する未開地》を起動すればいいだけだったんですが。
このため、あちらのライフが2点残った状態に。
だいたい、2回もボーン・ヘッドをやればそのゲームは負けるはずなんですが。
この後、こちらの《ヴィダルケンの異国者》3体に対して、あちらが《板金鎧の土百足》と緑の生物4体という状態になりました。
ところが、あちらは大胆にも《燃えさしの織り手》で攻撃してきます。
そこにこちらが《未達への旅》をトップ・デッキ。
ブロッカーに残っている緑の生物を1体追放して総攻撃して、残る2点を削り切りました。
いずれにせよこちらが《闇の追い返し》を引けばあちらは負けてしまうわけですから、たぶん、そうなる前に火力圏内までこちらのライフを削れれば勝ち、と判断して攻撃したんでしょう。
その前にブロッカー除去を引けてとても運が良かったです。
■第4ラウンド vs hacchi1987
ここまで全勝どうしの対決。
つまりこれが決勝戦です。
さっき偵察したところでは、この方のデッキはどうやら黒赤緑同盟者タッチ《ウマーラの猛禽》のようでした。
初めて見るデッキです。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《バントの全景》《進化する未開地》《鎌虎》2《ナヤの静刃》《思案》《忘却の輪》をマリガン。
《鎌虎》2枚はちょっとキープできないかと思いましたが、これはキープすべきだったかも。
ともあれ、《バントの全景》《進化する未開地》《ハリマーの深み》《器用な決闘者》《霧の豹》2をキープ。
あちらは境界石から色マナを調達しつつ《アクームの戦歌い》《オラン=リーフの生き残り》《高地の狂戦士》《ボジューカの盗賊》と畳み掛けて来ました。
こちらは相討ちを取っていくのがやっと。
しかし、《オラン=リーフの生き残り》が、相打ちを取れないサイズまで大きくなってしまい、ちょっと殴らせすぎました。
ターン7にようやく《未達への旅》を引いて膠着させたときには、残りライフ1点。あちらの火力圏内でした。
さすがにこの相手は除去がないとやってられません。
IN: 《忘却の輪》2
OUT:《鎌虎》2
・第2ゲーム
先手を選んで《島》《平地》《器用な決闘者》《方解石のカミツキガメ》《霧の豹》《一瞬の散漫》《闇の追い返し》をキープ。
あちらもキープです。
ところがこのゲームはあちらの土地が2枚で止まってしまいました。
《器用な決闘者》と《方解石のカミツキガメ》で殴り始めたら、あちら投了でした。
IN: 《帰化》3
OUT:《一瞬の散漫》3
そうそう、マナ基盤を攻めるという手がありました。
あちらは色マナを境界石に依存していますから、これでいってみましょう。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《バントの全景》《ハリマーの深み》《原霧の境界石》《方解石のカミツキガメ》《一瞬の散漫》《思案》《忘却の輪》をキープです。
あちらはターン2に《アクームの戦歌い》が出てきましたが、ターン3にアクションなし。
あれれ、手札に同盟者ないのかな? と勘違いしたのが運の尽きでした。
ターン4の《ニマーナの売剣》に《忘却の輪》せずに《闇の追い返し》を使ってカードを引きに入ったら、ターン5に《ウマーラの猛禽》《ボジューカの盗賊》と畳み掛けられ、生物を1体も出せないうちに投了となりました。
せめて《方解石のカミツキガメ》を出すべきでした。
■結果
3勝1敗の9MPで、オポ差の2位となりました。
賞品は「エルドラージ覚醒」ブースター2パックでした。
■感想
急造デッキのわりには強かったな、と思いました。
自分で自分のデッキが良く分かってなくて、プレイングもサイドボーディングもずいぶん間違えましたけども、対戦相手はそれ以上に分からなかったと思います。
みんなが亀コンのことを忘れた頃に使えば奇襲性は高いかもしれません。
《ウラモグの破壊者》と被覆デッキの両方に対応できるようにデッキを組むのはけっこうたいへんだと思いますし。
《一瞬の散漫》はとてもデキる子でしたが、《闇の追い返し》はそうでもなく。
アドバンテージの取れる呪文や、膠着状況を打破できる呪文に変えた方が良さそうです。
優勝の同盟者デッキは、同盟者デッキというのはとにかく同盟者をいっぱいデッキに入れれば強いのだ、ということを思い出す造りでした。
