【MO】MBSシールド戦向け評価/その4
2011年2月22日 ゲームわたしの評価リストと、LSVの評価との比較です。
細かいことは既に書いたので省略。
最初は白のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/articles/mirrodin-besieged-set-review-white/
■評価が一致:《献身的な補充兵》1.0 《窒息の噴煙》1.5 《神への捧げ物》3.5 《大あわての回収》1.5 《刃砦の英雄》4.0 《ケンバの軍勢》1.0 《レオニンの遺物囲い》3.5 《レオニンの空狩人》3.0 《ロクソドンの非正規兵》1.5 《主の呼び声》2.5 《ファイレクシアの再誕》4.5 《勝利の伝令》4.5
■LSVの方が評価が高い:
・《調和者隊の聖騎士》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
わたしは、2マナ3/1がいるから白をやろう、という気にはならないんですが、LSVはそうでもないようです。
コメントを読むと、《嚢胞抱え》や《胆液爪のマイア》と相打ちの取れる2マナ生物は貴重だ、と書いてあります。
なるほど、そういう視点では見てませんでした。
しかし、シールド戦だとそれらのカードを見ることは、これまでは稀でした。
LSVは、今後は増えるだろうと予想しているのかもしれません。
わたしは、増えるのは増えるだろうけど、実際に当たる機会となると、やはりほとんどないだろう、と思っています。
(だから2.5が正しいということでもないですが。)
「傷跡」×6のシールド戦を戦った限りでは、感染デッキが組めるプールに当たるのは10回に1回くらいで、4-0を狙えるデッキとなると、更にその半分といったところではないかと思います。
「傷跡」×3+「包囲戦」×3で、それがどのくらい増えるかはまだ良く分からないところですが、仮に倍に増えたとしても、4回戦で一度も当たらないのが過半数ではないかと。
・《消失の命令》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
5マナで1ターン稼ぐことが許容されるのはどんな場合でしょう?
こちらがクロックを掛けているならもちろん許容されますが、それはどの道勝ってるゲームです。
そうでないなら、相手がそれを出し直すのに5マナ以上かかるか、または、アドバンテージが取れる場合ですか。
オーラのついた生物を戻したり、強化装備品を戻したり、3つめのアーティファクトを戻したりすると、アドバンテージが取れる可能性はありますね。
あるいは、《地層の鎌》をその戦場に出たときの能力に対応して戻したりしたら痛快ですなー。まあ、痛快なだけでやってることは《圧壊》と大して変わらないですけども。
ともあれ、決して悪いカードとは思わないのですが。
5マナのカードはデッキにそう何枚も入れられるわけではないので、例えば5マナの生物ではなくてこれを入れなくてはならないカード・プールなんだとしたら、ちょっと残念な気がします。
・《流血の臣下》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
白をやるならこのカードを使わないことはほとんどないとは思います。
一方、そもそも白を使おうかどうしようかと考えている状況では、このカードがあるから白をやろうという話にはならないような。
だって、他の色にはたぶんもっといい除去がありますよね。
しかし、それはシールド戦の話であって、ドラフトの場合は状況が変わります。
このカードは初手級では決してないわけで、これをピックするかどうかを考える状況というのは、多くの場合、自分は既に白を触っているという前提があり、その上で他の白のカードや2色目の別のカードと比較している状況だろうと思います。
そうなると3.0付いちゃうのかな。
・《ミラディンの十字軍》4.0 > B評価(3.0相当)
3マナで4点のビート・スティック。
ただしそれは2/3が出てくるまでで、それ以後はナイス・ブロッカー。
こういうものは、「安いファッティ」に分類しています。
一方LSVはプロテクションを高く評価しているようです。
4点の回避クリーチャーということなら、それは私の基準でもA評価になります。
では、実際そのプロテクションはどのくらい効くんでしょうか。
LSVも指摘していますが、相手が感染デッキだったら、無人の荒野を駆けるが如く、でしょうね。
しかし、シールド戦では感染デッキは滅多に見られません。
また、二段攻撃は装備品と相性が良いとも指摘されています。
確かにそうですが、シールド戦の場合、それはデッキに入れるに値する装備品がプールにあるときの話で、そのときはこのカードも (《レオニンのシカール》や《王の摂政、ケンバ》などと共に) 点数を上げればいいだけの話になります。
