M11シールド戦向け評価/その8
2010年7月29日 ゲームわたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は緑のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/magic-2011-set-review-green/
■評価が一致:
《酸のスライム》3.0 《覚醒のドルイド》3.0 《自然に帰れ》0.5 《斑の猪》1.5 《棍棒のトロール》3.5 《ドライアドの好意》0.5 《夕暮れ谷のワーム》3.0 《エルフの大ドルイド》2.5 《獣相のシャーマン》3.5 《濃霧》0.5 《野生語りのガラク》4.0 《大いなるバジリスク》3.0 《スズメバチの一刺し》1.0 《狩人の饗宴》0.5 《帰化》1.0 《自然のらせん》2.0 《圧倒する暴走》4.5 《垂直落下》1.5 《尊き一角獣》3.0 《聖なる狼》2.5 《針刺ワーム》3.0
■LSVの方が評価が高い:
・《秋の帳》1.0 > E評価(0.0-0.5相当)
これに関しては既述ですが。
要は、「ドラフトでは1.0評価だと思ってピックしなさい」という意味だと思います。
ピックしなければデッキには入らないわけでして。
しかし、ピックしたからといって、メイン・デッキに入るわけではないのだろうと思います。
一方わたしの測度では、純粋なサイドボード・カードはメインE評価になります。
・《極楽鳥》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
「エルドラージ覚醒」のレビューのときにも感じたのですが、LSVのマナ・サポートに関する評価は、わたしよりも0.5ポイント高いみたいです。
もしかすると、そこがわたしがLSVではない(数多くの)理由の一つかもしれません。
前環境のレビューは諸事情で未完成に終ってしまったので、ちゃんと検証できてない部分です。
今回結論が出るといいんですが。
・《耕作》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
・《ラノワールのエルフ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
・《森のレインジャー》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
《極楽鳥》に同じです。
・《ガイアの復讐者》3.5 > B評価(3.0相当)
これは、「パワーの合計が5以上になるようにアンタップ状態の生物を生け贄に捧げる」という7マナの呪文でしょう。
(普通は)アドバンテージが取れるのだから決して悪くはないですが、7マナの価値があるかどうかは少し怪しい気がします。
他の色の7マナのレア/神話レア生物と比べると、こいつだけすごく見劣りするんですよね。
A評価つけるということは、最悪、ファッティがこいつだけでも緑をやろう、というくらいでないと困るのですが、他にも大きいのがいくつかデッキにいないと、こいつはなかなか真価を発揮しにくい感じがします。
そのレベルだと、わたしの基準ではB評価止まりになってしまうのですが。
・《ガラクの仲間》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
《銀毛のライオン》の1.0と比べて、ずいぶん評価が高いですね。
LSVは、2マナで《丘巨人》と交換できたら素晴らしいじゃないか、と書いています。
まあそうですが、そうなるのはこちらが守っているときで、攻めてるときは結局《灰色熊》や《灰色オーガ》と交換になるんだろうと思うのですが。
・《ガラクの群れ率い》3.5 > B評価(3.0相当)
シールド戦のデッキの場合、1枚くらいは引けるものと見込めるでしょう。
LSVは2,3枚は引けるだろうという前提で評価しているようです。
本当にそうならわたしもA評価を付けますが、どうなのかしら。
ドラフトだと、最初にこれが取れたなら、以降意識して4/1みたいなカードでもピックしたりということが考えられますけど、シールドだとそういう工夫には限度がありますし。
・《巨大化》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
緑を使ってれば、《巨大化》で1対2交換に持ち込むのは難しくない、とLSVは言います。
4/4で殴って2/2と2/3にブロックさせれば、確かにそうなりますね。
だから普通は2/2と2/3と3/3でブロックされるだろうと思うんですが。
対戦相手にその余裕がなければ確かに強力です。
しかし、そういう余裕のない状況って、対戦相手が勝手に転んでそうなる(こともあるけど普通は)わけではなく、こちらのデッキに他にも何かいいカードがあって、相手をそのような状況に追い込むことができた結果だと思うんです。
