■「マジック・ザ・ギャザリング 総合ルール・ビューワ」:新規ルールの登録

2013年7月13日発効の総合ルールを登録しました。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/crv.php?lang=ja

どこが変わったのかは Tabak がお茶目に解説してくれてるので、訳しておきましょう。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/244f&page=3

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総合ルールの更新

■100.4a
構築のサイドボードに関するルールが変わりました。今やサイドボードは15枚ではなく、15枚までなら許されます。加えて、カードを1対1交換する必要もありません。結果、構築のサイドボーディング手順は、リミテッドのそれに近いものになりました。「マジック:ザ・ギャザリング(R) イベント規定」を読めば、この変更に関するより詳しい情報を得られます。実際のところ、多くの人は15枚のサイドボードを使い続けるのだろうとは思います。が、些細なサイドボーディングの誤りのためにトーナメントでゲーム・ロスをくらったりしなくて済むようにはなるでしょう。

■103.3
このルールはゲームの開始手順を規定しており、そこにはライフ総量の設定が含まれます。ルール用語「初期ライフ総量」を定義するようにしました。それを参照するカードもあるので。

■103.4
初期手札を引くこととマリガンとを規定するこのルールでは、ルール用語「初期手札枚数」を定義するようにしました。「手札の上限」は、カードにも印刷されていて、依然としてゲームに影響のある用語です。しかし、初期ライフ総量と平仄を合わせる方が、ゲーム開始時に何をすべきかを書きやすいのです。ヴァンガード戦の手札補正子(総合ルール210節)は、手札の上限ではなく、初期手札枚数に影響するようになりました。他のいくつかのルールも、この新しい用語を使うように若干変更されています。

■103.4a
この新しいルールでは、ヴァンガード戦のゲームでの初期手札の引き方をまとめました。この情報は別のところにあったものですが、一貫性のためにここに追加しました。

■109.3
エキスパンション・シンボルを特性ではなくしました。マジックのカードは、個々のゲーム要素としては、その英語のカード名によって識別されます。そのシステムの中心にあるのは、デッキ構築とゲーム・プレイに関する限り、同じ名前のすべてのカードは同じであるとの原則です。このシステムに基づき、我々はカードを再録し、プロモ・カードを印刷し、多くの言語版のカードをして登場たらしめるのです。しかし、3枚の古いカードが特定のエキスパンションのカードを参照しており、このシステムに逆行しています。「Arabian Nights」の《鳥の乙女/Bird Maiden》とその「第4版」版とは同じであるべきですが、《City in a Bottle》にとってはそうではありません。実際、そのせいで最初の版の方が弱いのです!

さて、もはやカードはエキスパンション・シンボルを特性としては参照しません。それをやっていた3枚のカード(《City in a Bottle》、《Golgothian Sylex》、および《Apocalypse Chime》)は、将来の更新において、それぞれ「Arabian Nights」、「Antiquities」、および「Homelands」において「最初に印刷された」カードを参照するようにエラッタを受けることになります。これは、《City in a Bottle》はもはや「山」という名前のカードには影響しないことを意味します。また、これら3枚のカードは、その対応するセットにあってその後再録されたカードに影響することをも意味します。《City in a Bottle》は、前述の「第4版」の《鳥の乙女》にも影響するのです。

同様に他のいくつかのルールからも、エキスパンション・シンボルを特性とみなす記述を取り除きました。

■112.6j
このルールに出てくる例は、「死亡」の件を聞いてなかったらしいです。《赦免のスラル/Absolver Thrull》のテキストを更新しました。

■112.11
破壊不能は今や能力ですので、能力でないものの例から「破壊されない」を取り除きました。「ブロックされない」も、このルールおよびこの文書全体にわたり、「ブロックされない」に更新されました(*1)。

■115.2a
このルールは、土地のプレイという特別な処理について述べています。追加の土地のプレイに関するルールをより正確に反映するように、言い回しを変えました。

