■「マジック・ザ・ギャザリング 総合ルール・ビューワ」:新規ルールの登録
2014年9月25日発効の総合ルールを登録しました。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/crv.php?lang=ja

Update Bulletin の残りも訳しておきましょう。
原文はこちらです。
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2015-update-bulletin-2014-07-17

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総合ルールの更新

■112.11.
このルールは、「神々の軍勢」の元型サイクルに出てきた、新たな「[キーワード能力]を持つことができない/can’t have [keywork]」機能を扱うため、何回か前の更新のときに創られたものです。解決中の呪文や能力が、その能力をクリーチャーに与える継続的効果を生成する場合、その効果は生成されないと規定しています。でも、その継続的効果が複数のことをする場合、これは完全には正しくありませんよね。わたしの対戦相手が《勇気の元型/Archetype of Courage》をコントロールしていて、わたしがわたしのクリーチャーのうちの1つを《天駆ける進撃/Aerial Maneuver》の対象にしたとしましょう。わたしのクリーチャーは、それでも、+1/+1の修整と飛行を得ることができるということです。そのことをはっきりさせるため、言い回しを修正しました。

■205.3m
クリーチャー・タイプの一覧に、「ナーガ/Naga」が加えられたのですががが。

■207.2c
能力語の一覧に「獰猛/Ferocious」と「強襲/Raid」が加えられました。

■208.2b
このルールは、クリーチャーが戦場に出るかまたは表向きになるに際し、そのパワーとタフネスをいくつかの特定の値のうちの1つに設定する置換効果を生成する常在型能力について述べています。要するに《原初の土/Primal Clay》と《水変化の精体/Aquamorph Entity》を機能させるためのルールです。しかしながら、このルールではそれらの値を「選択/choices」と書き、その特性を「選ばれた/chosen」と書いています。《溶鉄の歩哨/Molten Sentry》のパワーとタフネスは運で決まります。選択ではありません。これも扱えるように、言い回しを改めました。

■500.7.
例えば複数の《ウギンのきずな/Ugin’s Nexus》が同時に墓地に置かれた場合などで、2人以上のプレイヤーが同時に生成された追加のターンを得るときに何が起きるかを明確化する一文を追加しました。

■510.2.
「例」の中に、欠けていた二重引用符を加えました(*1)。

■700.2.
モードを持つ呪文や能力は、オシャレな箇条書きであることに触れるようにしました。

■702.50a
思うに、ここの例で欠けていた二重引用符は、510.2で欠けていたやつと一緒に休暇を取ってたんじゃないかと。まあ、二人とも戻ってきたようですが。

■702.100b
わたしが最もやらかすことの多い打ち間違い(of/if)を訂正しました。

■702.106.
長久のための新しいルールです。

■702.107.
果敢のための新しいルールです。

■706.2.
このルールは、「コピー可能な値」と、コピーが如何にして特性を獲得するか、および、スタック上のオブジェクトを唱えたり起動したりするときの選択について述べています。「コピー可能な値」は、オブジェクトのテキストを、特性を設定する「戦場に出るに際し…」能力と「表向きになるに際し…」能力、および、オブジェクトを裏向きにした能力によるコピー効果によって修正したものです。この真中の部分で、ちょっとした問題を生じました。

このルールは、前述の《原初の土/Primal Clay》のようなケースを扱おうとしています。しかし、《飛びかかるカヴー/Pouncing Kavu》のようなクリーチャーを考えてみてください。こいつは戦場に出るに際して特性を設定する能力を持っています。つまり、速攻を持つか否かです。しかし、《飛びかかるカヴー》に適用されているのな単なる継続的効果であって、《巨大化/Giant Growth》と変わるところはありません。なので本来、コピー可能であってはなりません。このルールの更新は、こうした類の効果を除外しつつ、《原初の土》の選ばれた特性はやはりコピー可能であるようにしています。

■707.2a
このルールは裏向きになった表向きのパーマネントに特性を与えるものです。わたしはそれを、裏向きで戦場に出るけれども裏向きの呪文としては唱えられなかったオブジェクトも含めるように拡張しました。例えば戻ってきた《灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix》などです。

■用語集
変更:モード
新規:長久、果敢


訳註
(*1) 「例」の中に、欠けていた引用符を加えました
和文ルールは最初から補ってあったので、影響ありません。

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