わたしの評価リストと、LSVの評価との比較です。
今回は全体のまとめです。

■まとめ
わたしの評価がLSVの評価に比べてどうなのかをまとめてみました。

LSVの方が評価が高い/評価が一致/わたしの方が評価が高い = 合計
白: 7/ 12/ 0 = 19
青: 3/ 14/ 2 = 19
黒: 9/ 10/ 0 = 19
赤: 7/ 11/ 1 = 19
緑: 5/ 11/ 2 +1 = 19
他:23/ 23/ 4 = 50
計:54/ 81/ 9 +1 =145

「+1」というのは、LSVが《忍び寄る腐食》にリミテッドの評価を付け忘れている件です。

「ミラディンの傷跡」では229枚中123枚、即ち54%のカードで評価が一致していましたが、今回も81/145=56%。
実に評価基準が安定していますね、お互いに。これ自体は悪いことじゃありません。
「傷跡」では、LSVの方が評価が高いカードの数は、わたしの方が評価が高いカードの数の2.4倍だったのに対して、今回は6倍にもなりました。しかしこれはちゃんと理由のあることなので、仕方ないかと思います。
もともとわたしはLSVよりも評価が若干辛め (というよりも、カードを評価するポイントが少なく、LSVが評価しているポイントを評価できていない) なので、いつもに較べて凄く異常だということはないようです。
まあ、それは進歩もしていないということの裏返しでもあるのですが。

さて、評価の違いを個別に見ていくと、こういう点が気にかかりました。

・感染生物や、感染デッキと相性の良いカードの評価の差
有色カードの中では黒が最もLSVとわたしとで評価に差があるところです。
どうも、感染デッキ系のカードに対する評価で、概ね0.5点から1点くらいの差がある (LSVの方が高い) ような感じです。
その理由はおそらくこういうことだと思います。

今回からドラフトのパックの開封順が変わり、新しいセットのパックから開けるようになりました。
ということは最初に開けるのはMBSでして、ファイレクシアなカードがそれなりにたくさん出てくることになります。
このため、ドラフトではより感染に行きやすい状況が生まれているのでしょう。
が、全員が感染に行く行けるわけではもちろんないので、そこでは椅子取りゲームが行われます。
この最初のパックの駆け引きを有利に進めるためには、感染アーキタイプにおける有力なカードに高い優先度を与えないといけない事情があるのだろうと思います。
シールド戦で「感染デッキが組めるならこのカードはこのくらいの評価ができる」とか言ってるカードを、ドラフトでは「このカードをピックして感染デッキに行くためにこのくらいの評価が必要」という見方をしないといけないのでしょう、おそらく。

・無色補正
無色カードの評価も、少し差があると感じました。
ドラフトの場合、無色のカードはどの色のデッキにでも入るので、ピックの優先順位が少し高いケースがあるかもしれません。
特にこの環境には金属術というアーキタイプもありますから、そういった事情が影響して、無色は少し高見されているのではないでしょうか。
シールド戦では、プールから出てきたカードは全部自分が使えますから、純粋にカードの強さだけで評価すればいいわけで、わたしの評価が少し低めに出ているのではないかと思います。

・1点除去の評価 (《悪性の傷》《火膨れ杖のシャーマン》)
LSVは、この環境は1点除去が重要であるとの認識であり、わたしよりも0.5点高く評価しているようです。
マナ・マイアの評価も殊の外高かったですから、そのマナ・マイアを殺せる1点除去も評価が高いのかも。
そういえば「傷跡」のときも、《燃えさし鍛冶》はLSVが4.5、わたしがB評価と分かれました。
《伝染病の留め金》もLSVは4.0-4.5で、わたしがB評価。《トゲ撃ちの古老》も同様でした。
評価が共通だったのは《感染の賦活》(B評価) くらいでしたか。わたしはこれは1ドローを評価して0.5点多く付けたのですが、今から思えば、LSVは恐らく、4マナというところを嫌気して (2マナのタフネス1を殺すには遅過ぎるから)、それでたまたまわたしと評価点が一致したに過ぎないのでしょう。

・高コストのバニラの評価
例えば5マナ4/4とか6マナ5/5とかのバニラで、大きいことは大きいんだけど、マナ・コストに較べてもすごく大きいというわけでもなければ何かアドバンテージを取れるような能力があるわけでもない、という種類の生物について、LSVの評価がわたしよりも少し高いのかなと感じました。
5/5や4/4が実際に盤面に出てくれば、その地上制圧力は高いわけで、これらの生物は決してバカにできるものではないのですが。
しかし、5マナ6マナともなると、デッキにそう何枚も入れるわけにはいかないので、他の5マナ6マナのカードと較べてどうなのよ、という話になります。
例えばターン8に出てきても、相手の回避クロックの方が先にこちらを殴り倒すようなことでは、3マナ2/2飛行の方が役に立ちますね、ということになっちゃいます。
5マナも6マナも払うのだったら、もうちょっと役に立つことに使いたいのが人情じゃないでしょうか。

シールド戦でも、ドラフトと同様に、赤緑怪獣というアーキタイプがあります。
《炎生まれのヘリオン》とか《最上位のティラナックス》とか、5-6マナの非感染ファッティをあるだけ入れて、マナ・マイアと土地を合わせて20枚くらい入れるデッキで、それなりに強いのですが。
「ミラディン包囲戦」では生物のサイズが全体に上がってる感じでして、主にアンコモンですけど、このアーキタイプを強化してくれそうなカードが結構増えてます。コモンでも《ファングレンの匪賊》とか。
LSVがこういうカードを少し高見している (ように思えるんですが) のは、環境が少し重めの方向にシフトすると見ているのかもしれません。

LSVは「傷跡」のときも、6マナまでは評価高かったんですよね、そういえば。

気になったのはそんなところですかなー。
リリース・イベントは2週間ありますので、前半が終ったところで上記の点を含めて見直してみたいと思います。

おわりー。

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