基本はジャンド同盟者ですけど、《兵員への参加》ではなく《ウマーラの猛禽》をタッチするというのが新しいです。
今、トークンには逆風が吹いてますから、この選択は正しいでしょう。
白黒コンや黒赤がいないと読み切れればアリかもしれませんなー。
しかし、今度こそコントロールが多いとか言ってて、今回もまた
アグロ:7名
アグロ・コントロール:2名
コントロール:1名
と、アグロだらけでした。
毎度のことなのでもう驚きませんが・・・。
さて、次回の予定は6月26日と決まりました。
みなさんご参加くださいなー。
この後、Gathiiの方では、リプレイの残っている対戦の棋譜をご紹介しようと思います。
わたしが在籍しているクラン「The Dark」の主催大会、「第26回The Darkクラン・トーナメント」です。
公式報告がまだ出てませんが、出たらリンクしましょう。
開催告知はこちらでした。
http://73420.diarynote.jp/201005232016078811/
(追記:公式報告が出たんですなー。こちらです。http://73420.diarynote.jp/201006042241577672/)
今回の参加者は10名で、スイス4ラウンドの持ち時計30分3本勝負で争いました。
全体の成績はこちらにあります。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?lang=Japanese&id=585
わたしは3勝1敗の9MPで、前回に続いて準優勝でした。
以下はそのレポートです。
■デッキ選定経緯
先週からずっと体調が悪くて手術したりして経緯もへったくれもないんですが一応。
ずっと調整していた5色コントロールは、どうやらマナ基盤がムリっぽいということで断念しました。
あれなら青抜き4色の方がたぶん強いです。
ということで振り出しに戻って考えてみました。
この環境のコントロールに求められる性質は何でしょうか? (やっぱりコントロールから考えるのね。)
(a) トークンの群れに対処できること。
(b) 《略奪の爆撃》に対処できること。
(c) 《ウラモグの破壊者》に対処できること。
(d) 墓地利用に対処できること。
要するに全部じゃんか、と思われるかもしれませんが、これまで考えなくてはならなかった、ナヤ上陸とか亀コンとかは余り考えなくて良さそう、という意味では、けっこう環境シフトが進んでいると思います。
これらに対するベスト・アンサーはそれぞれ、
(a) 《地鳴りの揺るぎ》
(b) 《クァーサルの群れ魔道士》
(c) 《終止》
(d) 《大祖始の遺産》
だろうと思います。
すると黒赤緑白になっちゃうんですなー。
まあ、それでもいいんですが、ここはひとつ発想を転換し、次善の回答を集めたらどうでしょう。
すると、
(a) 《減縮》
(b) 《コーの奉納者》
(c) 《破滅の刃》
(d) 《影餌付け》
白黒コントロールじゃん。
というわけで、白黒コントロールを組んでみました。
■白黒コントロール
土地 (22)
3 《ボジューカの沼》
2 《カビーラの交差路》
3 《平地》
10 《沼》
4 《広漠なる変幻地》
クリーチャー (17)
3 《ズーラポートの処罰者》
4 《コーの空漁師》
4 《孤独な宣教師》
3 《死者のインプ》
3 《グレイブディガー》
その他の呪文 (21)
2 《見栄え損ない》
4 《破滅の刃》
3 《血の署名》
4 《予言のプリズム》
4 《忌まわしい最期》
4 《堕落の触手》
サイドボード
4 《コーの奉納者》
2 《ぬかるみの代価》
3 《影餌付け》
4 《減縮》
2 《真面目な捧げ物》
普通のレシピと違う点は次の通りです。
・《ズーラポートの処罰者》
このスロットは通常《墓所の切り裂き魔》なのですが。
すると《ヴァレロンの異国者》が出てきて立ち往生してしまうので、白の除去エンチャントを使うことになります(《未達への旅》とか)。
するとそれを割られてアドバンテージを失う、ということになってあまり面白くありません。
《未達への旅》と《帆凧》を併用する方法もありますが、《クァーサルの群れ魔道士》を墓地経由で使いまわされてやっぱり面白くありません。
このスロットを《ズーラポートの処罰者》に替えることで、消費マナは大して変わらないのに(後で払うか先に払うかの違いだけ)、《ヴァレロンの異国者》を気にする必要がなくなり、従って《未達への旅》なんぞを入れる必要もなくなる、と、いいこと尽くめ。