■117.8c
この新しいルールは、非公開領域にある特定の性質を持つカードを使う必須の追加のコストを持つ呪文を、可能なら唱えるように指示された場合について規定するために追加されました。って長過ぎ。例えば、そう、《災難の範囲/Disaster Radius》を可能なら唱えよと言われたとします。ゲームはあなたの手札にクリーチャー・カードがあるかどうかなんて知りません。我々は、あなたが手札の中身について正直であることを証明するためにジャッジを呼びましょうなんてことは言いたくありません。そこで、「見つかりませんでした」ルールの精神に則り、追加のコストを支払わず、呪文を唱えなくてもいいことにしました。

■201.4c
このルールは、伝説のカードの名前を、2回目以降は縮めてもいいことにするものです。例えば、《Axelrod Gunnarson》(ぼくのお気に入り!)は、そのルール文章の中では単に「Axelrod」と書かれています。このルールから「2回目以降は」というのを取っ払いました。今や短縮形は自由に使えて、それはフル・ネームを書いたのと同じです。だからってしょっちゅうやろうと思ってるわけじゃありませんよ。お約束はできませんけどね。

■205.3j
プレインズウォーカー・タイプの一覧ですが、更新を受けた「プレインズウォーカーの唯一性ルール」が繰り返されています。

■206. エキスパンション・シンボル
ゲームには影響しなくなったことを反映するよう、変更されました。

■210. 手札補正子
「初期手札枚数」を使うように言い回しを若干変更しました。

■211. ライフ補正子
ライフ補正子が初期ライフ総量にどのように作用するかを述べるよう、言い回しを若干変更しました。新しいゲーム開始手順への参照も含みます。

■303.4h
この新しいルールは、効果がオーラでないものをクリーチャーに付けられた状態で戦場に出そうとするケースを規定します。これは《ちらつく形態/Flickerform》や《エンチャント複製/Copy Enchantment》のようなカードによって可能です。そのようなパーマネントは付けられていない状態で戦場に出ます。

■305.2. と 305.3.
これら二つのルールは、プレイヤーが自分が土地をプレイできるかどうかを判断する方法について述べています。通常、プレイヤーは自分の各ターンに1つずつ土地をプレイできます。効果によってこの数は引き上げられ得ます。土地をプレイできるかどうかを判断するには、このターンそれまでにプレイした土地の数と、プレイできる数とを比較します。

このことは実際は、追加の土地をプレイすることを許しているパーマネントが戦場を離れると、その効果は失われることを意味します。あなたが《踏査/Exploration》をコントロールしていて、土地を1枚プレイしたとします。そのターン中に《踏査》が戦場を離れました。その後では、あなたは土地をもう1枚プレイすることはできません。その時点では、あなたは1枚しかプレイを許されていませんし、既にプレイしました。このシステムの働きに関する詳細については、わたしのプレビュー記事(*3)をご覧下さい。

覚えておくべき重要なことの一つに、これらの変更は土地を「プレイ」することなく戦場に出すカードには何ら影響しないということがあります。「フェッチ・ランド」(*3)や《不屈の自然/Rampant Growth》のようなカードは完全に無関係です。それらは通常通り機能します。

■306.4
新しい「プレインズウォーカーの唯一性ルール」です。1人のプレイヤーが、共通のプレインズウォーカー・タイプを持つ2つ以上のプレインズウォーカーをコントロールしている場合、そのプレイヤーはその中から1つを選び、残りをオーナーの墓地に置きます。

■505.5b
メイン・フェイズに関するこのルールは、土地のプレイに関する情報も含んでいます。追加の土地のプレイに関する新しいルールを反映するよう、この情報も更新されています。

■601.2b
召集はもはや追加コストではありません(下をご覧ください)ので、その例から取り除きました。

■607.3
前述した通り(*4)、われらがマブダチ《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》が刻印能力を持つカードと組むとおかしなことが起きます。《映し身人形/Duplicant》が複数のパワーとタフネスを持つのを防ぐために表現の変更を受けたことは説明しました。しかし、他の刻印カードも複数のカードを追放する可能性があり、多く場合、そんなことが起こるとは「想定外」です。個別のカードを変更することで対応することもできたのですが、そうするとそれらのカードのルール文章は妙ちくりんなことになるでしょう。とりわけ、《ストリオン共鳴体》について考えたことが無い場合には。なので、新しいルールを書くことにしました。

