SOMシールド戦向け評価/その8
2010年10月19日 ゲーム コメント (3)わたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は緑のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/articles/scars-of-mirrodin-set-review-green/
■評価が一致:《最上位のティラナックス》1.5 《突撃の鈍化》0.5 《甲殻の鍛冶工》3.0 《屍肉の呼び声》2.5 《銅角笛の斥候》0.5 《嚢胞抱え》3.0 《背教の主導者、エズーリ》3.0 《エズーリの射手》0.5 《エズーリの大部隊》4.0 《起源の波》2.0 《腐食獣》2.0 《絡み森の鮟鱇》3.0 《風の突き刺し》0.5 《死への抵抗》1.5
■LSVの方が評価が高い:
・《酸の巣の蜘蛛》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、こいつは5マナ払う価値があると言っています。
確かに3/5到達は重宝しますが、コストに見合ってるというだけならC評価でいいと思います。
どうも、装備品を壊す能力を少し評価しているみたいですが、それは相手のデッキによる話なので、わたしの測度ではQ評価に反映する話になります。
サイド後のデッキの色がメインの色と同じである必要はないわけでして。
・《荒廃のマンバ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
感染デッキのキー・カードの一つ、とはLSVの見立てです。
そういうことであれば、ドラフトでは少し評価を高くしなければならないことでしょう。
(これが流れてくるなら、感染デッキをやらせてもらえるということだから。)
シールド戦では、感染デッキを組めるプールでない限りはC評価だと思います。
・《生命鍛冶》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
ターン2に出ればけっこう回復してくれるでしょう。
が、それには若干のテンポの犠牲を伴うことも確かです。
その1マナを別のコトに使えばライフ2点失わずにすんだ、なんていうことでは差し引き1点しか得しないので、そう思うように能力が使えるわけでもないと思います。
加えて、途中で引いても即効性が無い上に、5ターンに6点くらい回復するのが関の山なので、ちょっと寂しいかもしれません。
B評価は付けられませんでした。
・《化膿獣》3.5 > D評価(0.0-1.5相当)
感染デッキを組めるなら、こいつは確かにA評価でしょう。
非感染デッキでは、5マナも払うのならもうちょっといいカードがある気がします。
そして、シールド戦で感染デッキの組めるプールを引くことはあまりないだろうと思います。
運良く組めたら、そのときは評価を上げればいいでしょう。
・《真っ二つ》4.0 > A評価(3.5相当)
これも《存在の破棄》《粉砕》《オキシダの屑鉄溶かし》などとほぼ同じハナシです。
加えて、《オキシダの屑鉄溶かし》が常に1対2交換であるのに対して、こいつはそうじゃありません。
つまり、対応して対象を生け贄に捧げられてしまったら1枚引けませんから。
そして、アーティファクトの中には自分を生け贄にするものもいっぱいありますし、アーティファクトを生け贄に捧げるカードもいくつかあります。
とはいえ多くの場合に1対2交換が取れるでしょうから、一応A評価にしました。
S評価はないと思いますが。
・《テル=ジラードの抵抗》3.5 > D評価(0.0-1.5相当)
キャントリップ大好きLSVの評価は非常に高いですね。
1対2交換することも多いし、最低でもサイクリングできる、ということだそうです。
インスタント・タイミングで相手の装備品を外せる、というのは言われて気が付きました。なるほど。
ですがしかし、緑の2マナにC評価のクリーチャーがいるのなら、これよりもそっちを入れたいのではないかと思いますが。《荒廃のマンバ》とか《生命鍛冶》とか。
・《テル=ジラードの堕ちたる者》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
プロテクション(アーティファクト)は諸刃の剣でもありますね。
でも、感染デッキならB評価でいいと思います。
■わたしの方が評価が高い:
・《苦行主義》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、みんなこのカードが好きだろうけど俺は使わないよ、ってなことを言っております。
仰る通り、わたしはこのカードが好きです。
ドラフトよりもシールド向きのカードかもしれませんね。
ドラフトだと、これが効くデッキと効かないデッキがはっきりしているでしょうから(感染デッキにはあんまり効かないでしょう)、サイドボードになりそうです。
シールドだと、最低でも1対1交換くらいは取れそうな気がします。
・《吠える絡みワーム》3.0 < A評価(3.5相当)
LSVのコメントにも特に悪いことは書いてないので、何故3.0なのかは良く分かりません。
もしかして5マナだからかしら。
だとしたら、シールド戦では0.5点くらい加算してもいいのかも。