・《予言のプリズム》
白黒コントロールは単純なデッキです。
相手のクリーチャーを除去で対処しながらマナを伸ばしてフィニッシャーを出す、と、やってることはそれだけ。
つまり、デッキの大半はあってもなくてもいいカードなんです。
こういうデッキではキャントリップが活躍します。
そして、《コーの空漁師》と組み合わさることで、無色の《急使の薬包》になってくれたりも。
・《孤独な宣教師》
必要なカードにたどり着くまでの時間稼ぎとして有用なカードです。
コントロール相手には序盤のアタッカーになってくれたりも。
というわけで、このデッキでしばし調整をしていたのですが。
これだと、白青系のコントロールや、亀コンに勝てないんですね。
白黒コントロールは、アグロの方を向いたコントロールであって、コントロール対決には弱かったんでした。
「The Darkトーナメント」では、伝統的にアグロが強いし数も多いという特徴はあります。
毎回わたしが「今度こそコントロールが多い」と予想しては外れてるくらいでして。
でも今度こそはコントロールは多いと思うんですよ、《コーの空漁師》《海門の神官》とか。
となるとちょっと使いにくいかしら。
そんなふうに、大会当日になってからどうしようどうしようと悩んでいて、ハタと思いついたのは亀コン。
亀コンは、エンチャントこそ触れませんが、トークンの群れも《ウラモグの破壊者》も墓地利用もバッチこい。
しかも、多くのデッキが《ウラモグの破壊者》対策に入れているであろうクリーチャー除去を全部無効にできます。
あれ? 亀コン、インジャネーノ?
■Searing Turtle
土地 (24)
1 《森/Forest》
4 《グリクシスの全景/Grixis Panorama》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
5 《島/Island》
5 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
1 《沼/Swamp》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
クリーチャー (4)
4 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
その他の呪文 (32)
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《本質の散乱/Essence Scatter》
1 《否認/Negate》
4 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3 《天球儀/Armillary Sphere》
2 《取り消し/Cancel》
3 《圧倒する雷/Resounding Thunder》
4 《よろめきショック/Staggershock》
3 《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
4 《先読み/See Beyond》
サイドボード
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《疲弊の休息/Rest for the Weary》
2 《睡眠発作/Narcolepsy》
2 《否認/Negate》
4 《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
うーむ、強そうです。
よし、これで・・・、と思ったけど待てよ。
少し早い夕食を食べながら考えていて思い出しましたが、亀コンは黒赤緑白コントロールにからっきし弱いんでした。
他のデッキはともかく、自分のデッキに負けるのだけはイヤです。
というわけでこれもボツ。
ですがしかし、メタ予想的に言って、被覆クリーチャーを使うというのは悪くないアイディアです。
じゃあ、クロック・パーミに仕立てたらどうでしょうか。
夕食が済んで、そろそろ受け付け開始という時間から組み始めて作ったのがこんなデッキ。
■緑白青被覆ビートダウン
土地 (18)
4 《バントの全景/Bant Panorama》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