一対の関連している能力(*5)が単一のオブジェクトを「その追放されたカード」、「[このカード]によって追放されたカード」、ないし類似の表現で参照しており、かつ、参照され得るカードが複数ある場合、それらすべてが参照されます。うほっ! いえいえ、マジっすよ。ハンパないっす。良く見てちょ。

《精鋭秘儀術師/Elite Arcanist》を考えてみましょう:
精鋭秘儀術師が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるインスタント・カード1枚を追放してもよい。
{oX}, {oT}:その追放されたカードをコピーする。あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。Xはその追放されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい。

戦場に出たときの能力がコピーされると、最終的に2つのインスタント・カードが追放され得ます。で、もう一方の能力を起動するには、あなたはXの値を決めなくてはなりません。ここでは仮に点数で見たマナ・コストが2と5のカードを追放したとします。すると、あなたは{o2}と{o5}({o7}という別名もありますね)を支払い、両方のカードのコピーを手に入れます。あなたはどちらも唱えなくてもいいし、1つだけ唱えてもいいし、両方を好きな順序で唱えてもいいのです。いいじゃないの!

■610.3
この新しいルール(と2つのサブルール)は、指定されたイベントが起きる「まで」の間オブジェクトの領域を変更する単発的効果を取り扱います。この新しい形態の能力は「マジック2014」(*6)のオトモダチ《放逐する僧侶/Banisher Priest》と《壮大な鯨/Colossal Whale》に見られます。これは継続的効果のように見えるかもしれませんが、さに非ず。これは2つの単発的効果です。ひとつはオブジェクトを動かし、もうひとつは指定されたイベントの直後まで遅延されます。

この新しいスタイルの能力を創った理由を説明するには、《忘却の輪/Oblivion Ring》のようなカードを閲する要があります。Tom LaPille(*7)の言葉を借りるならば、《忘却の輪》はルール文章でできた美しい詩です。あなたはパーマネントを追放する。輪が戦場を離れる。追放されたカードが戻ってくる。美しい。ただし。

ご存知でしょうが、《忘却の輪》が、その戦場に出たときの能力が解決する前に戦場から離れた場合、その戦場から離れたときの能力がスタックに詰まれ、先に解決されます。その能力は、すごく面白いことをするってことにはならんでしょうな。まだ追放されていないカードを戻すわけにはいかんのですからして。その後、戦場に出たときの能力が解決され、対象を無期限に追放することになります。輪はもう無いにも関わらず、それは決して戻ることはありません。この「スタックの抜け穴」は、ルールの相互作用の中でも最悪の種類のものです。プレイヤーを惑わせますし、イカサマっぽくも感じます。ファンも多いことは知ってますよ。彼らはあなたに、それが論理的かつ導出可能で、マジックのルールと多くの可動部品とが織り成す複雑さの素晴らしき一例であることをを教えてくれるでしょう。彼らは正しいのです。しかし同時に、カードが看板に偽りのある挙動をすることは実に悪しきことでもあるのです。プレイヤーに、彼らが愛するゲームに騙されたように感じさせてはなりません。

この状況を正すため、610.3a項は、オブジェクトを戻す指定されたイベントが既に起きてしまっているなら、オブジェクトを動かす最初の単発的効果はそれを動かさないと規定しています。よって、「スタックの抜け穴」は生じません。

もう一つ、それほど頻繁に生じるわけではないけれどもわたしの注意を引くには十分である問題がありました。それは、《忘却の輪》のようなカードの多人数戦における挙動です。わたしがあなたの(Gathererのランダムカード(*8)で出た)《鋳塊かじり/Ingot Chewer》を《忘却の輪》で追放し、わたしがゲームを離れたとします。あなたの《鋳塊かじり》が戻って来る、と思うでしょう。残念。いいですか、わたしが《忘却の輪》をコントロールしているなら、その戦場を離れたときの能力もわたしがコントロールすることになります。が、その能力は決して解決することはありません。何故ならわたしがゲームを離れた時点でその能力は消滅するからです。ごめんよ、《鋳塊かじり》。