というわけで、基本評価はBでいいのではないかという感じなのですが。
・《ノーンの僧侶》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
感染デッキなら常に入る、とLSVは言ってますが、わたしはそれに「白マナが出るなら」と付け加えたいと思います。
非感染デッキの場合、常に入るかというとそうではないのではないかと思います。
例えば《ケンバの空護衛》がいるならこれよりも優先されるでしょう。
この環境は、特に白の飛行クリーチャーのサイズが軒並み小さいので、下をしっかり止めて上から殴る戦略を取りにくかったりします。
青なら使いようがあるのですが。
しかも地上の主力アタッカーのパワーはだいたい4ですから (《金属の駿馬》《錆びた秘宝》《甲殻の鍛冶工》…)、タフネス4だと止まらないですよね。
とはいえ白の低マナ域のクリーチャーは、他のもあまりパッとしないので、こんなものでも入れざるを得ないことは多いのではないかと思います。
・《枝モズ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVのコメントには、今日は《枝モズ》2枚と《ノーンの僧侶》3枚だけの感染デッキをドラフトして優勝したとか書いてあるんですけど、そういうことがあったのなら少し評価も高くなるんでしょうかね。
ともあれ、感染デッキでない限り、B評価は付けられないと思います。
・《白の太陽の頂点》4.5 > B評価(1.5-2.5相当)
LSVのその白デッキにはこのカードが入ってたそうです。
そして、5マナ、6マナ、いっぱいマナで起動して勝ったんだとか。
じゃあ、毒で勝ったわけじゃないんじゃん。
さておき、5マナで2/2が2体出てくるのは、可も無く不可も無く、まあ普通です。
6マナで3体出てくるあたりからお得感が出始めて、7マナ以上だと破格です。
それでいて、もしそれが必要なら4マナでも撃てるというのはエラいです。
しかし、出てくるのは所詮2/2バニラですから、除去の打ち合いでお互い消耗した後でもない限り、このカードだけで勝てるっていうことにはならないような。
これを使うということは、重くて遅いコントロール・デッキにするということになると思いますが、そうだとすると、相手が使ってくるであろうフィニッシャーと比較して、猫の大群っていうのはちょっとどうなのかしら。
8マナくらいで撃てないと、フィニッシャーとしては力不足な感じがするんですけどどうでしょう。
このカードもあってもいいですけど、これ以外に何か欲しい感じがします。
■わたしの方が評価が高い:
なし。あらら。
次回は青のカードです。
つづくー。
細かいことは既に書いたので省略。
最初は白のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/articles/mirrodin-besieged-set-review-white/
■評価が一致:《献身的な補充兵》1.0 《窒息の噴煙》1.5 《神への捧げ物》3.5 《大あわての回収》1.5 《刃砦の英雄》4.0 《ケンバの軍勢》1.0 《レオニンの遺物囲い》3.5 《レオニンの空狩人》3.0 《ロクソドンの非正規兵》1.5 《主の呼び声》2.5 《ファイレクシアの再誕》4.5 《勝利の伝令》4.5
■LSVの方が評価が高い:
・《調和者隊の聖騎士》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
わたしは、2マナ3/1がいるから白をやろう、という気にはならないんですが、LSVはそうでもないようです。
コメントを読むと、《嚢胞抱え》や《胆液爪のマイア》と相打ちの取れる2マナ生物は貴重だ、と書いてあります。
なるほど、そういう視点では見てませんでした。
しかし、シールド戦だとそれらのカードを見ることは、これまでは稀でした。
LSVは、今後は増えるだろうと予想しているのかもしれません。
わたしは、増えるのは増えるだろうけど、実際に当たる機会となると、やはりほとんどないだろう、と思っています。
(だから2.5が正しいということでもないですが。)
「傷跡」×6のシールド戦を戦った限りでは、感染デッキが組めるプールに当たるのは10回に1回くらいで、4-0を狙えるデッキとなると、更にその半分といったところではないかと思います。
「傷跡」×3+「包囲戦」×3で、それがどのくらい増えるかはまだ良く分からないところですが、仮に倍に増えたとしても、4回戦で一度も当たらないのが過半数ではないかと。
・《消失の命令》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
5マナで1ターン稼ぐことが許容されるのはどんな場合でしょう?
