■「マジック・ザ・ギャザリング カード検索データベース」:「ドラゴンの迷路」

http://www4.atpages.jp/kakoiku/carddb.php?lang=ja&search_card&set=DGM

ようやく「ドラゴンの迷路」を追加しました。

ようやく、っていうのは、ほとんど入ってたんですけど、融合カードで苦労したからなんですなー。
「インベイジョン」とそれ以外とで、 Gatherer における分割カードの収録形式は大きく異なるんですが、「ドラゴンの迷路」の融合カードはまたちょっと違っていて、ハンドリングに苦労しました。
具体的には英語版プリントと日本語版プリントで形式が異なってまして。
「//」が入ってたり入ってなかったり、第2セグメントのカード名が無かったり、マナ・コストが画像になってたりそうでなかったり、その画像マナ・コストが間違ってたり・・・。
ま、まあ、入ったからいいや。

ところでその融合ですが、ちょっと質問したいことがあります。
手札にある融合カードは2組の特性を持っていますよね(rule 708.2)。
このとき、能力「融合」は、どっちの半分が持っているんでしょうか?
やっぱり両方の半分がそれぞれ「融合」を持っているんでしょうか?
てことは、我々はその2つの「融合」の好きな方を選んで使って唱えるということですか?

あと、融合で唱えられた呪文に連繋するとどうなるんでしょうかね。
現在のマジックのカードではそんなことできないから考えるだけ無駄かもですが。


■「マジック・ザ・ギャザリング カード検索データベース」:カード・データの更新

2013年4月25日発表のオラクル更新を反映しました。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/244f&page=2

Tabak のちょっと自由な解説も訳しときますねー。

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オラクル更新

■《ボガートの悪ふざけ/Boggart Shenanigans》(機能変更なし)
「死亡」という用語を導入したときに、「戦場から墓地に置かれた/is put into a graveyard from the battlefield」というフレーズを徹底的に検索した結果。ちょっとやり過ぎたっぽい。「死亡」は、その長いフレーズと機能的な違いはないんですが(というか定義だし)、「死亡」はクリーチャーについてだけ使うつもりだったんですね。アーティファクトやエンチャントは死なない方がフレーバー的にいいでしょう。ところが《ボガートの悪ふざけ》は部族カードがメインでフィーチャーされてた時代のもので、クリーチャーでないゴブリンに対しても機能するように意図していることは明白です。自分自身も含めて。なので、長い方のテンプレートに戻しました。

以前のテキスト:
Whenever another Goblin you control dies, you may have Boggart Shenanigans deal 1 damage to target player.
あなたがコントロールする他のゴブリンが死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「ボガートの悪ふざけはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。」を選んでもよい。

新しいテキスト:
Whenever another Goblin you control is put into a graveyard from the battlefield, you may have Boggart Shenanigans deal 1 damage to target player.
あなたがコントロールする他のゴブリンが戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「ボガートの悪ふざけはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。」を選んでもよい。

■《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon》、《Glyph of Doom》、《猛毒の息/Venomous Breath》(機能変更あり)
これら3枚のカードにはあまり普通じゃないタイミングが書かれています。もしもこれらを戦闘終了後に唱えたなら、それらはそれぞれ次のターンまで持ち越す遅延誘発型能力を生成することになります。そりゃちょっと変ですし、これらをそんなふうにプレイしてたヒトかいたかどうか怪しいもんです。整理する必要があります。新しいテンプレートは、誘発型能力をそれを唱えたターンに適正に限定します。タイミングの調整の他に《Glyph of Doom》(of Dooooom!)(*1)については、分かりやすいようにちょっと改訂しました(*2)。

《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon》
以前のテキスト:
({o(b/g)} can be paid with either {oB} or {oG}.)
Regenerate target creature. At end of combat, destroy all creatures that blocked or were blocked by that creature this turn.
({o(b/g)}は{oB}でも{oG}でも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。 戦闘終了時に、このターンそのクリーチャーをブロックしたかそのクリーチャーにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