そういう状況なら《巨大化》じゃなくったってどんなカードでも強いはずで、とりわけ《巨大化》が強いっていうことじゃないと思うのですが。
・《大蜘蛛》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、コモンの白飛行は《大蜘蛛》を越えられない、と書いてます。
確かにその通りですが、対戦相手は常に白とは限りません。赤緑かもしれない。
ドラフトで緑をやるなら《大蜘蛛》をピックする優先度が高いのは理解できますが、シールドでパックから《大蜘蛛》が出たかどうかは、緑をやるかどうかにそれほど大きくは影響しないと思います。
・《分裂するスライム》3.5 > B評価(3.0相当)
《暗影の蜘蛛》は強かったなぁ。
さておきこいつはずいぶんカード・アドバンテージを得られるクリーチャーですね。
A評価にするかどうかちょっと悩んだのは事実ですが、それでも結局B評価に落ち着きました。
やっぱり、ちょっと防御的なんですね、能力的に。
LSVは3.5付けてますが、驚くようなコメントが書いてあるわけでもなく。
たぶんLSVも迷ったんではないかしら。
・《強情なベイロス》3.5 > B評価(3.0相当)
3.5(A評価)というのは、それがあったら何とかしてその色をやろうとするレベル。
他のカードに多少不満があっても、つまり、例えば1.5(C/D評価)のカードが何枚か入るようなことがあっても、我慢する感じです。
一方3.0(B評価)は、それがあったらその色をやりたくなるレベル。
やりたくなるけど別段無理してまでとは思わない。
わたしの感覚では、4マナ4/4は後者なんですが。
一方、LSVは前者なんでしょう。
これも、勉強になるところです。
・《原初の繭》1.0 > E評価(0.0-0.5相当)
LSVのコメントを読むと、くそみそにけなされているのですが、それでも評価は1.0なのは何故なのかしら。
・《原始のタイタン》4.0 > A評価(3.5相当)
こいつはたぶん、相手の2体か3体の生物と相討ちになった上に、4枚なり6枚なりの土地を出すことはできるでしょうが、まあ、それだけです。
それだけって言っても決して小さな効果じゃありませんから、A評価にしました。
S評価にはできないと思うんですが・・・。
LSVも、4.0つけておきながら、こいつは最も嫌いなタイタンだと言ってます。
あれ? でも、《霜のタイタン》は3.5だった気が。
キライなだけで、弱いとは言ってないのか。微妙ですね。
・《変幻のハイドラ》3.5 > B評価(3.0相当)
LSVも書いてますが、ハイドラの上の+1/+1カウンターは実際には増えません。
増えるような攻撃やブロックを対戦相手はしてくれませんから。
でも、ということは、こいつには擬似的な回避能力または攻撃禁止能力があるってことですね。
さておき、確実に1対2以上の交換を取るためには、どのくらい大きくして出せばいいんでしょう?
それは、相手のクリーチャーのラインナップによるわけですが、ということは、大抵の場合、いつまで待ってもそういう状況にはならないということになります。
2/2と3/3がいるから5/5で出そう、とか思って土地を置いてる間に、相手が3/3をもう1体プレイしてくれちゃうこと請け合いです。
どこかで諦めて出して1対1交換するしかないでしょう。
そういうわけで、攻撃よりも防御に秀でたカードだと思います。
わたしはそういうカードはあまり高く評価はしないのですが。
・《ヤヴィマヤのワーム》3.5 > B評価(3.0相当)
6/4トランプルは、6マナのクリーチャーとしては破格の性能というわけではないと思います。
LSVが言う通り、このクリーチャーはおそらく1対2交換を取れるでしょう。
でも、たぶんそれだけです。
わたしは、《ヤヴィマヤのワーム》があるならば、《蔦の壁》と《斑の猪》をデッキに入れてでも緑をやる、とは思わないのですが。
3.5ってことは、LSVはそう思ってるってことですね。
使ってみてから見直してみましょう。
■わたしの方が評価が高い:
緑のカードでわたしの方が評価が高いなんて実に珍しいことです。
・《活力の力線》1.0 < B評価(3.0相当)
LSVは+0/+1をほとんど評価してないみたいですが、シールド戦で《古参兵の武具師》が弱いなんてハナシ聞いたことがないんですが。
けっこう自信を持って、少なくともC評価はあると思うんですけども。
・《ルーン爪の熊》0.5 < C評価(1.5-2.5相当)
《銀毛のライオン》《ゴブリンの長槍使い》などと同じ理屈です。
・《蔦の壁》0.5 < D評価(1.0-1.5相当)
基本土地よりは少し強いのではないかと思うのですが。
次回は無色のカードです。