こちらがクロックを掛けているならもちろん許容されますが、それはどの道勝ってるゲームです。
そうでないなら、相手がそれを出し直すのに5マナ以上かかるか、または、アドバンテージが取れる場合ですか。
オーラのついた生物を戻したり、強化装備品を戻したり、3つめのアーティファクトを戻したりすると、アドバンテージが取れる可能性はありますね。
あるいは、《地層の鎌》をその戦場に出たときの能力に対応して戻したりしたら痛快ですなー。まあ、痛快なだけでやってることは《圧壊》と大して変わらないですけども。
ともあれ、決して悪いカードとは思わないのですが。
5マナのカードはデッキにそう何枚も入れられるわけではないので、例えば5マナの生物ではなくてこれを入れなくてはならないカード・プールなんだとしたら、ちょっと残念な気がします。
・《流血の臣下》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
白をやるならこのカードを使わないことはほとんどないとは思います。
一方、そもそも白を使おうかどうしようかと考えている状況では、このカードがあるから白をやろうという話にはならないような。
だって、他の色にはたぶんもっといい除去がありますよね。
しかし、それはシールド戦の話であって、ドラフトの場合は状況が変わります。
このカードは初手級では決してないわけで、これをピックするかどうかを考える状況というのは、多くの場合、自分は既に白を触っているという前提があり、その上で他の白のカードや2色目の別のカードと比較している状況だろうと思います。
そうなると3.0付いちゃうのかな。
・《ミラディンの十字軍》4.0 > B評価(3.0相当)
3マナで4点のビート・スティック。
ただしそれは2/3が出てくるまでで、それ以後はナイス・ブロッカー。
こういうものは、「安いファッティ」に分類しています。
一方LSVはプロテクションを高く評価しているようです。
4点の回避クリーチャーということなら、それは私の基準でもA評価になります。
では、実際そのプロテクションはどのくらい効くんでしょうか。
LSVも指摘していますが、相手が感染デッキだったら、無人の荒野を駆けるが如く、でしょうね。
しかし、シールド戦では感染デッキは滅多に見られません。
また、二段攻撃は装備品と相性が良いとも指摘されています。
確かにそうですが、シールド戦の場合、それはデッキに入れるに値する装備品がプールにあるときの話で、そのときはこのカードも (《レオニンのシカール》や《王の摂政、ケンバ》などと共に) 点数を上げればいいだけの話になります。
というわけで、基本評価はBでいいのではないかという感じなのですが。
・《ノーンの僧侶》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
感染デッキなら常に入る、とLSVは言ってますが、わたしはそれに「白マナが出るなら」と付け加えたいと思います。
非感染デッキの場合、常に入るかというとそうではないのではないかと思います。
例えば《ケンバの空護衛》がいるならこれよりも優先されるでしょう。
この環境は、特に白の飛行クリーチャーのサイズが軒並み小さいので、下をしっかり止めて上から殴る戦略を取りにくかったりします。
青なら使いようがあるのですが。
しかも地上の主力アタッカーのパワーはだいたい4ですから (《金属の駿馬》《錆びた秘宝》《甲殻の鍛冶工》…)、タフネス4だと止まらないですよね。
とはいえ白の低マナ域のクリーチャーは、他のもあまりパッとしないので、こんなものでも入れざるを得ないことは多いのではないかと思います。
・《枝モズ》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
LSVのコメントには、今日は《枝モズ》2枚と《ノーンの僧侶》3枚だけの感染デッキをドラフトして優勝したとか書いてあるんですけど、そういうことがあったのなら少し評価も高くなるんでしょうかね。
ともあれ、感染デッキでない限り、B評価は付けられないと思います。
・《白の太陽の頂点》4.5 > B評価(1.5-2.5相当)
LSVのその白デッキにはこのカードが入ってたそうです。
そして、5マナ、6マナ、いっぱいマナで起動して勝ったんだとか。
じゃあ、毒で勝ったわけじゃないんじゃん。
さておき、5マナで2/2が2体出てくるのは、可も無く不可も無く、まあ普通です。
6マナで3体出てくるあたりからお得感が出始めて、7マナ以上だと破格です。
それでいて、もしそれが必要なら4マナでも撃てるというのはエラいです。
しかし、出てくるのは所詮2/2バニラですから、除去の打ち合いでお互い消耗した後でもない限り、このカードだけで勝てるっていうことにはならないような。
これを使うということは、重くて遅いコントロール・デッキにするということになると思いますが、そうだとすると、相手が使ってくるであろうフィニッシャーと比較して、猫の大群っていうのはちょっとどうなのかしら。
8マナくらいで撃てないと、フィニッシャーとしては力不足な感じがするんですけどどうでしょう。
このカードもあってもいいですけど、これ以外に何か欲しい感じがします。
■わたしの方が評価が高い:
なし。あらら。
次回は青のカードです。
つづくー。
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