SOMシールド戦向け評価/その5
2010年10月16日 ゲーム実は今週でMPDC/SPDCはレギュラー・シーズンが終ったということに今ごろ気が付きました。
MPDCの方は超久しぶりにシーズン・ポイント・ランキング・トップで終了し、Worldsに第1シードで招待されることとなりました。
レギュラー・シーズン一度も優勝してないんだけどいいのかな・・・。
それはさておき。
わたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は青のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/home/scars-of-mirrodin-set-review-blue/
■評価が一致:《闇滑りのドレイク》3.0 《霧消の場》1.0 《停止命令》3.0 《容赦無い潮流》1.0-3.0 《ルーメングリッドのドレイク》3.0 《ニューロックの透術士》3.0 《板金鎧の海うろつき》1.0 《謎鍛冶》3.0 《金切り声のシルカウ》0.5 《新たな造形》0.5 《冷静な反論》1.5 《取り繕い》0.5 《よじれた映像》2.5 《空への跳躍》0.5 《決断の手綱》4.5
■LSVの方が評価が高い:
・《銀白のスフィンクス》4.0 > A評価(3.5相当)
4/3飛行では相手の3/3飛行を相殺できるに過ぎませんから、わたしの測度ではA評価止まりです。
・《分散》2.5 > D評価(0.0-1.5相当)
バウンスの評価は基本的にデッキ次第だと思っているのですが。
相手のデッキによっては有効なこともあるし、自分のデッキによっても有効なことがありますが、常に有効なわけではないと思います。
しかしそれでも有効な場面が比較的多いということは言えます。
ドラフトの場合、低評価にし過ぎると一枚もピックできないことになってしまいますから、ある程度の点数が付くのは理解できます。
シールド戦の場合、たまたま青いテンポ・デッキが組めるプールに当たったのなら高く評価すればいいでしょう。
そういうデッキが組めなかった場合は、相手が白か青をやってるのを見てからサイド・インすれば(あるいは青にスイッチしても)いいですね。
いずれにせよ、バウンス呪文を無条件に高評価する必要はないと思います。
そういうわけでわたしはD評価にしています。
しかしLSVは、SOMの場合、装備品が多いのと感染の存在とで、バウンスは通常の環境より重要だと言っています。
なるほど、それには思い至りませんでした。
すると確かにC評価の方がいいかもしれません。
ただ、シールドはドラフトほど環境が早くないということもあるので、当初はD評価で様子を見てみようかな。
後でまた見直そうと思います。
・《大建築家》4.0 > A評価(3.5相当)
こいつはめちゃくちゃにマナ加速してくれる《栄光の頌歌》であり、A評価以上はあるとは思うのですが。
S評価かどうかでLSVと意見が分かれました。
わたしがS評価のカードに期待するのは、例えばターン7にこいつを引いてきて、それで一気に形勢がこっちに傾いた、みたいなことなのです。
そういう意味で、少し違うかな、と思いました。
・《着実な進歩》2.0 > D評価(0.0-1.5相当)
どうもLSVはキャントリップによるデッキ圧縮効果を重視しているようです。
LSVのコメントを読むと、大抵の青いデッキは感染デッキにはならないだろうと書いてあります。
わたしも多分そうだろうと思います。
こいつを使う理由は、普通は、プレインズウォーカーと三角護符くらいじゃないでしょうか。
しかし、デッキ圧縮用のキャントリップとして使うには3マナは少し重いのでは。
たぶん、引きたいカードが引けたとしても、そのカードをそのターンに使えないですよね、3マナだと。
わたしは、そのターンに使えて少しは役立ついいカードが他にあるような気がするんですが。
・《かき鳴らし鳥》2.5 > D評価(0.0-1.5相当)
LSVのコメントを読むと、1/1飛行はそれだけでは価値はない、と書かれています。
何かが必要なんですが、この環境には装備品もあることだし、その何かはわりと見つけやすいはずだろう、ということのようですね。
とすれば、わたしの評価は、その何かがプールにないときの評価です。
・《粗石の魔道士》3.5 > B評価(3.0相当)
こいつがA評価のアーティファクトを持って来ることが期待できるなら確かにA評価ですが。
このセットには、こいつが持って来られるアーティファクトの中で、わたしがA評価以上にしたものはありません。
(LSVの評価でも、《キマイラ的大群》に4.0がついているだけです。)
LSVは、「フィフスドーン」のときのこいつの活躍ぶりから、ある種の思い入れを持って評価している自覚はあるようです。
わたしもPauperでこいつにいじめられることは多いので、決して弱いと思ってはいませんが。
いかんせん、このセットに関して言うと、あまりいいターゲットが期待できません。
■わたしの方が評価が高い:
・《水銀の縛め》2.5 < B評価(3.0相当)
LSVはこの除去エンチャントがあまりお気に召さないようです。
青マナ1個余分に払うとしても《秘教の抑制》の方がいいと言ってますから、警戒クリーチャーやブロッカーなどを除去できないのが問題だと言いたいのでしょう。