つづくー。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は緑のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/magic-2011-set-review-green/
■評価が一致:
《酸のスライム》3.0 《覚醒のドルイド》3.0 《自然に帰れ》0.5 《斑の猪》1.5 《棍棒のトロール》3.5 《ドライアドの好意》0.5 《夕暮れ谷のワーム》3.0 《エルフの大ドルイド》2.5 《獣相のシャーマン》3.5 《濃霧》0.5 《野生語りのガラク》4.0 《大いなるバジリスク》3.0 《スズメバチの一刺し》1.0 《狩人の饗宴》0.5 《帰化》1.0 《自然のらせん》2.0 《圧倒する暴走》4.5 《垂直落下》1.5 《尊き一角獣》3.0 《聖なる狼》2.5 《針刺ワーム》3.0
■LSVの方が評価が高い:
・《秋の帳》1.0 > E評価(0.0-0.5相当)
これに関しては既述ですが。
要は、「ドラフトでは1.0評価だと思ってピックしなさい」という意味だと思います。
ピックしなければデッキには入らないわけでして。
しかし、ピックしたからといって、メイン・デッキに入るわけではないのだろうと思います。
一方わたしの測度では、純粋なサイドボード・カードはメインE評価になります。
・《極楽鳥》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
「エルドラージ覚醒」のレビューのときにも感じたのですが、LSVのマナ・サポートに関する評価は、わたしよりも0.5ポイント高いみたいです。
もしかすると、そこがわたしがLSVではない(数多くの)理由の一つかもしれません。
前環境のレビューは諸事情で未完成に終ってしまったので、ちゃんと検証できてない部分です。
今回結論が出るといいんですが。
・《耕作》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
・《ラノワールのエルフ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
・《森のレインジャー》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
《極楽鳥》に同じです。
・《ガイアの復讐者》3.5 > B評価(3.0相当)
これは、「パワーの合計が5以上になるようにアンタップ状態の生物を生け贄に捧げる」という7マナの呪文でしょう。
(普通は)アドバンテージが取れるのだから決して悪くはないですが、7マナの価値があるかどうかは少し怪しい気がします。
他の色の7マナのレア/神話レア生物と比べると、こいつだけすごく見劣りするんですよね。
A評価つけるということは、最悪、ファッティがこいつだけでも緑をやろう、というくらいでないと困るのですが、他にも大きいのがいくつかデッキにいないと、こいつはなかなか真価を発揮しにくい感じがします。
そのレベルだと、わたしの基準ではB評価止まりになってしまうのですが。
・《ガラクの仲間》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
《銀毛のライオン》の1.0と比べて、ずいぶん評価が高いですね。
LSVは、2マナで《丘巨人》と交換できたら素晴らしいじゃないか、と書いています。
まあそうですが、そうなるのはこちらが守っているときで、攻めてるときは結局《灰色熊》や《灰色オーガ》と交換になるんだろうと思うのですが。
・《ガラクの群れ率い》3.5 > B評価(3.0相当)
シールド戦のデッキの場合、1枚くらいは引けるものと見込めるでしょう。
LSVは2,3枚は引けるだろうという前提で評価しているようです。
本当にそうならわたしもA評価を付けますが、どうなのかしら。
ドラフトだと、最初にこれが取れたなら、以降意識して4/1みたいなカードでもピックしたりということが考えられますけど、シールドだとそういう工夫には限度がありますし。
・《巨大化》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
緑を使ってれば、《巨大化》で1対2交換に持ち込むのは難しくない、とLSVは言います。
4/4で殴って2/2と2/3にブロックさせれば、確かにそうなりますね。
だから普通は2/2と2/3と3/3でブロックされるだろうと思うんですが。
対戦相手にその余裕がなければ確かに強力です。
しかし、そういう余裕のない状況って、対戦相手が勝手に転んでそうなる(こともあるけど普通は)わけではなく、こちらのデッキに他にも何かいいカードがあって、相手をそのような状況に追い込むことができた結果だと思うんです。