2 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
2 《島/Island》
3 《平地/Plains》
クリーチャー (18)
2 《鎌虎/Scythe Tiger》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《器用な決闘者/Deft Duelist》
4 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
4 《霧の豹/Mist Leopard》
その他の呪文 (24)
4 《一瞬の散漫/Fleeting Distraction》
3 《思案/Ponder》
4 《未達への旅/Journey to Nowhere》
4 《否認/Negate》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《闇の追い返し/Repel the Darkness》
3 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
サイドボード
4 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
3 《帰化/Naturalize》
4 《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
最初は《鎌虎》4枚だったんですが、一人回ししてたら全然回らなかったので、最終的に2枚に。
ちょっとクリーチャーが少ないかな。
《目明き階級の魔術師》も入れるべきだったかしら。
ま、そこは《思案》3枚と《一瞬の散漫》4枚に期待することにしましょう。
以下は対戦の様子です。
■第1ラウンド vs like_a_cosmosさん
今回初参加の方です。
よろしくお願い致します。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらも《バントの全景》《原霧の境界石》《器用な決闘者》2《一瞬の散漫》2《忘却の輪》をキープ。
あちらは白青黒のアグロ・デッキでした。
序盤に出てきた《コーの空漁師》に《冒険者の装具》が付いたのですが、まあ、土地はそのうち止まるでしょう、とタカを括っていたらターン7まで連続でセット・ランドされ、《冒険者の装具》に12点も殴らせることになってしまいました。
それはしかし小さな問題で、こちらの《忘却の輪》と《未達への旅》が2体の《コーの奉納者》で割られて全く機能せず、アドバンテージを取られて負けてしまいました。
こちらはアグロ・コントロールのつもりなので、もともとこれらの追放エンチャントは割られるつもりのものです。
少しの間ブロッカーをどかしてダメージを入れられればそれでいいという考えだったんですが、それにしてはこちらのアタッカーが貧弱でした。
デッキを作ったときには、3/2の群れが殴る感じをイメージしてたんですが、現実には《器用な決闘者》がチマチマ殴っているという。
この環境のアグロ・デッキにはダメージ・レースでは勝てないようです。
このデッキに必要なのは《未達への旅》じゃなくて《刺し込む光》だったかも。
《コーの空漁師》と《コーの奉納者》以外に出てきたクリーチャーは《孤独な宣教師》と《聖域のガーゴイル》。
墓地再利用もするんですね。
じゃ、こんな感じでしょうか。
IN: 《大祖始の遺産》2《帰化》3《忘却の輪》2
OUT:《一瞬の散漫》4《未達への旅》4
・第2ゲーム
先手を選んで《バントの全景》《鎌虎》《方解石のカミツキガメ》《一瞬の散漫》《思案》《未達への旅》《闇の追い返し》をマリガン。
《森》《バントの全景》《原霧の境界石》《鎌虎》《ナヤの静刃》《闇の追い返し》をキープ。
あちらは初手キープ。
このゲームは、あちらの土地が詰まり気味だったようです。
あちらが《ガラス塵の大男》をサイクリングしたり境界石を置いてる間に、《ナヤの静刃》と《鎌虎》で3回ずつ殴って勝ちました。
出てきた生物は《ヴィダルケンの異国者》1体のみ。
どうも、足の遅いデッキなんでしょうか。
想像するに、《聖域のガーゴイル》4枚《ガラス塵の大男》4枚《寄生的な大梟》4枚(あとは多分《セドラクシスの錬金術師》と《潮の虚ろの大梟》と《コーの空漁師》)でしょうから、そうそう低マナ域の生物が多いわけでもないはずですね。
