「マジック・サポート」更新
2015年5月3日 Magic: The Gathering■「マジック・ザ・ギャザリング カード検索データベース」:カード・データの更新
2015年3月19日発表のオラクル更新を反映しました。
■「マジック・ザ・ギャザリング 総合ルール・ビューワ」:新規ルールの登録
2015年3月27日発効の総合ルールを登録しました。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/crv.php?lang=ja
短かったので Update Bulletin も訳しときました。
原文はこちらです。
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/dragons-tarkir-update-bulletin-2015-03-19
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■■■■■■■■■■■■
「タルキール龍紀伝」更新報告
■■■■■■■■■■■■
わたしにとって「更新報告」は、興味のあるプレイヤーとジャッジに各セットでの総合ルールとオラクルの変更点をお伝えするものです。そして今回の更新報告でもそれをするわけですが、1つお断りがあります。今回はあんまり変更しなかったんですよね。何でこうなったのか考えるに、誰が悪いのかは明らかです。サルカン・ヴォルですよ。やつはタルキールに数多くの変更をもたらしましたが、その結果どうなったでしょう! ドラゴンがそこらをうようよ飛び交い、哀れなズルゴは鐘叩きに格下げです。おそろしや!
我々の世界的には、パイプラインに並んだ変更点の多くが様々な理由で「マジック・オリジン」まで繰り延べされたというのが真相です。なので今回は、変異関連の更新をいくつかと、総合ルールの変更をちょびっとだけです。心優しき読者の皆様には、束の間の休息をお楽しみくださいますよう。
ルールでもカードでも、マジックに関するあらゆることで、変更して欲しいことがあったら教えてください。Twitter (@TabakRules) でも Tumblr (tabakrules.tumblr.com) でも。お便りお待ちしております。
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4枚のカードが影響を受けましたが、実は1点変更しただけです。マジで。
■■■■■■■■■■■■
「タルキール龍紀伝」更新報告 - オラクルの変更
■■■■■■■■■■■■
です。
4枚の古いカードが「変異を持つ」クリーチャーやクリーチャー・カードを参照していました。「大変異」は変異能力の一種ですから、これら4枚もそれに準ずるべきです。というわけで《背教/Backslide》、《偽皮操り/Dermoplasm》、《覆い隠しの達人/Master of the Veil》、《嘘の織り手/Weaver of Lies》に書かれた「変異」は「変異能力」になります。例えば:
《背教》
以前のテキスト:
Turn target creature with morph face down.
Cycling {oU} ({oU}, Discard this card: Draw a card.)
変異を持つクリーチャー1体を対象とし、それを裏向きにする。
サイクリング{oU}({oU},このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
新しいテキスト:
Turn target creature with a morph ability face down.
Cycling {oU} ({oU}, Discard this card: Draw a card.)
変異能力を持つクリーチャー1体を対象とし、それを裏向きにする。
サイクリング{oU}({oU},このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
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「タルキール龍紀伝」更新報告 - 総合ルールの変更
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■107.3a
このルールは、マナ・コスト、代替コスト、追加コスト、および起動コストに含まれるXの値を説明(*1)している箇所を示しています。そこのは次の文が含まれています:「呪文がスタック上にある間、マナ・コストに含まれるXは宣言された値である。」この文章は正しいのですが、理由も無く(*1)削除(*1)されている代替コストと追加コストに関しては不完全です。これら2つも今や除外(*1)されてはいません。素晴らしい(*1)
■205.3
このルールにはプレイズウォーカー・タイプの一覧が含まれています。見た感じ、我々は「マジック:ザ・ギャザリング ― 統率者(2014年版)」なる小品のことを見逃していたようです。ダレッティ、フレイアリーズ(*2)、ナヒリ、ニクシリス、テフェリーの一団を、遅ればせながら歓迎しましょう。ナーセットもまた、卓絶の後、このリストに加わりました。
■207.2c
「圧倒」が能力語の一覧に加わりました。
■613.3e
このルールは、クリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える効果が適用される、第7e種です。わたしは、もしもクリーチャーのパワーとタフネスが2回入れ替わったらどうなるんだろうという疑問を持ち続けてきたので、「例」の1つに入れることにしました。
■702.36e(*3)
変異能力の一種である「大変異」のための新しいルールです。702.36の他の小項目のいくつかで、「変異」を「変異能力」に変更しました。
■702.109.
趣味と実益のために何かを生け贄にするのが大好きな皆さん、これが新しい「濫用」のルールです。
■707.1
些細な編集上の修正を加えました。呪文やパーマネントを裏向きにするのは何であるかを述べるのに、あんまり意味の無かった「カードや能力」を取り除きました。
■713.1c
クリンナップ・ステップの間に効果がターンを終了させたら何が起きるのかは明らかではありませんでした。なので、明確にしました。この椿事が生じた場合、新しいクリンナップ・ステップが始まります。要するに、「クリーンな」クリンナップ・ステップ無しにターンを逃れる術は無いのです。
■用語集
新たな項目「濫用」と「大変異」が追加されました。
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訳註
*1 説明、理由も無く、削除、除外、素晴らしい
英語で書くと explain, inexplicable, excise, exclude, excellent です。
要するに、「ex」が付いている単語を無闇に並べたわけです。Xだけに。
(より丁寧な翻訳をお望みの向きは他所へどうぞ。)
*2 フレイアリーズ
総合ルール日本語版には未だに彼女だけ含まれていません。古参なんだけどねぇ。
*3 702.36e
正しくは 702.36b です。
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以上ですなー。
しかし、総合ルールのテキストを実際に読んでみると、Mattがここで紹介していることの他にも変更はあるんですよね。
いつもはそれも結構な数なんですが、今回は実質的には(テキストに変更が加わっているのは)一箇所だけでした。
今回は表の変更だけでなく、裏の変更も少なかった、ということで。
2015年3月19日発表のオラクル更新を反映しました。
■「マジック・ザ・ギャザリング 総合ルール・ビューワ」:新規ルールの登録
2015年3月27日発効の総合ルールを登録しました。
http://www4.atpages.jp/kakoiku/crv.php?lang=ja
短かったので Update Bulletin も訳しときました。
原文はこちらです。
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/dragons-tarkir-update-bulletin-2015-03-19
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「タルキール龍紀伝」更新報告
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わたしにとって「更新報告」は、興味のあるプレイヤーとジャッジに各セットでの総合ルールとオラクルの変更点をお伝えするものです。そして今回の更新報告でもそれをするわけですが、1つお断りがあります。今回はあんまり変更しなかったんですよね。何でこうなったのか考えるに、誰が悪いのかは明らかです。サルカン・ヴォルですよ。やつはタルキールに数多くの変更をもたらしましたが、その結果どうなったでしょう! ドラゴンがそこらをうようよ飛び交い、哀れなズルゴは鐘叩きに格下げです。おそろしや!
