■「マジック:ザ・ギャザリング カード・セット一覧」:「マジック基本セット2014」

基本セットの日本語名称、変わったんですね。
いつの間に変わったんだろうと思って、念の為にデータソースである日本語公式サイトの製品情報ページで調べたら、「マジック基本セット2013」からですか(「Magic 2012」は「基本セット2012」)。
なんで変えたんですかねぇ。
普通はなかなか変えたりできないものですが。
(良く考えずに名前を付けたのがバレるから。)

マジック・サポート http://www4.atpages.jp/kakoiku/index.php?lang=Japanese

コメント

arthfing
2013年1月17日0:17

 >(良く考えずに名前を付けたのがバレるから。)
絶対パッケージ・レイアウトだけ見て日本語名付けただろこれ、とマジック2010の時から思ってました。

いく
2013年1月17日4:35

思うに、基本セットの日本語名称を聞かれて答えられる人ってあんまりいないんじゃないかしら。
ウィザーズ社が、英語圏向けには周到なブランド戦略を持って市場に望んでいるのと較べたときに、日本向けの戦略の無さっぷりが際立ちます。
彼らは日本を重要な市場とは考えて無いんでしょうねぇ。
(それは彼らの自由ですけど、なんとなく面白くない。)

arthfing
2013年1月18日0:43

基本セットの改題は、プロツアーに新セット名を冠したように、ブランディングそのものですよね。

本社の人間が不慣れな異国に乗り込んで出来る事もそうないでしょうし、良くも悪くも、Wizards社は地方支店にそれなりの権限を与えているんだと思います。
まぁ日本の場合、タカラトミーが2008年内まで販促、2012年アヴァシンの帰還まで流通を請け負っていた事もあります。

日本向けのブランド戦略は、あった事はあったんですよ、メディア・ミックスが。
その効果が支出に見合うものでなかったなら、予算はごっそり削減された事でしょう。
実際、最近は本社も緊縮財政っぽいですしね。

いく
2013年1月19日8:51

>本社の人間が不慣れな異国に乗り込んで出来る事もそうないでしょうし、良くも悪くも、Wizards社は地方支店にそれなりの権限を与えているんだと思います。

いや、それじゃダメでしょう。
global brandingは、本社が司令塔になって一貫した戦略を持ってやりませんと。
今たぶん世界でいちばん強いbrandはAppleだと思いますが、全世界のどこのApple Storeであれ、Jobsは細かいところまで注文をつけたそうです。
(ま、それはJobsだからということもあるでしょうけど。)

WotCは、例の「Magic」のロゴをブランド戦略の中心にしているように見えます。
残念ながらそれは未だにMcDonald’sの黄色のMにも遠く及んではいませんが、でも、努力はしています。
彼らの公式ページでは、ゲームの名前をテキストではなくロゴで表すようになってますよね?
ロゴを書けないところでは、ボールド体で「Magic」と書く。
これはかなり徹底されています。
こういうのをちゃんとやっておかないと、どっかの国で裁判になったときに、「そのロゴはWotC社のbrandであるとは認められない」とかの判決が出ちゃう可能性があるからです。
それなのに、未だに日本向けだと「マジック」と単にカタカナで書くだけじゃないですか。
カタカナにするのは別にいいと思いますが(Coca-Colaも日本では「コカ・コーラ」でした)、ブランド化できてません。
それは彼らの問題だから外野からどうこう言ってもしょうがないんですが、なんというか、もったいないな、と思います。

>メディア・ミックス
どっかの広告代理店に丸投げしてそう。

arthfing
2013年1月20日13:25

言われるまで気付きませんでしたが、確かに2012年度から"Magic"のロゴが前面に出てきていますね。
文章内の太文字"Magic"は、英語文に触れた当初にいつも「何だこれ」と思っていましたが、商品名が普通名詞ってのは苦労がありますね。

気になるのは、これまで日本以外の国でどんな販売戦略を採ってきたのか、という所なんですが、他言語って昔のイベント・カバレッジ以外であんまり見た事がありません。
ところで、今期のグランプリの地方別開催数をいちいち数えてみたんですけど、アメリカ本土18回、ヨーロッパ13回、太平洋アジア6回、アメリカその他5回、日本3回です。
これはWPNのアクティブ・プレイヤー数によって算出されているらしいんですが、これで現状の日本語サポートとなると、もちろんその指標はWPNプレイヤー数ではなく、製品の売上高でしょう。

本社のブランド戦略如何はまた別に、日本は別格に特別扱いされてます。
しかし、ブランド戦略の真意はいくさんの仰る通りですので、意向なり予算なりで徐々に浸透させていくでしょう。
ここで書く事ではないんですが、2012年11月にDaily MTGの仕様が変わって、日本語を言語選択していると日本語の記事しか表示されなくなりました。
最初はプログラム・ミスかとも思っていたんですが、現在まで修正されない事を鑑みるに、Wizards本社は、mtg-jp.comを公式サイトに吸収する事を視野に入れています。
個人的には、あのメディア・ミックスの予算が日本支店の販促業務権限を半壊させたんだろうと推測しています。

いく
2013年1月20日15:22

>商品名が普通名詞ってのは苦労がありますね。

そういえばAppleも普通名詞ですね。
Apple Recordsとの一件ではだいぶ苦労したらしいですが。
普通名詞じゃなくても、ありきたりな頭文字も苦労が多いみたいです。
NECがだいぶ苦戦してますね。


ここを読みに来る物好きなヒトの中には、いわゆる大企業にお勤めの方もおられるでしょう。
ブランド・ロゴに使い方についてコーポレート部門から口うるさく言われて
閉口したりしたご経験があるのじゃないでしょうか。
独立性とか象徴性とか、まずは法務に相談しろとか。
あれは実は本当に重要なので、言うこと聞いといた方がいいですよ。

>本社のブランド戦略如何はまた別に、日本は別格に特別扱いされてます。

なるほど。
市場規模から考えれば、彼らから見たらポテンシャルは非常に大きいように見えるでしょうね。
戦略がマズいから売れないのだろう→てこ入れしよう→メディア・ミックス
だったのかなぁ。

arthfing
2013年1月20日22:10

「これだけの売り上げで、なぜアクティブ・プレイヤー数はこれだけなんだろう」ってのはあるでしょうね。
なぜでしょうね。
ちなみに私はアクティブではないんですが。

いく
2013年1月23日4:13

>「これだけの売り上げで、なぜアクティブ・プレイヤー数はこれだけなんだろう」

そう言われても。
思いつくことはいくつかありますが、それは彼らが考えるべきことですし、もちろんわたしなどよりも良く理解しているでしょう。
そして、現状ではそれを問題視してはいないのでしょう(だから特に対策していない)。

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