少しクロックを追加した方がいいかしら。
IN: 《孤独な宣教師》2
OUT:《一瞬の散漫》1《未達への旅》1
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《森》《平地》《原霧の境界石》《鎌虎》《ナヤの静刃》《否認》2をキープ
あちらは、白マナが出ないのがいけないのか、初動がターン3の《セドラクシスの錬金術師》とゆっくり目。
しかもターン4には生物が出ず。
こちらは、そうして出てくる生物を順番に《未達への旅》しつつ、《ナヤの静刃》《鎌虎》《器用な決闘者》で殴って勝ちました。
ラッキーな土地事故が2本続いてマッチを取れました。
■第2ラウンド vs Kobさん
お久しぶりのご参加です。
よろしくお願い致します。
・第1ゲーム
あちらが先手で初手キープ。
こちらも《森》《バントの全景》《原霧の境界石》《器用な決闘者》《一瞬の散漫》《否認》《闇の追い返し》をキープです。
あちらのデッキは赤単でした。
《ジャッカルの使い魔》1/1《走り回るトカゲ》2/2《走り回るトカゲ》と攻め立てられましたが、ターン2に出した《器用な決闘者》が強く、それ以上は殴らせません。
途中、油断して《ゴブリンの奇襲隊》キッカーを喰らう場面もありましたが、《闇の追い返し》で大きくは削らせず、残り3点のライフを守りきって殴り切りました。
《一瞬の散漫》2枚で2体のクリーチャーを一方的に討ち取れました。
このカード、被覆生物と一緒に使うと強いですね。
IN: 《孤独な宣教師》2《ヴィダルケンの異国者》4
OUT:《鎌虎》2《一瞬の散漫》2《忘却の輪》2
《一瞬の散漫》は、ネタが割れたので数を減らしましたが、抜くのなら《闇の追い返し》の方だったかも。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《森》《バントの全景》《ハリマーの深み》《孤独な宣教師》《ヴィダルケンの異国者》《闇の追い返し》2をキープです。
こちらがマナ基盤を整えているうちに、《ゴブリンの奇襲隊》《ゴブリンの奇襲隊》2/2《走り回るトカゲ》と畳み掛けられますが、ターン3ライフ12-20のところに《ヴィダルケンの異国者》が間に合いました。
《孤独な宣教師》が続いてあちらの攻め筋は切れ気味です。
ここまではプラン通りなのですが、こちらの生物は《ヴィダルケンの異国者》を除けば(手札にあるものも含めて)タフネス1ばかり。
《地鳴りの揺るぎ》を撃たれると、戦線が崩壊してしまいます。
《否認》が引けていない状況ではフルに展開もできず、かといって長引かせると火力で焼ききられる、ということで2/1を2体だけ出してそいつらで殴り続けるという方針にしました。
が、ターン8に《否認》が引けて強気に。《器用な決闘者》を追加して勝負を掛けます。
ところがそこで相手が放ったのは《地鳴りの揺るぎ》ではなく、本体に《噴出の稲妻》キッカー。
ライフ6-8ではこれを放置はできず、虎の子の《否認》はそれに使わざるを得ず。
ここで《地鳴りの揺るぎ》を撃たれたらヤバいんですなー。
でも結局撃たれず、そのまま殴り切れました。
良く考えたら、《地鳴りの揺るぎ》なんて撃ったら自分の生物が全滅しちゃいますから、そうそうサイド・インするわけにもいかないですよね。
このゲームでも《一瞬の散漫》がいい活躍を見せました。
こんなカード誰が使うのかと思ってましたが、まさか自分が使うとは。
■第3ラウンド vs Rag Man
我らがキャプテンとの対戦です。
キャプテンはだいたいいつも高速アグロ・デッキを使ってきて、だいたいいつもコントロール・デッキを使うわたしを撃破していくという流れなのですが、今回はどうかしら。
・第1ゲーム
あちらが先手で1マリガン。
こちらは《森》《島》《平地》《進化する未開地》《鎌虎》《一瞬の散漫》《闇の追い返し》のいい初手をキープです。
あちらのデッキはステロイド(赤緑アグロ)だったのですが、生物の引きが悪かったようで、初動がなんとターン6の《喰らうワーム》。
それが出てくる前にこちらの《鎌虎》が4回殴り、ワームに《未達への旅》を合わせたところで投了されました。
たぶん手札は火力と《途方もない力》と《巨森の蔦》で溢れかえっていたのでしょう。