世界中の《鋳塊かじり》を救うため、この遅延単発的効果システムは彼らが戦場に戻る道をちゃんと見つけられるようにしてくれます。戦場に戻す単発的効果はスタックを使いません。《放逐する僧侶》が戦場を離れるや、直ちに発生します。走れよ遊べよ、仔《鋳塊かじり》。

この新しい形態の能力は以前のカードには出てこないであろうことは重要です。《忘却の輪》はそれがしていることをし続けます。以前のカードで変更されるものはありません。

■613.10
「破壊不能」は今やキーワードですから、ゲームのルールに影響する継続的効果の例としては如何なものか。

■700.4
このルールは以前は「破壊されない」を定義していました。それは変更されてキーワード節に移動になりました。項番を振り直し、現在の総合ルール700.4項は「死亡する」を定義しています。

■700.5 (古い方)
このルールは以前は「ブロックされない」を定義していました。この用語はもはやカードに現れることはありませんので、そのルールも取り除かれました。

■700.5 (新しい方)
そしてこのスロットは「最初に印刷された」を定義するルールになりました。この用語は、以前はエキスパンション・シンボルに基づいて特定のセットのカードを参照していた3枚のカードに出てきます。サブルールには、それぞれ「Arabian Nights」「Antiquities」および「Homelands」で最初に印刷されたカードの一覧が載っています。

■702.12 破壊不能
このルールは、新キーワード「破壊不能」を定義します。以降のルール、および膨大な相互参照の項番を振り直しました。

■702.50 召集
このハナシがどのように始まったのか良く覚えてはいないんですが。2~3ヶ月前のある日、R&Dでは、召集を使って呪文を唱えるときに「オーバータップ」(*9)できちゃうのは変だよね、という流れになりました。確かに変だと思ったので、何とかしようと考え始めました。コスト減少能力として見ると、全くもって一筋縄ではいきません。お望みなら、呪文のコストは10億マナでも減少可能です。わたしは名誉ルール・マネージャーのMark Gottlieb(*10)に相談しました。我々は召集の新しいパラダイムを思いつきました:コストを減少させるのじゃなく、クリーチャーをタップするのは単にマナを支払うもう一つの方法だ(*11)、ってのはどうでしょう?

てなわけでそうなりました! あなたはどのクリーチャーをタップするのか前もって宣言する必要はありません。どの土地をタップするのか前もって宣言しないのと同じです。呪文のコストを支払う段になったら(総合ルール601.2g項)、マナを支払う代わりにクリーチャーをタップできます。これはマナ能力を起動する機会(総合ルール601.2f項)よりも後であることにご注意ください。つまり、クリーチャーのマナ能力を起動するために生け贄に捧げるのなら、そのクリーチャーを召集でタップすることはできないということです。

■702.65 探査
召集の詳細を仕上げましたので、探査の方も同様に変更するのが順当でしょう。

■704.5j
新しい「プレインズウォーカーの唯一性ルール」がここにも。今回は状況起因処理の一覧に含まれています。

■704.5k
新しい「レジェンド・ルール」の最初の出現です。1人のプレイヤーが2つかそれ以上の同じ名前の伝説のパーマネントをコントロールしている場合、そのプレイヤーはそれらのうちから1つを選び、残りをオーナーの墓地に置きます。

■704.5m
(少なくとも最近では)あんまり使われない「ワールド・ルール」を明確化しました。2つかそれ以上のパーマネントが特殊タイプ「ワールド」を持つ場合、その中で最も短い期間「ワールド」を持っていた1つを除き、残りをオーナーの墓地に置きます。最も短いものが複数ある場合、それらすべてをオーナーの墓地に置きます。

■800.4d
4年の歳月の後、そこでは未だ「戦場」ではなく「場」が使われていたのでした。こいつら夜中に殖えてんジャネーノ?