我々の世界的には、パイプラインに並んだ変更点の多くが様々な理由で「マジック・オリジン」まで繰り延べされたというのが真相です。なので今回は、変異関連の更新をいくつかと、総合ルールの変更をちょびっとだけです。心優しき読者の皆様には、束の間の休息をお楽しみくださいますよう。
ルールでもカードでも、マジックに関するあらゆることで、変更して欲しいことがあったら教えてください。Twitter (@TabakRules) でも Tumblr (tabakrules.tumblr.com) でも。お便りお待ちしております。
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4枚のカードが影響を受けましたが、実は1点変更しただけです。マジで。
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「タルキール龍紀伝」更新報告 - オラクルの変更
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です。
4枚の古いカードが「変異を持つ」クリーチャーやクリーチャー・カードを参照していました。「大変異」は変異能力の一種ですから、これら4枚もそれに準ずるべきです。というわけで《背教/Backslide》、《偽皮操り/Dermoplasm》、《覆い隠しの達人/Master of the Veil》、《嘘の織り手/Weaver of Lies》に書かれた「変異」は「変異能力」になります。例えば:
《背教》
以前のテキスト:
Turn target creature with morph face down.
Cycling {oU} ({oU}, Discard this card: Draw a card.)
変異を持つクリーチャー1体を対象とし、それを裏向きにする。
サイクリング{oU}({oU},このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
新しいテキスト:
Turn target creature with a morph ability face down.
Cycling {oU} ({oU}, Discard this card: Draw a card.)
変異能力を持つクリーチャー1体を対象とし、それを裏向きにする。
サイクリング{oU}({oU},このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
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「タルキール龍紀伝」更新報告 - 総合ルールの変更
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■107.3a
このルールは、マナ・コスト、代替コスト、追加コスト、および起動コストに含まれるXの値を説明(*1)している箇所を示しています。そこのは次の文が含まれています:「呪文がスタック上にある間、マナ・コストに含まれるXは宣言された値である。」この文章は正しいのですが、理由も無く(*1)削除(*1)されている代替コストと追加コストに関しては不完全です。これら2つも今や除外(*1)されてはいません。素晴らしい(*1)
■205.3
このルールにはプレイズウォーカー・タイプの一覧が含まれています。見た感じ、我々は「マジック:ザ・ギャザリング ― 統率者(2014年版)」なる小品のことを見逃していたようです。ダレッティ、フレイアリーズ(*2)、ナヒリ、ニクシリス、テフェリーの一団を、遅ればせながら歓迎しましょう。ナーセットもまた、卓絶の後、このリストに加わりました。
■207.2c
「圧倒」が能力語の一覧に加わりました。
■613.3e
このルールは、クリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える効果が適用される、第7e種です。わたしは、もしもクリーチャーのパワーとタフネスが2回入れ替わったらどうなるんだろうという疑問を持ち続けてきたので、「例」の1つに入れることにしました。
■702.36e(*3)
変異能力の一種である「大変異」のための新しいルールです。702.36の他の小項目のいくつかで、「変異」を「変異能力」に変更しました。
■702.109.
趣味と実益のために何かを生け贄にするのが大好きな皆さん、これが新しい「濫用」のルールです。
■707.1
些細な編集上の修正を加えました。呪文やパーマネントを裏向きにするのは何であるかを述べるのに、あんまり意味の無かった「カードや能力」を取り除きました。
■713.1c
クリンナップ・ステップの間に効果がターンを終了させたら何が起きるのかは明らかではありませんでした。なので、明確にしました。この椿事が生じた場合、新しいクリンナップ・ステップが始まります。要するに、「クリーンな」クリンナップ・ステップ無しにターンを逃れる術は無いのです。
■用語集
新たな項目「濫用」と「大変異」が追加されました。
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訳註
*1 説明、理由も無く、削除、除外、素晴らしい
英語で書くと explain, inexplicable, excise, exclude, excellent です。
要するに、「ex」が付いている単語を無闇に並べたわけです。Xだけに。
(より丁寧な翻訳をお望みの向きは他所へどうぞ。)
*2 フレイアリーズ
総合ルール日本語版には未だに彼女だけ含まれていません。古参なんだけどねぇ。
*3 702.36e
正しくは 702.36b です。
=============
以上ですなー。
しかし、総合ルールのテキストを実際に読んでみると、Mattがここで紹介していることの他にも変更はあるんですよね。
いつもはそれも結構な数なんですが、今回は実質的には(テキストに変更が加わっているのは)一箇所だけでした。
今回は表の変更だけでなく、裏の変更も少なかった、ということで。
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