IN:-
OUT:-
まだ《鎌虎》と《霧の豹》と《未達への旅》以外は見せてませんから、何も変えなくてもいいでしょう。
・第2ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《バントの全景》《進化する未開地》《ハリマーの深み》《器用な決闘者》2《方解石のカミツキガメ》《闇の追い返し》をキープです。
今度はあちらも《板金鎧の土百足》2体《ロウクスの粗暴者》《燃えさしの織り手》3/3《野生のナカティル》と畳み掛けてきました。
それをこちらは《器用な決闘者》3体を並べて待ち受けるのですが、あちらが《巨大化》系スペルを構えているのは分かっているので、《否認》のマナを浮かしながらでなくてはなりません。
しかも、《思案》2発撃ってるにも関わらずマナが見つからず、4マナから全然伸びません。
手札には《方解石のカミツキガメ》や《霧の豹》なんかもあるのですが、そういうわけで出すことができず、残りライフ以上のクリーチャーを並べられて参りました。
まあ、事故は仕方のないところ。
事故勝ち事故負けの後、次が勝負です。
IN: 《ヴィダルケンの異国者》4
OUT:《一瞬の散漫》4
《板金鎧の土百足》が入ってると分かり、ちょっとサイドボーディング。
ですがしかし、ここでも抜くのは《一瞬の散漫》ではなく《闇の追い返し》にすべきでした。
・第3ゲーム
先手を選んで《森》《島》《バントの全景》2《ハリマーの深み》《霧の豹》《忘却の輪》をキープ。
あちらもキープです。
これはヒドいゲームをしてしまいました。
まずはお互い生物を並べあいます。
あちらはこちらのクリーチャーに触れませんし、こちらは《一瞬の散漫》を抜いてしまったので、戦闘でアドバンテージを取る手段がなく、迂闊に突っかけられません。
幸い、赤い生物が《ロウクスの粗暴者》しか出てこなかったので、それを《忘却の輪》してしまったら、あちらの《燃えさしの織り手》は先制攻撃を持てず。
チャンス、とばかりに、《燃えさしの織り手》2体に《闇の追い返し》をして、ブロッカーを3/3《野生のナカティル》と《国境地帯のレインジャー》2《燃えさしの織り手》1だけにしておいてから、《方解石のカミツキガメ》3《霧の豹》2《鎌虎》1で攻撃を仕掛けました。
《進化する未開地》を使ってブロックされなかった《方解石のカミツキガメ》2体を4/1にしたところで、案の定《地鳴りの揺るぎ》が来ましたが、それには《否認》。
もう一発飛んで来たのもしっかり《否認》。
3体相討ちながらも8点通り、まずは20-12とリードしました。
次のターンも、あちらがブロッカーを3体しか残さなかったので、新たに出てきた《板金鎧の土百足》に《忘却の輪》を撃って、4/1亀3体と《器用な決闘者》で総攻撃して、あちらの残りライフは4点。
ですが、こちらの生物が亀2体だけになって、再び膠着しました。
事件はここからです。
こちらは《ヴィダルケンの異国者》2体を連続で引いて、生物の数で4対3と上回り、ターン16に《闇の追い返し》を引きました。
これをすぐに相手の緑の生物2体に使ってブロッカーを《板金鎧の土百足》だけにしてから《ヴィダルケンの異国者》2体で殴れば勝ちだったんですが、《帰化》を撃たれて逸機するのがイヤで撃てず。
《帰化》とか入ってたらとっくにこちらの《忘却の輪》に撃ってるっつーの。
返しのターンにあちらの戦線には《国境地帯のレインジャー》が加わって、痛恨の逸機となりました。
それでも、その次のターンに引いたのが絶好の《進化する未開地》で、2体タップしてから亀2体を4/1にして総攻撃したんですが。
対応して《地鳴りの揺るぎ》を撃たれたときに、何故か手拍子でスルーしてしまって、亀2匹が墓地へ。
《進化する未開地》を起動すればいいだけだったんですが。
このため、あちらのライフが2点残った状態に。
だいたい、2回もボーン・ヘッドをやればそのゲームは負けるはずなんですが。
この後、こちらの《ヴィダルケンの異国者》3体に対して、あちらが《板金鎧の土百足》と緑の生物4体という状態になりました。
ところが、あちらは大胆にも《燃えさしの織り手》で攻撃してきます。
そこにこちらが《未達への旅》をトップ・デッキ。
ブロッカーに残っている緑の生物を1体追放して総攻撃して、残る2点を削り切りました。
