(つづき)

2015年1月25日 ゲーム
直前の記事の訳註です。

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訳註
(*1) 「運命再編」更新報告
今回のように Update Bulletin が複数のページに分かれて掲載される場合、これまでは「Introduction/はじめに」のページは訳して来ませんでした。それは今後もおそらくそうするだろうと思うのですが、今回はちょっと事情があって訳さないわけにはゆかず。どういう事情かは後述。・・・はしないかも。

(*2) 「トップ・シェフ」
アメリカのケーブル・テレビ局 Bravo の料理番組。だそうです。料理人たちが料理対決をして優勝者を決めるんだそうで、もう12シーズンも続いているっていうから人気番組なんでしょうね。(「料理の鉄人」のアメリカ版とは別の番組です。あっちは Food Channel ですね。)

(*3) どうでもいいことだが
気がつかないヒトがいるといけないので。これはつまり、マジックのフレイバー・テキストの形式で書いてあるのです。

(*4) どうでもいいことだが・パート2
久し振りに辞書引きながら訳しました。英語圏以外のヒトはこれスラスラ読めるのかね?

(*5) Gatherer
こんなブログを読んでいるヒトには今更な註でしょうが、原文の単語「Gatherer」は、次のページへのリンクになっています。
http://gatherer.wizards.com/Pages/Default.aspx

(*6) This creature can block creatures with flying.
ちなみにその「短いバージョン」というのは、「This can block creatures with flying./これは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。」でした。たいして短くないんですなー。

(*7) Spend black mana only on {oX}.
オラクルによれば、正しくは「Spend only black mana on {oX}.」です。お行儀の良い英語は「only」を前置する方でしょうね。後置しちゃうと、言葉の上では、「黒マナは{oX}にしか支払えない。」と解釈される余地が残るので。

(*8) 新しいテキスト
原文は「New wording」。のはずなんですが、見当たりませんなー。書き忘れちゃったんでしょうか。

(*9) nonland permanents
へー、「インベイジョン」の頃は「cards」って書いてあったら土地は含まなかったのか、はて、そうだったっけなぁ・・・、などと思って読み進めてたら、何やらおかしな雲行き。いや、これ、明らかに「nontoken permanents」の間違いですよね。ね?

(*10) 野獣よ、戻って来るときが来たのだ。
原文は「Time to move to the right side, Beasts.」最初は、『「美女と野獣」の台詞のもじりかな?』とか思ったのですが、もしかして、「トップ・シェフ」では調理時間が終ったときに司会者が「It’s time to move どこそこ~」とかなんとか叫んだりするんでしょうか? ホイッスルを鳴らしつつ。一度も見たことがないので知らないんですが。

(*11) Grand Creature Type Update
そんなこともありましたなー。調べたところ、それは2007年のことだったようです。《ダールのとげ刺し》を含むたくさんのカードのクリーチャー・タイプが一度に見直されたんでした。

(*12) 増幅の注釈文も新しいクリーチャー・タイプに合わせて調整されました。
つまり、「As this creature enters the battlefield, put a +1/+1 counter on it for each Human and/or Soldier card you reveal in your hand.」だったのが「As this creature enters the battlefield, put a +1/+1 counter on it for each Soldier card you reveal in your hand.」になったということです。See?

(*13) 攻撃したりブロックしたりできない。
この記事は、「ルール文章の日本語訳は、原則として、その原文をベースに印刷された日本語版のプリントがある場合にはそれを、そうでない場合は、最新の日本語版テンプレートにしたがって訳者が制作した訳文を掲載しています。」ということだったんですが、ここは原則から外れています。
《信仰の足枷》のこの部分のオラクルのテキストは「can’t attack or block」でして、それは印刷当時から変わりません。なので、本来はその日本語版のカードに印刷されている通り、「それは攻撃やブロックに参加できない。」と書くべきなのですが。一方で、《停滞の繭》では、同じ「can’t attack or block」を「それは攻撃にもブロックにも参加できない。」と書いてるんですよね・・・。さすがに同じ項目で表記が違うのはどうなんだということで、現在のテンプレートである「攻撃したりブロックしたりできない」を採用しました。
もともと、和文テンプレートの変更を全部追跡することはできないということでこういう原則にしたんですけど、今後こういうことが増えるようなら、原則も考え直す方がいいかもしれません。

(*14) であった
「was」をどう訳すか、なんですが。

「だった」
《アヴァシンの首飾り/Avacyn’s Collar》
《死の愛撫/Death’s Caress》
《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》
《ファルケンラスの拷問者/Falkenrath Torturer》
《嵐鱗の反乱者/Stormscale Anarch》

「であった」
《屍術士の備蓄品/Necromancer’s Stockpile》

で、圧倒的に「だった」なんですが。このうちスタンダード・リーガルなカードは《屍術士の備蓄品》だけなんですよね・・・。というわけで仕方なく「であった」を採用しました。

(*15) 捨てられたカード
こちらは「the discarded card」の訳し方です。

「捨てたカード」
《天才の煽り/Blast of Genius》
《水面院の師範、密/Hisoka, Minamo Sensei》
《気紛れな薬術師/Mercurial Chemister》
《まどろむ虎の像/Slumbering Tora》

「その捨てたカード」
《呪文縛りのドラゴン/Spellbound Dragon》

「捨てられたカード」
《屍術士の備蓄品/Necromancer’s Stockpile》
《嵐鱗の反乱者/Stormscale Anarch》

というわけで、こちらも唯一のスタンダード・リーガル・カード《屍術士の備蓄品》に従うことに。だいじょぶなのかねこれ。

(*16) 関係しています。
《力の確約/Promise of Power》のテンプレートに合わせたということです。

(*17) 置かれている
「xxx counter on ~」の訳し方です。これはマジックでは頻出表現なので、スタンダードのカードにだけ注目しましょう。

「~の上に置かれた」
《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》

「~の上に置かれている」
《戦線クルショク/Battlefront Krushok》
《地割れ潜み/Chasm Skulker》
《不屈のダガタール/Daghatar the Adamant》
《研磨時計/Grindclock》
《頭巾被りのハイドラ/Hooded Hydra》
《エレボスの試練/Ordeal of Erebos》
《ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod》
《ナイレアの試練/Ordeal of Nylea》
《パーフォロスの試練/Ordeal of Purphoros》
《タッサの試練/Ordeal of Thassa》
《達人の巻物/Scroll of the Masters》
《英雄達の結束/Solidarity of Heroes》
《放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard》

結果は「置かれている」の圧勝でした。
「~の上の」が1枚くらいあるんじゃないかと思って探してみたんですが結局1枚も無く。

(*18) 以下の2つから1つを選ぶ。
うーむ、早速・・・。
モードのテンプレートは最近変更されまして、今ではこれらのカードに印刷されているようには書きません。オラクルが箇条書きなのに日本語がそうなってないのはかえって分かり難いですよねぇ。というわけで、これも最新の和文テンプレートで書き直しました。
いちいちこういう訳註を入れないといけないくらいなら次回から改めるか・・・。

(*19) センザンコウはアリクイの一種です(たぶん)
調べたところ、間違ってないけど合ってもいないようです。
昔は、恰好がアリクイに似てたのでアリクイ目に入れられていたそうですが、近年の研究ではむしろ馬や猫に近いとされて、センザンコウ目として独立しているそうです。

(*20) ナショジオ
・・・と我々は略しますが、彼らもNat Geoと略すんですねぇ。ちゃんと書いたら長いもんね。で、もちろん、National Geographicのことです。

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