・《飲み込む金屑ワーム》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、この環境は6マナと7マナの差がかなり大きいと書いています。
わたしはまだやったことがないので実感としては分かりませんが、おそらくシールド戦はそんなことはないんじゃないでしょうか。
感染と金属術という、わりと同居し難いカードが混じったプールを与えられることが多いわけで、そうそうぶん回れるようなキレイなデッキにはならないだろうと思っているんですけども。
とはいえ、7マナが重いのは確かで、より軽いマナ域にも評価できるカードがいくつかあるケースでないと、これがあるだけでは緑には行き難いところです。
そんなわけでB評価にしました。
・《絡み森の主》1.0 < B評価(3.0相当)
8マナはさすがに重過ぎる感じもしますが。
しかし、シールド戦でのこれは本当に一回殴ったらゲームが終るスペックです。
これをサポートできるプールであるなら使いたいということで、B評価付けました。
・《荒々しき力》1.0-3.0 > D評価(0.0-1.5相当)
こう書くとLSVの方が評価が高いみたいに見えますが・・・。
わたしはこいつは感染デッキではA評価(3.5相当)でいいと思っています。
エンド・カードですからね。
つまり、ボトム評価がLSVと同じでピーク評価はわたしの方が高いので、ここにリスト・アップしています。
・《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》0.5 < C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、これはメイン・デッキに入るカードじゃないと言っています。
わたしは、シールド戦であればほとんどのゲームで1対1交換以上が期待できるいいカードじゃないかと思いますが。
3マナのサイクリングじゃ重いですか?
でもLSVは《着実な進歩》に2.0付けてますよ。
この環境にはハンデスがほとんどないのが残念ですが、それでも例えば《金切り声のシルカウ》は《泥棒カササギ》になる気が。
次回はアーティファクトです。
つづくー。
細かいことは既に書いたので省略。
今回は緑のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/articles/scars-of-mirrodin-set-review-green/
■評価が一致:《最上位のティラナックス》1.5 《突撃の鈍化》0.5 《甲殻の鍛冶工》3.0 《屍肉の呼び声》2.5 《銅角笛の斥候》0.5 《嚢胞抱え》3.0 《背教の主導者、エズーリ》3.0 《エズーリの射手》0.5 《エズーリの大部隊》4.0 《起源の波》2.0 《腐食獣》2.0 《絡み森の鮟鱇》3.0 《風の突き刺し》0.5 《死への抵抗》1.5
■LSVの方が評価が高い:
・《酸の巣の蜘蛛》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、こいつは5マナ払う価値があると言っています。
確かに3/5到達は重宝しますが、コストに見合ってるというだけならC評価でいいと思います。
どうも、装備品を壊す能力を少し評価しているみたいですが、それは相手のデッキによる話なので、わたしの測度ではQ評価に反映する話になります。
サイド後のデッキの色がメインの色と同じである必要はないわけでして。
・《荒廃のマンバ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
感染デッキのキー・カードの一つ、とはLSVの見立てです。
そういうことであれば、ドラフトでは少し評価を高くしなければならないことでしょう。
(これが流れてくるなら、感染デッキをやらせてもらえるということだから。)
シールド戦では、感染デッキを組めるプールでない限りはC評価だと思います。
・《生命鍛冶》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
ターン2に出ればけっこう回復してくれるでしょう。
が、それには若干のテンポの犠牲を伴うことも確かです。
その1マナを別のコトに使えばライフ2点失わずにすんだ、なんていうことでは差し引き1点しか得しないので、そう思うように能力が使えるわけでもないと思います。
加えて、途中で引いても即効性が無い上に、5ターンに6点くらい回復するのが関の山なので、ちょっと寂しいかもしれません。
B評価は付けられませんでした。
・《化膿獣》3.5 > D評価(0.0-1.5相当)
感染デッキを組めるなら、こいつは確かにA評価でしょう。
非感染デッキでは、5マナも払うのならもうちょっといいカードがある気がします。
そして、シールド戦で感染デッキの組めるプールを引くことはあまりないだろうと思います。
運良く組めたら、そのときは評価を上げればいいでしょう。
・《真っ二つ》4.0 > A評価(3.5相当)
これも《存在の破棄》《粉砕》《オキシダの屑鉄溶かし》などとほぼ同じハナシです。
加えて、《オキシダの屑鉄溶かし》が常に1対2交換であるのに対して、こいつはそうじゃありません。
つまり、対応して対象を生け贄に捧げられてしまったら1枚引けませんから。