いずれにせよこちらが《闇の追い返し》を引けばあちらは負けてしまうわけですから、たぶん、そうなる前に火力圏内までこちらのライフを削れれば勝ち、と判断して攻撃したんでしょう。
その前にブロッカー除去を引けてとても運が良かったです。
■第4ラウンド vs hacchi1987
ここまで全勝どうしの対決。
つまりこれが決勝戦です。
さっき偵察したところでは、この方のデッキはどうやら黒赤緑同盟者タッチ《ウマーラの猛禽》のようでした。
初めて見るデッキです。
・第1ゲーム
あちらが先手でキープ。
こちらは《バントの全景》《進化する未開地》《鎌虎》2《ナヤの静刃》《思案》《忘却の輪》をマリガン。
《鎌虎》2枚はちょっとキープできないかと思いましたが、これはキープすべきだったかも。
ともあれ、《バントの全景》《進化する未開地》《ハリマーの深み》《器用な決闘者》《霧の豹》2をキープ。
あちらは境界石から色マナを調達しつつ《アクームの戦歌い》《オラン=リーフの生き残り》《高地の狂戦士》《ボジューカの盗賊》と畳み掛けて来ました。
こちらは相討ちを取っていくのがやっと。
しかし、《オラン=リーフの生き残り》が、相打ちを取れないサイズまで大きくなってしまい、ちょっと殴らせすぎました。
ターン7にようやく《未達への旅》を引いて膠着させたときには、残りライフ1点。あちらの火力圏内でした。
さすがにこの相手は除去がないとやってられません。
IN: 《忘却の輪》2
OUT:《鎌虎》2
・第2ゲーム
先手を選んで《島》《平地》《器用な決闘者》《方解石のカミツキガメ》《霧の豹》《一瞬の散漫》《闇の追い返し》をキープ。
あちらもキープです。
ところがこのゲームはあちらの土地が2枚で止まってしまいました。
《器用な決闘者》と《方解石のカミツキガメ》で殴り始めたら、あちら投了でした。
IN: 《帰化》3
OUT:《一瞬の散漫》3
そうそう、マナ基盤を攻めるという手がありました。
あちらは色マナを境界石に依存していますから、これでいってみましょう。
・第3ゲーム
あちらが先手を選んでキープ。
こちらも《バントの全景》《ハリマーの深み》《原霧の境界石》《方解石のカミツキガメ》《一瞬の散漫》《思案》《忘却の輪》をキープです。
あちらはターン2に《アクームの戦歌い》が出てきましたが、ターン3にアクションなし。
あれれ、手札に同盟者ないのかな? と勘違いしたのが運の尽きでした。
ターン4の《ニマーナの売剣》に《忘却の輪》せずに《闇の追い返し》を使ってカードを引きに入ったら、ターン5に《ウマーラの猛禽》《ボジューカの盗賊》と畳み掛けられ、生物を1体も出せないうちに投了となりました。
せめて《方解石のカミツキガメ》を出すべきでした。
■結果
3勝1敗の9MPで、オポ差の2位となりました。
賞品は「エルドラージ覚醒」ブースター2パックでした。
■感想
急造デッキのわりには強かったな、と思いました。
自分で自分のデッキが良く分かってなくて、プレイングもサイドボーディングもずいぶん間違えましたけども、対戦相手はそれ以上に分からなかったと思います。
みんなが亀コンのことを忘れた頃に使えば奇襲性は高いかもしれません。
《ウラモグの破壊者》と被覆デッキの両方に対応できるようにデッキを組むのはけっこうたいへんだと思いますし。
《一瞬の散漫》はとてもデキる子でしたが、《闇の追い返し》はそうでもなく。
アドバンテージの取れる呪文や、膠着状況を打破できる呪文に変えた方が良さそうです。
優勝の同盟者デッキは、同盟者デッキというのはとにかく同盟者をいっぱいデッキに入れれば強いのだ、ということを思い出す造りでした。
基本はジャンド同盟者ですけど、《兵員への参加》ではなく《ウマーラの猛禽》をタッチするというのが新しいです。
今、トークンには逆風が吹いてますから、この選択は正しいでしょう。
白黒コンや黒赤がいないと読み切れればアリかもしれませんなー。
しかし、今度こそコントロールが多いとか言ってて、今回もまた
アグロ:7名
アグロ・コントロール:2名
コントロール:1名
と、アグロだらけでした。
毎度のことなのでもう驚きませんが・・・。
さて、次回の予定は6月26日と決まりました。
みなさんご参加くださいなー。
この後、Gathiiの方では、リプレイの残っている対戦の棋譜をご紹介しようと思います。
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