■801.12. and 801.14.
これらの2ルールは、伝説のパーマネントとプレインズウォーカーが、影響範囲(*12)を使用する多人数戦のゲームでどのように振舞うかを述べていました。ルールの変更によりこれらは時代遅れになりましたので、削除して以降のルールの項番を振り直しました。

■用語集
召集、探査、エキスパンション・シンボル、破壊不能、レジェンド・ルール、プレインズウォーカーの唯一性ルール、ブロックされない、が変更されました。

新しい用語:初期手札枚数、初期ライフ総量


訳註
*1 「ブロックされない」
 日本語だとポルナレフですが、要するに、「unblockable」を「can’t be blocked」に書き換えたということです。

*2 「わたしのプレビュー記事」
 原文では、「マジック基本セット2014」でのルール変更の概要を説明した次の記事へのリンクが張られています。
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/248e
 この記事には邦訳があります。
 http://mtg-jp.com/reading/translated/020751/

*3 「フェッチ・ランド」
 原文では、次の条件のGathererの検索結果へのリンクが張られています。
 「オンスロート」の「土地」で、「あなたの」「ライブラリー」「探す」を含むカード

*4 「前述した通り」
 原文では、このページの前にオラクルの更新のページがあって、《ストリオン共鳴体》と《映し身人形》の件はそこで説明されているのです。
 そっちもそのうち訳すことでしょう。

*5 「関連している能力」
 「linked abilities」のことです。総合ルール用語集では「関連した能力」と訳されているのですが、607節のタイトルでは「関連している能力」と訳されています。つまり、訳語の統一ができていません。登場回数を較べても、「関連した能力」が12回に「関連している能力」が12回で、同数です。仕方ないのでサイコロを振って「関連している能力」を採用することとしました。

*6 「マジック2014」
 日本語版の正式名称は「マジック基本セット2014」なのですが。それを言ったら英語版の正式名称も「Magic 2014 Core Set」です。原文には「Magic 2014」としか書いてないので同様に略してみました。

*7 「Tom LaPille」
 以前ウィザーズ社でマジックのディヴェロッパーをしていた方です。2011年12月まで公式サイトで「Latest Development」を連載していたので、ご存知の方も多いでしょう。その後「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の研究開発部に異動されたと聞いています。

*8 「Gathererのランダムカード」
 http://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?action=random
 土地でないパーマネントが出なかったらどうするつもりだったんですかね。土地でないパーマネントが出るまでランダムカードをクリックすればいいのか。

*9 「オーバータップ」
 2マナの召集呪文を唱えるのにクリーチャーを5体タップするとかそういうことです。

*10 「Mark Gottlieb」
 たぶん「名誉ルール・マネージャー/Rules Manager Emeritus」なんていう役職が本当にあるわけではないんだろうと思いますが。
 原文にはMaGoの記事へのリンクが貼られています。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/archive.aspx?author=Mark%20Gottlieb

*11 「マナを支払うもう一つの方法」
 こんな記事を読むヒトには今さら説明することでもないのでしょうが。マナを支払う通常の方法は、マナ・プールからマナを取り除くことです。マナをマナ・プールに入れることではありません。2マナの呪文を唱えるのに、土地を5枚タップして5マナを「出す」のはあなたの自由ですが、だからといって5マナを「支払う」ことはできません。使い切れなかった3マナはマナ・プールに残ります。召集がマナを「支払う」方法になったということは、2マナを支払うのにクリーチャーを5体タップすることはできないということでもあります。

*12 「影響範囲」
 用語です。一応。
 http://www4.atpages.jp/kakoiku/crv.php?lang=ja&show_term=%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E7%AF%84%E5%9B%B2
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上には書いてないんですけど、(わたしにとって)重要な変更として、今回からカスタマー・サービス・インフォメーションが無くなりました。
あの、総合ルールテキストの最後に書いてあった、「Contact the office nearest you.」的な部分です。
以前から、これが総合ルール文書の一部であるというのはフシギではあったんですが、そう思ってたヒトは他にもいたようです。
おかげでルールをパージングするプログラムをちょこっといじらないといけなくて、時間を食ってしまいました。
なお、和文は相変わらず掲載し続けています。

以上です。

マジック・サポート http://www4.atpages.jp/kakoiku/index.php?lang=Japanese

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