新しいテキスト:
({o(b/g)} can be paid with either {oB} or {oG}.)
Regenerate target creature. At this turn’s next end of combat, destroy all creatures that blocked or were blocked by it this turn.
({o(b/g)}は{oB}でも{oG}でも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。 このターンの次の戦闘終了時に、このターンそのクリーチャーをブロックしたかそのクリーチャーにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

《Glyph of Doom》
以前のテキスト:
At end of combat, destroy all creatures that were blocked by target Wall this turn.
壁1つを対象とする。戦闘終了時に、このターンその壁にブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

新しいテキスト:
Choose target Wall creature. At this turn’s next end of combat, destroy all creatures that were blocked by that creature this turn.
壁・クリーチャー1体を対象とする。このターンの次の戦闘終了時に、このターンそのクリーチャーにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

《猛毒の息/Venomous Breath》
以前のテキスト:
Choose target creature. At end of combat, destroy all creatures that blocked or were blocked by it this turn.
クリーチャー1体を対象とする。戦闘終了時に、このターンそのクリーチャーをブロックしたかそのクリーチャーにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

新しいテキスト:
Choose target creature. At this turn’s next end of combat, destroy all creatures that blocked or were blocked by it this turn.
クリーチャー1体を対象とする。このターンの次の戦闘終了時に、このターンそのクリーチャーをブロックしたかそのクリーチャーにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。

■《Glyph of Life》(機能変更なし)
Glyph(*3) にはずっと注目してまして、っていうか、オラクル・チームのおもちゃみたいなもんだったわけですけど、《Glyph of Life》のテンプレートを整理することにしました。そうそう、この能力を誘発させるのは戦闘ダメージだけじゃないんですよ!

《Glyph of Life》
以前のテキスト:
Until end of turn, whenever an attacking creature deals damage to target Wall creature, you gain that much life.
壁・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、攻撃クリーチャー1体がその壁・クリーチャーにダメージを与えるたび、あなたはその点数分のライフを得る。

新しいテキスト:
Choose target Wall creature. Whenever that creature is dealt damage by an attacking creature this turn, you gain that much life.
壁・クリーチャー1体を対象とする。このターン、そのクリーチャーが攻撃クリーチャー1体からダメージを与えられるたび、あなたはその点数分のライフを得る。

■《洞察のランタン/Lantern of Insight》(機能変更なし)
他の9枚のカードが、すべてのプレイヤーがハンドやライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする場合に複数形を使っているのに、《洞察のランタン》だけが仲間外れなんですね。

《洞察のランタン/Lantern of Insight》
以前のテキスト:
Each player plays with the top card of his or her library revealed.
{oT}, Sacrifice Lantern of Insight: Target player shuffles his or her library.
各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上を公開してゲームを行う。
{Tap}, 洞察のランタンを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーのライブラリーを切り直す。

新しいテキスト:(*4)
Players play with the top card of their libraries revealed.
{oT}, Sacrifice Lantern of Insight: Target player shuffles his or her library.
プレイヤーは自分のライブラリーの一番上を公開したままプレイする。
{Tap}, 洞察のランタンを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

■《川のケルピー/River Kelpie》(機能変更なし)
この更新の前に、「~が戦場に置かれる/is put onto the battlefield」って書いてあるカードが何枚あったかご存知ですか? 《川のケルピー》だけだったんです。《ぶらつく巨人/Loafing Giant》を別にすると、わたしにちなんで命名された唯一のマジックのカードである《奈落に住まう騙し屋/Treacherous Pit-Dweller》にも使われている標準テンプレートに合わせました。

以前のテキスト:
Whenever River Kelpie or another permanent is put onto the battlefield from a graveyard, draw a card.
Whenever a player casts a spell from a graveyard, draw a card.
Persist (When this creature dies, if it had no -1/-1 counters on it, return it to the battlefield under its owner’s control with a -1/-1 counter on it.)
川のケルピーか他のパーマネントがいずれかの墓地から戦場に置かれるたび、カードを1枚引く。
いずれかの呪文が墓地からプレイされるたび、カードを1枚引く。
頑強 (このクリーチャーが死亡したとき、それの上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