まあ、そうなのかもしれません。
が、わたしは《脱水》はずっとB評価にしてきました。
《昏睡のヴェール》《ちらつき粉のうたた寝》《麻痺の掌握》《沈む感覚》・・・。
それが問題だったような感じはしていないのですが。
今回もアタッカー除去はけっこう重要じゃないかという気がします。
でも、もしかすると装備品の存在がこのカードの価値を少し低めているのかもしれませんね(戦闘開始フェイズに装備品を装備しているアタッカーを除去できないので)。
そこは使ってみて考えてみたいと思います。
・《水銀のガルガンチュアン》2.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、これを毎回入れるとは限らないが、コントロール寄りのデッキが組めたのなら7マナは出せないこともないと書いてます。
他の色の7マナのカードに対するLSVの低評価ぶりを考えると、この環境の青はコントロール寄りのデッキを組める色だと考えているのかもしれません。
シールド戦ではドラフトよりも少し遅くなりますので、これももう少し高い評価でいいと思います。
・《屑鉄潜りの海蛇》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、これは《水銀のガルガンチュアン》とはワケが違う、と書いています。
5/5アンブロッカブルは、7/7で戦場でベストのクリーチャーの能力に劣る、というわけです。
わたしは必ずしもそうでもなく、アンブロッカブルの方がゲームを速やかに終えられることもあると思います。
相手の6/4バニラに殴られていて、戦場には他にマナ・マイアやバニラばかりってなことだってあるでしょう。
ともあれ、シールド戦であっても7マナを出すのはそれなりにたいへんです。
他の青のカードもそれなりに充実しているプールでないと、これ1体だけでは青を採用する理由にはなり難そうです。
・《空長魚の群れ》3.0 < A評価(3.5相当)
M11環境だったらわたしもこれはB評価にしていたところですが、今回は諸般の都合でA評価です。
LSVのコメントを読むと、5マナというのがネックらしいです。
シールド戦は多分そこまで早い環境ではないのではないかと。
・《ヴィダルケンのセルターチ》1.0-3.0 < A評価(3.5相当)
数ある金属術カードの中でもこいつの評価は難しい部類に入るだろうと思います。
それを勘定に入れても、マナを使わないタッパーのピーク評価が3.0は低くないですか?
M11の《目潰しの魔道士》には3.5つけてたのに。
タフネス1だからかな?
次回は黒のカードです。
つづくー。
MPDCの方は超久しぶりにシーズン・ポイント・ランキング・トップで終了し、Worldsに第1シードで招待されることとなりました。
レギュラー・シーズン一度も優勝してないんだけどいいのかな・・・。
それはさておき。
わたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は青のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/home/scars-of-mirrodin-set-review-blue/
■評価が一致:《闇滑りのドレイク》3.0 《霧消の場》1.0 《停止命令》3.0 《容赦無い潮流》1.0-3.0 《ルーメングリッドのドレイク》3.0 《ニューロックの透術士》3.0 《板金鎧の海うろつき》1.0 《謎鍛冶》3.0 《金切り声のシルカウ》0.5 《新たな造形》0.5 《冷静な反論》1.5 《取り繕い》0.5 《よじれた映像》2.5 《空への跳躍》0.5 《決断の手綱》4.5
■LSVの方が評価が高い:
・《銀白のスフィンクス》4.0 > A評価(3.5相当)
4/3飛行では相手の3/3飛行を相殺できるに過ぎませんから、わたしの測度ではA評価止まりです。
・《分散》2.5 > D評価(0.0-1.5相当)
バウンスの評価は基本的にデッキ次第だと思っているのですが。
相手のデッキによっては有効なこともあるし、自分のデッキによっても有効なことがありますが、常に有効なわけではないと思います。
しかしそれでも有効な場面が比較的多いということは言えます。
ドラフトの場合、低評価にし過ぎると一枚もピックできないことになってしまいますから、ある程度の点数が付くのは理解できます。
シールド戦の場合、たまたま青いテンポ・デッキが組めるプールに当たったのなら高く評価すればいいでしょう。
そういうデッキが組めなかった場合は、相手が白か青をやってるのを見てからサイド・インすれば(あるいは青にスイッチしても)いいですね。
いずれにせよ、バウンス呪文を無条件に高評価する必要はないと思います。
そういうわけでわたしはD評価にしています。
しかしLSVは、SOMの場合、装備品が多いのと感染の存在とで、バウンスは通常の環境より重要だと言っています。
なるほど、それには思い至りませんでした。
すると確かにC評価の方がいいかもしれません。
ただ、シールドはドラフトほど環境が早くないということもあるので、当初はD評価で様子を見てみようかな。