そういう状況なら《巨大化》じゃなくったってどんなカードでも強いはずで、とりわけ《巨大化》が強いっていうことじゃないと思うのですが。
・《大蜘蛛》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、コモンの白飛行は《大蜘蛛》を越えられない、と書いてます。
確かにその通りですが、対戦相手は常に白とは限りません。赤緑かもしれない。
ドラフトで緑をやるなら《大蜘蛛》をピックする優先度が高いのは理解できますが、シールドでパックから《大蜘蛛》が出たかどうかは、緑をやるかどうかにそれほど大きくは影響しないと思います。
・《分裂するスライム》3.5 > B評価(3.0相当)
《暗影の蜘蛛》は強かったなぁ。
さておきこいつはずいぶんカード・アドバンテージを得られるクリーチャーですね。
A評価にするかどうかちょっと悩んだのは事実ですが、それでも結局B評価に落ち着きました。
やっぱり、ちょっと防御的なんですね、能力的に。
LSVは3.5付けてますが、驚くようなコメントが書いてあるわけでもなく。
たぶんLSVも迷ったんではないかしら。
・《強情なベイロス》3.5 > B評価(3.0相当)
3.5(A評価)というのは、それがあったら何とかしてその色をやろうとするレベル。
他のカードに多少不満があっても、つまり、例えば1.5(C/D評価)のカードが何枚か入るようなことがあっても、我慢する感じです。
一方3.0(B評価)は、それがあったらその色をやりたくなるレベル。
やりたくなるけど別段無理してまでとは思わない。
わたしの感覚では、4マナ4/4は後者なんですが。
一方、LSVは前者なんでしょう。
これも、勉強になるところです。
・《原初の繭》1.0 > E評価(0.0-0.5相当)
LSVのコメントを読むと、くそみそにけなされているのですが、それでも評価は1.0なのは何故なのかしら。
・《原始のタイタン》4.0 > A評価(3.5相当)
こいつはたぶん、相手の2体か3体の生物と相討ちになった上に、4枚なり6枚なりの土地を出すことはできるでしょうが、まあ、それだけです。
それだけって言っても決して小さな効果じゃありませんから、A評価にしました。
S評価にはできないと思うんですが・・・。
LSVも、4.0つけておきながら、こいつは最も嫌いなタイタンだと言ってます。
あれ? でも、《霜のタイタン》は3.5だった気が。
キライなだけで、弱いとは言ってないのか。微妙ですね。
・《変幻のハイドラ》3.5 > B評価(3.0相当)
LSVも書いてますが、ハイドラの上の+1/+1カウンターは実際には増えません。
増えるような攻撃やブロックを対戦相手はしてくれませんから。
でも、ということは、こいつには擬似的な回避能力または攻撃禁止能力があるってことですね。
さておき、確実に1対2以上の交換を取るためには、どのくらい大きくして出せばいいんでしょう?
それは、相手のクリーチャーのラインナップによるわけですが、ということは、大抵の場合、いつまで待ってもそういう状況にはならないということになります。
2/2と3/3がいるから5/5で出そう、とか思って土地を置いてる間に、相手が3/3をもう1体プレイしてくれちゃうこと請け合いです。
どこかで諦めて出して1対1交換するしかないでしょう。
そういうわけで、攻撃よりも防御に秀でたカードだと思います。
わたしはそういうカードはあまり高く評価はしないのですが。
・《ヤヴィマヤのワーム》3.5 > B評価(3.0相当)
6/4トランプルは、6マナのクリーチャーとしては破格の性能というわけではないと思います。
LSVが言う通り、このクリーチャーはおそらく1対2交換を取れるでしょう。
でも、たぶんそれだけです。
わたしは、《ヤヴィマヤのワーム》があるならば、《蔦の壁》と《斑の猪》をデッキに入れてでも緑をやる、とは思わないのですが。
3.5ってことは、LSVはそう思ってるってことですね。
使ってみてから見直してみましょう。
■わたしの方が評価が高い:
緑のカードでわたしの方が評価が高いなんて実に珍しいことです。
・《活力の力線》1.0 < B評価(3.0相当)
LSVは+0/+1をほとんど評価してないみたいですが、シールド戦で《古参兵の武具師》が弱いなんてハナシ聞いたことがないんですが。
けっこう自信を持って、少なくともC評価はあると思うんですけども。
・《ルーン爪の熊》0.5 < C評価(1.5-2.5相当)
《銀毛のライオン》《ゴブリンの長槍使い》などと同じ理屈です。
・《蔦の壁》0.5 < D評価(1.0-1.5相当)
基本土地よりは少し強いのではないかと思うのですが。
次回は無色のカードです。
つづくー。
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