【MO】MBSシールド戦向け評価/その6

わたしの評価リストと、LSVの評価との比較の続きです。
細かいことは既に書いたので省略。

今回は黒のカード。
LSVのリストはこちらです。
http://www.channelfireball.com/articles/mirrodin-besieged-set-review-black/

■評価が一致：《腐食の猟犬》1.0 《解剖妖魔》1.5 《喉首狙い》4.0 《陰惨な再演》0.5 《恐ろしき天啓》0.0 《虐殺のワーム》4.5 《病的な略取》3.0 《ファイレクシア化》1.0 《吸血術士》4.0 《病気の拡散》4.0

■LSVの方が評価が高い：
・《黒の太陽の頂点》4.5 > A評価(3.5-4.0相当)
これが弱いカードだなんて思ってはいませんが。
このカードは、負けてる状況を逆転してくれません (リセットしてはくれますが)。
しかも、押している盤面では何もしてくれず、逆転されるまで手札に抱えている他ありません。
強いとは思いつつも、S評価は付けられませんでした。

・《肉食いインプ》4.0 > C評価(1.5-2.5相当)
こりゃまた分かれました。
わたしとLSVとはカード評価の波長が合うことが多いと思っていたんですが (別のゲームやってるわけじゃないんだから当然ですけど)、ここまで違うのがあるとは。
コメントを読むと、これはこれ一枚だけで勝てるカードだと書いてあります。
まあ、そうでなけりゃあ4.0は付けないですよね。
わたしは、そりゃそういうこともたまにはあるかもしれないけど、普通は期待できない、と思っていますがどうなのかしら。

このカードと《ファイレクシアの十字軍》が象徴的なのですが、どうやら感染クリーチャーに対するLSVの評価はわたしより0.5点かそれ以上高いようです。
感染デッキをやることを前提にして良ければ、わたしもこのカードにはA評価 (3.5-4.0相当) を付けます。
これはドラフトとシールドの違いかもしれません。
つまり、ドラフトの最初のパックであるMBSのファースト・ピックが《肉食いインプ》であるなら、「感染デッキをやることを前提にしてよければ」とか寝ぼけたことを言う必要はなく、感染デッキをやればいいのです。
一方シールド戦では、使えるカードを全部並べた状態で評価するので、そうもいきません。
このあたり中間評価で見直していきたいと思います。

・《入れ子のグール》3.0 > D評価(0.0-1.5相当)
わたしは《冷たき集いの吸血鬼》も結局D評価にしたのですが、LSVはそれに1.5-2.5という評価をしていました。
2/2が出る4/2の方が、4点ドレインする4/3よりも0.5点高いようです。
2/2が出てくるのがそんなにエラいとは。
どっちもほぼ同じだと思うのですが。
負けてるときは1ターン稼げて、押してるときは1ターン短縮できますよね多分。
でも、金属術関係なく機能する点や、《トゲ撃ちの古老》や《燃えさし鍛冶》や《迫撃鞘》とのシナジーはクールなので、その分グールの方が上なのかも。
さておき、5マナのクリーチャーの品質では黒は到底他の色には太刀打ちできませんので、B以上の評価はムリだと思います。(《入れ子のグール》がいるから黒をやろうということにはならない。)
黒で使える他のクリーチャーとの比較でも、コモン・アンコモンに絞っても《クローンの殻》《ゴーレムの職工》との勝負になるので、ちょっとどうでしょう。
どっちも無ければ/数が不足ならしょうがないかな、というレベルじゃないかと思うのですが。
黒は、《病気の拡散》がコモンなので、そもそも5マナ域の席はたぶん一つ埋まってるんですよね。

・《ファイレクシアの十字軍》4.0 > B評価(3.0相当)
これを止めるには赤でも白でもない4/3が必要です。
まあ、《危険なマイア》でもいいっちゃいいんですが。
さておき、相手が赤白デッキなら回避クリーチャーと見ることができ、感染デッキであればA評価だと思います。
ブロックされてしまう場合は安いファッティであり、そうなるとB評価です。

・《ファイレクシアの憤怒鬼》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
こいつがスタンダードにいた頃は、わたしもスタンダード・コモン構築で使い倒していました。
強いのは良く知っていますが、しかしだからと言って、「憤怒鬼が引けたから黒をやろう」とまでは思わないです。
黒をやることになるなら、ほぼ必ず入れるだろうとは思いますが。

・《ファイレクシアの槽母》4.0 > C評価(1.5-2.5相当)
シールド戦で感染デッキはあんまり多くないはずなので、こいつのデメリットはあまり気にならないことでしょう。
とはいえ、感染デッキの組めないプールのときに、「槽母がいるから黒をやろう」とはならないです。

・《災いの召使い》2.5 > D評価(0.0-1.5相当)
これは感染デッキでない限り入れたくないカードだと思いますがどうでしょう。
そうでなければ、黒の5マナ域にはこれよりいいカードがあるはずではないかと思います。
LSVのコメントを読むと、感染生物は、《疫病のとげ刺し》やら《胆液爪のマイア》やらのチビっ子たちよりも、重くてデカい方がいいというようなことが書いてあります。
感染デッキをやる前提なら、わたしもC評価を付けられます。

・《敗血のネズミ》3.0 > D評価(0.0-1.5相当)
感染デッキの場合、3マナ3/3アタッカーはわたしの「安いファッティ」の基準を満たし、B評価 (3.0相当) 付けられます。
が、やはりこれも感染デッキでない限り入らないカードだと思います。

・《悪性の傷》3.0 > C評価(1.5-2.5相当)
1点除去は、わたしの基準ではC評価なのですが。
-1/-1カウンターを置くというのは、単なる1点除去よりも強く、B評価にするかどうかは少し悩むところです。
LSVのコメントを読むと、そもそもこの環境は1点除去が強い環境だ、デッキに3枚入れて問題無い、と書いてあります。
なるほど。そういうことならちょっと高見してもいいのかも。

■わたしの方が評価が高い：
なし。あれま。

次回は赤のカードです。
つづくー。