後でまた見直そうと思います。
・《大建築家》4.0 > A評価(3.5相当)
こいつはめちゃくちゃにマナ加速してくれる《栄光の頌歌》であり、A評価以上はあるとは思うのですが。
S評価かどうかでLSVと意見が分かれました。
わたしがS評価のカードに期待するのは、例えばターン7にこいつを引いてきて、それで一気に形勢がこっちに傾いた、みたいなことなのです。
そういう意味で、少し違うかな、と思いました。
・《着実な進歩》2.0 > D評価(0.0-1.5相当)
どうもLSVはキャントリップによるデッキ圧縮効果を重視しているようです。
LSVのコメントを読むと、大抵の青いデッキは感染デッキにはならないだろうと書いてあります。
わたしも多分そうだろうと思います。
こいつを使う理由は、普通は、プレインズウォーカーと三角護符くらいじゃないでしょうか。
しかし、デッキ圧縮用のキャントリップとして使うには3マナは少し重いのでは。
たぶん、引きたいカードが引けたとしても、そのカードをそのターンに使えないですよね、3マナだと。
わたしは、そのターンに使えて少しは役立ついいカードが他にあるような気がするんですが。
・《かき鳴らし鳥》2.5 > D評価(0.0-1.5相当)
LSVのコメントを読むと、1/1飛行はそれだけでは価値はない、と書かれています。
何かが必要なんですが、この環境には装備品もあることだし、その何かはわりと見つけやすいはずだろう、ということのようですね。
とすれば、わたしの評価は、その何かがプールにないときの評価です。
・《粗石の魔道士》3.5 > B評価(3.0相当)
こいつがA評価のアーティファクトを持って来ることが期待できるなら確かにA評価ですが。
このセットには、こいつが持って来られるアーティファクトの中で、わたしがA評価以上にしたものはありません。
(LSVの評価でも、《キマイラ的大群》に4.0がついているだけです。)
LSVは、「フィフスドーン」のときのこいつの活躍ぶりから、ある種の思い入れを持って評価している自覚はあるようです。
わたしもPauperでこいつにいじめられることは多いので、決して弱いと思ってはいませんが。
いかんせん、このセットに関して言うと、あまりいいターゲットが期待できません。
■わたしの方が評価が高い:
・《水銀の縛め》2.5 < B評価(3.0相当)
LSVはこの除去エンチャントがあまりお気に召さないようです。
青マナ1個余分に払うとしても《秘教の抑制》の方がいいと言ってますから、警戒クリーチャーやブロッカーなどを除去できないのが問題だと言いたいのでしょう。
まあ、そうなのかもしれません。
が、わたしは《脱水》はずっとB評価にしてきました。
《昏睡のヴェール》《ちらつき粉のうたた寝》《麻痺の掌握》《沈む感覚》・・・。
それが問題だったような感じはしていないのですが。
今回もアタッカー除去はけっこう重要じゃないかという気がします。
でも、もしかすると装備品の存在がこのカードの価値を少し低めているのかもしれませんね(戦闘開始フェイズに装備品を装備しているアタッカーを除去できないので)。
そこは使ってみて考えてみたいと思います。
・《水銀のガルガンチュアン》2.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、これを毎回入れるとは限らないが、コントロール寄りのデッキが組めたのなら7マナは出せないこともないと書いてます。
他の色の7マナのカードに対するLSVの低評価ぶりを考えると、この環境の青はコントロール寄りのデッキを組める色だと考えているのかもしれません。
シールド戦ではドラフトよりも少し遅くなりますので、これももう少し高い評価でいいと思います。
・《屑鉄潜りの海蛇》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、これは《水銀のガルガンチュアン》とはワケが違う、と書いています。
5/5アンブロッカブルは、7/7で戦場でベストのクリーチャーの能力に劣る、というわけです。
わたしは必ずしもそうでもなく、アンブロッカブルの方がゲームを速やかに終えられることもあると思います。
相手の6/4バニラに殴られていて、戦場には他にマナ・マイアやバニラばかりってなことだってあるでしょう。
ともあれ、シールド戦であっても7マナを出すのはそれなりにたいへんです。
他の青のカードもそれなりに充実しているプールでないと、これ1体だけでは青を採用する理由にはなり難そうです。
・《空長魚の群れ》3.0 < A評価(3.5相当)
M11環境だったらわたしもこれはB評価にしていたところですが、今回は諸般の都合でA評価です。
LSVのコメントを読むと、5マナというのがネックらしいです。
シールド戦は多分そこまで早い環境ではないのではないかと。
・《ヴィダルケンのセルターチ》1.0-3.0 < A評価(3.5相当)
数ある金属術カードの中でもこいつの評価は難しい部類に入るだろうと思います。
それを勘定に入れても、マナを使わないタッパーのピーク評価が3.0は低くないですか?
M11の《目潰しの魔道士》には3.5つけてたのに。
タフネス1だからかな?
次回は黒のカードです。
つづくー。
コメント