新しいテキスト:
Whenever River Kelpie or another permanent enters the battlefield from a graveyard, draw a card.
Whenever a player casts a spell from a graveyard, draw a card.
Persist (When this creature dies, if it had no -1/-1 counters on it, return it to the battlefield under its owner’s control with a -1/-1 counter on it.)
川のケルピーか他のパーマネントがいずれかの墓地から戦場に出るたび、カードを1枚引く。
いずれかの呪文が墓地からプレイされるたび、カードを1枚引く。
頑強 (このクリーチャーが死亡したとき、それの上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

■《時間のひずみ/Temporal Distortion》(機能変更なし)(*5)
真中の能力が数的に紛らわしいかもしれなかったので。(*6)

以前のテキスト:
Whenever a creature or land becomes tapped, put an hourglass counter on it.
Permanents with hourglass counters on them don’t untap during their controllers’ untap steps.
At the beginning of each player’s upkeep, remove all hourglass counters from permanents that player controls.
クリーチャーか土地がタップ状態になるたび、その上に砂時計カウンターを1個置く。
砂時計カウンターが置かれているパーマネントは、そのコントローラーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時、そのプレイヤーがコントロールするパーマネントの上に置かれているすべての砂時計カウンターを取り除く。

新しいテキスト:(*7)
Whenever a creature or land becomes tapped, put an hourglass counter on it.
Each permanent with an hourglass counter on it doesn’t untap during its controller’s untap step.
At the beginning of each player’s upkeep, remove all hourglass counters from permanents that player controls.
クリーチャーか土地がタップ状態になるたび、その上に砂時計カウンターを1個置く。
砂時計カウンターが置かれている各パーマネントは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーがコントロールするパーマネントの上からすべての砂時計カウンターを取り除く。

■《貴様の意思は貴様の物ではない/Your Will Is Not Your Own 》(機能変更なし)
もはや貴様にはどうすることもできんのだ。よって我輩の計画を教えてやろう。この計画で与えられる2つのキーワード能力は通常はこの逆順で現れる。なので我輩そいつらをひっくり返してやったぜ。極悪だろ!

以前のテキスト:
When you set this scheme in motion, gain control of target creature an opponent controls until end of turn. Untap that creature. It gets +3/+3 and gains haste and trample until end of turn.
あなたがこの計略を実行中にしたとき、いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、あなたはそれのコントロールを得る。 そのクリーチャーをアンタップする。 それはターン終了時まで、+3/+3の修整を受けるとともに速攻とトランプルを得る。

新しいテキスト:
When you set this scheme in motion, gain control of target creature an opponent controls until end of turn. Untap that creature. It gets +3/+3 and gains trample and haste until end of turn.
あなたがこの計略を実行中にしたとき、いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、あなたはそれのコントロールを得る。 そのクリーチャーをアンタップする。 それはターン終了時まで、+3/+3の修整を受けるとともにトランプルと速攻を得る。

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訳註
*1 of Dooooom!
 何でもかんでも訳してもらえると思ったらオオマチガイなんだぜ。

*2 分かりやすいようにちょっと改訂しました
 「壁」が「壁・クリーチャー」になったんですね。なるほど分かりやすい。

*3 Glyph
 「Legends」に収録されている名前が「Glyph of」で始まるサイクルです。
 古いカードはいろいろメンドクサいことが多いんですなー。

*4 《洞察のランタン》新しいテキスト
 こうして見ると、「ミラディン」ブロックの頃とは日本語訳文のテンプレートもけっこう変わりましたね。

*5 《時間のひずみ/Temporal Distortion》
 「プレインチェイス2012」に収録されている現象カードは《時間のひずみ/Time Distortion》。
 オラクルのカード名が違うのに和訳のカード名が同じという珍しいカードです。

*6 数的に紛らわしい
 って言われても。日本語に複数形とかないので・・・。

*7 《時間のひずみ》新しいテキスト
 「each player’s upkeep」って書くカード(72種類)と「each upkeep」って書くカード(38種類)があるんですね。
 新しいカードは「each upkeep」ですが、この更新は古いテンプレートを採用しています。
 そのうち統一されるかしら。

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こんなところで。

マジック・サポート http://www4.atpages.jp/kakoiku/index.php?lang=Japanese

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