そして、アーティファクトの中には自分を生け贄にするものもいっぱいありますし、アーティファクトを生け贄に捧げるカードもいくつかあります。
とはいえ多くの場合に1対2交換が取れるでしょうから、一応A評価にしました。
S評価はないと思いますが。
・《テル=ジラードの抵抗》3.5 > D評価(0.0-1.5相当)
キャントリップ大好きLSVの評価は非常に高いですね。
1対2交換することも多いし、最低でもサイクリングできる、ということだそうです。
インスタント・タイミングで相手の装備品を外せる、というのは言われて気が付きました。なるほど。
ですがしかし、緑の2マナにC評価のクリーチャーがいるのなら、これよりもそっちを入れたいのではないかと思いますが。《荒廃のマンバ》とか《生命鍛冶》とか。
・《テル=ジラードの堕ちたる者》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
プロテクション(アーティファクト)は諸刃の剣でもありますね。
でも、感染デッキならB評価でいいと思います。
■わたしの方が評価が高い:
・《苦行主義》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、みんなこのカードが好きだろうけど俺は使わないよ、ってなことを言っております。
仰る通り、わたしはこのカードが好きです。
ドラフトよりもシールド向きのカードかもしれませんね。
ドラフトだと、これが効くデッキと効かないデッキがはっきりしているでしょうから(感染デッキにはあんまり効かないでしょう)、サイドボードになりそうです。
シールドだと、最低でも1対1交換くらいは取れそうな気がします。
・《吠える絡みワーム》3.0 < A評価(3.5相当)
LSVのコメントにも特に悪いことは書いてないので、何故3.0なのかは良く分かりません。
もしかして5マナだからかしら。
だとしたら、シールド戦では0.5点くらい加算してもいいのかも。
・《飲み込む金屑ワーム》1.5 < B評価(3.0相当)
LSVは、この環境は6マナと7マナの差がかなり大きいと書いています。
わたしはまだやったことがないので実感としては分かりませんが、おそらくシールド戦はそんなことはないんじゃないでしょうか。
感染と金属術という、わりと同居し難いカードが混じったプールを与えられることが多いわけで、そうそうぶん回れるようなキレイなデッキにはならないだろうと思っているんですけども。
とはいえ、7マナが重いのは確かで、より軽いマナ域にも評価できるカードがいくつかあるケースでないと、これがあるだけでは緑には行き難いところです。
そんなわけでB評価にしました。
・《絡み森の主》1.0 < B評価(3.0相当)
8マナはさすがに重過ぎる感じもしますが。
しかし、シールド戦でのこれは本当に一回殴ったらゲームが終るスペックです。
これをサポートできるプールであるなら使いたいということで、B評価付けました。
・《荒々しき力》1.0-3.0 > D評価(0.0-1.5相当)
こう書くとLSVの方が評価が高いみたいに見えますが・・・。
わたしはこいつは感染デッキではA評価(3.5相当)でいいと思っています。
エンド・カードですからね。
つまり、ボトム評価がLSVと同じでピーク評価はわたしの方が高いので、ここにリスト・アップしています。
・《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》0.5 < C評価(1.5-2.5相当)
LSVは、これはメイン・デッキに入るカードじゃないと言っています。
わたしは、シールド戦であればほとんどのゲームで1対1交換以上が期待できるいいカードじゃないかと思いますが。
3マナのサイクリングじゃ重いですか?
でもLSVは《着実な進歩》に2.0付けてますよ。
この環境にはハンデスがほとんどないのが残念ですが、それでも例えば《金切り声のシルカウ》は《泥棒カササギ》になる気が。
次回はアーティファクトです。
つづくー。
コメント
LSVもそういったことができるカードに高評価を与えているようですし、マウントを取られないようにするカードの評価も高めのようです。
LSVの点数表は、金属術はそこまで信用しておらず、感染対策カードは+評価と見受けられました。
確かかはわかりませんが、ご参考までに。
>ヴィリジアンのお祭り騒ぎは戦場から墓地に置かれたときなので、金切り声のシルカウではドローできないと思うのですが。
仰る通りでございます。
ご指摘感謝致します。
>LSVもそういったことができるカードに高評価を与えているようですし、マウントを取られないようにするカードの評価も高めのようです。
なーるほど、確かにいくつか思い当たります。
>LSVの点数表は、金属術はそこまで信用しておらず、感染対策カードは+評価と見受けられました。
なるほど。シールドよりもドラフトの感染デッキの方が強いケースが多いでしょうしね。
ドラフトの金属術は優良アーティファクトの取り合いになるでしょうし。
なるほどなるほど。
そうかそれでバウンスの評価も(普段もわたしより高いですがそれ以上に)普段より高めなのかもしれませんね。
装備品壊すカードが評価高かったりするのはそのせいもあるのかも。
いろいろありがとうございます。